狭山事件 石川さんの再審・完全無罪を
2015年
(上にあるものほど新しい書き込みです)
2014年の情報はこちら
2013年までの情報はこちら
狭山パンフを読む会の同志の皆さん! 狭山再審を闘う全ての皆さん! 21日(月)に開催された三者協議につき、報告を送ります。転送・拡散を!
私たち狭山パンフを読む会は、狭山事件再審の実現、無実の石川一雄さんへの無罪判決を勝ち取り、1日も早く読む会が解散できるよう、無理せず自分たちが出来ることだけを続けていこうと願生ってきました。しかし、石川さんに殺人犯の汚名が被されて雪冤を果たせず、53度目の年越しを迎えてしまいました。読む会も解散できないまま、今年1人の同志を失ってしまいました。今、東京高検は証拠開示に対して頑なな拒否姿勢を示し、東京高裁も高検に対する勧告・命令に踏み込まず、事実調べに至っては協議事項にすらあがっていません。厳しい情勢ですが、石川一雄さん・石川早智子さん・再審弁護団・部落解放同盟を始め全国の人々が不屈に闘い続けています。来年2016年は、狭山再審実現へ一歩進める最後の大きな機会です。それを無にせず、これまで以上に全証拠開示・事実調べ実現を勝ち取るための闘いを強めましょう。
★石川一雄さんの新年アピールが発せられています。(石川早智子さんの頁「冤罪 狭山事件」)
★3月初めの第27回三者協議に向けた東京高裁前行動が行われます。(狭山メールニュース『狭山の風』) 関係部分以下★第26回三者協議
◇第27次高裁前アピール行動について2016年3月上旬に行われる第27回三者協議にむけて、石川一雄さん、早智子さんが、次の日程で第27次の高裁前でのアピール行動を行いますのでお知らせします。
(1)集合時間 午前8時30分
(2)集合場所 東京高等裁判所正門前
(地下鉄「霞ヶ関」駅 A1出口)
(3)実施時間 朝の出勤時間(午前8時30分~10時)・昼休み時間 (午前11時50分~午後1時)
(4)実施場所 東京高等裁判所正門前
(5)実施内容 ・石川一雄さん、早智子さんによるアピール(マイク情宣)。・石川さんをサポートするチラシ配布、署名活動、横断幕などでの情宣活動の実施
<第27次高裁前アピール行動スケジュール>
2016年1月29日(金)、2月19日(金)、26日(金)
2015年12月21日午後4時から東京高裁で開かれました。部落解放同盟の報告全文はこちら(豊中・狭山事件研究会の頁『ストーン・リバー』)
以下私の個人的まとめです。なお、今回も証拠開示関係のエクセルファイルを更新し、添付しました。
×1.検察が新規の開示を行わず、0回答(「開示すべきでない」「不見当」)の連発に終わった。
×2.11年12月14日の第9回三者協議以降続いていた開示もしくは開示検討の動きが止まった。
×3.東京高検以外で保管している証拠物の開示について、前回の協議で裁判長が開示検討を要請して居たにも拘わらず、今回の報告には「今後の協議にもちこされました。」とある。
×4.再審開始決定に必要不可欠な事実調べについて、具体的協議に入れてない。
○5.「秘密の暴露」と強弁されている「鎌倉街道を通行していたYオート三輪」や「中田家近くに駐めていたO自動車」について、裁判所から引き続き開示の検討を求めた上、検察の不見当回答に対して、改めて書面での回答を促した。
【2015.12.27 大阪市住吉区 HM様】
11月1日午後、前日10.31、狭山パンフを読む会の60代の仲間一人が死んだとの連絡が同じ社会福祉法人で働く別の読む会会員から入りました。知的障害者のグループホーム世話人として働いていましたが、「『最近激やせしているが、重病ではないか』と同僚から言われている」と聞いたばかりでした。正直、この10年余り疎遠な関係であり、近況も知り得ませんでしたが、また一人、共に狭山再審実現をめざした同志を失ってしまいました。衷心より追悼したいと思います。
87年7月12日に失った同志は20代での交通事故死でした。しかし、今度は・・・設立から最初の狭山現調のころ10代末~30代半ばだった読む会のメンバーも、いまや50代・60代、そして、石川一雄さんはあと二月余りで77歳の誕生日を迎えます。命は有限です。残念ですが死は避けられません。石川さんは勿論、多くの支援者が元気な内に再審無罪を勝ち取りたいと強く思います。その為にも来年こそは事実調べへ一歩踏み出さねば!【2015.11.2 大阪市住吉区 HM様】
10・31狭山事件、高裁寺尾判決41年。
