沖縄からのレポート

「高江辺野古につながる奈良の会」情報
(2012 年末沖縄現地闘争

(「2012 夏」はこちら)


 沖縄からの呼びかけに応じて、つながる奈良より4名がこれより関空に出発します
飛ぶぞ〜【2012.12.22】

 昨晩はビーチ格安航空にて無事沖縄に到着! オリオンビールと久米仙いや乾杯。今回の那覇泊は贅沢にも2000円。ただいま宜野湾海浜公園に向け出発したところ。沖縄は気温19度、天気はあいにくの雨です。
 1時間前には会場に到着。すでにたくさんの旗! 私たちの旗もつくりました。今回初お目見えです。
  
 始まりました。全国からたくさんの仲間が、ざっと見渡しても東京・栃木・佐賀・徳島・鹿児島。平和・憲法。これが集会の基本です。この当たり前のことが、ヤマトでは言われなくなりましたね。
 国会議員4人の連帯あいさつもすみ、これより、サウンドドモ! 全国から3000人の参加! 普天間基地へ向かいます。会場はすでに怒りの声に包まれています。
    
 デモ! 前も後ろも、おびただしい数の旗・旗・旗! 怒・怒・怒! がんばれウチナー! がんばれヤマトー! がんばれナラー! 大阪での同時集会に「つながる奈良」から6名参加。本当にごくろうさまです!
がんばれ「つながる奈良の会」
  
 デモ・いやサウンドドモ完了。総括集会はじまりました。まだまだ終わりません。「イヤササ ハイヤ」「ウイシャルオーバーカム」 「普天間を返せ!」 マルちゃんの太鼓もいっぱい!
    
 大阪行動に参加された皆さん、本当にごくろうさまでした。こちらも先ほど終わりました。長いデモと総括集会でやや疲れましたが元気です。沖縄は雨が降ってきましたが、総括集会。司会は山城さん。昨年度末の環境影響評価の提出にともなう県庁泊まり込み・3〜5月の高江の闘い・9ー10月のオスプレイ配備反対行動・またしても11〜12月の高江・・・ その間の選挙や抗議行動や毎日の防衛局や警察とのやりとり・・・ この厳しかった一年を「涙なくしては語れない一年」との総括でした。しかし皆さん元気に、「大胆に、しなやかに」そしてしっかり来年も闘うぞ、とまとめてはりました。私たちもいろんな意味で逆風もありますが、まずは健康に気をつけて来年も元気に明るくがんばりましょう。さて総括集会では、高江住民の会からも総括、人が足りない、力を貸してくれと。私たちも今から終わったら今晩から高江に入ります。
  
 高江に到着! もう10時になってました。置いてあったお酒をいただきながら、先客の高槻からの支援者とちょっと一杯。ほっと一息。明日は朝から防衛局に備えます。皆さん、お疲れさまでした。また明日。
【2012.12.23 高江・辺野古につながる奈良の会】

 高江では早朝から監視が続いてます。今日は祝日で工事はないかと思ってましたが、ゲート前にきてみると重機を動かす音がしています。しかしどうやら違う工事のようでした。とにかくなんと言っても人が足りない。今日はN4ゲートに6人メインゲートに僕たち4人も合わせて6人です。しかし僕たちも今日はいったん那覇に戻らなければなりません。昨日の集会で高江住民から助けてくれとメッセージがありましたが、実際に先週19日には60人でゲートを封鎖したそうで、その時には工事もしなかったとのこと。常時100人ぐらいいたら完全に止められると住民の会の人も言ってました。

  

 辺野古にきました。今日はひっきりなしに人が訪れています。もう8年を過ぎる日々を毎日座り込みで監視を続けています。以前は海上封鎖行動をしていた時期もあります。今は一見平和な海に見えていますが、ここに軍事基地をつくるという危険な計画が新政権になってまた加速しそうです。これほどまでの民意をふみにじって、何が民主主義でしょう。

          

  

【2012.12.24 高江・辺野古につながる奈良の会】

 明けて3日目。今日は、朝から那覇の国際平和研究所に訪問します。実は急きょ元知事、大田昌秀さんに会ってもらえることになったのです。大田さんは、博学で穏やかです、しかも熱い人でした。1時間半にわたってしっかり話を聞かせていただき、決意も新たというところ。来年には奈良へ来てもらいます。昼食は地元の人が集まる食堂です。すっごーい!

