「高江辺野古につながる奈良の会」情報
2014年度報告
(「2013年度報告はこちら)
(12年末沖縄現地闘争」はこちら)
(「2012 夏」はこちら)

つながる奈良の会より

 来る5月4日の奈良県初となる映画「標的の村」上映会ですが、明日の毎日新聞で掲載していただいています。また5月1日には奈良新聞でも宣伝していただいています。ありがとうございました。私たちも今一度、友人や知人の皆様に呼びかけていきましょう。よろしくお願いします。
 なお、5月3日(土,憲法記念日)には京都の円山公園 野外音楽堂で集会が行われます。
以下、その拡散依頼の転送文です。
安倍政権の暴走ストップ!・
いのちを大切にしよう!
解釈改憲による集団的自衛権容認を許さない!
憲法を生かし9条を守ろう!
草の根から大きく急速に広げていきましょう。

5月3日(土,憲法記念日)円山公園 野外音楽堂
13時00分開場 14時00分開会
菅原文太さんからのメッセージ
豊田勇造さんライブ
講演:岡野八代さん(京都96条の会 代表)
若者の主張
講演:出口治男さん(元京都弁護士会会長)
16時00分ウォーク出発(石段下→四条河原町→市役所前)

主催:
「憲法9条京都の会」「5・3憲法集会実行委員会」
URL:http://9-kyoto.net/ E-mail:kenpo@9-kyoto.net

※ 子ども企画:本のプレゼント!
小学生対象,会場入り口で抽選券を渡します。
※ ゆるキャラ集まれ!
創意工夫を凝らし 道行く人にアピール!!
第1回「ゆるキャラ大賞」をねらおう!
※ 今年もやりますウォークコンテスト!
パフォーマンスを競って"魅力的な商品をゲットしよう”
会場のフェンス・舞台上でのギャラリー展示へも参加してネ
*受付でエントリー用紙にご記入ください。
(2014.5.2)

8月4日の辺野古

 沖縄意見広告運動のHさんが辺野古現地の闘いに参加して頑張ってくれています。以下、8月4日のゲート前からの報告です。
 今日は、生コンミキサー車やダンプがたくさんやって来ました。抗議団は、相手に最大限のダメージを与えてこちらの被害を最小限にするため、工事車両をできる限りゲート前でとどめる戦術をとり、大きな成果を得ました。また、午後、「殺人鉄板」の両端にある歩道部分が占有許可外にあることが判明。抗議団は機動隊の制止をふりきって、仮設ゲート内にある歩道に入りました!沖縄防衛局によって違法状態にあった歩道を市民の手に取り戻しました!闘いの成果としてみんなで喜び合いました!海の方ですが、昨日と同じく、作業はありませんでした。
(2014.8.4)

続いて8月5日の報告です。

 今日、ヒロシマでの行動に参加されている皆さん、ご苦労様です。暑いですががんばってください。以下、意見広告運動のHさんよりMさんに届いた昨日の辺野古現地の報告です。
 8月5日、ゲートには今日も資材搬入の車両が続々押しよせました。抗議団は猛暑の中、必死の抵抗を行いました。また、昨日、沖縄防衛局から奪い返した歩道にもテントを張り、座り込みました。さらに、午後の集会の中で、Yさんに指示され、私の方から奈良での連日のアクションを紹介しましたよ!みんな喜んでくれてました!
(2014.8.5)

8月6日の辺野古報告

 意見広告運動のHさんから8月6日の辺野古現地の報告が届いています。少し遅くなりましたが以下転送します。
 昨日、夜の座り込みに参加したので、この日は9時30分頃からゲート前行動に参加しました。この日は、白い石を積んだダンプが何台もやってきましたが、いつもより台数は少なかったように思います。私たち抗議団は工事車両が来る度に「工事を中止しろ!」「埋め立て止めろ!」と必死に声をあげ、プラカードを掲げて、資材搬入を遅らせました。
 こちらは、無理に車両を止めて警察の介入を招くのではなく、民間警備会社の指示に一定したがいながら、ギリギリのところで引いて時間をかせいでいます。しかし、時おり、機動隊が介入し、無理矢理抗議団を排除。そのときはこちらも怒りが噴出し、騒然とした雰囲気になります。この日も何度かそういう場面がありました。
 夏休みなので子ども連れで参加してくれるかたもいます。この日も、三人の子どもを連れたお母さんがゲート前に来て、一緒にデモをしました。また、「殺人鉄板」を子どもに見せて、説明をしていました。また、この日は鹿児島から高校生が平和学習の一環でゲート前を訪問してくれました。こういう風にいろいろな人が来てくれるとすごく励まされますし、力が沸きます。
 もう一つ、つねに警察、沖縄防衛局は数台のカメラで抗議団を撮影しています。こちらに圧力をかけ、人物特定するためと思われます。本当に腹立たしいです。
 またこの日は、沖縄総合事務所で代表団が交渉を行い、「殺人鉄板」の撤去や歩道の全面開放を求めました。その結果、現在、歩道を封鎖している仮設ゲートの単管、ブロックは許可外であることが判明!沖縄防衛局に即時、撤去を求めています。もし、沖縄防衛局が撤去しないなら自力で撤去する方針です。
 台風が近づいていますが、天候見ながら行動を続けます。
(2014.8.9)

辺野古・大浦湾に潜水撮影(沖縄タイムス)

 友人からおくってもらいました。埋め立てられようとしている沖縄の海です。ぜひご覧になってください!この世のものとは思えない美しさです。
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【拡散希望】辺野古・大浦湾に潜水撮影(沖縄タイムス)
●辺野古・大浦湾に潜水撮影〜米軍普天間基地代替施設(新基地)埋め立て建設予定地

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(2014.8.13)