今日は、狭山事件高裁判決が出されて41周年の日。中央集会は、昨日に行われたので参加しませんでした。中央集会は、なぜか土日をはずします。土日にしたほうが、地方からの参加も含め、都合がいいと思います。41年前、23歳の私は若さゆえの正義感から狭山裁判の無罪を信じて判決を待ちました。一審死刑をくつがえし、完全無罪判決を疑いませんでした。素人目にも、石川さんの無実はあきらかでした。なのに、まさかの「無期懲役」の判決。ショックでした。そして読んだ判決骨子。弁護側の追及に、何一つ答えていない、支離滅裂の作文。改めて「狭山」事件を原点に、反差別、人権確立を芯にすえて、生きてゆこうと思いました。それから、識字運動、奈良夜間中学設立運動と関わり続け、そこから「自分の人生、自分が主役」と、初めて自覚し、咄家を志すことができました。おかげさまで、私は楽しく、気楽にやってますが、肝心の石川さんの「見えない手錠」ははずれていません。運動の盛り上がりで再審の扉を開く日が一日も早く来ることを願い、できることをしなければならないと思います。願生!【2015/10/31 新治】
三者協議、そして豊川集会
10月、狭山の動きから
★10.9第25回三者協議
10月9日(金)、東京高等裁判所に於いて狭山事件第3次再審請求審第25回三者協議が行われました。詳細な内容については以下の各ページをご覧ください。
・「ストーン・リバー」部落解放同盟中央本部の報告全文紹介
・「冤罪 狭山事件」石川早智子さんの報告
・『埼玉新聞』の記事(10月11日)
・『埼玉新聞』の記事(10月12日)
報告を読んでの感想ですが「良かったのか。」と問われれば、「悪くはなかった。」と答えるのが妥当かと考えます。今回も重要証拠の開示がありましたし、植村裁判長も検察に対し、引き続き積極的な開示検討を促しています。しかし一方、領置物以外の捜査・取調関係書類等を含む全証拠開示の命令は出されていませんし、さいたま地検・埼玉県警本部・同狭山署保管の証拠物の開示について具体化されていません。そして何より、再審開始に不可欠な事実調べの実施検討には入れていません。年末の第26回三者協議に向け、全証拠開示・事実調べ実施の声を更に強めねばなりません。以下、証拠開示関係の概要です。
5日 検察官: 開示2点(①万年筆捜索に係る捜査官供述調書<1987年小島元警部>②聴取検察官作成メモ) 検察官: 不見当回答(鎌倉街道Yさんオート三輪走行に係る捜査書類等) 検察官: 裁判官宛提出回答(ポリグラフ検査チャート記録紙2本) 7日 弁護団: 開示勧告申立(鎌倉街道Yさんオート三輪走行に係る捜査書類等、とりわけ同乗者Oさん聴取書類) 9日 検察官: 開示2点(ポリグラフ検査チャート記録紙) 裁判官: 提出検討要求(東京高検領置物未開示4点) 裁判官: 開示要請検討(東京高検以外領置物一覧表) 裁判官: 開示検討要請(鎌倉街道Yさんオート三輪走行に係る捜査書類等) 弁護団: 開示要求追加(鎌倉街道Yさんオート三輪走行に係る捜査書類等)
★10.10豊川集会
10月10日(土)、愛知県豊川市で「狭山事件の再審を!豊川上映会」が開かれ、東三河地域を中心に180名前後の方が参加しました。映画上映の前に露の新治さんの「お笑い人権高座」、上映後に石川夫妻・露の新治さん・「狭山事件の再審を求める東三河の会」会長山崎和男さんによるトークと盛り沢山な集いでした。ちなみに会場資料の「ゲストさんのプロフィール」には、誤って当日参加予定の無い金聖雄監督が載っていました。また会場には、この上映会に賛同する埼玉・東京・静岡・滋賀・奈良・大阪・徳島等他府県の支援者も多く駆けつけました。
・山崎和男さんの報告「狭山おたより日誌」の頁
・石川早智子さんの報告「冤罪 狭山事件」の頁l
・露の新治さんの報告「まいどおおきに露の新治です」の頁
・ノジマミカさんの報告「フェイスブック狭山事件の再審を実現しよう」の頁
・『東日新聞』の記事(写真あり)
・『東愛知新聞』の記事(写真のみ)【2015.10.15 大阪市住吉区 HM様】
愛知県豊川市文化会館にて、「豊川で石川さん夫妻に会おう!」狭山映画豊川上映会。さあ、願生ります!山崎さん手作りの、鴨居の模型。
ロビーには、山崎さん手作りの鴨居の模型(原寸大)。右側上に赤く見えるのは万年筆。ちなみに、彼が模型を作ったのは二回目です。一度目は、1974年10月、狭山裁判の高裁判決を前に、大阪市立大学本館のロビーに展示(大学も何も言いませんでした)。それまで無関心だった私は、この模型のおかげで、狭山冤罪を実感しました。狭山の闘いは、こんなすごい人を日本中に生み出しています。石川夫妻の闘いあればこそです!
