新ちゃんの へらへら日記  


2015年1月〜2015年3月

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2015年1月

 「明けましておめでとうございます。」 (2015/1/4)

 去年は、いっぱいいろんなことがあり濃い一年でした。ありがたくて、もったいなくて、申し訳ないかぎりです。今日から新たに願生ります! 自分の未熟さ、ダメさがいっぱい見えて、課題だらけの新年ですが、とりあえずまだ元気に動けることに感謝して、比べず、焦らず、怠けずに願生ります。「新治寄席」も次回が未定ですが、なるべく早く、お知らせ、お願いができるようにと思っています。時代はいよいよ大変なことになってきましたが、悲観はしていません。どんな時代でも、その中で笑顔で、ぶれずに生き抜く道はあると思います。沖縄の人たちの主権者としての姿勢を見習い、足元からできることを、精一杯やってゆくつもりです。私の中で「願いに生きる」という言葉が、いよいよ大きくなってきました。あとどれくらいやれるかなどと考えず、人生、常に今と思って願生ります! 皆様、どうぞ、どうぞお元気で! どうぞ、どうぞ笑顔で、お過ごしくださいませ。心からお祈り申し上げます。  露の新治拝

 「初富士!」 (2015/1/14)

 自分のええかげんさが恥ずかしくなるような、美しさです。願生ります!


 「たそがれに浮かぶ富士。」

 往復で富士山を見るのは初めてです。絵のようでした。伊豆半島、静岡県伊東市の曹洞宗・松月院様にて、布教師の方々にお話をさせて戴きました。懐かしいご老師がたが、お顔を揃えてくださいました。昔、5日間で10ケ寺を回らせて戴き、終われば毎晩、楽しい宴! もう、あんなことはできません。15年ほど前のこと。松月院のご住職も、お世話になったお一人。亡くなられてすでに7年。「歳月、人を待たず」です。合掌。


 「地方創生?」 (2015/1/17)

 滋賀県知事選挙の争点は「原発」。沖縄県知事選は「基地と平和」。佐賀県は「TPP」。結果、与党は全敗。民意は地方からハッキリしてきました。「地方創生?」。介護報酬削減、軍自費の突出。辺野古基地工事の強行。やりたい放題の政権の底が見えてきました。振り切った振り子は必ず戻ります。沖縄の闘いに、学び、つながりたいと願っています。大阪で現地のドキュメンタリー映画が上映されています。連日大入りやそうです。地方からの反撃が始まっています。ええかげんな生き方をしてきた私ですが、目先のこと、自分のことだけではない生き方をしたいと願っています。

 「露の五郎兵衛七回忌追善公演」 (2015/1/19)

 露の五郎兵衛七回忌追善公演のお報せです。追善公演、もう七回忌になります。今年は朝席「露の女子会」もあります。
〇 3月30日(月)10:00〜朝席「露の女子会」
 会場:天満天神繁昌亭
 出演:眞、団姫、ききょう、大(中)喜利「雅、紫、瑞、棗」、都「星野屋」
 料金:前¥1,500、当¥1,700
〇 3月30日(月)18:30〜夜席「露の五郎兵衛七回忌追善公演」
 出演:「延陽伯」・慎悟、「竜田川」・新治、「賢ちゃんの贈り物」・吉次、「提灯屋」・団四郎、(お中入り)
 「ハルちゃん」・都、「一文笛」・千橘
 料金:1階席¥3,000、2階席¥2,500(全席指定)

 「桂米八師匠が亡くなりました。 」 (2015/1/20)

 ガンでした。落語の資料も全て協会に寄付、身辺整理も、お葬式の段取りも自分でやりおえて、今日逝かれました。繁昌亭の楽屋で「櫓をこぐ形」を教えて戴きました。先輩ですが、年は下。ほんまに、もう何人見送ったことか。だんだんお浄土に知り合いが増えてきました。じわじわと自分の番が近づいてきています。なるべく元気で、長く生きたいとは思ってますが、最近は「長さより中味や」と思えてきました。今日を、今を精一杯。それしかありません。ほんまにそれしかありません。桂米八師匠、おつかれさまでございました。なむあみだぶつ。     合掌

 「七福寄席は姫路。」 (2015/1/21)

 米八師匠は、姫路出身。米朝門下で唯一師匠と同郷。その姫路で、亡くなった翌日に高座に上がらせて戴きました。紋四郎さんと「お供養のつもりで勤めよう」と話しました。終わって、一言、米八師匠のことを話そうと思いましたが、やはりできません。それだけの余裕がありません。すみません米八師匠、ごめんな、八ちゃん兄さん。おつかれさまでした。合掌。

