新ちゃんの へらへら日記



2024年4月

 「敦賀落語の会。」 (2024/4/6)

 福井県敦賀市、きらめきみなと館にて、「敦賀落語の会 第310回例会」。番組は、「口入屋」・新治、「盗人の仲裁」・二豆、「怪談摂州皿屋敷」・新治、(お仲入り)、「曲ごま」・伏見紫水、「井戸の茶碗」・新治。糸・はやしや絹代。

 「旭座独演会。」 (2024/4/7)

 福井県小浜市の「まちの駅・旭座」にて、露の新治旭座独演会。番組は、「桃太郎」・りょうば、「狼講釈」・新治、「替わり目」・新幸、「竜田川」・新治、(お仲入り)、「音曲漫才」・てれすこボーイズ、「中村仲蔵」・新治。
「まちの駅・旭座」
  
旭座の楽屋、客席、舞台
露の新治独演会(撮影、西村光弘席亭)
「一番太鼓」・りょうば 旭座の会場全景
「狼講釈」・新治 「竜田川」・新治
「中村仲蔵」・新治

 「五代目小染襲名時の菓子鉢。」 (2024/4/16)

 五代目林家小染襲名の引き出物の菓子鉢です。大事に使わせて貰います。合掌

 「無学 『若鑽会(わかさんかい)』。」 (2024/4/18)

 笑福亭鉄瓶さんの落語会。26回目。出番を戴きました。
〇 若鑽会
 日時:5月25日(土)14:00開演
 出演:笑福亭鉄瓶(二席)、桂健枝郎、露の新治、糸:入谷和女
 木戸銭:前売り 2000円、当日 2500円(前売り完売の場合は当日券無し)

 「ハルカス寄席。」 (2024/4/18)

 あべのハルカス「SPACE9」にて、「ハルカス寄席」。おかげさまで大入り満員。ありがとうございます。番組は、一部:「道具屋」・喬若、「浪曲、亀甲じま」・真山隼人、「竜田川」・新治、二部:「代書」・鉄瓶、「天狗刺し」・喬介、「鯛」・三象。満員の聞き上手のお客さん、絶妙サイズの箱、マイク無し、地力、意欲に満ちた出方。和気藹々の楽屋。ハルカス寄席は今聞きどきです。私もすでに十回目の出番。できるだけネタは繰り返さないつもりです。過去ネタは、「口入屋」「中村仲蔵」「井戸の茶碗」「兵庫船」「七段目」「ふろしき」「発端・抜け雀」「福蓑」「男の花道」「竜田川」。次回は4月30日です。

 「お稽古。」 (2024/4/19)

 朝から、林家染左師匠が、「ちりとてちん」のお稽古に来て戴きました。稽古というより、一緒に「ちりとてちん」を考える勉強会です。「なるほど、こうしたらええのんか」「やっぱり面白いネタやなあ」とかいろいろ気づかせて戴き、久しぶりにちりとてちんをやってみたくなるほどです。ベテランの方との稽古は、私が刺激をいっぱい貰えるありがたい場やと改めて思いました。
 午後からは、芸術協会の二つ目、桂蝶の治さん(桂伸治門下)が東京から。ネタは「紙入れ」。「狼講釈」「深山隠れ」に続いて、もお三席目。その熱心さには頭が下がります。踊りや端唄も稽古してるとのこと。そしてどんどんネタを増やしてはる。東京にはこんな人らがいっぱいいてます。上方にも、もちろんいてます。新人グランプリのレベルの高さは驚きです。皆さん、落語で生きていこうとしてる。それはハルカス寄席でも感じます。そんな人たちに混ざって高座に上がらせてもらい幸せです。知らん間に歳だけとってしまいましたが、「過ぎた時間を悔やむ暇に精進しよう。元気に高座に上がれるうちは、なるべく願生ろう」とおもてます。ありがたい。迷いに迷って噺家になりましたが「よかったなあ」とおもてます。
林家染左師匠 桂蝶の治さん

 「露の新治 落語とお話。」 (2024/4/20)

 大和郡山市にある特別養護老人ホーム「かんざん園」にて、落語とお話。番組は、「お琴とバイオリンのセッション」・富本珠邦師/竹本万里子師、お話「笑顔をたいせつに。願生る」/落語「ちりとてちん」・新治。主催者の予想を上回る大入り。お客さんに盛りあげて戴きました。ありがたや。

 「動楽亭六月昼席。」 (2024/4/23)

 動楽亭昼席の出番を戴きました。6月16日(日)、6月17日(月)の二日間です。どうぞよろしくお願いします。新治拝
〇 動楽亭 昼席
 日時:6月16日(日)~17日(月) 14:00~
 会場:大阪市西成区 動楽亭(地下鉄動物園前すぐ)
 料金:¥2,500(当日券のみ)
 出演:【16日】二豆、生寿、二乗、八十八、歌之助、新治
     【17日】二豆、團治郎、卯三郎、新治、歌之助、梅團治

