狭山事件 石川さんの再審・完全無罪を
2016年
(上にあるものほど新しい書き込みです)
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ありがたいことに、『解放新聞』に、私のことを載せて戴きました。12月12日号が第1回で、3回連載。総ルビです。届いた新聞を見て驚きました。一面に、笠松明弘編集長の訃報。9月9日に、このインタビューでお会いしたばかりです。初対面でした。それから82日後の11月30日(上海で落語をしていた日)に亡くなられたのです。私と笠松編集長は同い年で、同じ時代を生きた者どおし、また落語にもお詳しく、話が弾みました。「また会いたいな」と思いながら、お別れし、私と新幸は大東市の小学校で公演。その後、竹林さんの大美落語会に出たのです。ついこないだのような気がします。
今日は、テント師匠の七十七日(十一・七日。そんな言い方があるとは思いませんが)。朝、お仏壇を拝んで、しみじみと解放新聞を眺めました。テント師匠、笠松編集長、私、三人とも同い年です。私はまだまだ生きるつもりでおりますが、なんとも言えない気持ちになります。大事に生きさせて戴きます。こんなことしか言えません。 合掌
「解放新聞(中央版)」2790号(2016年12月12日)の最終面全面に新治さんの「落語と狭山事件が変えた私の人生」が掲載されています。①となっていますので何回かにわたって連載されるようです。とりあえずご連絡申し上げます。だいぶん寒くなってきました。お体にはくれぐれもお気を付けください。
【2016.12.11 大阪府堺市 IK様】
狭山パンフを読む会の同志の皆さん! 狭山再審を闘う全ての皆さん! 11月2日(水)に開催された三者協議につき、報告を送ります。今回も、このメールを書き出して既に4週間経ってしまいました。遅くなって申し訳ありません。転送・拡散を!
今回、1年ぶりに東京高検による証拠開示が行われました。(被害者の兄NKさん関係の調書:石川さん宅から「発見された」万年筆について「妹の万年筆と書き具合が似ている」と証言させられている)
しかしながら、埼玉県警等に在る筈の証拠物については「存在しない」と強弁し、被害者の「財布」「手帳」関係の証拠については「開示の必要は無い」と拒否し続けています。また、東京高裁も高検に対する勧告・命令に踏み込まず、事実調べに至っては協議事項にすらあがっていません。
情勢が厳しい上、高齢の石川一雄さん・石川早智子さんの体調も万全とは言い難いものがあります。しかしながらお二人を筆頭に、再審弁護団・部落解放同盟を始め全国の人々が不屈に闘い続けています。来年2月上旬の第31回三者協議にむけ、これまで以上に下山鑑定人の尋問などの事実調べを勝ち取るための闘いを各地で強めましょう。
なお、三者協議についての解放同盟の速報全文は豊中・狭山事件研究会の作成した「狭山事件最新情報」の頁からダウンロード出来ます。
★以下、石川早智子さんの頁『冤罪 狭山事件』のトップから三者協議に関する部分の引用です。
☆①第30回三者協議が2016年11月2日に開かれました。これまで弁護団が証拠開示請求を続けていた被害者の兄の万年筆に関する供述調書が10月21日付けで一通を開示しました。これまでで開示された証拠は186点になりました。弁護団が粘り強く求めた結果です。★月刊狭山パンフレット『狭山差別裁判』の468号「東京高裁は鑑定人尋問を」が発刊されました。「解説下山鑑定は何を明らかにしたか」が掲載されています。前号の特集「万年筆は疑問だらけ」と併せ、新証拠学習の資料として最適です。是非購入宣伝を! 頒価:1冊300円。申込先:部落解放同盟の各都府県連合会事務所、または中央狭山闘争本部(東京都中央区入船1丁目7番1号)
②2日、弁護団は下山鑑定の重要性について説明し、検察官は下山鑑定について反論する方向で検討するとしました。下山鑑定を無視できないところまで検察を追い込んでいるということです。石川有罪の根拠となった万年筆が石川無実を証明しています。また、弁護団が証拠開示を求めている財布、手帳関係の証拠開示、証拠物一覧表の交付については検察官は検討中としています。これからも証拠開示要求、下山鑑定の意義を大きく世論に訴え、事実調べ、証拠開示にむけて闘い続けます。
☆次回第31回三者協議は2017 年2月上旬です。」
★石川さん夫婦が参加する集会が大阪で開かれます。
12月3日 部落解放大阪府民共闘会議50周年記念集会
14:30~16:30 大阪人権博物館(リバティおおさか)・ホール
参加無料・申込不要
①DVD上映『冤罪を作り出す「取り調べ」-狭山事件』
②記念講演「私は無実!今こそ再審開始を」石川一雄・石川早智子
★来年の第31回三者協議に向けて、直前3週間、東京高裁前アピール行動が取り組まれます。石川さん夫妻を先頭に、部落解放同盟、埼玉・千葉等の住民の会、「facebook狭山」他個人支援者が、手作りプラカード等も持ち寄り、賑やかに楽しく実施しています。
場所 東京高等裁判所正門前(地下鉄「霞ヶ関」駅 A1出口)
時間 8:30~10:00、11:50~13:00
内容 ・石川一雄さん、石川早智子さん、支援者によるアピール(マイク情宣)。
・チラシ配布、署名活動、横断幕などでの情宣活動
日程 毎週木曜日、1月19日・26日・2月2日
★以下私の個人的まとめです。なお、今回も証拠開示関係のエクセルファイルを更新し、添付しました。
○1.1年ぶりに検察による新規開示を勝ち取ったた。