つながる奈良の会より、抗議の電話をお願いします

 今朝から辺野古の海上ブイ設置が行われているようです。日の出1時間以内は作業はしないという約束があったようですが、そんな約束は完全に無視しています。今すぐ辺野古に行けない仲間ができることは抗議の電話を集中させることだと思います。よろしくお願いします。
 海上保安庁 0988670118
 沖縄防衛局 0989218131
(2014.8.14)

ニュースより

「沖縄を返せ」響く 米軍キャンプ・シュワブ前 (琉球新報 8月14日(木)9時48分配信)
 心を一つにして、「沖縄を返せ」を歌う市民ら=13日午後4時10分すぎ、名護市辺野古
 辺野古崎の調査地点の周辺で、施工区域を示すブイ(浮標灯)やフロート(浮具)の設置作業を目前に控え、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの旧ゲート前では13日、約100人の市民が抗議行動に参加した。「ブイ設置を許さない」「県民の結集で、海の囲い込み行動を止めよう」などと訴え、あらためて心を一つにした。県内外から幅広い世代が、ゲート前に集結した。
 工事車両が頻繁に出入りする中、市民は日中、抗議の声を上げ続けた。午後4時10分すぎ、沖縄平和運動センターの山城博治議長がゲート前でのシュプレヒコール参加者に円陣を組むよう促し、「沖縄を返せ」を全員で熱唱。山城議長が「あすが最大のヤマ場だ。ゲート前から、無謀な工事を許さないという決意の声を上げていこう」などと声を枯らせて訴えると、市民からは「そうだ」など、賛同の声や拍手が相次いだ。
 「二見情話」「安里屋ユンタ」など歌を歌い、思いを訴える人の姿も見られた。渡口昌子さん(69)は「歌はみんなで思いを共有し、場の雰囲気も和やかにできる。参加者の交流の場もつくれる」と話した。詩人で絵本作家のアーサー・ビナードさん(47)=広島県=は「辺野古に新基地が造られると、この後もどんどん基地が造られていく。この抗議行動を諦めるという選択肢はない」と語った。
辺野古 きょうブイ設置 抗議排除へ巡視船集結2014年8月14日
 米軍普天間飛行場の名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設計画で、沖縄防衛局は18日にも海底ボーリング調査を開始する方向で調整に入った。調査地点周辺を囲う形で設置するブイ(浮標灯)やフロート(浮具)の設置作業は14日早朝に開始する予定。立ち入りを制限するための構造物を海上に設置するのは初めて。移設に反対する市民らの海上での抗議活動を排除する狙いがあるとみられる。14日の作業開始に備え、海上保安庁の巡視船も全国から沖縄に集結。13日午後の時点で11隻の巡視船が金武湾で確認された。海上でブイ設置作業に抗議する市民らを安全指導の名目で事実上排除する構えだ。
 ボーリング調査に向け、防衛局は16日にも埋め立て部分の起点となるキャンプ・シュワブ沿岸部2カ所で調査に必要な単管足場(やぐら)の設置作業に着手する方針。作業進ちょく状況や気象条件でずれ込む可能性もあるが首相官邸側の指示もあり、急ぎたい考え。
 台風の接近で当初予定していた7月内の海上作業開始が延期されていたが、ブイを海上に運ぶための浮桟橋が11日に再設置されたほか、13日にはブイが沿岸部まで運搬されたことで、準備はほぼ整った。
 さらに沿岸部の複数の岩にロープを巻き付ける様子も確認された。市民らは立ち入り制限水域の起点とみている。
13日午後2時ごろ、午前中に沿岸部に搬入したブイとフロートがトラック1台から下ろされた。ブイは黄色の浮き2個とアンカーブロック片が1組になっており、5人の作業員が11組を浜辺に並べていた。オレンジ色の筒状の大型ブイも複数搬入されている。ブイなどについての関連作業は約1時間で終了した。
 午前10時すぎから同11時ごろにかけ、オレンジ色のフロートにつながった白いロープを沿岸部の少なくとも二つの岩に巻き付ける様子が確認された。一つは大浦湾側で幅約3メートル、もう一つは辺野古漁港側で幅約6メートルあり、作業員6人でロープを固定していた。
 ボーリング調査の作業期間は11月30日まで。辺野古沖の21地点を掘削する海底地質調査に11日間、船を使った磁気探査に40日間、潜水での磁気探査に140日間を予定。海上の9地点に単管足場、水深の深い12地点にはスパット台船を配置する。
(2014.8.14)

辺野古でHさんから電話がありました。

 皆さん、抗議の電話、ご苦労様です。相も変わらず鉄板は泥除けだとか知事の承認に基づいたとかぬかしよりますが、結局「上へ伝えます」で済ませられます。しっかり伝えろというより仕方ないですが、とにかく多数の抗議を集中させましょう。現場にかけつけているHさんからMさんへ電話があり以下のような内容だったとのことです。以下、電話を受けたMさんwrote。
 作業船にブイを乗せたようですが、午前中のブイ設置はなかったようです。波が高く、ブイ設置は困難な状況のようです。
午前中の海上保安庁の船は抗議のカヌー隊に対して、危険だから引き上げてくださいと注意していたようです。でも、午後からもブイ設置の動きがあるかもしれないので、監視の船を出して引き続き抗議行動をするとのことです。
キャンプ・シュワブゲート前では300人を越える抗議の人が集まっているようです。
(2014.8.14)