【2015/10/10 新治】
豊川での集会の画像が、石川早智子さんから届きました。
【2015.10.13 石川早智子様】
狭山再審を求める新署名、そして今月のとりくみ
長い事、古い署名用紙がダウンロード用として載っていた2つの頁の署名用紙が、植村裁判長あての新しいものにそれぞれ更新されています。
部落解放同盟中央本部の頁
狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会の頁
植村裁判長に事実調べに踏み切らせる事が、再審への欠かせない一歩です。新署名がその力になればと思います。転送・拡散を!
今週はいよいよ、
★第3次再審請求審第25回三者協議が開かれます。
来週には、報告があると思います。手に入り次第皆さんにも送らせて頂きます。
週末の10日(土)には、
★愛知県豊川市文化会館中ホールで、狭山集会が開かれます。
13:00会場、13:30開会
第1部: お笑い人権高座 上方落語家・露の新治さん
第2部: 映画 「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」 上映
第3部:「狭山を語る」 石川一雄さん、石川早智子さんのアピール+ゲストトーク
参加出来る方は是非豊川へ、愛知県三河地方や静岡県浜松・湖西地方に知り合いの居る方は、是非声かけを!
更に月末30日(金)には
★10.31寺尾差別有罪判決41カ年糾弾!狭山再審要求中央闘争が取り組まれます。
10:00~ 対東京高裁・東京高検要請行動+ビラ撒き(日比谷公園健康広場集合)
12:30~ ミニコンサート
13:00~ 狭山事件の再審を求める市民集会
会場 日比谷野外音楽堂
主催 狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会
規模 4000人
14:30~ デモ(~東京駅北・常盤橋公園)
一人でも多くの参加を!1枚でも多くのプラカード・パネル・横断幕・旗・幟を!
【2015.7.4 大阪市住吉区 HM様】
狭山事件てなんだ
10月10日(土)愛知県豊川市にて狭山事件の映画会を開きます。ゲストは石川一雄、早智子夫妻。新治も前座を勤めます。映画会主催のYKさんが、「狭山事件てなんだ」を発信しています。
「狭山事件てなんだ」
狭山事件の捜査・取調べ・裁判にはおかしいことがいっぱいあります。ツッコみどころいっぱいなんです。裁判官や検察官は法律をいっぱい勉強してきたはずの人たちなのに、警察は犯人を捕まえるプロのはずやのに、しろうとでもおかしいと思うような間違いを平気でしはる。
人間は間違うけど、間違えたら直さな。素人以下のことで間違えられ続けて直してもらえない石川さんはたまらない。
以下、「狭山裁判、いくらなんでもひどすぎるやろ」シリーズ
①証拠の中に石川さんの証拠が一つも出てきません。※寺尾裁判長は「指紋が出ないのは、被告が手袋をしていたかもしれない、手袋をしていたことを忘れたかもしれない。指紋が出ないからと言って石川が犯人でないと言えない」と、類推で石川さんを犯人にしている。石川さんの指紋が出てこないのは、犯人ではないかもしれないという疑問が出てきて当然だ。「かもしれない」は無罪のはずです。「かもしれない」で有罪にするのは間違っています。
②有罪とされた物証(万年筆、鞄、時計)は、さんざん捜したところから「発見」されていて、見つかり方がきわめて不自然。しかも被害者の持ち物であるのに、被害者の指紋も出てこないし、それに触れたはずの石川さんの指紋も出てこない。物証はほんとに被害者のものか疑われます。
③弁護団はこれまで176点もの石川さんの無実を示す証拠を提出してきました。しかし、2審の東京高裁寺尾裁判長以下の裁判官は40年以上事実調べを行わず、書面審査だけで有罪の判決を出してきました。寺尾判決より後の裁判では一度の公判も開かれていません。「真実」に近づこうという意志が感じられません。
④石川さんを一度も現場の「引き当たり」をしていません。
「引き当たり」とは、目撃者・被害者・加害者の供述が同じか、現場に行って正確に調べること。
これ以外にもいっぱいありますが、ここではこの4つに絞ります。
みなさん、チケットが手元で残ったままではもったいないです。「当日清算券」として、どんどん行きそうな人に手渡してください。チケットを持った人が会場で代金を支払います。
「映画を見に行ってね」
「石川さん夫妻の話を聞きに行ってください」
「露の新治さんのお笑い人権高座も面白いらしいよ」と、勧めてチケットを手渡してください。
狭山事件のことを一人でも多くの人が知るチャンスになります。よろしくお願いします。
【2015/9/28 新治】
石川一雄さんについて朗報
狭山再審を闘う全ての皆さん!