    

 午後からはアメラジアンスクールの野入先生にお会いします。アメラジアンとはアメリカとアジアの両方にルーツを持つダブル(これまでは、ハーフ(半分)と言われてましたが) の人の事。沖縄の場合はアメリカの軍人軍属の男性と沖縄の女性の間に子どもができたケースが圧倒的です。子どもたちの背景も言語も様々ですが、教育をまともに受けさせたいとの思いで、母親たちが自主的に立ち上げたのがアメラジアンスクールです。こちらではもうひとつの基地問題というよりも、多文化多民族の多様な教育権運動という面や、アメラジアンの母親たちの市民運動の盛り上がりという面で取り上げられています。マイノリティの権利が虐げられているのは、戦争につながる道。添付の写真は先ほど大田昌秀さん事務所の写真です。ホロコーストのテーマの展示に書かれていました。ご覧ください。直接的平和運動ではなくても多文化共生は平和へつながる道。ちゃんとつながっていす。昨晩遅くに二人が帰奈につきましたので、今朝からは2人です。今晩は再び、高江に戻り、明日の工事車両監視行動に参加して私たちも奈良に戻ります。

 アメラジアンスクールの先生にお会いして、食事をすませてから、今し方高江に到着。明日の監視活動に備えて休みます。まあ、ちょっと一杯やってからですが。今日もばたばたした1日でした。皆さんお休みなさい。

【2012.12.25 高江・辺野古につながる奈良の会】

 早朝より、ミーティング。6:30から指定された場所に移動しました。私たちは今日はN1ゲート前です。参加は総勢20を越えています。なかにはすでに国頭・大宜味あたりに出動している班もあるようです。うう、いくら沖縄と言ってもちょっと寒すぎる〜

 7:00ごろにはあたりも明るくなってきます。N1ゲート前で工事車両や作業員が入り込まないか監視活動をします。昨日もどこからか入り込んで重機の音がしていたそうで、むこうも我々がいるのでゲートのかなり遠くから入っているようです。これだけ広いヤンバルの森の中に位置する基地ですからどこからどう入るかわかりません。朝5時ぐらいから、怪しい車両をみつけたら追跡する人もいたり、ゲート前で監視したりと行動はその日の当番が指示してくれます。帰りの飛行機があるので、心を残して高江を去りました。

  

 今回もレポートご覧頂き、ありがとうございました。最後に、今回感じた事、大田昌秀さんの事務所を訪ね、直接話を聞き、改めて沖縄の平和運動は沖縄戦の実相から出発していることを確認しました。軍隊は住民を守らない、武器は住民を守らない戦争の道具だと。だから今も、沖縄戦を若者に伝えることに熱心に取り組んでおられるとともに、昨今の教師や教職員組合離れをなげいておられました。僕も再度その視点を大切にしたいと思いました。もう一つは若者です。サウンドドモなどこれまでと違って自由な発想で取り組みがすすめられ、とにかくみんながつながり、大きな輪になる夢のひとつの方法が見えました。老いも若きもともに尊敬しあい手を携えていけるよう、つながる奈良の会もますます楽しく日々の活動を進めていきましょう。ありがとうございました。  

【2012.12.26 高江・辺野古につながる奈良の会】

 日頃は「沖縄の高江辺野古につながる奈良の会」の活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。大晦日、いかがお過ごしでしょうか。
 この一年、本当に色んなことがありました。世の中がますます右旋回するなか、私たちも微力ながらも、沖縄の闘いに学び、連帯し、奈良での反戦反核反差別の闘いに力を注いできました。その原動力は仲間の力でした。ありがとうございました。是非、来年もそれぞれの持ち場で、時に力を合わせて、平和人権運動を展開していきましょう。 寒さきびしいなかです。風邪などひかないよう、ご自愛ください。
 最後に、来年は1月12日午後4:00ビラ配からスタートします。すぐに「第2回奈良からつながる平和人権まつり」の実行委員会を立ち上げます。沖縄返還の5月15日に集会・デモも予定しています。また6月には大田昌秀元知事の講演会を行います。仲間の力でがんばりましょう。
 では、来年もよろしくお願いします。

【2012.12.31 高江・辺野古につながる奈良の会】

 年が明け、人々がスポーツの話題にはずむ季節になってきても、沖縄ではオスプレイがとんでいます。全41市町村議会が反対決議を挙げ、10万人の県民大会、普天間ゲート封鎖etcオール沖縄で反対意志を示している声をまったく無視して。連日早朝から夜遅くまで我が物顔でオスプレイが飛び、高江で監視する住民の目を盗んで工事が強行され、辺野古の基地建設がごりおしされようと計画されています。以下、我が会の竹田さんからのメールの転載です。
 「注目の前代未聞の集会」 沖縄全41市町村長、議員が上京参加する前代未聞の集会が27日にあります。翌28日全首長・議員100名がオスプレイ配備撤回etc安倍首相に直接要請します。

  沖縄の空を飛ばさせない!日本の空を飛ばさせない!
  NO OSPREI東京集会  オスプレイ配備撤回! 普天間基地の閉鎖・撤去! 県内移設断念!
  1月27日(日)午後3時開会 集会後銀座パレード 日比谷野外音楽堂
  主催・オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会実行委員会事務局」

です。それに呼応するように大阪でも安次富さんを招いて抗議集会が行われます。沖縄意見広告運動から提案いただいて我が「つながる奈良」も呼びかけ団体に名を連ねさせてもらってます。その後関西各地でキャラバン行動を行い、奈良でそれらのまとめ集会をする予定です。その案内です。
  オスプレイ配備撤回!普天間基地閉鎖・撤去!県内移設断念!関西集会
  日時:1月27日13時30分開始
  場所:協同会館アソシエ(大阪市東淀川区淡路)
多く方の参加をよろしくお願いしたいと思います。
【2013.1.23 高江・辺野古につながる奈良の会