×2.検察が、前回と同じく「これまで示した一覧表が全てであり、高検以外の捜査機関に証拠物はない」と強弁した。
△3.東京高検以外の証拠物一覧表の開示、弁護団が請求している「自白」関係・被害者の「財布」「手帳」関係等、捜査書類・調書等の開示について、継続して検討することなった。
×4.証拠物一覧表他、裁判所も検討を要請している事項についての検察の開き直りに対して、裁判所が命令・勧告を一切行わなかった。
×5.再審開始決定に必要不可欠な事実調べについて、やはり具体的協議に入れてない。
【2016.12.1 大阪市住吉区 HM様】
石川さんご夫妻から、はがきが届きました。
【2016.11.12 MORI】
「狭山事件の再審を実現しよう」フェイスブックページに報告をアップしました。冷たい雨でしたが、大島 花子さんのコンサートや、神田香織さんの講談で心温まるいい集会でした。何より新証拠によって再審への道すじが見えてきた直後の集会で、石川さん、早智子さんの力強い決意が伝わってきました。他にも写真をアップしているので、よろしければご訪問ください。(フェイスブックIDが無くても見られます)
【2016.10.31 狭山事件の再審を実現しようFB / ノジマ様】
10時30分より、東京高検と東京高裁に入って、それぞれ要請書を提出しました。中に入れたのは、20名。初めての人が優先です。全国の狭山を闘う仲間から要請書が提出されるとともに、自分の思いも一人一人が表明しました。ぼくも検察や裁判所の担当官に思いをぶつけました。検察や裁判所の担当官は僕たちの発言にいちいち相槌を打ったり、メモを取ったりしていましたが、検察官や裁判官に伝わっているのか、不信感を持ちました。しかしながらこういう地道な取り組みを積み重ねていくことで、少しずつでも証拠が開示されたり、成果につながっていくのだと思います。また、石川さんに文字を教えた刑務官の清き気持ちが石川さんが文字を獲得したことに大いなる力を与えたように、ぼくらの働きかけが、検察や裁判官の中の、心の変容を産み出すのではないかと、願わずにはいられません。
中央集会では、まず坂本九さんの娘さんである大島花子さんの素晴らしいミニコンサートから始まりました。忌野清志郎が日本語歌詞にしたイマジンの澄んだ歌声にびっくりしました。石川夫妻、神田香織さん、各政党、弁護団、冤罪被害者たちのアピール、どれも素晴らしいものでした。
次に45年ぶりに狭山の現地調査に行きました。正直言って、現地調査しなくても石川さんの無実は十分理解できる、現調必要ないかも? なんて思っていました。でも、現地調査することによって、石川さんの無実への確信は何か霧が晴れてずっとはるか先まで見通せるような不動のものになる実感を味わいました。現地調査ガイドのプロみたいな安田さんの詳しい説明を聞けたことのおかげです。安田さん、ありがとうございます。狭山東三河のこれからの活動に一つに現地調査をぜひ入れたいと思いました。昔、石川さんのお宅があったところは今は「狭山現地事務所」になっています。そこには、全国各地から送られた支援のメッセージなどが所狭しと飾られています。石川さんを力づけ、石川さんから力をもらう。そういう狭山の闘いの姿がここにあると思います。45年ぶりの現地調査、本当に行ってよかったと思いました。これを糧に東三河の活動を今後とも、仲間とともに続けていきます。みなさん、よろしくお願いします。【2016.11.30 愛知県豊橋市 K.Y様】
新治さんが参加できなかった事は残念ですが、それぞれの思いの中で、「出来る時に出来る事をする。しんどい時には、パスしても、次はまた気ぃを持ち直そう」と思う事で半世紀に亙る狭山の闘いは続いていると思います。これからも頑張らずに願生りましょう。狭山幟の活用引き続き宜しくお願いします。
さて今回の集会とデモですが、あいにくの雨で参加者はずぶ濡れ状態で、デモに入る前は凍えてふるえが止まらない感じでした。しかし、壇上からの発言は「有罪の証拠とされた万年筆が被害者のものではなく、でっち上げられたものであることが科学的に証明された。今度こそは勝てる。更なる証拠開示と鑑定人尋問をかちとっていこう。」という力強い発言が続きました。
それと今回特徴的だったのは沖縄・高江での大阪府警機動隊員による「土人」「支那人」と言う差別暴言と、それが表す日本政府の植民地支配的対応に対する怒りの発言です。福島みずほ・神田香織・鎌田慧と相次ぎました。狭山を闘う多くの者にとってどちらも許しがたい事であることの発露と思います。
来週にはまた三者協議が行われます。一歩でも半歩でも事実調べの実施に近づくものであって欲しいと考えます。【2016.9.29 大阪市住吉区 HM様】
今日は、東京、日比谷公園で狭山事件の中央集会があります。狭山パンフを読む会の会長、福さんが亡くなり、その後の初めての狭山全国集会。なのに、自分のせいで、参加できません。自己責任です。狭山パンフのメンバー、石川夫妻、皆さんの思いを考えれば、参加できない自分が情けないです。情けない自分を認めるしかありません。自分の甘さを認め、身の丈に合わせて生きてゆきます。ほんまに申し訳ないのですが、会場は熱気に包まれることと思います。集会の成功を祈るばかりです。
【2016.10.28 新治】
狭山パンフを読む会の同志の皆さん! 狭山再審を闘う全ての皆さん! 8月29日(月)に開催された三者協議につき、報告を送ります。このメールを書き出して既に4週間経ってしまいました。遅くなって申し訳ありません。転送・拡散を!