桂紋四郎さん。七福寄席の楽屋にて。

 「またまた粗忽! ほんまに情けない!」

 姫路、七福寄席を満員御礼で気持ちよく終え、姫路から、新幸と二人で京都へ。尼崎で学研都市線に乗り換え、三山木駅に向かったつもりが、反対方向に乗ってしまいました。混んだ車内でやっと座れたのが伊丹。宝塚を越えた時点でまだ気がつきません。(宝塚のアナウンスを聞いて、そのままに流してしまった自分が怖いです)。さすがに西宮名塩で「アラッ?」と気づき、次の三田でやっと折り返す始末。片道30分、往復1時間プラス待ち時間で、大幅に遅れてしまいました。幸い出番にはギリギリ間に合いましたが、この粗忽! 多くの人に、いっぱい迷惑をかけてるのに、治りません。新幸も付き合わされてえらい災難です。ぼちぼち老人、もっと落ち着かなあかんのにほんまに情けないです。死ぬまで治らんように思います。あほなおっさんです。

 「米八師匠お通夜。」 (2015/1/23)

 朝から、紫さんと「仲蔵」の稽古。「おきし」が「いい女」。2月14日のネタおろし、紫ファンの皆さま、お楽しみに。夜、米八師匠、八ちゃん兄さんのお通夜に行きました。やせてはったけど、きれいなお顔でした。法名「独楽院釈悦次」。「独楽」の二文字は本人希望。一昨年の彦八祭りに来て、みんなに挨拶。見事な終活。見習わねばと思いました。帰り道、南鱗先生、枝女太師匠と三人で一杯。八ちゃん兄さんにも生ビールをそなえて、四人で乾杯。この二人と飲むのは、何十年ぶりです。昔、南鱗先生と二人で奈良の平城団地集会所で寄席をして。打ち上げは自販機で缶ビールを立ち飲み。寄席のお客様が通りかかり、恥ずかしかった。ついこないだみたいやけど、30年も前の話です。柳家小ゑん師匠にも出てもらったなぁ。「外は八ちゃん兄さんの涙雨や。(南鱗談)」

 「きふね寄席のお知らせ。」

〇 2015年3月21日(土)14:00〜
 会場:貴布禰神社(阪神、出屋敷駅、南東へ徒歩5分)
 番組:「みかん屋」・林家愛染、「狼講釈」・新治、「お文さん」・笑福亭三喬、(お中入り)、「おごろもち盗人」・三喬、「井戸の茶碗」・新治
 木戸銭:大人1500円、中高生800円

 「ライオンズ寄席。」 (2015/1/24)

 香川県三木町、トレスタ白山にて「新春チャリティーライオンズ寄席」。満員の450人のお客様。眞の「どじょう掬い」、こんばらさんの「コメディマジック」特に大ウケ!
会場のトレスタ白山


明石海峡大橋

 「風は吹いてきました。」 (2015/1/24)

 滋賀、沖縄、佐賀の県知事選挙、沖縄の首長や自治体議員の決起。狭山の証拠リスト開示、朗報が次々と。風は確実に吹いてきました。願生りましょう! 以下転送します。
おはようございます。狭山差別事件、再審へまた一歩! どうぞ、大きな風が吹きますように! 今日も願生!【三重県津市SN様】

 「稽古を終えて!」 (2015/1/29)

 紫さん「中村仲蔵」、新幸「東の旅」を終え、都師匠から「鉄砲勇助」を。みんな願生ってます!


 「今日の檜舞台、大和富士ホール。」 (2015/1/31)

 奈良県榛原町にて、東榛原地区別懇談会「どなたも認め合う住みよい街に」。私の話と、かぎろひ夢バンドのコンサート。満員御礼、ありがたや! 私の持ち時間が1時間しかないのが悔しい。わろて貰いますよ!願生!

 「かぎろひ夢バンド」は、林家さん二の頃からの知り合い、山口さんのバンドです。やさしい歌声。「竹田の子守唄」、「上を向いて歩こう」、「青空」、「いつでも夢を」、「青い山脈」、「知床旅情」等々。

リハーサルのようす かぎろひ夢バンド

2015年2月

 「兵庫県三木市別所公民館 芸人冥利。」 (2015/2/1)

 今日は、お笑い人権高座と落語でした。別所公民館長のIさんは、この3月末で定年退職。自身が手掛ける最後の人権(同和)教育研究大会に、私を用いて戴きました。「夢であった」と言って戴きました。精一杯勤め、やりがいも感じ「参加者にも好評」とのこと。ありがたいかぎりです。咄家になって本当によかったと、しみじみ思いながら、神戸電鉄の各停で帰っています。ありがたいです。願生ります!