 東京では 沖縄全41市町村長、議員が上京して、前代未聞の集会が行われ、全首長・議員100名がオスプレイ配備撤回etcを安倍首相に直接要請します。それに呼応して私たち「つながる奈良」も呼びかけ団体となり、大阪で集会を行います。会場では時間の都合等によってですが、呼びかけ団体として「つながる奈良」のアピールもあるかもしれません。
 オスプレイ配備撤回!普天間基地閉鎖・撤去!県内移設断念!関西集会
 日時:1月27日13時30分開始
 場所:協同会館アソシエ(大阪市東淀川区淡路3-6-31)

【2013.1.27 高江・辺野古につながる奈良の会


 つながる奈良の会員さんでもあり、日頃から様々な活動に尽力されているMさんからメールいただきました。もちろん、当会も賛同します。お知りおきください。よろしくお願いします。


 日頃は、私が参画している日本軍「慰安婦」問題解決のための活動にご協力くださいまして、ありがとうございます。
 さて、一昨日のことですが、私たち<日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク>に対して、大阪府警が強制捜査に入るという不当弾圧が行われました。昨年9月の、金福童ハルモニの証言集会と関連して、同時に6カ所もの強制捜査を行っています。現在も引き続き、任意出頭と事情聴取を求められています。このような、市民グループにまで行きすぎた捜査を仕掛けてくるのは、今までなかったことだし、明らかに市民生活を脅かすものだと、法律の専門家の方がおっしゃっていました。ともに抗議の声を上げてくださるよう、よろしくお願いします。

**********転送 歓迎*********
緊急アピール!!
日本軍「慰安婦」問題に対するヘイトスピーチを容認、便乗した警察権力の弾圧に抗議する

■在特会等による日本軍「慰安婦」被害者らへの許しがたいヘイトスピーチ
 私たちはかつて日本軍によって戦場で性奴隷とされた被害者の訴えに応えるよう、日本政府の誠実な対応を求めて運動を行ってきました。数年前より「在日特権を許さない市民の会」(在特会)をはじめとする右翼市民団体が出現し、在日朝鮮人への攻撃をはじめ「慰安婦」問題についても歴史を全否定し、被害者を侮蔑するヘイトスピーチを繰り返しています。彼らは、水曜集会など「慰安婦」問題関連行事にとどまらず、脱原発運動などにも出没しては攻撃と妨害をためらわず、その手口は暴力や恐喝など犯罪化してきています。
 昨年8月、私たちは「慰安婦」問題と関連して、被害者を貶める発言を行った橋下大阪市長の「証拠があるなら(韓国側に)出してもらいたい」との暴言を受けて来日した、「慰安婦」被害者の金福童さんを迎えて9月23日、証言集会を開催しました。86歳の被害者が、橋下市長の発言の撤回と謝罪を求め、歴史の事実を証言、会場は多くの参加者であふれました。この日、多数の仲間が場内整理にあたったため、集会は混乱もなく無事に開催されました。
■大阪府警による露骨な弾圧
 ところが、集会から半年近くたった2月13日早朝、大阪府警(公安三課)は、とんでもない弾圧を仕掛けてきました。昨年9月のその集会に参加していた4
名の仲間を在特会メンバーからの被害届けにしたがって「傷害事件」の「被疑者」としてでっちあげ、個人宅及び関係事務所など5ヶ所の家宅捜査を強行したのです。一方的に「被疑者」とされた4名のうちには、昨年反原発や放射能がれき受け入れ反対の闘いの中で拘束・起訴され、今も大阪拘置所に勾留中のHさんも含まれています。警察権力による弾圧はこれにとどまりませんでした。集会の主催者である私たち関西ネットに対しても攻撃の手を伸ばし、連絡先としている「Cafeナビ」にも、同時に強制捜査が行われたのです。
 あろうことか大阪府警は在特会メンバーの被害届をもって、6ヶ所もの家宅捜査を一斉に行うとともに、「被疑者」とされた人たちに対して任意出頭を要求しています。さらに私たち関西ネット関係者についても事情聴取を求めてきています。この出来事に私たちはただただ驚愕し呆れるほかありません。罪のない人間を犯罪者に仕立てあげる警察の横暴を絶対に許すことができません。こんなことがまかり通るなら、日本はヘイトスピーチの無法地帯となり、国際社会からの非難と嘲笑を免れないでしょう。
 Hさんをはじめ、今回「被疑者」とされたメンバーは私たちの大切な仲間であり、Hさんを直ちに釈放するよう求めるとともに、3名の「被疑者」に対する逮捕起訴を絶対に許さず、また「慰安婦」問題の解決を求める運動への露骨で悪質な弾圧に怒りを持って断固抗議します。
 警察権力による不当な弾圧・攻撃に、ともに抗議の声をあげてくださるようお願いいたします。

 2013年2月15日
         日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク


【2013.2.16 高江・辺野古につながる奈良の会




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