今日の辺野古浜

 以下、辺野古の浜通信のブログから抜き出しています。
 引き続き、辺野古の結集を、全国各地での行動をお願いいたします。
 今日の作業強行は、沖縄の人間が「あきらめる」となめ切り、内地の人間の差別性を利用する…アベ内閣の異常で変質的な狂気を官僚がためらい無く実行するという構図でしたが、実質、工事には入れていません。
 私たちは諦めません。これからの更に100年、戦争の狂気を沖縄に押し付けることを許すわけにはいきません。辺野古への結集をお願いいたします。
 本日の作業、私達のわずか4隻の小舟、5隻のカヌーに何十隻もの艦船、ボートを何億円もの経費を掛けて政府は繰り出しましたが、結局「作業に着手した」と宣言する為だけのもので、実質的な工事には未だ入っていません。ゲート前には300人が集まりました。それでも「阻止」はかなり困難ですが、辺野古へ万人が集まれば…工事は実質不可能になります。
 繰り返します。辺野古への結集をお願いいたします。
 以下、今日の報告については、Cさんの沖縄日記が丁寧に報告してくださっています。辺野古、ブイやフロートの設置が始まったけれど--- Cさんの沖縄日記記事紹介します。
 辺野古、海で陸でにらみ合い ブイ設置に反対派抗議(映像付き 朝日新聞)
 辺野古移設、急ぐ政権 沖縄知事選前に「既成事実化」
 "今年1月にあった、移設先となる辺野古のある名護市の市長選では、反対派の現職に政府・自民党が推す候補が敗れた。市長選に続き、知事選にも敗れれば辺野古移設への影響は大きい。
 政府は年度内にも本格的な辺野古埋め立てに着手したい考えだ。菅氏は7月上旬、「辺野古が知事選の争点になるのはよくない。工事をどんどん進めろ」と防衛省に工事の加速化を指示した。争点化は避けられない情勢だが、知事選までに工事を少しでも進め、辺野古移設を既成事実化させたいというのが政権の本音だ。"
 全国での行動について、追って提案、紹介を行います。どうぞ情報をお寄せください。
辺野古、市民3人強制排除の報
 琉球新報社の電子版によりますと、海上のブイ設置に耐え難い思いで抗議する市民が強制排除されています。昨日に引き続き、電話で抗議を集中させましょう。
 以下、新報電子版。
 米軍普天間飛行場の移設先、名護市辺野古の海域では15日午前6時前から、14日に引き続き、海底ボーリング調査に先立って立ち入り制限の境界を明確化するためのブイ(浮標灯)やフロート(浮具)の設置作業が始まった。
 新基地建設に反対する市民らは午前7時ごろ、複数のカヌーなどで海上の抗議行動を開始した。午前10時までに、カヌーに乗っていた3人が海上保安庁に港までえい航され、強制排除された。さらにゴムボートで抗議行動していた男性3人が「海上の安全確保」を理由に同じく海保に強制排除された。海保は、提供水域外で抗議行動を続ける市民らに対しても、「船が集まると危ない」などとし、現場から離れるよう求めている。
 現場海域では午前6時前から海上保安庁の巡視船艇や漁船が30隻以上確認された。午前8時過ぎには、辺野古漁港側のキャンプ・シュワブ内ビーチ前にブイを海に落として設置する様子や汀間漁港近くでオイルフェンスと見られる浮具を大浦湾方面に浮かべる様子が確認された。
 午前9時過ぎからは、シュワブのゲート前で市民らの座り込みが始まった。市民らは「海保は弾圧を辞めろ」などとシュプレヒコールを繰り返し、道路からの撤退を呼び掛ける警察官らとのもみ合いを続けている。
(2014.8.15)

引き続きの抗議、がんばりましょう

 YさんからMさんに電話があり、Mさんからその内容についてメールが届きました。「ざっと書いたものだから正確ではないかもしれませんが了承ください、と加えて皆さんに伝えてください」との事です。以下、全文転載します。僕たちもがんばりましょう!
 いつもメール発信ありがとう。なかなか返事ができずにごめんなさいね。いろいろ報道されていると思うけれど、あれはウソだからね。ブイ、フロート設置は簡単なもので海の状態で容易に役割を果たせなくなるようなもの。トンブロックを入れたわけでもない。あんなもので県民が諦めるか! 県民をバカにしている! 海にはカヌー隊が出てくれている。Hさんもカヌーに乗ってくれているようだ。海上での抗議行動を陸で応援するゲート前の抗議行動では300人を越す県内外の人が集まってがんばっている。奈良からも京都からも大阪からも来てくれているよ。絶対にあきらめない! みんな明るくがんばっているよ! だから心配しないで。みんな元気にしたたかにがんばるよ! いつも本当にありがとう。
 以上のような内容でした。報道は、辺野古の工事は進んでいて、あらゆる抵抗や抗議行動は無駄なのでは・・・と思わせるようなものがあります。Yさんは、報道に惑わされないでと言っておられるようでした。抵抗や抗議は現場でだけではなくて、全国に広げなくてはと思います。ヤマトゥにいる私たちができることは限られますが、抗議の声をあげ続けることが必要ですね。絶対にあきらめない! が合言葉ですね。
(2014.8.17)