 「名古屋、大須演芸場に出演します。」 (2024/4/24)

 大須演芸場-8月1日(木)、8月2日(金)に怪談噺で出演決定。お昼の二回公演で、怪談噺をさせて戴きます。どうぞよろしくお願いします。(詳細は後日)

 「心光寺蓮如忌落語会。」 (2024/4/28)

 愛媛県四国中央市土居町の心光寺さまにて、「心光寺蓮如忌落語会」。法要に続いて、「お笑い人権噺」、落語「竜田川」、「ちりとてちん」。満堂のお檀家、お客さま。よおわろて下さいました。

 「ハルカス(笑かす?)寄席。」 (2024/4/30)

 落語ファンのええお客さん。出方のチームワーク。一体となって作られる楽しい空間。そこに身を委ねる幸せ。一部は、「鰻屋」・阿か枝、「パペット落語、森のモック」・鶴笑、「持参金」・雪鹿。二部は、「二十四孝」・呂好、「ちりとてちん」・新治、「小間物屋政談」・福丸。ありがたい充実の時間でした。
 ハルカス寄席のおもしろいところは、出番が、必ずしも年功序列ではないところです。あみだくじやネタで決めたりします。昨日の二部は、「二十四孝」と「ちりとてちん」までは決まり、福丸さんが「まだ決めてなかった」ので、「それやったらトリでやりたいネタをやってみたら」となりました。最初は別の大ネタを考え、ハメモノの打ち合わせもやっていました(写真1)。ところが、ネタ帳を繰ると、数日前にそのネタが出てました。それで急きょ「小間物屋政談」に。あれだけの大きなネタを、急にやれるとは驚きです。さすがです。5月3日(金)は、トリで「怪談、雪の戸田川」を申し上げるつもりです。どうぞよろしくお願いします。

(写真1)

2024年5月

 「ハルカス(笑かす)寄席。」 (2024/5/3)

 ハルカス寄席の出番が続いてます。4月30日、5月3日、6日、9日と、三日に一回のペースです。憲法記念日の3日は「平和なりゃこそ笑顔でおれますね。憲法記念日おめでとうございます」と申し上げ、夜にEテレで「篭釣瓶花街酔醒」が紹介されると教えて戴いたので、その発端の「雪の戸田川」をやらせて戴きました。糸は薫子師匠、鳴り物は、雪鹿さん、源太さん。うまくいきました。自分でも達成感ありました。お出かけ先の多い中、大入り叶。ありがたく勤めさせて戴きました。
 終わって、8月に名古屋の大須演芸場でご一緒する、桂弥っこさんと、怪談噺の打ち合わせ。

 「能登半島地震 被災地支援ライブ 水野晶子の会レポート」

 アナウンサー水野晶子さん(月刊うずみ火読者)の「落語と朗読の会」。先ず「愉かい亭びわこ」の芸名で落語「悋気のこま」。落語を前から拝聴するのは、ほんまに久しぶりで新鮮でした。丁稚、おなごし、ごりょんさん、番頭、旦那なども丁寧に演じ分け、情景が目に浮かぶええ高座。「落語て、素直にきちんとやったらちゃんとうけるねんなあ」と改めて思わして貰いました。オチ前で囃子がフライングで出てしまったのもご愛敬で、それでもぶれることなくきちんとサゲて、更にサゲの「心棒が狂てます」にかぶせて「音響が狂てます」とやってドカンとうけたのはさすがのアドリブ。アナウンサーとして、多くの修羅場を乗りこえた底力。続いて「月刊うずみ火」代表の矢野宏さんが、映像を使って「被災地取材報告(写真)」。阪神淡路、東北、熊本の震災に比べ、いかに政府や県の対応が遅れているかがよく分かり、志賀原発の危険性も教えて戴きました。お仲入り後は、朗読。山本周五郎の「鼓くらべ」。自ら三味線を場面転換で弾きながら口演。引き込まれました。うずみ火読者として参加しましたが、行ってよかった充実の会で、お客さんもギッシリ。大入り満員 ❗ゆうことのない独演会でした
ポスター 矢野宏さん報告の写真

 「ハルカス(笑かす)寄席。」 (2024/5/6)

 5月6日のハルカス寄席。トリは旭堂南海先生で講談「木村重成の最期」の熱演。袖で聞いてて目が潤みました。お見送りを兼ねてお客さんに聞いてみたら「泣きました」が多数。一部には、染左さんの「人形買い」、鶴笑さんの「パペット落語」、紫さんのおはこ「皿屋敷」。二部は、私と三歩さんのワラカス寄席の後に南海先生のトリ。自分が出てて手前味噌ですが、お客さんは堪能されたと思います。このネタの並びは、他の寄席ではできません。ハルカス寄席ならではです。お客さんの期待をええ意味で裏切る、充実の寄席。9日(木)はトリで、みっちりやらせて戴きます。