まず、既にご存知の方が多いかと思いますが、この三者協議の直後、狭山弁護団と石川一雄さんは、三者協議前に東京高裁に提出した新証拠=万年筆内のインク鑑定について記者会見を開き、又もや石川さんの無実を明らかにする証拠が見つかった事を訴えました。
NHK NEWS WEB 動画付記事 08月29日 17時30分 「狭山事件「証拠無関係」鑑定書」、狭山事件「証拠無関係」鑑定書 - NHK 首都圏 NEWS WEB 等に拠れば、
★ 当時の万年筆及びインクを色材研究の専門家下山進さんが、ペーパークロマトグラフィーによる実証実験を行い鑑定した結果、石川さん宅で「発見」された万年筆乙には、ブルーブラックインクしか検出されていない。
★ 被害者は行方不明となる当日迄ライトブルーインク(商品名パイロットジェットブルーインキ)の入った万年筆甲を使用していた。
★ もし仮に前のインクが無くなりそこにブルーブラックを充填したとしても、前のインクの色調が検出される。
★ 従ってライトブルーインクの色調が全く検出されなかった万年筆乙は被害者所有の万年筆甲とは別の万年筆である
ことが証明されました。
三大物証と言われた「鞄」「時計」「万年筆」の「発見」は当初から極めて疑わしいものでしたが、もはや、寺尾有罪判決に「合理的疑いを生じる新規・明白な証拠はない」などという強弁は成立しません。東京高裁は1日も早く、事実調べの実施に踏み切るべきです。
今回も東京高検は証拠開示に対して「不見当」「無関連」「不必要」を連発するなど頑なな拒否姿勢を示し、東京高裁も高検に対する勧告・命令に踏み込まず、事実調べに至っては協議事項にすらあがっていません。情勢が厳しい上、高齢の石川一雄さん・石川早智子さんの体調も万全とは言い難いものがあります。しかしながらお二人を筆頭に、再審弁護団・部落解放同盟を始め全国の人々が不屈に闘い続けています。再来月11月上旬の第30回三者協議にむけ、これまで以上に事実調べ実現を勝ち取るための闘いを各地で強めましょう。その直前、10月28日には10.31寺尾差別有罪判決42カ年糾弾!狭山再審実現!中央闘争も予定されています。引き続いて共に願生りましょう。
なお、三者協議についての解放同盟の速報や、弁護団の「新証拠(下山鑑定等)の提出について」などの全文は豊中・狭山事件研究会のブログや池田市民の会のブログに掲載されています。
以下、石川早智子さんの頁『冤罪 狭山事件』のトップからの引用です。
☆第29回目の三者協議が2016年8月29日午後3時から東京高裁で開かれました。8月22日に弁護団が提出した新証拠、「石川宅で発見された被害者のものとされる万年筆のインクは、被害者が使っていたインクではない」との鑑定について検察は「出されたばかりなので検討したい」との回答。有罪の大きな証拠とされていた万年筆が被害者のものではないと科学的に証明されたのです。午後4時から弁護団と石川一雄は記者会見をし、「石川無実」「再審開始」を強く訴えました。大きな大きな無実の証拠です。どうか皆さん注目して下さい。月刊狭山パンフレット『狭山差別裁判』の467号「万年筆は被害者のものではない」が発刊されました。下山鑑定と万年筆問題の特集号で、学習会に最適です。また「チラシに使って欲しい」と、写真の様に見本頁まで掲載されています。是非購入宣伝を! 頒価300円 申込先:部落解放同盟の各都府県連合会事務所、または、中央狭山闘争本部(東京都中央区入船1丁目7番1号)
次回三者協議には、検察を逃がさない闘いを!!!
皆さんのご支援をお願いいたします。
☆次回第30回三者協議は2016年11月上旬です。」
早智子さんの頁等を基にした、石川一雄さん・石川早智子さん夫婦もしくはどちらかが参加する今後の予定です。もう終わってしまったものもあります。すみません。m(_ _)m
☆9月8日 全国狭山活動者会議・住民の会交流会 13時~16時 部落解放同盟中央本部<地下鉄日比谷線八丁堀>
☆9月14日 関東ブロック共闘交流会(東松山市)
☆9月29日 第30次第1回東京高裁前アピール行動 8時30分~13時 <地下鉄 霞ヶ関駅 A1出口すぐ>
☆10月1日 部落解放第33回新潟県研究集会 全体会 10時~12時 魚沼市小出郷文化会館
分科会 13時~16時 第4分科会①「反差別共同闘争・狭山再審の闘い」 堀之内公民館
☆10月2日 2016人権長野県集会 15時~16時45分 グリーンホールミナミ<長野市稲里町下氷飽[シモヒガノ]>
☆10月6日 第30次第2回東京高裁前アピール行動 8時30分~13時 <地下鉄 霞ヶ関駅 A1出口すぐ>
☆10月8日 映画の集い(福島県) 17:30開場 18時上映開始 ミュージカルがくと館<郡山市開成一丁目>
☆10月11日 さいたま財団研修会
☆10月13日 第30次第3回東京高裁前アピール行動 8時30分~13時 <地下鉄 霞ヶ関駅 A1出口すぐ>
☆10月14日 「SAYAMA見えない手錠をはずすまで」上映会 18時15分開場 18時30分開映 くにたち市民芸術小ホール<国立市富士見台二丁目>
☆10月18日~20日 部落解放研究第50回全国集会 奈良市
19日 第2日・分科会 9時30分~16時
第5分科会「狭山事件・冤罪事件を考える」<ならまちセンター(近鉄奈良駅南800m)>
「取り調べテープから見るえん罪の構造」(浜田寿美男)、「日本版イノセントプロジェクトの取り組み」(稲葉光行)、「狭山第3次再審の現状と課題」(中山武敏・中北龍太郎・石川一雄・石川早智子)
※なお、第1分科会「部落史・人権問題を学ぶ」<なら100年会館(国鉄奈良駅西320m)>では、『夢の間の世の中』の上映とキmソンウンさん・袴田秀子さんの話があります。
☆10月28日 「同宗連」狭山集会 午前
☆10月28日 狭山中央集会(日比谷野外音楽堂) 13時~14時30分 集会後デモ予定
☆11月4日 長野県・東御市狭山集会
★11月上旬 第3次再審請求審第30回三者協議 夕方 東京高裁第4刑事部
☆11月13日 鳥取狭山集会
☆11月19日 部落解放第53回滋賀県女性のつどい 12時50分~16時 県立男女共同参画センター<近江八幡>
ビデオ「動き始めた狭山裁判」、記念講演「私が歩んできた道」(石川早智子)、グループ討論
☆12月3日 大阪府民共闘50周年記念集会
その他、各地で弁護団の参加する学習会が開かれます。(石川一雄さんや石川早智子さんの参加はありません。) 一部をご紹介します。
☆狭山現地交流
日時 10月1日 10時~12時 現地調査、13時~15時 学習交流
会場 富士見集会所他<集合:9時45分 狭山市駅西口階段下>
現地調査 石川さん「自白」コースと現地事務所の復元鴨居、