 「豊橋の山崎さんはすごい!」 (2015/2/5)

 『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』豊橋上映会。たった一人からでも、これだけのことができた。すごいことです。東京の野島さんといい、思いと動きが一つになっておられる方は、迷いがない。だから、人が動く。「社会が悪い、状況は不利」と言って、結局何もしないから、ますます悪くなるのだと教えて戴きました。因みに、この山崎さんは、1975年(40年前ですわ!)の暮れ、私が林家染三師匠に入門願いに行った時、勝手についてきた男です。私が師匠と入門の話しをしていた時、居合わせた初代林家レモンちゃん(ミス日本の予選を通るくらいの美人)にサインをねだるという気軽で気楽なやつでした。そして、学内に、石川さんの家の「かもいを復元」して、私たちに、狭山事件のでっちあげと、石川さんの無実を教えてくれた人でもあります。40年間、ぶれず、重くもならず、気軽にここまでのことをやりとげたことに、ほんまに見事だと思います。山崎、願生ってや! 後に続く気持ちはあるで!


 「落語の高座は、ほんまに少ないのです。」 (2015/2/6)

 何人かの方から「次の新治寄席はいつ?」「落語会情報を」「新治寄席を再開してほしい」という、ありがたくて、もったいないお言葉を戴いています。今までになかった経験です。私の落語を期待してくださる方が、上方にもいるという驚き。ぼちぼちでもなんとかせなあかんと思てます。落語の高座予定は、2月が3回、3月が5回、4月は1回! うち、普通の落語会は6回で、3回は人権啓発イベントに落語をつけたものです。月3回、十日にいっぺん。これでは、ちょっと、かなり、ものすごく寂しいです。それだけ、私の落語に需要が無いということです。けど、これらのお言葉に励まされて、ぼちぼちでも、自分で場を作ろうと思います。自主公演もやっていきますが、どうぞ、皆さん落語の場をお与えください。「ここでやってみるか?」という声をお待ち致します。なるべく、なるような話にさせて戴きます。お気軽にお声をかけてください。どうぞ、よろしくお願いいたします。


 「こっちは絶好調なんですが。」 (2015/2/7)

 お笑い人権高座で呼んで戴くのは、ありがたい限りで、生き甲斐も感じさせて戴いてるのですが、落語でも願生らせて戴きたいです。十分に手応えを感じ、達成感いっぱいで帰ろうとして、ロビーで「さん喬、喬太郎親子会」のチラシ発見! さん喬師匠は遠くからでもわかります。チラシを見て「こっちで呼んでもらいたいけど、道は遠いなあ」としみじみ思いました。してみると、三田落語会で、さん喬師匠、喬太郎師匠と二人会をやらせて戴いたのは、ほんまにありがたいことなんだと改めて思いました。願生!(長野県南牧村にて)


 「和歌山でチャリティー演芸会。」 (2015/2/8)

 和歌山県橋本市にて、チャリティーふるさと寄席。座長は文福師匠。ちんどんパレード、クラシック、演歌、フォーク、マジック、落語、物真似、腹話術、願生ります!


 「2月8日は、いいお天気でした。」

 今年の2月8日はいいお天気でした。去年のこの日は大雪で大変でした。しかし、おかげさまで「寄席の決死隊」の皆様の熱い思いに出会わせて戴きました。一生の宝物です。この感動だけは、忘れっぽい私も心に焼きついています。残された時間を、精一杯精進して参ります。自分の人生、自分が主役! 願生!


 「お稽古、大繁昌!」 (2015/2/9)

 紫さん、仲蔵上がりました。棗(なつめ)さん、東の旅途中まで。みんな一所懸命です!  二人の願生り、励みになります! 私も願生ります!

露の棗(なつめ)さん
露の紫さん
今日は二人揃ってお稽古

 「痛かった!」 (2015/2/10)