 「無学の「若鑽会」ネタ出し。」

 5月25日(土)、無学にて鉄瓶さんの「若鑽会」。ネタは「中村仲蔵」を予定しております。「予定」ですが。どうぞ宜しくお願いします。

 「芸人九条の会公演(大阪市東成区民センター)。」 (2024/5/8)

 5月5日の「芸人9条の会」大阪公演は、大、大、大盛況、満員御礼! なんと出演者13組で4時間超。光栄なことにトリを勤めさせて戴きましたが、高座に上がるまでは「お客さん、ヘトヘトちゃうやろか?」と不安でした。それが万雷の拍手で迎えていただき、おかげで絶好調! よおわろてもらい、楽しく勤めさせて戴きました。「これだけの護憲の熱量がある」全ての参加者が確認。明日からの力になりました。平和なりゃこそ、笑顔でおれる!思いが一つの楽屋も和気あいあい。お支えいただきました皆様、ありがとうございました。フィナーレでは、お客席も舞台も、みんなが「ありがとう!」

 「ハルカス寄席。」 (2024/5/9)

 「鹿政談」をやるつもりで袴も持っていきましたが、一部で松喬さんが「ふぐ鍋」を。ならば「鉄砲つながり」でいってみようと「狼講釈」に。ええお客様で、手応え十分の高座にして戴きました。ありがたや。
下座のようす  出番直前に「しゃぎり(二番太鼓)」の笛を勤める染左さん
 浪曲の菊池まどかさんと、曲師の虹友美さん 林家染吉さん 桂かい枝さん

 「大東市お笑い人権寄席。」 (2024/5/10)

 大東市サーティーホール、1200のキャパがほぼ満席。久しぶりに目にする光景です。この種の行政の催しでは例外的に整理券は1400はけて、大東市外、大阪府外からもたくさんの参加。よお盛り上がりました。番組は、「お笑い人権話」・新治、パペット落語「ゴジラ対モスラ」・鶴笑、(お中入り)、「ホットけない人権噺」・団姫、ご存じ相撲甚句など「人権河内音頭」・文福、司会・新幸。
リハーサルのひとコマ
パペット落語「ゴジラ対モスラ」・笑福亭鶴笑師匠
「人権河内音頭」・桂文福師匠 キャパ1200人、ほぼ満席の客席
公演終了後、残ったお客さんと出方一同で集合写真

 「第11回常蓮寺寄席。」 (2024/5/12)

 奈良市杏町(からももちょう)の常蓮寺様(浄土真宗本願寺派・お西)で寄席。年に一度で、コロナ禍でも休まず11回目。奈良市外からもお越し戴き盛況!  ありがたく勤めさせて戴きました。 高座写真は桂文昇師匠で、ネタは「代脈」。

 「お稽古。」 (2024/5/13)

 笑福亭智丸さんとお稽古。ネタは、わりと珍しいもので、亡き露の慎悟師匠が最後に手がけられたものです。皆さま、どうぞお楽しみに。

 「速報、露の団姫独演会。」 (2024/5/14)

 
第十回・露の団姫独演会に出番を戴きました。宜しくお願いします。
〇 第十回露の団姫独演会 in 繁昌亭
 日時:10月13日(日)18:00開演(17:30開場)
 会場:天満天神繁昌亭
 出演:露の団姫、桂天吾、新治、アルミカン(漫才)
 木戸銭:前売り 2500円、当日 3000円(前売りで完売の場合、当日券はありません)
 お問い合わせ:露の団姫事務所 06-7175-0005(平日10:00~17:00)先行予約受付中
 「チケットぴあ」8月13日より発売開始」

 「今日もお稽古です。」 (2024/5/14)

 林家染左師匠とお弟子の勘左さん。弟子の前で稽古をするというのは、珍しいというか、無いことです。演じる師匠を、一心に見つめる弟子。稽古の姿を弟子に見せられる染左師匠はすてきです。自芯(自信)のなせる技と感服しました。

 「オンラインなれど充実のお稽古。」 (2024/5/15)

 三日続けてのお稽古。三日目は、桂蝶の治さんとオンラインでお稽古。蝶の治さんのやる気には圧倒されます。 ひたすらネタを増やし、自分の会でかける。「落語で生きてゆく」という決意が伝わってきます。噺家なら当たり前ですが、私は繁昌亭ができるまではそうでは無かったので、すごいと思います。東京にも上方にも、今はこんな人がいっぱいいてます。自分の若い頃とくらべ脱帽です。「そお思うんやったら、今から願生れ」です。お稽古をさせて戴くと、ほんまに気づかして貰うこといっぱい。ありがたいです。