学習会 ビデオ「冤罪を作り出す取り調べ~狭山事件の場合~」、講演「新証拠・万年筆は被害者のものではない」(青木孝弁護士)
主催 部落解放同盟埼玉県連合会他3団体
☆緊急報告会 -発見された「万年筆」は偽者-石川一雄さんは無実です!!「狭山学習会」
日時 10月15日 13時30分~16時30分
会場 熊本県総合福祉センター<熊本市中央区南千反畑町>
ビデオ「冤罪を作り出す取り調べ~狭山事件の場合~」、講演「53年目の真実」(横田 雄一弁護士)
主催 部落解放同盟熊本県連合会
☆狭山事件学習会「万年筆は被害者のものではない」
日時 10月15日 14時~16時
会場 早稲田奉仕園<地下鉄早稲田>
お話 「再審請求審の現状」(青木孝弁護士)
主催 狭山事件研究会
☆狭山事件、53年目の新証拠「万年筆は被害者のものではない」今こそ再審を!豊中集会
日時 10月20日 18時30分~20時30分
会場 豊中人権まちづくりセンター<阪急宝塚線岡町駅下車、西北へ10分>
講演 「狭山再審の新証拠 万年筆は被害者のものではない」(ジャーナリスト・菅野良司)
主催 狭山事件の再審を求める豊中市民共闘会議
以下私の個人的まとめです。なお、今回も証拠開示関係のエクセルファイルを更新し、添付しました。
×1.4回続けて検察が新規の開示を行わず、0回答(「存在しない」「開示の必要がない」)の連発に終わった。
×2.前回、警察から検察に送致される証拠について、裁判長が検察官に説明を求めたのに対し、検察官は「これまで示した一覧表が全てであり、高検以外の捜査機関に証拠物はない」と強弁した。
△3.東京高検以外で保管している証拠物の開示について、弁護団が請求している捜査書類・調書等の開示について、それぞれ継続協議となった。
×4.証拠物一覧表他、裁判所も検討を要請している事項についての検察の開き直りに対して、裁判所が命令・勧告を一切行わなかった。。
×5.再審開始決定に必要不可欠な事実調べについて、やはり具体的協議に入れてない。
【2016.9.29 大阪市住吉区 HM様】
8月29日夕方、狭山事件第3次再審請求審第29回三者協議が行われ、それを受けて弁護団の記者会見が開かれました。
記者会見の内容
NHK NEWS WEBの17:42付記事『狭山事件「証拠は事件と無関係」弁護団が鑑定書提出』等に拠れば、当時の万年筆及びインクを専門家下山さんが、ペーパークロマトグラフィーによる実証実験を行い鑑定した結果、
石川さん宅で「発見」された万年筆乙には、ブルーブラックインクしか検出されていない。
被害者は行方不明となる当日迄ライトブルーインク(商品名パイロットジェットブルーインキ)の入った万年筆甲を使用していた。
もし仮に前のインクが無くなりそこにブルーブラックを充填したとしても、前のインクがわずかに検出される。
従ってライトブルーインクが検出されなかった万年筆乙は被害者所有の万年筆甲とは別の万年筆である
ことが証明されました。今回の三者協議で弁護団がこの鑑定書を東京高裁に提出した事を記者会見で発表したものです。
これで「被害者がどこかでブルーブラックインクを入れたかも知れないから、石川宅に在った万年筆が被害者のものではないとはいいきれない」という検察側の強引な開き直りは完全に破綻したのです。
【2016.8.29 大阪市住吉区 HM様】
神戸市で「8.7 狭山事件の再審を求める県民のつどい」があり、参加してきました。石川一雄さん、早智子さんから力強いメッセージがありました。例年、もう少しというところで裁判官が代わっていましたが、今年はそれもなく、また新しい証拠も2件開示されたとのことで、次の三者協議に期待したいものです。と言っても、毎年今年こそはと思いながら、遅々として再審に向けて動かず、期待外れになっています。また熊本で毎月23日に「坐り込み」を続けておられるメンバーから、坐り込みのことや、震災の影響についての報告もありました。集会の後、近くのJR元町駅前で、情宣行動を行い、うちわとチラシを配布して市民に訴えかけました。
早智子さん、一雄さん 熊本から JR元町駅前にて、情宣行動 (2016.8.7 MORI)
目標の半分以下の人数でしたが、いい集いになりました! 私が80分(お笑い人権高座と狭山事件との出会い)、その後、吉田智弥さん、主催者の金井英樹さん、川瀬俊次さん、狭山パンフを読む会から平野さんが発言。狭山と和歌山カレー事件の相似性。検察の逃げかた。裁判、第三次再審請求の現状。石川夫妻の近況などなど。やってよかったと思える会になりました。これを石川無罪にどうつなげるのか? 私と吉田さん、笑いと人権を広める会のこれからの課題です。
「自由学校ミア・コーロ」、帝塚山高校に行って来ました。【2016.6.18 新治】
新治さんの演題は「狭山差別裁判と<私>」でしたが、狭山に関わる前提として「人権高座」の話に加え、うどん学校への関わりなど奈良地域色を出した話が多かったようです。そこまでほぼ70分、狭山については「皆さん説明しなくてもよく知ってますよね。」と最後15分程の凝縮した話になりました。
【2016.6.19 大阪市住吉区 HM様】
狭山パンフを読む会の同志の皆さん! 狭山再審を闘う全ての皆さん!
4カ月も先の話ですが、早めに日程を押さえる必要のある方もいらっしゃいますので、石川早智子さんの頁のトップに掲載されていた情報を基に紹介します。
☆10月1日(土) 部落解放研究新潟県集会 魚沼市
☆10月18日(火)~20日(木) 部落解放研究第50回全国集会 奈良市
狭山分科会は2日目、19日(水)の9:30~16:00に実施されると思われます。
☆10月28日(金) 10.31寺尾差別有罪判決42カ年糾弾!狭山事件の再審を求める市民集会 日比谷野外音楽堂
10月31日(月)には、中央集会はありませんので、ご注意下さい。
今年1月、5.23集会案内の時も書きましたが、毎週月曜日は日比谷野音が休館日で使えません。部落解放同盟狭山中央闘争本部としては、<5.23や10.31の日付当日に拘るより、「日比谷野音の使用+当日午前中の要請行動」が可能な「火~金」に移す方が良い>との方針なのではと推察します。
なお、土~月の曜日でそのままの日付で開催されたのは「92年10月31日(土):明治公園」が最後です。ちなみにその明治公園も、今はつかえません。オリンピック会場工事の為という理由で、閉鎖されました。【2016.6.17 大阪市住吉区 HM様】
狭山パンフを読む会の同志の皆さん! 狭山再審を闘う全ての皆さん! 3週間近く経ってしまいましたが、5月25日(水)に開催された三者協議につき、報告を送ります。遅くなって申し訳ありません。転送・拡散を!