昨日3600人が辺野古に集まりました。

 これぞ沖縄の民意です。
【辺野古問題取材班】名護市辺野古沖の新基地建設に反対しようと、県内市民団体や県議会野党4会派などは23日午後、米軍キャンプ・シュワブ第1ゲート周辺で県民集会「止めよう新基地建設!みんなで行こう、辺野古へ。」を開催した。午後2時までに約2千人が集まり、移設に向けた作業としてシュワブ内で建物解体工事が始まった7月1日以降、最大規模の県民集会となった。参加者は「工事は民意を無視した強行だ」「政府の横暴を許さない」と声を上げ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設に反対する意思を示した。 ゲート前では午前9時すぎには100人余が集まり、辺野古漁港までデモ行進した。海上でも抗議船が航行した。正午すぎには県内各地から貸し切りバスが続々と到着し、参加者が一気に膨れ上がった。
 ゲート前では稲嶺進名護市長や市民、集会を呼び掛けた政財界の有志や有識者らでつくる「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」の共同代表、平和市民連絡会、統一連、県選出・出身の野党国会議員や県議があいさつする。
 集会ではアピール文も採択する。文案は「県民の目の前で、国家権力を総動員した横暴が繰り広げられている。私たちは海、陸での抗議行動と連携支援し、辺野古の海を絶対に埋め立てさせない。新基地建設を阻止する」と呼び掛けている。
 参加した大学生の雀部冬実さん(18)、平良美乃さん(21)は「基地には反対」「きちんと反対の声を上げて、海を守りたい」と話した。 ..【辺野古問題取材班】名護市辺野古沖の新基地建設に反対しようと、県内市民団体などは23日午後2時、米軍キャンプ・シュワブ第1ゲート周辺で県民集会「止めよう新基地建設!みんなで行こう、辺野古へ。」を開催した。約3600人(主催者発表)が参加した。移設に向けた作業としてシュワブ内で建物解体工事が始まった7月1日以降、最大規模の県民集会となった。参加者は「民意を無視した強行だ」「政府の暴力を許さない」と声を上げ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設に反対する意思を示した。
 実行委員会は参加団体を広げ、数万人規模の県民大会を検討している。23日と同規模の集会も今後辺野古で定期的に開催する予定。
 集会では、稲嶺進名護市長や市民をはじめ、実行委員会メンバーの政財界の有志や有識者らでつくる「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」、平和市民連絡会、統一連の各代表、県選出・出身の野党国会議員、県議があいさつした。
 集会ではアピール文「止めよう新基地建設!命育む美ら海を守り抜く」も採択。「県民の目の前で、国家権力を総動員した横暴が繰り広げられている。私たちは海、陸での抗議行動と連携支援し、辺野古の海を絶対に埋め立てさせない。新基地建設を阻止する」と呼び掛けている。
 ゲート前では午前9時すぎに100人余が集まり、辺野古漁港までデモ行進した。海上でも抗議船が航行した。正午すぎには県内各地から貸し切りバスが続々と到着した。一方、実行委員会が用意した那覇市発、沖縄市発のバスに定員超えで乗車できず、集会現場に到着できない人もいた。
(2014.8.24)

沖縄から報告します。

 ゲート前では夜も7:00から深夜まで監視が続きます。十数名がブルーシートに座り込みをされてながら、僕らもこの間の厳しく激しい闘いをきかせてもらいました。沖縄の闘いはこんな厳しい闘いを、少しずつ風穴をあけながら、あくまであきらめず、しなやかにしたたかに闘う姿です。感動的な話もいくつか聞かせてもらいました。くわしくはまた後から。沖縄の闘いの源流はやさしさ・・・ 今、平和運動センターの皆さんが食事もとってないだろうと気遣っていただいて、夕食を食べながら交流会を持っていただいています。話を聞きたいのでまた後ほど。
(2014.8.26)

キャンプシュワブゲート前より。

昨夜の交流から。毎日のキャンプシュワブゲート前での抗議は緊張感がただよい、ときには騒然とするときもありますが、防衛局は直接反対住民の前には出てきません。直に抗議の相手をするのは警備会社のアルソック。機動隊がその後ろで構えている構図。アルソックに雇われた人を前面にたてているのは、県民の怒りをそらすようにしむけているんでしょう。台風11号が来たときも暴風雨のなかでずぶ濡れになりながら彼らが警備に当たっているのをみて、反対派住民が思わず防衛局につめより「カッパぐらい着せてやれ!労働者を何だと思っているんだ!」と猛抗議。その場で押さえられはしたそうですが、その事情はすぐに周りにも伝わったそうです。逆境のなかでも労働者の立場に立ちきることでシュワブゲート前の抗議は成り立っていて、それが沖縄の非暴力の闘いなんですね。今、僕たちは、朝から高江の闘いに合流するべく車を走らせています。高江の動きによってその後また辺野古にもどります。

Mさんからの緊急よびかけを転送します

緊急呼びかけ  いま、沖縄の辺野古が大変です。
 私は、沖縄が日本やアメリカの戦争の道具になるのはイヤだなーと思っています。沖縄は素朴に清らかに、そのままそっとしておいて欲しいと考えています。また沖縄が平和でなければ、日本も平和ではありません。こうした思いを、辺野古基地工事に関連している、「近畿防衛庁」に届けに行こうと計画しています。日にちは9月7日「(午後12時現地集合サンシン・楽器持参)「近畿防衛庁」は、地下鉄「谷町4丁目駅」を上がると、すぐ目の前にあります。「島唄」をこよなく愛する皆さん!「世界の人びとと仲良く、沖縄を平和な島に!」と願う皆さん!「ユイぬ心」で集まりましょう!それぞれのパフォーマンスで、私達の意志表示をしましょう!
呼びかけ・牧志徳
このメール拡散希望!
私は、9月に辺野古へ行き、闘いに合流してきます。 7日には間に合うように大阪に戻ってきます・

高江テントから。

 辺野古からさらに北にあるヤンバルの森に位置する東村高江区では、2007年に住民に何の説明もないまま、オスプレイ発着基地建設を始めました。説明を求める住民が座り込みを始めたのは、その年の7月。国はその人たちを裁判に訴え、恫喝をかけながら、あの手この手で工事をすすめました。僕たちがこのことを知ったのが2010年。米軍ヘリがテント上空でホバリングし、テントが壊されたニュースからでした。しかし本土ヤマトゥのメディアでとりあげることもなく、それが「つながる奈良の会」を結成するきっかけになりました。その後厳しい闘いが続き、次第に全国的に知られるようになりました。現在、N4地点のヘリパッドは完成してしまい、攻防の争点はN1の地点になっています。N1への出入り口に当たる表と裏には、それぞれテントを張って監視行動をしています。24時間体制です。
 N4のヘリパッドはもともとあったものを拡張したのですが、N1地区は何もないところに新たに作る計画で、そうなると資材や重機を大量に運び入れなければなりません。そこで出入り口に車両をおいてテントを張り、入れないようにして抵抗しています。今、その車両の置いてある場所を米軍の占有地にしようとする動きがあって、県道をそんなムチャクチャしたらあかんやろ! 今回は森の奥のヘリパッド予定地まで見に行きました。蛇が怖かったけど、このあたり一帯がすべて伐採されてオスプレイはじめヘリコプターが我が物顔で離発着するかと思うと、本当にぞっとしました。