 「兵庫区民寄席。」 (2024/5/17)

 春蝶師匠のお世話で、兵庫区民寄席に出して貰いました。東京から、林家三平師匠、神田京子先生。上方は春蝶師と私と男前(イケメン)の喬路さん。私は、「映画、碁盤切り」にちなみ「柳田格之進」を。ところが碁を打つところで「碁石」が出てこず絶句。碁盤切りで碁石が出てこんかったら話にならへん。ぼちぼち来てますわ。笑わなしゃーない。

 「本願寺福井別院(お西)。」 (2024/5/18)

 西本願寺福井別院にて、親鸞聖人お誕生850年・立教開宗800年慶讃法要。このありがたい場でお話をさせて戴きます。

 「彦八まつり奉納落語会。」 (2024/5/18)

 彦八まつり。境内の模擬店も奉納落語会も参集殿のイベントも、大盛り上がり。私は、昨日の喜楽館に続き途中で絶句するも、終わってみれば大きな拍手を戴きました。お客さまのやさしさに助けられての高座。三回目の絶句がないように努めます。番組は、「指南書」・秀都、「釜猫」・八十八、「中村仲蔵」・新治。糸・はやしや福、鳴り物・呂翔。

 「奈良市神殿町 来迎寺さま。」 (2024/5/19)

 彦八まつりの二日目ですが、私は毎年お世話になってます奈良市神殿(こどの)町の来迎寺(らいごうじ)さまで一席。「井戸の茶碗」を申し上げました。

 「彦八まつりへ。」

 来迎寺さま終わって、彦八まつりへ。人気者、二葉さんと遭遇。

 「5・23狭山デー、狭山差別事件61年目の中央集会。」 (2024/5/23)

 日比谷野外音楽堂にて、不当逮捕以来61年目の中央集会。石川一雄さんが登壇された時には、なぜか涙が出ました。24歳で逮捕され、誘拐殺人犯の濡れ衣を着せられ、一審死刑判決。1974年10月31日、35歳で無期懲役判決。55歳で仮出獄。現在85歳。免田事件、財田川事件、布川事件、足利事件など皆無実が認められてます。袴田事件も秋には無罪判決が出ることは確実。なのに狭山事件は目処すら立たない。石川一雄さんの命があるうちに無罪判決をと言いながら、関わってる人たちが次々に亡くなってます。かくいう私も「石川青年、取り戻そう!」 と歌ってきましたが、すでに73歳。なんぼなんでも長過ぎます。鑑定人尋問、事実調べ、証拠開示、当たり前のことをやれば、無罪は明白。ほんまに一日も早い解決を願います。

 「鉄瓶さんの落語会。」 (2024/5/25)

 笑福亭鉄瓶さんの落語会、「若讃会(わかさんかい)」に出番を戴きました。会場は帝塚山の「無学」。番組は、「二人癖」・健枝郎、「代書屋」・鉄瓶、「中村仲蔵」・新治、(お中入り)、「火焔太鼓」・鉄瓶。写真を撮り忘れましたが、ええ雰囲気の小屋です。また、お客さまがやさしい。やらせ上手で聞き上手。私も存分にやらせて戴きました。おかげで「中村仲蔵」の自己ベスト(当社比)かと思います。よお知らんけど。ほんまにありがたいです。

 「映画『碁盤斬り』」(2024/5/28)

 「映画 碁盤斬り」を見ました。講談、落語の「柳田格之進」を下敷きにした作品です。映画を見ることなどほとんどありません。前回見たのは、樹木希林の「あん」ですから数年ぶりです。見てよかった!️です。講談(私は、四代目南陵先生から「柳田格之進」を戴き、自分でサゲをつけました)や、落語よりずっと深い話になってました。映画の力を思い知らされました。「草彅剛さんのあの優男の顔立ちで柳田が似合うのかな」と思ってましたが、見事に裏切られました。すごい役者さんでした。二度、目がうるみました。改易、浪人となった経緯も、その解決も含まれており、納得のラストです。娘、絹の扱いも、救われる思いがしましたし、萬屋が柳田に感化され変わってゆくのもウルっときました。見ながら「なるほど」と何度もうなずきました。落語ファンならわかる「あたしはは鬼になりますよ」もありおもしろかったです。演芸ファン、囲碁ファンなら、倍楽しめる映画です。全く関心のなかった囲碁を「やったら面白いやろなあ。深いねんやろなあ」と思わせてくれました。ほんまに、見てよかったです。

 「智丸さんとお稽古。」 (2024/5/29)

 今日、最後の仕上げのお稽古が終わりました。ネタは珍しいネタです。ネタおろしが決まれば教えて貰いますので、お報せします。お楽しみに!