今回も東京高検は証拠開示に対して「不見当」「無関連」「不必要」を連発するなど頑なな拒否姿勢を示し、東京高裁も高検に対する勧告・命令に踏み込まず、事実調べに至っては協議事項にすらあがっていません。情勢が厳しい上、高齢の石川一雄さん・石川早智子さんの体調も万全とは言い難いものがあります。しかしながらお二人を筆頭に、再審弁護団・部落解放同盟を始め全国の人々が不屈に闘い続けています。再来月8月末の第29回三者協議にむけ、これまで以上に事実調べ実現を勝ち取るための闘いを各地で強めましょう。
更に10月28日には、10.31寺尾差別有罪判決42カ年糾弾!狭山再審実現!中央闘争も予定されています。引き続いて共に願生りましょう。
以下、石川早智子さんの頁『冤罪 狭山事件』のトップからの引用です。
「☆第28回目の三者協議が2016年5月25日午後4時から東京高裁で開かれました。弁護団が証拠開示を求めた「万年筆」「財布」「手帳」について、検察官は「不見当、関連性、必要性がない」、と拒否。東京高裁は証拠物の保管と一覧表の作成などの取り扱いについて検察官に具体的な説明を求めました。狭山事件の再審開始・完全勝利にむけて、証拠の開示は不可欠です。検察の横暴を許さない大きな世論を巻き起こすことが、勝利への道です。皆さん方の「証拠開示・事実調べを」の声を裁判所や検察庁に届けて下さい。
☆次回第29回三者協議は2016年8月下旬です。」
同じく早智子さんの頁等を基にした今後の予定です。(6月18日は石川さんの参加しない取り組みです)
☆6月16日(木) 狭山支部第43回定期総会
☆6月18日(土) 13時30分~ 「自由学校・ミアコーロ 」6月例会 ~狭山とわたし~ 帝塚山高校(近鉄奈良線学園前駅) 出演:吉田智弥、露の新治
☆6月21日(火) 18時30分~ 東京北部狭山集会 練馬区立厚生文化会館 話:野島美香
☆6月23日(木) 19時~ 狭山事件の再審を求める南大阪市民集会 松原市民文化会館
☆6月25日(土) 「第9回北関東地域運動交流集会」 熊谷市
☆6月30日(木)~7月1日(金) 東日本研究集会 群馬県水上市
☆7月8日(金) 東京・江東狭山集会
☆7月12日(火) 比企地区(埼玉県)「石川さんの話しを聞く会」
☆7月14日(木) 8時30分~ 東京高裁前アピール行動
☆7月21日(木) 8時30分~ 東京高裁前アピール行動
☆8月6日(土) 石川さんの結婚20周年を祝う会(徳島)
☆8月7日(日) 兵庫・狭山県民集会
☆8月9日(火) 18時~第38回平和と人権・狭山を考える池田市民集会 池田市立人権文化交流センター
☆8月20日(土)~21日(日) 全国青年・高校生集会(鳥取)
☆8月25日(木) 8時30分~ 東京高裁前アピール行動
☆8月27日(土)~28日(日) 関東女性集会(群馬県水上市)
☆8月末 16:00頃~ 東京高等裁判所 「狭山第3次再審請求審第29回三者協議」
以下私の個人的まとめです。なお、今回も証拠開示関係のエクセルファイルを更新し、添付しました。
×1.3回続けて検察が新規の開示を行わず、0回答(「開示すべきでない」「不見当」)の連発に終わった。
×2.前回、被害者の「万年筆」「財布」「手帳」関係の証拠開示について、検察官の「検討する」との回答があったが、5月18日付意見書では「万年筆『発見』捜査書類」について「弁護団の求めるものはみあたらない」、「財布」「手帳」について「関連性・必要性がない」ので証拠開示に応じないとする内容だった。
△3.東京高検以外で保管している証拠物の開示について、今回の協議で裁判長が「証拠物が警察から検察庁に送られる際にどのような書類が作成され、どこで保管されるのかなど、捜査段階で集められた証拠物の保管についての一般的取り扱いもふくめて」説明するように検察官に求めた。
○4.証拠物一覧表の開示について裁判所も検討するとした。
×5.再審開始決定に必要不可欠な事実調べについて、やはり具体的協議に入れてない。【2016.6.14 大阪市住吉区 HM様】
★5.24中央闘争
石川早智子さんの頁『冤罪 狭山事件』、野島美香さんの頁『フェイスブック 狭山事件の再審を実現しよう』、等の頁に当日の報告が掲載されています。
また、動画による報告も 『IWJ Independent Web Journal』の頁にあります。「狭山事件の再審を求める市民集会 冤罪53年~いまこそ再審開始を! 2016.5.24」
★狭山パンフを読む会福義文さん追悼文
石川早智子さん・野島美香さんそれぞれが、追悼文を載せてくれています。
「大阪「狭山パンフを読む会」の会長であり、狭山闘争を40年闘い続けて来た友人の突然の訃報が届いた。24日の狭山ウォークや、日比谷野外音楽堂で開かれる狭山集会に参加予定だったそうだ。2015年5月21日、露の新治さんたちと自転車で現調をしてくださった事が遠い昔のようにも想える。大阪や、愛知県豊橋での集会にも駆けつけて下さった。昨年の狭山集会の時、電車のなかで偶然彼にお会いした。彼のはにかんだ笑顔が優しかった。大切な同志をまた一人失った。心から追悼すると共に、一刻も早く朗報を届けたい。」