 皆様、ご自愛ください。私は今日、痛い治療を受けました。意思が弱いのに腎臓に石がたまり、大きくなったので自力で排出できず、「体外衝撃波結石破砕治療」を受けました。これも手術で「同意書」が要ります。予備知識無しで受けたので、びっくりしました。ダイナマイトの爆発みたいに一遍で、ボン!とやるのかと思いましたら、パチン、パチンと腰にチク、チク、なんかあたります。「ちょっと痛いな」と思てると、看護師さんがバスタオルをかけてくれました。「すぐ終わるのに」と思てましたら、「1時間辛抱してください」「?!」 衝撃波を、ノミのように打ち付けて、気長に石を割るんやそうで。ちなみに、お医者さんらは「イシワリ」と言ってました。業界用語らしい。
 「1時間もじっとしてんのんは、しんどいな。ずれたらえらいことやし」と、まあ気楽にしておれたのは始めのうちだけ。石は簡単に割れてくれません。「レベルをあげます。耐えられなくなったらゆうてください」と爽やかな声が聞こえてきた頃から、たいへんなことになりました。次第に、パチン、パチンの痛みが増し、ついには激痛に。パチン、パチン、うっ、うっ」となるけど、身体を動かせません。大変な苦行です。「もうあかん」と思った頃、ようやくやみました。へとへとです。「石が割れてるか見てみます」(割れたんと違うの?) しばらくして「後もう少しやります。痛かったらゆうてください」(ずっと痛い)。ここまでで2400発。それから、更に痛みが増して600発。結局、限界の3000発! もっとも、この石が降りてきて「尿路結石」になった時の痛みは、またすさまじいものがあります。昔、一回目の時は訳が分からず「このまま死ぬかな?」と思ったほどの七転八倒でした。モルヒネを打っても効きませんでした。
 ぐったり疲れて、腰は痛く、治療費もかかり、ふところにも痛く、散々でした。元気でいることは、それ自身が財産ですね。これで割れてなかったら「もお一遍」やそうです。幸い入院の必要も無く帰ってきましたが、何もできず横になっていました。ほんまに、病気はいっぱいの「しんどいめ」に会います。ただ、おかげで「普段の生活が、いかにありがたいことか」を分からせてくれます。気をつけながら、明日からぼちぼち願生ろうと思います。皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。


 「お稽古。」 (2015/2/11)

 お稽古、花盛り! 今日は吉次さんが来てくれました。「猿後家」。2月22日(日)「あみだ池寄席」で、おひろめの予定。願生!

  


 「第9回露の新治寄席のご案内。」 (2015/2/13)

 しばらくお休みしてました「露の新治寄席」再開させていただきます。
〇 第9回露の新治寄席
 日時:2015年4月3日(金) 18:30開演。
 会場:「船場寄席」 船場センタービル2号舘、地下2階 (地下鉄堺筋本町駅、東改札口を出て2分。)
 出演:新治(二席)、新幸、ゲスト・笑福亭三喬、糸・はやしや薫子(ゆきこ)
 木戸銭:前売り2000円。当日2500円。
 定員:50名(ありがたくも前売り完売の場合は、当日券はございませんのでご了承下さいませ。新治)

  申し訳ありません。完売いたしました。(MORI) 


 「結石、その後 。」 (2015/2/14)

 腎臓にたまった石。1センチ以上になると自力では排出できず、ついに「体外衝撃波結石破砕治療」を受けました。もっとも1センチギリギリで降りてこられたら、それこそ地獄ですが。手術はどうやらうまくいったようで、直後に、聞いてなかったらうろたえるほどの血尿。思えば、一回目の、尿路結石のときは、予備知識がなかったので、赤ワインのような血尿におどろき、思わずフランスパンを買いに行こうと思ったほど。前回は、新幹線で三原あたりを通過中、車内のトイレで石が出ました。さすがに大きく紙コップにパチンと当たる感じでした。いまは、前立腺の関係で、当たるほどの勢いもありません。前回、知らずに「こいつのためにのたうち回ったのか!」と腹が立って、その石を砕いて捨ててしまいました。ほんまは、それをお医者さんに調べてもらって、再発しないように気をつけるんやと、後から教えて貰いました。
 今回はちゃんと採っておこうと、茶漉しでおしっこをこしては、眺めていました。なのに一向に採集できません。最初の血尿で全部出てしまったのか、あるいは割れていないのか? 諦めかけた翌日の午後、茶漉しの底に、小さな、小さな、白っぽいカケラが三粒ほど! 「割れてたんや。」嬉しくそれを水洗いし、晒を切って、包みました。ところが、白いきれに白い粒でわからない。カセットテープのケースに入れ替えてるうちに、ケースに指が引っかかって、パタンと立ってしまい、粒粒は吹っ飛んでしまいました。取り返しのつかないことをしてしまったという喪失感に襲われました。ところが、翌日、今度はいっぱい出たのです。ありがたや! 苺のパックに孫の黒い色紙を敷き、それに入れると石はよく見えます。眺めていると、大事なモンのように思えてきます。「私の石」そんな気持ちです。そうなると、採集が楽しみになってきました。茶漉しの底に、二粒、三粒見つけるとガリンペイロのような気持ちになります(知らんけど)。そうなると、小さな粒粒々では、物足りません。目の錯覚で、「大きいのが出た」ように見えたときは「やった!」という気持ちになりました。それが勘違いと分かってがっかり。「よし、次は大きい石を!?」あかん、あかん。ほんまにそんなんがでたら、七転八倒です。物て、集めだすと、こんなもんでも「ちょっとでもよおけ、ちょっとでも大きく」。それが、他人と競争なんかしだしたら、何がなんやら、分からんようになるんですね。


 「三重県名張市錦生赤目小学校」

 今日の檜舞台。子供を交えて30分、おとなだけに45分。願生ります!