2024年6月

 「満徳寺寄席。」(2024/6/2)

 第11回満徳寺寄席。白眉は、ゲスト神田鯉風先生の「林靏梁(はやしかくりょう)ものがたり」のネタおろし! 「地元ゆかりの偉人伝を、地元ゆかりの講談師が読む」。ほんまにすてきな企画でした。林靏梁に惚れ込んだ満徳寺の平尾文貞住職の十年ごしの思いが形になりました。「大河ドラマみたいやなあ」と思って聴いていました。林靏梁すごい人です。学問に超秀で、現場で超有能。安政の大地震の際の代官としての官僚らしからぬ働きなどなど。靏梁生誕地の群馬県高崎市、任地先の寒河江市など、ゆかりの市町村が協力して訴えたら、大河ドラマも夢ではないと思います。正直資料を読んでもピンとこなかった林靏梁の生き様が、リアルに迫ってきました。平尾住職曰く「平面だったものが、立体になりました」。鯉風先生の力です。満徳寺寄席番組は、「青菜」・新幸、「悋気の独楽(りんきのこま)」・新治、「林靏梁(はやしかくりょう)物語」・神田鯉風、(お中入り)、「トーク」・満徳寺住職平尾文貞、鯉風。「ギター小咄」・新幸、「柳田格之進」・新治。大入り叶。ありがたい現場に居合わすことができました。
満徳寺の門
会場準備、音響、照明調整中
平尾住職、鯉風先生トーク
番組

 「智丸さん、ネタおろし情報。」(2024/6/3)

 智丸さんからネタおろし情報です。「おそらく6月30日に、千林の『伝楽亭』という小さな会場で、11時開演の『昼めしまえらくご』という会では掛けさせて頂こうと思っております。何卒よろしくお願い致します。智丸拝」 とのことです。何とぞよろしくお願いします。

 「ハルカス(わらかす)寄席 。」(2024/6/4)

 6月4日(木)は、あべのハルカスにて「ハルカス寄席」、番組は、(一部)「時うどん」・雪鹿、「猿後家」・新治。「ねずみ」・枝曾丸、(二部)笑福亭智六を偲んで智六おはこネタより「花色木綿」・喬介、「厩火事」・呂好、「代参(桂三枝作)」・三象。ほどよい緊張と熱心なお客さま。ハルカス寄席独特の心地よい落語空間を感じます。お越し戴きましたお客さま、ありがとうございます。のびのびと勤めさせて戴きました。

 「桂蝶の治さんがお稽古に。」(2024/6/7)

 東京の桂蝶の治さんが、うちまでお稽古に来てくれました。ほんまに熱心な人で、頭が下がります。まだ26歳。その頃私は「ちりとてちん」と「相撲風景」の二席で落語家やってました(トホホ)。おかげさまで、お稽古大繁盛です。巷では「レッスンプロ」と言われてます。あかんがな。

 「岡山津山で落語会。」(2024/6/8)

 早起きして岡山へ。尾道法光寺、季平御住職が車で迎えに来て下さり、津山市のシロヤマテラスへ。国際ソロプチミスト津山主催のチャリティー落語会。演目は「ちりとてちん」と「井戸の茶碗」。門戸寄席、喜楽館にも来られるお顔が客席に。聞けば津山在住。「へえー津山から毎回来て戴いてたんですかあ!」ありがたみが増します。帰りに、法然上人の生誕地、誕生寺へお詣り。ありがたい一日でした。組み立て高座を持ってきていただいた季平御住職や、ソロプチミストの皆さんのおかげです。ありがとうございます。

 「浜松、『長徳寺寄席』。」(2024/6/9)

 静岡県浜松市「長徳寺」にて、「第23回長徳治寄席 ~東西二人会~」。番組は、「ちりとてちん」・新治、「夢の酒」・さん喬、(お中入り)、「まんじゅう怖い」・新治、「百川」・さん喬。舞台作り、撤収。檀家の皆さまの、献身的な働きあればこそ。ありがとうございます。大入叶。

 「奈良県立生駒高校。」(2024/6/11)

 去年、夏の甲子園を目指す奈良県大会で、爽やかニュースで全国ネットにのった生駒高校。孫の世代の900人の生徒さんに、73歳のじいさんが汗だくでお話。気温は30度。我慢してお付き合い戴きました生徒、先生の皆さま。ありがとうございました。ほんまにありがとうございました。

 「桂ざこば師匠。」(2024/6/12)
 
 突然の知らせにびっくりしました。いろんな事が浮かび、ため息しか出ません。上方だけではなく、多くの噺家がおんなじ気持ちやと思います。お世話にもなったし、怒られもしました。全てがありがたいです。三月に林家小染さん、先月は笑福亭智六さん、そしてざこば師匠。ざこば師匠でまだ76歳。ほんまに早過ぎます。言葉がありません。 合掌
 「門戸寄席・露新落語会。」(2024/6/15)