「狭山闘争の仲間Fさんが突然亡くなりました。この日水道橋に現れなかったので、電話しましたが繋がらず、とうとう中央集会にも来ませんでした。心配していた矢先に22日に心臓発作で亡くなっていた報告を受けました。本当にショックで何も手につきませんでしたが、狭山勝利を見届けることなく亡くなってしまったFさんの無念を決して忘れずに、彼の分までしっかりと闘っていきます。「おいこら、しっかりせんかい!」と天国からしかられないようにがんばります。」
★狭山事件第3次再審請求審第28回三者協議
「☆第28回目の三者協議が2016年5月25日午後4時から東京高裁で開かれました。弁護団が証拠開示を求めた「万年筆」「財布」「手帳」について、検察官は「不見当、関連性、必要性がない」、と拒否。東京高裁は証拠物の保管と一覧表の作成などの取り扱いについて検察官に具体的な説明を求めました。狭山事件の再審開始・完全勝利にむけて、証拠の開示は不可欠です。検察の横暴を許さない大きな世論を巻き起こすことが、勝利への道です。皆さん方の「証拠開示・事実調べを」の声を裁判所や検察庁に届けて下さい。
☆次回第29回三者協議は2016年8月下旬です。」(『冤罪 狭山事件』より)
『第28回三者協議について(報告)』(部落解放同盟中央本部5月26日付)全文はこちら
豊中・佐々木さんブログ『ストーン・リバー』
池田・南さんブログ『闇と光』【2016.6.1 大阪市住吉区 HM様】
同志の皆さん、友人・知人の皆さん。
私達狭山パンフを読む会の会長であり、長年の同志であった福義文(満58歳)が突如亡くなりました。24日(火)、参加するはずの東京・水道橋での狭山情宣に現れず、そのまま狭山ウォークにも、日比谷野音での市民集会にも登場せず、連絡も取れませんでした。その時にはもう亡くなっていたのです。22日(日)午前中に心臓発作を起こし、そのまま倒れたようです。翌々日、偶々妹さんが訪れ、仰向けに倒れ、既に硬くなっていた兄の姿を見つけました。
77年種子島高校を卒業後来阪し、大阪市立大学杉本寮に住み、昼働きながら、夜はⅡ部で学び、更に部落問題研究会や社会科学研究会に参加し、狭山闘争・三里塚闘争なども自らの課題として闘いに加わり、今も旺盛に闘いへの関わりを拡げていたのです。私個人としても、ケンカ相手であり、飲み友達でもあった、40年近い彼との付き合いを突然失った事に、大きな困惑と喪失感を感じています。
追悼し、彼が残した課題のほんの一部だけでも担って行きたいと考えます。
【2016.5.25 大阪市住吉区 HM様】
狭山パンフを読む会会長、福義文さんの葬儀が、大阪我孫子の葬祭場でとりおこなわれました。「石川一雄さん」と「狭山再審を求める市民の会・神戸」のお花がありました。石川さん、市民の会の皆様、ありがとうございます。生涯ぶれずに狭山闘争に取り組み、反差別に生きた福さんには、何よりのお供養だったと思います。福さん、ほんまにありがとう! 親孝行で、お母さんの介護をし、三回忌を済ませたばかり。そんなに急いで、お母さんのとこへ行かんでもええのに。法名「釈義孝」。石川無実は、我々が見届けます(そのつもり)。安心して、のんびりしいや。長い間、ほんまにありがとうございました。お疲れさまでした。
【2016.5.27 新治】
狭山事件の再審を求める市民集会(東京日比谷野外音楽堂)。東京のNさんから送って戴きました。
【2016.5.24 新治】
今日は、冤罪、狭山差別事件の被害者、石川一雄さんが、不当(この二文字の重さを改めてかみしめています)に逮捕されて、53年目(長すぎる!)の日です。例年、この日は東京で中央集会が開かれます。今年は明日、24日になりました。私は知らずに仕事を入れていました。これで二度目です。中央集会に参加すると、狭山差別事件の解決を願って活動している人たちがこんなにもいるのかと改めて思い、元気が出ます。石川さんも、関わっている人たちも高齢です。ほんまに一日も早く、石川さんの見えない手錠をはずさなければなりません。社会意識としては、もはや石川さんは無実、無罪です。あとは、司法の壁だけ。そのためには世論の盛り上がりです。私が、曲がりなりにも人権、反差別を考えるようになったのは、狭山差別事件の二審判決にに出会ったからです。でなければ、全く別の生き方をしていました。狭山から学び、狭山のおかげで、なんとかぶれずに生きてこれました。だから狭山から離れられません。奈良の地で、やれることをやってゆくつもりです。笑顔、平和、人権、反差別、私の願いです。お笑い芸人なら当たり前のことです。国家に人権を制限されて笑顔はありません。だから護憲です。奈良でも、参院選野党統一候補が決まりました。しかも現職です。力強い限りです。振り切った振り子は戻るしかありません。人間増長しすぎると、必ずしっぺ返しを食います。勝利を確信しています。願生!