最近白内障の進行で視覚に支障を生じていた石川一雄さんですが、白内障の手術が成功したそうです。また、今月末からは、第25回三者協議に向けた、東京高裁前アピール行動も始まります。植村新裁判長に「引き継ぎは終わった。全証拠開示と事実調べ開始に向け次の一歩を!」の声を届けたいものです。
先日、参加させて頂いた徳島県藍住町での「さやま夏の交流会」での写真、facebook狭山主宰ノジマさん作成のポスターを添付します。
★「[ ◆◆◆ 狭山の風 VOL.470 ◆◆◆ ]第25次高裁前アピール行動について」
◇第25次高裁前アピール行動について
2015年10月上旬に行われる第25回三者協議にむけて、石川一雄さん、
早智子さんが、次の日程で第25次の高裁前でのアピール行動を行いますので
お知らせします。
(1)集合時間 午前8時30分
(2)集合場所 東京高等裁判所正門前
(地下鉄「霞ヶ関」駅 A1出口)
(3)実施時間 朝の出勤時間(午前8時30分~10時)
昼休み時間 (午前11時50分~午後1時)
(4)実施場所 東京高等裁判所正門前
(5)実施内容 ・石川一雄さん、早智子さんによるアピール(マイク情宣)。
・石川さんをサポートするチラシ配布、署名活動、横断幕
などでの情宣活動の実施
<第25次高裁前アピール行動スケジュール>
8月27日(木)、9月3日(木)昼の部のみ、9月10日(木)、10月1日(木)
★石川早智子さんの頁から
2015年8月11日、一雄の白内障の手術が無事終わりました。皆様にはご心配をおかけしました。
この何カ月か、階段を踏み外しそうになったり、頭をぶつけて怪我(小さい)をしたりと、心配がたえなかった。保護司さんから眼科の先生を紹介され、眼科で看てもらうと白内障との診断をされたのが6月頃。手術をすることになったが、術後一週間ほどは旅行したり、人ごみの多いところには行かないようにいわれた。先生の手術日は火曜日なので、一雄と日程の調整をしたが、日程が5日ほど空いている日がなくて結局10月に手術ということになった。しかし、右目がほとんど見えない状態でこのままでは怪我をするかもしれないと思い、何とか早く手術をして頂けるようお願いをして8月11日になった。
一雄は糖尿病があり、眼底出血をしているとのことで、先生も念入りに検査をして下さったようだ。本人は目の手術ということでだいぶ気にしていたが、私は手術をした人から、「手術は15分ほどで、アッと言うまに終わり、あとは世の中がぱ~と明るくなったようによく見えるようになる」と聞いていたので、早く手術が出来たらいいなと思っていた。
8月11日、11時頃病院に行く。それから3時間ほどいろいろ検査をしたようだ。手術は10分ほどで終わり、午後4時過ぎ、大きな眼帯をして病院から出てきた。術後先生が「パーフェクトに終わりましたよ」と言ってくれたそうだ。眼帯は夜寝る時もとってはダメだと言われたらしい。
12日、8時半に病院に行く。10時に診察を終え、出てきたときは透明のゴーグルのようなメガネをかけていた。小さなゴミ、ホコリも入ってはいけないそうだ。
13日8時半病院に。経過は良好で、夕方にはゴーグル(のようなメガネ)もはずしていいと言ってくれたそうだ。入浴、洗顔、洗髪も15日から解禁。散髪は一ヶ月後といろいろ細かに決められているが、何はともあれ、手術は成功。一安心。
本当に良かった。此の間多くの人から、心配してくださる沢山のメールやお電話を頂いた。ご心配をおかけしてしまったが、あと2~3日で目の前が明るくなってよく見えるようになるだろう。
次の左目の手術は9月。裁判と同じように、明るく拓ける日はすぐそこだ。
【2015.7.4 大阪市住吉区 HM様】
狭山事件第3次再審請求審第24回三者協議
狭山再審を闘う全ての皆さん! 27日(月)に新裁判長の下で開催された三者協議につき、報告を送ります。転送・拡散を!