 今年になって一番緊張した落語会です。苦手な噺ばかり四席。禁酒関所以外は、露新落語会がなければ、「七十噺」のネタおろし以来、お蔵になっていたものです。。そして当分掛ける機会も無いネタ。おかげで、もがかせて戴きました。改めて「滑稽噺こそ、難しくて、王道」と身にしみました。「露新軽口噺」でやらせて戴いた「七十噺を再演」という目的で始めた「露新落語会」。私と新幸にとっては、貴重な大舞台になりました。ほんまにありがたいです。次回は最終回。有終の美を飾りたいと願っています。生きてる限りはなるべく高座に上がり、上がる限りはもがくのが噺家の正しい生き方やと、分からせて戴きました。

 「動楽亭昼席。」(2024/6/16)

 16日(日)、17日(月)と2日間、動楽亭に出演します。16日の番組は、「桃太郎」・りょうば、「動物園」・團治郎、「鹿政談」・二乗、「骨つり」・八十八、(中入り)、「つぼ算」・歌之助。「柳田格之進」・新治。
りょうばさん、二乗さん 歌之助師匠 八十八師匠
ざこば師匠!合掌

 「動楽亭昼席。」(2024/6/17)

 昨日に引き続き、動楽亭昼席に出していただきました。17日(火)の番組は、「ろくろ首」・二豆、「田楽喰い」・生寿」、「餅屋問答」・卯三郎、「井戸の茶碗」・新治、(中入り)、「稽古屋」・歌之助、「青菜」・梅團治。
桂二豆さん 笑福亭生寿さん 桂梅団治師匠

 「ハルカス寄席。」(2024/6/18)

 あべのハルカス寄席にて、「ハルカス寄席」。桂福若師匠が楽屋に!番組は、第一部:「天災」・梅團治、「書割盗人」・福丸、「鹿政談」・新治、第二部:「近日息子」・喬介、「牛ほめ」・源太、「金明竹」・鶴笑。
源太さん 喬介さん 桂福若師匠

 一番太鼓、ネタの貼り出し、見事な書。共に、笑福亭笑音(しょうと)さん。「東海落語往来」の題字を買いて戴きました。

 「あも屋。」(2024/6/20)

​​​​​ お餅屋さんのことです。天王寺にて。

 「人と木寄席。」(2024/6/22)

 「人と木」開店20周年記念の寄席。番組は、講談「鼓ケ滝」・遊花、「替わり目」・新幸、(お中入り)、講談「碁石」・南慶、「中村仲蔵」・新治。祝、️満員御礼。

 「五流派落語会。」(2024/6/23)

​​​​​ 2017年の初出番以来、7年ぶり二回目の出番。次の出番がもしあっても「7年後なら80歳」。最後の出番と思って、思いきって「仲蔵」をやらせて戴きました。25分という持ち時間なので、マクラ無しでいろいろ省きました。難しかったです。思えば師匠五郎兵衛は、伸び縮みが自在でした。改めて「名人やった」と思います。雪の戸田川を15分程でやってました。汗かきましたが、ええ勉強になりました。若手グランプリやコンテストでは、持ち時間は10分前後。皆さん、それでちゃんとやってはります。課題多いです。
希遊さん 染左師匠
文枝師匠とツーショット。
高座より緊張してます。
鶴二師匠
おとめさん 二葉さん
番組
下座のようす

 「さすがさん喬師匠。」(2024/6/29)

 祝 我らがさん喬師匠が、落語協会会長になられました。うれしい限りです。五郎兵衛亡きあと師匠として、先達様として学ばせて戴いてます。しかし、これは真似できません。しようとも思いません。無理です。さん喬師匠噺家ギネス! まさに落語の鉄人! 落語をおもいきりやってはります。さすが落語協会会長!

 「愛媛県新居浜市立新居浜南中学校。」(2024/6/30)

 体育館に保護者も入れて500人超。「お笑い人権高座」よく聞いて戴き、ええ汗をかかせて戴きました。校長先生で五十代。二十代の先生もたくさんおられる。そんな方たちが、73歳のじいさんを受け入れて下さる。感謝の気持ちしかありません。私は幸せものです。宝の子たち、ありがとうございます。ええかげんな生き方をしてきた自分を振りかえりながら、自分の反省も含め精一杯お話しをさせて戴きました。ありがとうございました。

2024年7月

 「智丸さん「仏馬」ネタおろし。」(2024/7/1)

 智丸さんから、「『仏馬』をネタおろしさせて戴きました」と丁寧な連絡を戴きました。「仏馬」の本来のオチ(下げ)はオチとしていまいち弱いのです。なので私は「三道楽煩悩(さんだらぼんのう)」にかけてオリジナルのものにしました。「親子茶屋」と同じ趣向です。智丸さんは、私のサゲを更に一歩進めてて、分かりやすいものにしてます。聞いて「なるほど」と思いました。お願いして、それでやらして貰いたいと思う程です。さすが新作で独特の世界を作る人です。落語に正解はありません。特に「仏馬」のような噺は、自由にして今に通じるものに変えてゆくべきです。こんなことが「私ら噺家の仕事やなあ」と思います。