 「今日もお休み。」 (2015/2/18)

 最近、暇です。今日も小学校でお話の予定が、インフルエンザの学級閉鎖で休みに。咄家の敵はいろいろあります。しかしよくしたもので「お稽古」が大繁昌です。「私ごときがお稽古なんて! 何教えんねん」と思ってましたが、やってみると「教える」どころではありません。自分の落語がぼろぼろなのが目について、目について。上下(かみしも)の矛盾、言葉の不整合などなど、逆に指摘されてます。「値打ちあれへんなあ」と思いますが、私の落語はちょっと磨かれます。分かりました! 「お稽古」は、私の稽古なのです。今日も二人、来てくれます。ありがたい、ありがたい! 願生ります!

願生る二人。いやあ、勉強になりました!(左:棗(なつめ)、右:新幸)


 「お稽古、花盛り!」 (2015/2/19)

 吉次さん「猿後家」22日、日曜日、あみだ池寄席にて、初披露。お楽しみに!


 「灌頂が滝(かんじょうがたき)」 (2015/2/20)

 徳島県上勝町(葉っぱビジネス、いろどりで有名な町です)にある灌頂が滝(かんじょうがたき)です。水は少ない時期でしたが、見続けてしまいます。上まで階段が240段ほど。上がってみるとまた迫力が違います。どこへ行っても、何も覚えていない感性のにぶい私ですが、また訪ねてみたいと思いました。


 「徳島県勝浦郡、人権大会」 (2015/2/21)

 勝浦町、上勝町の人権大会。会場は、徳島県勝浦町農村環境改善センター。玉之助、眞、新治、三人で願生りました! 番組は、「お笑い人権高座」・新治、(お中入り)、「時うどん」・眞、「太神楽曲芸」・玉之助、「どじょう掬い」・眞、「井戸の茶碗」・新治。

  

  


  「皆さん、ご自愛くださいませ。」

 朝から元気に体操などをやり、お風呂に入って、朝ごはんもしっかり食べ、今日の現場へ。着いたころから、お腹がチクチクしだし、打ち合わせを終え、楽屋に入ったころには冷や汗が。「腎臓の結石が割れきらず、ついに尿管結石か!」と思いましたが、痛みはそこまできつくありません。経験者だから分かります。「風邪を引いて、それがお腹にきたのかな」と思いましたが熱もありません。そうこうしているうちに、猛烈な下痢、そして嘔吐。立っておれません。椅子に座っても辛い。楽屋は会議室なので横になれないので、ロビーのソファーに横になりました。いくぶんか楽。もちろんまだ開演前です。お腹がしぼりこまれるように痛みます。何度も下痢。去年の7月の再来です。しかし不思議なもので、着物を着て帯を締めると痛みが薄らぎました。なんとか50分勤めました。いいお客様でよくお笑い戴く。現金なもんで、痛みを忘れています。終わって楽屋へ。また立っているのもしんどくなりました。玉之助さん、眞さんがやってる間、再度ロビーのソファーへ。寒いので着物をはおりました。皆さん会場に入っているので問題ありません。もっとも、人がいてても横になったと思います。人間ほんまにしんどい時は寝てしまいます。熟睡。玉之助さんが獅子舞に入ったところで、どじょう掬いの格好の眞さんに起こしてもらいました。そして、力を振り絞って着物を着ました。帯をきゅっと締めると、また痛みが和らぎ、高座に座ると全く感じませんでした。『井戸の茶碗』、なんとかやれました。楽屋に帰るとまた立てません。決して、根性があるということではありません。自分は根性もないし、我慢強くもありません。これだけは自信を持って言えます。なんか、やれてしまうのです。体は不思議です。それから玉之助さんにうちまで送って戴き、布団に潜り込みました。玉之助さんが、「カキが原因」と診断。実は一昨日、生牡蠣を食べたのです。潜伏時間は36時間。びったりです。さらに、カキにあたるのはノロウィルスと分かりました。急に怖くなりました。一緒に食べたインディさんに電話で聞いてみたら「だいじょうぶです」とのこと。確実に免疫力、抵抗力が落ちている。これが「年か?」と思いました。