再び辺野古へ。

 高江を出てすぐ辺野古に戻りました。昨日はカヌー9挺がフロートを越え、身柄をとらえられたばかり。暑さの中、海ではカヌーが、陸ではゲート前行動が、全力でがんばってます。奈良のみんなもがんばってます。応援してる。沖縄の課題を自分たちの課題にするため、共にがんばります! そんなアピールをしてきました。
(2014.8.27)

沖縄は快晴

 昨晩7:00からゲート前行動に参加した後、そこで知り合った学校の先生と自主的に酒場で交流会をしました。熱く、そして謙虚でまじめな人でした。こういう人がいて、また未来につながっていくことに期待ができました。それでもさらに次の世代につなげられるよう、そして僕らの子や孫も自分のできる分野で平和を求める運動をになってくれるようにしないといけません。なぜなら、平和は感性のなかにだけあるものではなく、平和を求める運動の中にこそあると思うからです。さて今日も朝から辺野古、キャンプシュワブゲート前に向かいます。沖縄は快晴、暑くなりそうです。

海に出てカヌー隊を応援。

 午前中、4人で一緒に船に乗せてもらって、海に出ました。抗議とカヌー隊の応援に行かせてもらいました。写真の奥に見えるのがスパット台船で、ボーリング調査をしようとします。オレンジに見えるのはフロートで、カヌーや支援船や海上保安庁のボートも見えます。カヌーがフロートに近づくと海上保安庁が妨害します。これまでにトラブルも起こって、怪我人も2人でています。それについては刑事告発をするとの事でした。争いを望んでいるわけではない。望んでいるのは平和なんです。

カヌー隊がんばれ!

 今日午前中の海上からの報告の続きです。辺野古の海は透き通るように美しい。このあたり一面をすべて埋め立てて基地にしようなんて本当に考えられません。海保庁のボートと船は僕たちたくさんの目が監視をしているので、しつこく付いてきては「近づかないでください」などと言うだけですが、見えないところではそうではないようです。浜から20分ほどブイをまくようにして台船に向かっていきます。台船は2カ所。2カ所目で抗議のカヌー隊は、台船に向けて「埋め立てをしないでください」と抗議をします。正当な表現の自由の行使です。海保庁は次第にきつい言い方になったり、上から目線のものいいになってきます。ついに僕たちのとなりの船に何やらえらそうに言ってきました。その時うちの漁船の船長が海保の船に近づいて「海の男の言うことじゃない、許さんぞ」と迫りました。海保も一瞬たじろぎます。ウミンチュの誇りです。僕たちも一斉に「抗議しているだけの市民に何をいうんだ!」「海保は弾圧するな〜!」「カヌーからはなれろ〜」と叫びます。空にはヘリコプターが飛んで爆音をまきちらしています。こんなきれいな海を、こんなに反対する人が叫んでいるのに、力づくで建設をすすめてくるなんて。「カヌー隊がんばれ!」そう叫びながら涙がぽろぽろこぼれます。こうして2時間ほどの海上監視行動が終わりました。
 ウミンチュは最後に「また来てください。その時まで埋め立ては絶対とめます。ともにがんばりましょうね。」と言って固い握手を交わしました。海保庁は仕事やからこちらも仕事の邪魔はしない、安全海の男、本当にありがとう。
 さて、午後は灼熱のゲート前で陸上から抗議です。

再びゲート前から。

 午前中、海上から辺野古の闘いに合流できて本当によかったです。午後は、ゲート前、熱い。連日かけつけている、200名はゆうに越えているだろう沖縄の人々は、この暑さで健康被害もでてきているのではないかと思います。Yさんなどは火傷のようになっていました。色んな人が次々に挨拶に立ち、そしてゲート前でシュプレヒコールをします。何とか埋め立てを止めたい。大きな声で叫びます。
 今日は年末に続いて、また知事が「埋め立て本体工事の岩礁破砕申請を許可した」ことを通知しました。これで防衛局は辺野古海域の地形を変える工事に着手できるようになりました。ただ工事に使用する漁港の使用許可は名護市が認めておらず、その意味で9月の市議選が重要になるとのことでした。知り合いの方がいれば応援よろしくお願いします。夕方から大雨が降り出し、今日はここまででした。
 つながる奈良の会からは代表もアピールしてくれました。そう言えば新報に奈良から来たとも報道されていました。うちのメンバーもえらく陽に焼けて、これからビールで冷やしに行きます。
(2014.8.28)

沖縄最終日

 今日はもう帰らなければなりません。でも最後までゲート前に向かいます。ちなみにこのゲート前のテント、道交法違反だから撤去せよという圧力もあり、毎日テントを設営します。すごい量のブルーシートを紐だけでポールに縛り付けますが、1時間かかります。その準備も手伝いましたがもう汗だくです。今日は海保庁の過剰警備の結果けがをしたカヌー隊の刑事告発もされ、沖縄選出の国会議員の会「ウリズンの会」も海保庁と防衛局に抗議します。