 「オリエンタルカレー。」

 ♪懐かしい~、なつかし~い あの~リズム~ エキゾチックなあの調べ~オリエンタルの謎を秘め 香るカレーの夢のあ~じ~♪
 およそ60年ぶりに食べます。子供の頃、白黒テレビから流れてきたあの歌。何が「オリエンタルの謎」かわからんままでしたが。聞いていてなぜかせつなくなったのを覚えてます。あと「ハウスゼリエース」、たしかあの人、島かおり。あのCMもせつなかったです。ユーチューブで、オリエンタルカレーの歌がありました。名曲やと思います。なんでか目が潤みました。(歳やがな)

 「桂蝶の治さんとオンラインで稽古。」(2024/7/7)

 何度か対面稽古をしたので、あとはオンラインでお稽古。東京の人なので、これもええ方法かと思います。このところ、お稽古をさせて戴くことが増えてきました。「レッスンプロ」と呼ばれてます。あかんやん。

 「幽霊祭り。」(2024/7/12)

 かつては五郎兵衛一門の恒例行事。今は、団四郎師匠が受け継いでます。幽霊の掛け軸や怪談噺に使う道具、衣装などを並べ、塩鯖とお酒を備え般若心経をお唱えします。これをしとかんと、公演で何かが起きる?たまたまのことかもしれませんが私も経験してます。8月1日、2日の、名古屋大須演芸場の怪談噺の成功もお願いしました。

 「お稽古から名古屋へ。」(2024/7/13)

 午前中、桂蝶の治さんとオンラインでお稽古。蝶の治さんは先日の幽霊祭りにもオンラインで参加。その意欲には感心します。稽古のたびによくなるのて、改めて「稽古はウソをつかない」と実感させて戴きました。

 午後から名古屋へ。新しくなった中日文化センターにて、睡眠とめまい治療の専門家、医師の中山明峰先生と二人会。「眠らせる医師と眠らせたくない落語家」の会も三回目。今回も満員大盛況、よく盛り上がりました。今回は「めまい」がテーマ。めまいの仕組み。めまいと車酔いの関係。その原因。その克服のために心がけること等々。難しいことを分かりやすく説いて戴き、更には医療の裏事情も。客席には、睡眠やめまいで悩む方、医療関係者、落語ファンと様々な方々が。高座は「雪の戸田川」を素話で。聞き上手のお客様のお陰で手応え十分。ありがたく勤めさせて戴きました。

 【中山明峰先生のブログはこちらから】

 「第六回大安寺伝統話芸鑑賞会」(2024/7/14)

 奈良市の大安寺「獅子吼殿ひ・び・き・ホール」にて、第6回大安寺 伝統話芸鑑賞会」。番組は、講談「本能寺の変 謀反のきっかけ」・旭堂南和(きょくどうなんわ)、講談「応挙と幽霊の太夫」・旭堂南照(きょくどうなんしょう)、落語「中村仲蔵」・露の新治。大入叶。
南和さん 高座の南照さん

 「ハルカス寄席楽しい!」(2024/7/16)

 連休明けにもかかわらず、雀々師匠人気で超満員。ありがたや。番組は、一部:「長短」・喬若、「道具屋」・染吉、「蛇含草」・雀々、二部:浪曲「嫁ぐ日」・まどか/曲師・初雪、「ギリギリコミュニケーション」・福丸、「柳田格之進」・新治。お客様に乗せて貰い、幸せな高座でした。
雀々師匠、福丸さん まどかさんと初雪さん。

 「瓢箪山のお稲荷さん。夏祭り。」 (2024/7/18)

 瓢箪山の「瓢箪山劇場」。支配人を勤める高井ギャラ師匠。お祭りなので模擬店を出して祭りを盛りあげてます。お手伝いは鹿えもんさん。いきいきと動いてました。8月上旬に、2カ所で落語会をするそうです。

 「奈良テレビ。」 (2024/7/19)

 何十年ぶりに奈良テレビでお世話になりました。最初にお世話になったのが28の時でしたから45年前!「子供と語る」という児童の作文を紹介する番組でした。多分、レポーターとしては第1号かと思います。番組は情報番組で、私は「奈良の夜間中学」の草創期の話をさせて戴きました。短い時間でしたが、いろいろしゃべらせて戴きました。思えば、夜間中学開設運動を芯になって担った先生方はほとんどおられません。当時、使いっぱしりの私が73歳ですから。時の流れの中で夜間中学の役割も変わってきました。しかし、夜間中学の存在意義は益々大きくなっています。義務教育は子供にとっては権利教育であり、文字と言葉は生きる力。基礎学力の保証は、基本的人権確保の大事な要素。文科省の方針もあり、全国に夜間中学が続々と生まれつつあります。なのに時代に逆行して、大阪では原点ともいえる、天王寺夜間中学と文の里夜間中学が、「在校生、卒業生、先生方の声を無視して」つぶされようとしてます。文の里は既に廃校になりました。そんな大阪ではなかったのに。維新政治の本質はこんなところに表れています。天王寺夜間中学、文の里夜間中学、廃止反対。