 「京田辺市民寄席。」(2015/2/22)

 勢朝、新幸、玉之助の皆さん。


新幸さん 勢朝さん 玉之助さん つ〜る〜
(次田さん撮影)

 「大阪やなあ!」(2015/2/24)

 すごい電車が走ってます! 中からは、ちゃんと外が見えます。大阪環状線。


 「只今、繁昌亭は、露の紫ウィーク!」(2015/2/25)

  天満天神繁昌亭の今席(3月1日まで)は、一門のホープ、露の紫の繁昌亭大賞「輝き賞受賞記念ウィーク」。輝き賞受賞は、一門では団姫に続き二人目。記念の口上もあります。紫さんは中トリ前。初日は錦明竹で大ウケ。途中で拍手も! トリは、師匠の都師匠。はなやかな高座をぜひ、お楽しみください!

  


 「第23回春日りばてぃ寄席。」(2015/2/28)

 年に一度で23回。継続は力! お客様も定着して、増えてきました。番組は、「お笑い人権咄」・新治、(お中入り)、「東の旅、奈良名所」・新幸、「太神楽曲芸」・玉之助、落語「永田町商店街懐メロ歌合戦」・勢朝、落語「つる」・新治、「南京玉すだれ」・勢朝。


2015年3月

 「第19回あったか寄席。」(2015/3/1)

 島根県雲南町 加茂教育集会所にて、第19回あったか寄席。「お話」・森島吉美先生、「マジック」・ビックリツカサさん、落語「竜田川」・新治。大入り! 感謝!


 「三刀屋川(みとやがわ) 。」(2015/3/2)

 島根県雲南市三刀屋町。朝、堤を歩きました。桜並木。2000本! 「一ヶ月あとなら、みごとやろなぁ。その頃来たいなあ」と言いながら、18年経ってしまいました。

  


 「島根観光 。」

  

旧大社駅と宍道駅。

  

ビックリツカサさんと           旧大社駅構内

  

日御碕灯台からの(日本)海

稲佐海岸、弁天島。

  

出雲大社にて


 「追加公演をさせて戴きます。」(2015/3/3)

 4月3日(金)の第9回露の新治寄席がおかげさまで完売となり、その後もお問い合わせを戴くというありがたい状態なので、追加公演をさせていただくことにしました。ただし、申し訳ありませんが、チケットはすでに完売となっております。申し訳ありません。
〇4月5日(日)13:30〜「第9回露の新治寄席(追加公演)」
 会場:大阪市中央区 ライブバー「太陽と月」(定員 35名)
 (地下鉄・近鉄日本橋駅10番出口南へ徒歩2分「鳥貴族」があるビルの2階」
 出演:新幸、新治
 料金:¥2,000(カンビールなど、1ドリンク付き)【完売御礼、当日券はありません。】

 ホームページでお知らせする前に、完売となってしまいました。申し訳ありません。


 「香川県の寄席に新幸出演決定!」

 3月7日〜8日の香川県の新治寄席に、「露の新幸」出演決定! どうぞよろしくお願いいたします。


 「岡大介(おかたいすけ)さんが出演!」(2015/3/4)

 カンカラサンシンの岡大介さんが、4月3日(金)の船場寄席に出演してくださいます。繁昌亭昼席(3月30日(月)〜4月5日(日)に出演されるので、船場寄席にも「飛び入りゲスト」でご出演戴きます。現代の演歌師として、東京で大活躍の岡大介さん。どうぞお楽しみに!


 「これはひどい。リバティおおさかに立ち退き要請。」(2015/3/6)

 鳥取のTMさんからの情報です。これはひどい。

 部落解放同盟の全国大会で、大阪府連浪速支部から緊急の報告がなされましたし、すでに様々なルートから、お聞きになっておられると思いますが、大阪市の橋下市長が、ついにリバティおおさかに立ち退き要請をだしました。
 報道によりますと、橋下徹市長が昨年秋に、1985年の開館以来無償貸与していた市有地に対して、10年間の事業用定期借地契約を結ぶよう要求し、その賃料は年間2700万円程度と要求したそうです。しかし、リバティ側は、「財源がない」として無償貸与の継続か、数百万円程度までの減額を要求したのですが、市は支払う意思がないと話し合いもなく判断し、リバティおおさかに対し、浪速区の市有地(約7000平方メートル)に立つ博物館を自前で資金を出して取り壊し、更地にして、3月末までに立ち退くよう求めた文書を2月26日付で送ったとのことです。
 このとんでもない暴挙に対して、リバティ側は、裁判も想定して闘うために、今後、全国の皆さんに支援要請をされると思います。何より、この地は、地元の浪速の人々が、自ら資金と土地を出し合って、開講された栄小学校のあった場所です。それが、市に移管されたとき、おそらく土地は、寄付という形になっていたはずです。 リバテイもそうですが、地元の浪速の方々にとっては、とても受け入れられない、暴挙だと思います。
 さらなる情報が届きましたら、また発信させていただきますが、橋下市長に留まらず、人権や平和を大切にしようとする人々を何としてつぶそうとする勢力には妥協などなく、断固として闘うしかないこと、そのためには、仲間の団結を固めるしかないと思っています。取り急ぎ、報告まで…