【2016.5.23 新治】
第三次再審請求を申し立てて以来、今年で10年。此の間、私の無実性を示す証拠が沢山発掘、発見され、取り分け検察側から開示された事件発生当時の初動捜査時の捜索資料をはじめ、逮捕当日の上申書や取調べテープなど数々の物品等からみても、寺尾判決が有罪の証拠としたものが、警察当局に因って私を犯人に仕立て上げるために見繕った品々、ねつ造された証拠や虚偽の自白調書であることが判明しています。しかし、検察は証拠開示に応じず、司法の姿勢は硬直しているかの如く動かないことに、憤懣やる方ない思いであり、諸外国から見ても日本の司法権における独立という論理は一歩も二歩も後退しています。このように、検察が不誠実な態度をとり続ける中にあって、今年も私の不当逮捕53カ年糾弾、再審実現総決起集会が、各地に於いて沢山の人たちに参加して頂けているものと思われ、例年の事乍ら皆様方の心強い支援に対し、衷心より感謝の意を表すものであります。
仰っけ(のっけ)から泣き言めいた挨拶になりましたが、実際に寺尾判決やこれまでの棄却決定、あるいは他の冤罪事件の誤判を見るにつけ、公平であるべき筈の裁判官も、時の趨勢と先入意識に大きく左右され、警察、検察や、法務省との慣れ合いに因って行われているといっても過言でなく、従って現実を見詰めると、懐疑心は、排除出来ないだけに、支援者各位を前に警鐘を乱打せずにはいられないのです。
元より本来なら、「司法」というより機構に対して信頼と期待を寄せるべきなんでしょうけれども、残念乍ら、今の司法には全面的に胸襟を開ける程の信頼関係も期待も持てないのが実情乍らも、ただ一つ、今の私が救われるのは、そうした司法を変えようと皆様方の正義を求める力が微力な私の闘いに加護を与えて下さっていることであります。その意味で私の心は常に研ぎ澄まされ、絶える事無い不屈の闘志をもって司法に公正な裁判を求めて参られているといえましょう。どうか皆様も今後とも私の狭山再審闘争におけるご協力をはじめ、人権の尊重を基盤にして「差別と偏見」の克服に向けて連帯の輪を広げるために更なるご尽力を下さいますよう心から願っております。
最後にもう一度私の不退転の決意として、事実調べの実現を通して、再審開始、無罪判決という勝利の日まで、文字通りの「血の一滴」まで徹底的に闘い抜かんとする私の姿勢は不変であるということです。裁判所を人権を守るべき本来の姿に変えるのは部落の兄弟姉妹や、共闘の皆様方の力量次第であり、支援して下さる皆様方の運動を如何に盛り上げられるかに私の生死がかかっていることをご理解頂き、冤罪が晴れるまで力の限り声をあげ、支援の輪が拡大されますよう、お取り組み頂きたく、切にお願い申し上げ、何時に変わらぬ皆々様に、心から謝意を表して、私、石川一雄のご挨拶といたします。
2016年5月 不当逮捕53カ年糾弾、再審実現総決起集会 ご参加ご一同様
狭山パンフを読む会の同志の皆さん、狭山再審実現をめざし共に闘う皆様、標題についてお知らせします。中旬発信予定が、一部事後宣伝になってしまったことをお詫びします。
★石川一雄さん不当逮捕から53年目となる5月23日前後に、全国で色々な取り組みがなされます。また、冤罪や裁判に関する様々な集会なども催されます。うちいくつかを紹介します。なお、東京高裁での第28回三者協議は中央集会の数日後と思われます。三者協議の速報が入りましたら、できるだけ早く、皆さんにお届けします。
※21日(土) 13:30~16:00 大阪弁護士会館
刑訴法一部改正法案に反対する緊急市民集会:足立昌勝、桜井昌司
※22日(日) 13:00~14:00 狭山市駅西口陸橋
狭山街宣
14:00~15:00 狭山事件「出会い~殺害『自白』コース」
現地調査
15:00~17:00 狭山市立富士見集会所
石川一雄さんを支援する会・埼玉連絡会交流会
※22日(日) 18:30~ 寝屋川市地域交流センターアルカスホール
『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』上映
※23日(月) 18:00~ 稲荷山公園→轟木公園
豊中狭山共闘・市民アピールデモ
※24日(火) 9:30~10:30 東京・水道橋駅前
狭山街宣
10:30~11:30 水道橋→日比谷公園
狭山ウォーク
※24日(火) 12:30~13:00 日比谷野外音楽堂
ミニコンサート:ジンタラムータ
13:00~14:30 日比谷野外音楽堂
狭山再審を求める市民集会
14:30~ 日比谷公園→芝公園 デモ行進
※28日(土) 13:30~16:30 大阪・北御堂
連続セミナー「陪審制度を学ぶ」第17弾第2回
「裁判員裁判から陪審への展望」石松竹雄弁護士
※28日(土) 13:30~17:00 大阪市立こども文化センター
「なくそうえん罪 救おう無実の人々 関西市民集会part9」
※28日(土) 13:30~17:00 東京・池袋西口・東京芸術劇場
「帝銀事件・第20次再審請求報告集会」
※28日(土) 14:00~16:30 京都弁護士会館
「無実なのに死刑?!~飯塚女児殺害事件における疑惑~」徳田靖之弁護士
※29日(土) 14:00~17:00 東住吉区矢田
第404回狭山パンフを読む会【2016.5.21 大阪市住吉区 HM様】
各地の皆様、お伝えしていた「全国部落調査」の復刻販売について、部落解放同盟が全国大会で断固として許さない姿勢を示し、関係機関への要請、出版差し止めの準備を進め、さらには直接面談し抗議しても、また有田芳生議員が国会の法務委員会で質問し法務大臣も「看過できない」と答弁しても、彼等は相変わらず出版を企み、ネット上の地名総鑑もアップされたままにしています。 そのような中で私たちがすべき大切なことは、この問題に象徴される厳しい差別の現実を踏まえ、正しい認識を広げていくことだと思っています。そこで今回、部落解放同盟鳥取県連米子市協議会の主催で、添付の緊急学習会が開催されることになりました。このように草の根の形で、「こんなことは許されない」という動きを作り出していくことが大切だと思っています。お近くの方は、ぜひご参加ください。【2016.3.16 鳥取県 T&S様】
今回も東京高検は証拠開示に対して「不見当」を連発するなど頑なな拒否姿勢を示し、東京高裁も高検に対する勧告・命令に踏み込まず、事実調べに至っては協議事項にすらあがっていません。情勢が厳しい上、石川一雄さんは「白内障手術後も右目の視力が回復していない」、石川早智子さんは「突発性難聴になり右耳がよく聞こえていない」と高齢の2人の体調も万全とは言い難いものがあります。しかしながらお二人を筆頭に、再審弁護団・部落解放同盟を始め全国の人々が不屈に闘い続けています。再来月5月24日には、5.23不当逮捕53カ年糾弾!狭山再審実現!中央闘争も予定されています。これまで以上に事実調べ実現を勝ち取るための闘いを各地で強めましょう。
以下、石川早智子さんの頁『冤罪 狭山事件』のトップからの引用です。
「☆第27回目の三者協議が2016年3月4日午後4時から東京高裁で開かれました。検察側は「不見当」を繰り返しました。石川一雄が犯人だとした多くの証拠が「不見当」=みあたらない、の回答しか出せない、ということは石川を犯人とした証拠が検察にとって都合が悪いから出さないとしか考えられない。石川の53年の人生を返せ!裁判所はこのような検察の姿勢を糺せ!