 「本格的怪談噺の会。」 (2024/7/20)

 露の五郎兵衛の怪談噺の受け継き手、団四郎師匠が満を持しての怪談噺の会。7月23日(火)繁昌亭夜席。私も勉強に伺います。団四郎師匠は、五郎兵衛から芸も怪談噺の道具一式も受け継いでる、上方怪談噺の第一人者。本格怪談噺で、夏の宵をお過ごし下さいませ。
〇 「第十七回 夏夜の怪談」
 日時:7月23日(火)18:30~
 会場:大阪市北区 天満天神繁昌亭
 出演;桂弥壱、露の団姫、ビックリツカサ、露の団四郎「淀川堤~夢川竹~」
 料金:前売り・予約3000円、当日3500円。

 「映画『35年目のラブレター』。」

 夜間中学生を主人公にした映画ができます。「夜間中学の主役は生徒」。48年前、奈良で創設運動が始まった時から一貫して言われてきた事です。設立運動も、うどん学校の生徒さんが、署名活動、ビラ配り、市教委、県教委交渉の前面に出てから一気に話が進みました。その生徒さん(西畑保さん)がモデルです。演じますのは、鶴瓶師匠。お弟子さんの鉄瓶さんは、この話を新作落語にされて好評です。ただ問題は「西畑さんが、なぜ文字が書けなかった」ということです。文字が書けないということは、結果的には参政権も奪っていることです。そこには、戦争と差別が深く根を下ろしてます。夜間中学で「この二つこそ悪」とはっきり教えて戴きました。73の今になっても、差別と戦争に反対の気持ちは変わりません。ずっと反対してゆくつもりです。西畑保さんが主人公の映画「35年目のラブレター」来年春上映です。

 「映画『戦雲(いくさふむ)』。」

 前作の映画「標的の村」で沖縄の基地問題を描いた、三上智恵監督の最新作「戦雲(いくさふむ)」を見てきました。奈良学園前ホールは300人の満席。「標的の村」は、国の報道管制を乗りこえて映画化され、沖縄の、特に普天間基地のオスプレイ配備反対運動の事実を全国に広め好評でした。 その三上智恵監督の新作「戦雲(いくさふむ)」。沖縄の南西部の石垣、宮古など諸島でで着々と進む戦力配備(戦争準備)。島々人々の犠牲を想定内に組み込んだ軍事戦略。恐ろしい計画が進んでいます。「多少の犠牲は仕方ない。その多少は、私たちですか?」と訴える女性。知らんことばっかりでした。知ろうともしてなかった自分に気づかして戴きました。平和憲法がある国とはとても思えません。知らなあかんことだらけでした。ドキュメンタリーですから、地味な映画でしたが、大事な事を知らせて戴きました。満席だったことが救いでした。

 「『笑』の字が作品になりました。」

 造形作家、横井さんの作品。「笑う門には福来てる」大事にさせて戴きます。

 「福楽の底力。」 (2024/7/21)

 7月21日(日)、動楽亭にて、福楽師匠の会「福楽の底力」に出して戴きました。番組は、「看板のピン」・大智、「借家怪談」・福楽、「雪の戸田川」・新治、「トーク」・福楽/新治、(お中入り)、「千両みかん」・福楽。大入りのあたたかいお客さんに助けて戴き、楽しく勤めさせて戴きました。ファンクラブ福楽会の皆さんの献身的なお世話。それに高座で応える福楽さん。ファンと芸人の理想的な形が長く続いてます。福楽会会報「福ラッキー」も、この種の会報としては業界トップの充実した誌面。会員になるともらえます。ぜひご入会を。
『福ラッキー』の写真です。(クリックで拡大)

 「レッスンプロ繁盛してます。」 (2024/7/24)

 7月23日(火)、繁昌亭夜席、団四郎師匠の本格上方怪談噺の会の前に、桂勢朝師匠とお稽古。秋の独演会にかけはります。さすがはベテラン。お稽古ですが、聞き入ってしまいました。24日(水)は、鹿えもんさんとお稽古。8月7日(水)の「第二回 鹿えもん、しっかりしなさい!」にかける「ふろしき」を。稽古のたびにしっかりしてきました。稽古はうそをつかない。改めて思いました。皆さま、お楽しみに!






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