 「香川県三日間。」(2015/3/9)

 7日(土)、東かがわ市とらまる座。新幸とさん喬師匠。

  


8日(日)、綾川町、新治寄席。さん喬師匠と。開演前に、恒例の讃岐うどんで腹ごしらえ。

  


9日(月)、松林荘訪問公演。こんばらさんのマジックと、新幸の弾き語り。

  


 さぬきうどんのお接待。


 「高校同級の阿部ちゃんの息子さんの番組が放送されます」

 高校同級の阿部ちゃんの息子さんの番組が放送されます。奥さんから連絡がありました。3月10日(火)20時から、NHK総合で「NHKスペシャル 震災ビッグデータ File.4『いのちの防災地図』」。よろしくお願いいたします。

 すっかり春めいてきました。お変わりなく、ご活躍の事でしょう。まもなく、あの震災の日がやってきますね。息子の震災ビッグデータもシリーズ4の放送となりました。10日夜8時からです。 きっとお忙しいと思いますので、お知らせまでという事で。

(同級生の阿部ちゃんについては、こちらの日記をご覧ください。)


 「米朝師匠。」(2015/3/20)

 米朝師匠が亡くなられました。九十まで生きはるとおもてました。33年前、初めてNHKの上方落語会に出してもらった時、トリが米朝師匠でした。開演前、お客が入らない間に座布団に座り、「米朝師匠と同じ座布団に座るんや。この客席に満員のお客様を、米朝師匠と同じところから見て、落語をやるんや」と、暗い客席を眺め、静かに一人で興奮してました。緊張感と期待感が混じった、ありがたい時間でした。私が落語家になったのは、やはり米朝師匠が上方落語を深め、広め、高めてくださったからです。
 まだ客席にいたころ、サンケイホールでの米朝十八番。「子ほめ」でお腹の底から笑いました。後年、自分がやってみて、その難しさに愕然としました。私らが言うのも失礼ですが、私は米朝師匠の「子ほめ」が一番好きです。合掌


 「きふね寄席。」(2015/3/21)

 兵庫県尼崎市の貴布禰(きふね)神社にて、「きふね寄席 三喬・新治二人会」。番組は、「東の旅、発端」・新幸、「みかん屋」・愛染、「狼講釈」・新治、「おふみさん」・三喬、(お中入り)、「おごろもち盗人」・三喬、「井戸の茶碗」・新治。

楽屋にて。


 「『あたらしい憲法のはなし』」(2015/3/22)

 愛媛のYMさんからメールをいただきました。みなさんにも紹介します。


 『あの日の授業』 笠木透さんの想いを受け継いで
 笠木透さんは先日(2014年12月22日)亡くなられました。こんな時代だからこそ、笠木透さんのこの歌に込めた『想い』を受け継いでいかなければと思っています。歌詞をかみしめて読んでみてください。そして文末のユーチューブで聴いてください。歌と歌の間のメッセージを読まれている方が笠木透さんです。
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1.あの日の先生は 輝いて見えた
  大きな声で教科書を 読んでくださった
  ほとんど何も 分からなかったけれど
  心に刻まれた あの日の授業
「そこで、今度の憲法では日本の国が、決して二度と戦争をしないよ
うにと、二つのことを決めました。