県民総意の闘いに

 ゲート前での行動に際し、あいさつをしてもらった平良さんの話に胸を打たれました。平良さんは10年前の辺野古の工事の際にも、カヌーで阻止行動をされていました。今は80歳になられてカヌーに乗ることはできませんが、船に乗ってカヌー隊を激励されたり、浜のテントにおられます。話はざっと次のような感じ。
 「カヌー隊は10年前の闘いの時にも、最も強かった。海保庁の船より強かった。それはなぜかというと、カヌーは人間の手でこぐだけのもっとも弱い存在だから。もし海保庁の船に対抗してもっと早くもっと頑丈に、と強くなれば相手もさらに上をいく。それは戦争だ。弱いからこその強さ、それが民衆の運動だ。」と。平良さんは、「もはや新聞にも自分たちのことを『反対住民』とは書いていない。『市民』と書いてある。それほどの県民総意の闘いになってきているんだよ。もっとも『市民』といういいかたも、もっといい言い方はないかなと思う。なぜなら市民権のない外国の方などもいるから。」
 そんな風に話しておられました。県会議員の方もおられ、この運動をますます県民運動にしていくため、9月20-27日ぐらいで万単位の集会をやると、力強く提案してくれました。沖縄はオール沖縄です。これをオールヤマトゥにしたい。そのための運動を僕たちは奈良で担いたい、改めてそう思いながら飛行機に乗り込みました。


現地で歌った「いらない節」

 帰りたくはなかったけれど帰ってきました。今、しみじみ思うこと、それはこの奈良に帰ってきて、ここですべきこと、できることです。直接現地にいることはできなくても、抗議は電話ででもできます。また、このことを家族、友人、知人に知らせることで一緒に考える仲間を増やすことができます。よければ、一緒にビラ配や街宣もできます。訴えたいことは山ほどあります。労働者の権利を守れ!人権を尊重しろ!特定秘密保護法反対!集団的自衛権行使容認反対!排外主義・歴史歪曲主義くそくらえ!差別大反対!そしてそれが行き着く先は安倍政権、ファシズムです。そして、その最前線にさらされているものの一つが沖縄です。だから沖縄の声にしっかり耳を傾けなければならないと思うのです。憲法の精神を運動に忠実に生かしているのも沖縄です。沖縄の平和を求める声につながらなければ平和などないと確信しています。それがヤマトゥに住む僕たちの真摯な姿勢だと思います。
 今日はシュワブゲート前テントで、僕たち4人はいつもデモの時に歌う「いらない節」をハモニカ伴奏で熱唱してきました。現地から「辺野古の愛唱歌、応援歌だ。奈良からの素敵なプレゼントだ。これからも歌うよ」と言ってもらいました。また奈良でもたくさんの人と歌いたいです。そのように僕たち「沖縄の高江・辺野古につながる奈良の会」とつながってくれる仲間を呼びかけます。友人の方が了解くだされば、このメールに返送してお知らせくださるか、ホームページをみて名前と連絡先、そして大切なのはメールアドレスなどお知らせいただければ、今回のようなメールを一斉に配信します。もちろん沖縄の方にもお送りしています。ますます「つながる奈良の会」は、奈良の仲間、沖縄の仲間、全国の仲間とつながっていきます。よろしくお願いします。最後にその歌を歌って今回は終わります。
(ハレルヤの節で)
「辺野古にいらない
新基地いらない
辺野古にいらない
新基地いらない
高江にいらない
ヘリパッドいらない
高江にいらない
ヘリパッドいらない
戦争いらない
戦争いらない
戦争いらない
どこにもいらない
どこにもいらない!」ハレルヤ
(2014.8.29)

今日も辺野古では

 僕らの仲間「奄美島唄文化を考える会」のMさんが、昨日から辺野古に駆けつけています。今朝の様子を連絡してもらっています。以下。頑張れ、Mさん!
 辺野古ゲート前、午前中抗議行動。参加者約100名。Yさん陣頭指揮。現在昼ごはん中。ちょっとの間、のどかタイム。

Mさんから、ゲート前の報告

 ゲート前、波状的に抗議行動を展開しています! 「持続は力なり」で、みんな明るく闘っています! フロートを越え突入したカヌー隊が10人が防衛庁に確保されましたが、すぐ取り返すことができました! 全国からのカンパで、新しいカヌーを2隻買えた。力になるとの報告もありました!
(2014.9.4)

県道の路側帯を米軍に提供?

今日のMさんからの現地報告です。
 本日は朝から高江に来ています。(メチャ遠い!) 新聞などで、「高江住民の団結小屋を近日中に撤去」の報道で、現地は、ちょっと緊張気味です!


 むちゃくちゃです。先ほど報告してもらったMさんからの情報は、高江のN1ゲート入り口にある「ヘリパッドいらない住民の会」とそれを支える団体のテントと車がある路側帯を、米軍専用地に提供しようというものです。反対する住民を封じ込めるため、こともあろうに県道をわざわざ米軍に提供しようとは、県民・住民の願いに唾をはく行為だと思います。全国から抗議を寄せましょう。
 以下、沖縄タイムスより
 月内にも反対派排除へ 高江ヘリパッド
 東村高江の集落に近い米軍北部訓練場内のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を進める防衛省は、工事車両の出入り口となる県道70号沿いの路側帯の日米共同使用を9月内にも見直し、住民らの立ち入りを制限する方向で、米側と調整を進めていることが4日までに分かった。路側帯は現在、反対住民らが車を止め、封鎖している。同省は阻止行動の対策を強化した上で、開始が遅れている「N1地区」の二つのヘリパッド工事に早期着手する。
 関係者によると、共同使用の解除ではなく、使用条件の見直しで検討を進めている。見直しだと、日米合同委員会の合意が必要なくなるという。
 「N1」建設で、工事車両は県道70号から米軍提供区域内の林道を使用する予定。反対派は林道の入り口にあたる未舗装の路側帯に車を止め、警戒を強めている。県道70号と両側の路側帯は米軍への提供施設区域だが、日米地位協定の規定で日米が共同使用する。路側帯は自由に通行できる。防衛省は共同使用を見直し、林道入り口周辺の路側帯の通行や立ち入りを制限するとみられる。
 N1地区の工事で、沖縄防衛局は5月、県へ事業行為書を提出。県が7月10日、赤土防止条例に基づく確認通知書を送付し、防衛局は事業を開始できる状態になっている。来年3月末に終了予定だが、いまだ着手できていない。
(記事更新日時: 2014年9月 5日 07:22 記事提供名称: 沖縄タイムス社)
(2014.9.5)

名護市議選挙、過半数獲得!