☆次回第28回三者協議は2016年5月下旬です。」
同じく早智子さんの頁を基にした今後の予定です。
☆連日 10時20分~、14時50分~ ポレポレ東中野
『袴田巌 夢の間の世の中』上映
☆3月11日(金) 18時30分~ さいたま市ときわ会館
「3・11浦和地裁死刑判決52カ年糾弾!第3次再審闘争勝利埼玉集会」
☆3月12日(土) 12時20分~ ポレポレ東中野
『袴田巌 夢の間の世の中』上映後トーク 金聖雄・石川一雄・早智子
☆3月19日(土) 13時~ 東京都人権プラザ
「2016年解放セミナー」
~14時半 課題1 「狭山再審への思い」 石川一雄・石川早智子
~16時 課題2 「近世部落の役割・社会的意義と差別撤廃への思い」 斎藤洋一
☆3月30日(水) 10時30分~ 真宗大谷派仙台教務所
「共学研修/狭山事件に学ぶ」
『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』上映
講演:石川一雄・石川早智子・安田聡
☆4月5日(火) 13時30分~ 部落解放同盟中央本部
「全国狭山活動者会議・住民の会交流会」
☆4月~5月 日程未定 8時30分~10時、11時50分~13時 東京高等裁判所前
「第28次三者協議に向けた東京高裁前アピール行動」
☆5月14日(土)~15日(日) 長崎県立総合体育館
「部落解放第61回全国女性集会」
☆5月24日(火) 13時~ 日比谷野外音楽堂
「5.23石川一雄不当逮捕53カ年糾弾!狭山事件の再審を求める市民集会」
☆5月末 16:00頃~ 東京高等裁判所
「狭山第3次再審請求審第28回三者協議」
以下私の個人的まとめです。なお、今回も証拠開示関係のエクセルファイルを更新し、添付しました。
×1. 2回続けて検察が新規の開示を行わず、0回答(「開示すべきでない」「不見当」)の連発に終わった。 ×2. 前回、「秘密の暴露」と強弁されている「鎌倉街道を通行していたYオート三輪」や「中田家近くに駐めていたO自動車」について、裁判所が引き続き開示の検討を求めた上、改めて書面での回答を促していたが、検察が提出してきた書面は「証拠は不見当であり、当初から存在しないかどうかは不明とする意見書」だった。 ×3. 東京高検以外で保管している証拠物の開示について、前々回の協議で裁判長が開示検討を要請して居たにも拘わらず、検察の回答は「開示の必要はない」として拒否するこれまで以上の頑なな態度だった。 ×4. これまで垣間見えていた裁判所の姿勢=「検察は証拠開示を検討すべき」が報告されて居ない。 ×5. 再審開始決定に必要不可欠な事実調べについて、やはり具体的協議に入れてない。 △6. 被害者の「万年筆」「財布」「手帳」関係の証拠開示について、検察官の「検討する」との回答があった。 【2016.3.6 大阪市住吉区 HM様】
※狭山再審の現状に関心のある方
※住吉区周辺若しくは地下鉄御堂筋線・国鉄阪和線沿線の方
※その時間帯が空いている方
是非、ご参加ください。知り合いの方にお勧めください。
2月10日(水)18:30~20:00頃
「狭山差別裁判講演会」
講師:部落解放同盟中央狭山闘争本部 安田聡事務局員
会場:大阪市立市民交流センターすみよし南(住吉区浅香2丁目1番)
<阪和線杉本町駅・御堂筋線あびこ駅より10~20分>
共催:南住吉・狭山事件を考える住民の会
部落解放同盟大阪府連合会浅香支部
【2016.2.3 大阪市住吉区 HM様】
狭山パンフを読む会の同志の皆さん! 狭山再審を闘う全ての皆さん! 本年最初の挨拶を送ります。
★決戦の年
先日、12月27日の第399回狭山パンフを読む会参加者に宛てて石川早智子さんからメールを頂きました。「2016年は決戦の年になると思います。」「(一雄さんが)なんとか元気な間に再審開始、無罪獲得を願っています。」とありました。来週14日、一雄さんが満77歳に、来月、早智子さんが満69歳になります。時間に余裕はありません。
前報の繰り返しになりますが、今、東京高検は証拠開示に対して頑なな拒否姿勢を示し、東京高裁も高検に対する勧告・命令に踏み込まず、事実調べに至っては協議事項にすらあがっていません。厳しい情勢ですが、石川一雄さん・石川早智子さん・再審弁護団・部落解放同盟を始め全国の人々が不屈に闘い続けています。2016年は、狭山再審実現へ一歩進める最後の大きな機会です。逆に、それを無にせず、これまで以上に全証拠開示・事実調べ実現を勝ち取るための闘いを強めましょう。
★再報
3月初めの第27回三者協議に向けた東京高裁前行動が行われます。
東京高裁正門前 (地下鉄「霞ヶ関」A1出口)
8:30~10:00
11:50~13:00
・石川一雄さん、早智子さんによるアピール(マイク情宣)
・石川さんをサポートするチラシ配布、署名活動、横断幕などでの情宣活動
スケジュール: 1月29日、2月19日、26日(各金曜日)
★速報 「5・23石川さん不当逮捕53か年糾弾狭山市民集会」
『解放新聞』2746号(1月11日付)に拠れば、部落解放同盟中央委員会は12月18日、5・23集会を5月24日(火)に日比谷野音で開く事を決めました。「何故23でなく」との批判は当然あるかと思います。23日が野音休館日の月曜であることからことから推測すると、開催場所に拘って開催日には拘らなかったのでしょう。(これまで月曜開催の場合、代々木公園か明治公園が会場でした)
【2016.1.8 大阪市住吉区 HM様】