 その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのもの
は、いっさい持たないということです。これからさき日本には、陸軍
も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄といいます。『放棄』
とは『捨ててしまう』ということです。
 しかし、みなさんは、決して心細く思うことはありません。日本は
正しいことを、他の国より先に行ったのです。世の中に、正しいこと
ぐらい強いものはありません。」
2.あの日の先生は 熱っぽかった
  これだけは決して 忘れてはいかんぞ
  あわをふいて ほえたり叫んだり
  心に刻まれた その日の授業
「もう一つは、よその国と争いごとがおこったとき、決して戦争によ
って、相手を負かして、自分の言いぶんを通そうとしないということ
を決めたのです。おだやかに相談して、決まりをつけようと云うのです。
 なぜならば、いくさをしかけることは、結局自分の国をほろぼすよう
なはめになるからです。また、戦争とまでゆかずとも、国の力で相手を
おどかすようなことは、いっさいしないことに決めたのです。これを戦
争の放棄というのです。
 そうして、よその国となかよくして、世界中の国がよい友達になって
くれるようにすれば日本の国は栄えてゆけるのです。」
3.あの日の先生は 涙ぐんでいた
  教え子を戦場へ 送ってしまった
  自らをせめて おられたのだろう
  今ごろ分かった あの日の授業
4.あの日の先生は 輝いて見えた
  大きな声で教科書を 読んでくださった
  ほとんど何も 分からなかったけれど
  心に刻まれた あの日の授業

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Youtube 「あの日の授業・新しい憲法のはなし/笠木透w雑花塾」
福山北部市民センター 2014年7月6日(日)


【ちなみに『あたらしい憲法のはなし』というのは文部省が発行し、戦後しばらく中学校1年生用社会科の教科書として使用された冊子です。MORI】


 「石垣りん『雪崩のとき』」(2015/3/23)

石垣りん「雪崩のとき」
人は
その時が来たのだ、という
雪崩のおこるのは
雪崩の季節がきたため、と。

武装を捨てた頃の
あの永世の誓いや心の平静
世界の国々の権力や争いをそとにした
つつましい民族の冬ごもりは
色々な不自由があっても
またよいものであった。

平和
永遠の平和
平和一色の銀世界
そうだ、平和という言葉が
この狭くなった日本の国土に
粉雪のように舞い
どっさり降り積もっていた。

私は破れた靴下を繕い
編み物などしながら時々手を休め
外を眺めたものだ
そして ほっ、とする
ここにはもう爆弾の炸裂も火の色もない
世界に覇を競う国に住むより
この方が私の生き方に合っている
と考えたりした。

それも過ぎてみれば束の間で
まだととのえた焚木もきれぬまに
人はざわめき出し
その時が来た、という
季節にはさからえないのだ、と。

雪はとうに降りやんでしまった。

降り積もった雪の下には
もうちいさく 野心や、いつわりや
欲望の芽がかくされていて
”すべてがそうなってきたのだから
仕方がない”というひとつの言葉が
遠い嶺のあたりでころげ出すと
もう他の雪をさそって
しかたがない、しかたがない
しかたがない
と、落ちてくる。

嗚呼、あの雪崩、
あの言葉の
だんだん勢いづき
次第に拡がってくるのが
それが近づいてくるのが

私にはきこえる
私にはきこえる。
(1951・1)

 ちょうど私が生まれた頃の作品です。それから64年、雪崩がほんまになってきました。「しかたがない」と言わずに生きてゆきたいと願っています。「しかたがない」と自分を納得させているのも自分です。「しかたがないと、流されることを決めた自分」くらいは認めなければなりません。世の中がどうであろうと、自分の人生くらいは、自分が主役! と思います。流されようが、抗おうが、どのみち残り時間はそんなにないのです。安倍晋三の「我が軍」発言。底が知れました。くみしやすい相手です。皆さん、立ち上がりましょう! 四月の選挙が楽しみです!


 「太陽と月の追加公演に、オオモノゲスト、サプライズ出演!」

 4月5日(日)の露の新治寄席追加公演(会場:「太陽と月」)に、オオモノサプライズゲスト、〇〇〇師匠!出演決定!ご予約戴きました皆様、超ご期待くださいませ!

チケットは完売しております。ご了承ください。MORI)


 「繁昌亭、五郎兵衛七回忌追善公演」(2015/3/30)

 繁昌亭にて、露の五郎兵衛七回忌追善公演。朝席は、一門女性全員集合の華やかな高座。平日、月曜日朝にも関わらず、補助席の出る、満員御礼!夜席は、一門直弟子、六名の寄席です。



 「カンカラサンシン、岡大介さん、繁昌亭初出演!」

 東京の独演会、「ぼちぼちいこか寄席」「まいどおおきに新治です」にゲスト出演戴いた岡大介さんが、繁昌亭初出演。ダイナマイトドン、骨まで愛して、のんき節など、演歌を披露。さすがのスタートでした。
 七回忌追善公演は、一門勢揃いの口上から始まり、直弟子、六人の高座。あたたかいお客様にささえられ、盛り上がりました。

岡大介さんの看板。

追善公演の看板。

繁昌亭にて。


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