 名護市議選挙、地元沖縄での闘い、ご苦労様でした。まずは過半数獲得、勝利を喜びあいたいと思います。もうこれで4度の選挙で、県内辺野古移設反対の民意を明らかにしています。これらに勇気をもらって奈良でも微力ながらがんばりましょう。ただ、与党側が1議席減ったことで、仲井間知事が「見方はいろいろ、名護だけが沖縄ではない」と、ほざいとるのがまた腹たちますが、それが怒りに火をつけます。皆で頑張りましょう。情勢分析や新しい状況など知っておられる事があればお知らせ下さい。では。ご苦労様でした。
(2014.9.8)

奈良でも朝から連帯!

 今日は京都でも大阪でも東京でも、辺野古新基地建設に反対する行動がとられています。僕たちの奈良の地でも「奈良−沖縄連帯委員会」と「つながる奈良の会」が合同で、朝から街宣車を出して連帯行動をしています。各地の連帯行動ともつながって、沖縄の問題は僕たちの問題だと主張して、共にがんばります。
 午前中に奈良を出発して、生駒〜あやめ池〜西大寺〜市役所前〜新大宮〜八木〜高田とまわりました。街の声は上々。「米軍は私たちを守ってくれてると思ってたけど、沖縄でそんなことが起こってることは知らなかった」とか、わざわざマイクアピールを聞いて「気にはなってたけど、うちの街にはそういう活動がないから」とビラを取りにきた人もいました。沖縄の様子はどうだったかなぁ・・・これからも力を合わせてがんばりたいです。



12月24日 沖縄へ

 ただいま伊丹空港に向けてバスで走ってます。8月末以来の沖縄行きです。今晩は着くのが遅くなり那覇で一泊、明日から辺野古に入ります。8月以来、沖縄は県議会議員選挙、知事選、そして衆議院選挙で辺野古新基地建設NOの圧倒的民意を示してきました。名護市長も併せると3度も民主主義の基本である選挙で意志表示をしています。さらに辺野古では毎日、浜でも海でも抗議行動を続けています。高江でも毎日早朝から米軍と防衛局の監視活動を続けています。
 情けないのは、わかっていながらも暴走を止められない本土ヤマトゥの我々です。安倍政権はこの選挙結果をみて国民の信任をもらったと詭弁を弄し、原発再稼働や安全保障の法整備、社会福祉の聖域化なき切り捨てをほざき、さらに憲法改悪に向けて牙をむき出しました。それでも昨日は経ヶ岬で、Xバンドレーダー基地建設抵抗の闘いと集会で200名が結集しました。奈良の会からも仕事に都合をつけることができたメンバーが参加しました。京都の仲間も安倍政権のアメリカ追従に抵抗し、がんばっています。奈良でも様々な団体が粘り強い運動を展開しています。県議会議員選挙にむけても動きが出てきています。
 僕たち奈良の会も沖縄の不屈の大衆運動に連帯しつながり、大和奈良の地で平和人権運動を一層強く確かなものにしていきたいと思って微力ながら大和奈良からヤマトゥのあり方を問い、平和な社会を未来に続ける取り組みを続けます。そのためにも今日からまた沖縄現地報告を気まぐれにではありますが、お届けします。

12月25日 辺野古

 辺野古です。今日も海で、ゲート前で抗議行動が行われています。安倍政権は「理解を求めて」などといいますが理解を求めたことなどありません。ここでは暴力的な強行という言葉しかあてはまりません。久しぶりに訪れるテントの人たちは相変わらず温かく迎えてくれました。スイッチ入ります。

 テントに来ました。テントではカチャーシー。昨年の年末は前知事の、埋め立て承認で悔しい限りでした。僕たちもその時県庁前の集会に参加し腹立たしい思いで奈良に帰りましたが、今年はテントのこの賑やかさ。不屈のウチナンチュヌチムグクル、僕たちも見習わなければなりません。
 昼食休憩の際、嘉手納爆音訴訟団の方々と一緒に、埋め立て予定地の変更申請の件について、現場で説明を受けました。ダムから浜に流れる川の流れを変えないと実際の埋め立ては無理だと思われます。しかし防衛局の計画通りには進む見通しがありません。なぜならダムの管理は名護市長の管轄で稲嶺市長は埋め立てを進めるような工事は認めないからです。またダムの上を通して土砂の運搬をする計画ですが、これも市長が認めないからできません。そこで道路を使ってトラックで土砂運搬することになりますが、これは市民の唯一の手段、座り込みで抵抗できます。翁長知事が会いに行っても総理大臣は会わないという腹立たしいニュースが流れているなかで、ここ現場は極めて元気いっぱい、そう簡単にはやらせないぞ、そんな空気がいっぱいです。
 辺野古浜に右翼がバスで来たそう。30人ほど。何をしにきたか、もひとつわかりませんが、フェンスにかざってあるのが気に入らないのでしょう。特に何事もなく帰ったそうです。知事選でもさんざん翁長さんを中国や北朝鮮からの回し者だと宣伝していたようですが、それは逆に翁長さんの票を減らすどころか増やしたのではないかという見方を関係者はしていました。
(2014.12.25)

自民たおすにゃ・・・

 25日は新崎もりてるさんがテントを訪れ、激励と講演をされました。講演を聞いて、「サンフランシスコ条約で日本は独立したから、万歳せよと学校で教わった…沖縄を切り捨てて独立した、と。それから大衆運動に邁進してきた」という声があがっていました。写真は衆議院選の時、「自民たおすにゃ写真一枚あれば」として広報されたものです。公約違反を許さない県民の会の作成です。



12月26日 高江から辺野古へ

 朝から高江に行きました。N1ポイントから2キロほど北に行くとオスプレイパッド建設予定地が見えます。ブロッコリーの森という表現がぴったり。今回はうちの会から初参加の江草さんと一緒にN1の裏側にも行きました。今のところ動きはありませんが、辺野古と連動してどうなるか、警戒態勢は年末まで続けるそうです。さぁ午後は再び辺野古に急ぎます。ここでまた奈良からのメンバーと合流します。

 高江から辺野古に戻りました。先の選挙の影響か、高江のヘリパッドについてはもともと推進派である村長ですが、反対派で村議会議員になった伊佐さんの質問で、住宅地のなかを工事車両が入ることには断固、身体を張ってでも反対すると答弁したとのことです。民意を受けて変化の兆しがみえてきています。
 辺野古です。写真のオレンジ色の部分が埋め立て予定地です。前知事が退任直前に追加承認をしたのは三角形の浜に沿って通す道路建設です。その2週間ほど前には前知事は官邸にいってますから最後の最後まで裏切り者と裏切らせ者たちです。さて、大浦湾は深いが短い海洋なので入られる水路が限られています。つまるところ写真の下の長島から東に伸びる海洋あたりから土砂を積んだ大型船が入ると思われるためカヌーチームはそれを何とか阻止しようと、日々練習を積んでいます。大切な大浦湾で陸に浜に抵抗の力がみなぎっています。

 テントのなかは昨日に引き続き、活気にあふれています。名護市長選挙以来、沖縄の経済界も基地建設反対の動きが活発になっています。昨日、安次富さんが言ってましたが、17年の辺野古の闘いの中で始めて経済界からテントに差し入れがありました。1月の名護市長選挙以来、リゾート建設グループのトップである平良朝敬氏が「米軍基地こそ沖縄経済発展の最大の阻害条件である」と声を大にして宣言し、基地返還後の復興をみれば明らかだと沖縄経済会の主だったグループが立場を明らかにしました。この運動が一部の反対派の運動ではなく、よりこうはんな市民運動・大衆運動であることが明らかにになりました。それなのにその県民が建設反対の意志表示として選んだ翁長知事に会おうとしなかった安倍。怒りが渦巻いています。今晩、沖縄に帰ってくる翁長知事を1人にはしないと、県議会議員が空港に出迎えにいくようです。実に沖縄のチムグクル。
 今日で辺野古のゲート前テントは一旦中締めです。来年は明けて早速5日からまた激しい闘いが予想されています。
(2014.12.26)

12月27日 宮森小学校から奈良へ

 今年の沖縄差別を闘いぬいた皆さんと昨日は遅くまで杯を重ね、ひとまずの別れを惜しみました。奈良の会関係で昨日は6名が辺野古に結集し、今日まだ残っているメンバーは朝から高江をめざしています。がんばってください。そして奈良に帰ってともにがんばりましょう。辺野古は来年5日から厳しい闘いが予想され、今日で現場を離れるのは後ろ髪が引かれる思いですが、その分明日からの奈良での闘いに頑張りあいたいと思います。
 ということで、空港に向かう道中で今日は宮森小学校に向かいました。米軍機が小学校に墜落して小学生を含め甚大な被害のあったところです。静かに手を合わせました。
 空港に行く前に大田昌秀先生の沖縄国際平和研究所をお訪ねしました。大田先生には以前よりお世話になり奈良にもお越しいただいています。今回もこころよく話をしてくださいました。話は「沖縄独立論」についてその起こってきた経緯、知事時代よりのアメリカ公文書館の記録の洗い出し、今回の知事選、そして辺野古新基地建設に関わる政府の馬鹿げた大嘘、と多岐にわたり、どれも興味深くそして先生の博学さに驚嘆しきりでした。なかでも実体験としての沖縄戦の話はすさまじく、法律も制定されていない少年の出兵は120の弾丸と2発の手榴弾をもって半袖半ズボンで戦地に駆り出されたことや1945年6月18日から先生もおられた司令部壕での出来事などなど、いつものあたたかい眼差しの奥には二度と戦争を起こしてはならないという平和への熱い思いがつたわりました。
 最後にあつかましくもお願いをしました。僕たちの毎回のビラ配りのビラにコメントを寄せて頂けるようお願いをしたら、「いつもありがとう。感謝しています」というねぎらいの言葉とともに2つ返事で了承いただきました。近々うちの会のビラに掲載できる大田先生のコメントがファクスで届くだろうと思うと、うれしくて元気になります。僕たちが沖縄の平和運動に強くひかれ、こだわりをもつのは、毎度ながら感じる平和運動をすすめる人たちのあたたかさが魅力的であり、自分たちもそうありたいと思うからかもしれません。
 さぁ明日は奈良の会の定例行動の今年の最終日です。JR奈良で4:00から、その後僕たちも中締めをしましょう。今回の現地報告の意味合いもいれて「圧殺の海」のもとになった辺野古での闘いのDVDの上映もやります。

 さて、伊丹に到着しました。今回の現地報告もこれにて最終です。また来年も奈良、沖縄のみなさんともにがんばりをしましょう。ありがとうございました。
 
 

 来年もよろしくお願いいたします

 今年も一年間、みんなの力を合わせてやってこられました。ありがとうございました。沖縄では辺野古でも高江でも、きびしい闘いが続いています。しかし民衆の力を結集し、考えられるあらゆる方法で非暴力の直接行動にたちあがっています。僕たちも毎回定例のビラ配に加えて、今年は1月の名護市長選挙に始まり、2月には石川一雄さんと下地先生、山城さんを迎えて集会をひらいたり、他にも他団体と協力して集会・祭の企画をしたり多くの人たちに呼びかけてきました。来年も沖縄では闘いが続きます。僕たちも仲間の団結をより強固なものにし、さらに広く深くつながっていきたいと思います。沖縄につながり、仲間につながり、来年も明るくがんばりましょう。今年、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
(2014.12.31)



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