速報にならず、3日も経ってしまった事をお詫びします。言い訳をすれば、自宅の電波状況のせいもあってか、無線ルーターからのパソコンのインターネット接続が不調だった事、作業し出すとすぐ眠くなってしまい集中力が続かなかった事、によるものです。
今回の報告には、三者協議だけでなく、直前の21日付で検察が開示した181点目の証拠「手拭い配布先捜査報告書」にも注目が必要です。これによって、石川さんの「自白」に拠って鎌倉街道を通っていたYさんの車の存在が明らかになるという「秘密の暴露」でなく、Yさんの車の存在に合わせた、不自然な脅迫状配達経路の「自白誘導」を証明しているのです。露の新治さんはじめ私達は5月22日に、自転車で「脅迫状配達自白経路」を行きましたが、鎌倉街道の坂道では、ふらふらになりました。他にいくらでも行く道が在るにも拘わらずわざわざ遠回りをするコースを「自白」したのは、Yさんの証言を引き出す為になされた警察の作為に他なりません。
植村裁判長は、前裁判長の方針を引き継ぎ、検察に更なる開示を検討するよう要請しました。裁判長の交替が協議の後退に直結する心配は無くなりましたが、まだ事実調べの開始は約束されていません。今後、全証拠開示・事実調べ実施を勝ち取る為、情宣・署名集めを、ハガキ・要請文送付を! 東京高裁前アピール行動に参加を!
★以下、石川早智子さんの頁より
2015年7月27日、第24回三者協議が東京高裁で開かれました。それに先立って11時30分から部落解放同盟中央本部で弁護団会議が開かれ、河合裁判長から植村裁判長に交代したことや、24回三者協議への対応方針等協議しました。
7月21日検察より一通の捜査報告書の証拠開示がされ、今回の捜査報告書の開示で証拠開示は181点になりました。また弁護団より新証拠2点が出され、提出された新証拠は176点になったことが報告されました。その後東京高裁に移動、14時から14時30分まで三者協議が開かれました。
植村裁判長は着任間もないことから目に見えた進展はなかったものの、前回の三者協議で河合裁判長は証拠物や客観的な証拠は開示してほしいというのが従前からの裁判所の基本姿勢であるとして、プライバシーの問題があるというのであれば、まず裁判所に提出し、裁判所が判断するという方法を提示しました。植村裁判長は、この基本姿勢を踏襲すると発言されたそうです。
次回三者協議は10月上旬に予定されています。高裁前アピールは8月下旬から始まる予定です。植村裁判長に、検察庁に対して証拠開示命令「勧告」を出させることや、事実調べを行わせるために、大きな世論を巻き起こして頂きたく高裁、高検に要請はがき等出して頂くことを切に願っています。
要請はがき等の送付先
100-8933 東京都千代田区霞が関1-1-4 東京高裁第4刑事部 裁判長 植村 稔様
100-8904 東京都千代田区霞が関1-1-1 東京高等検察庁御中
★以下、部落解放同盟中央本部の報告
第24回三者協議について(報告) 部落解放同盟中央本部
(1)捜査報告書1通の証拠開示(7月21日)、「秘密の暴露」とされた車の追い越しに関する新証拠と補充書を提出(7月24日)
狭山事件では、被害者の自転車に乗って脅迫状を届けるとちゅうの鎌倉街道で自動三輪車に追い越されたという石川さんの自白が捜査の結果、Yさんが運転する自動三輪車だと判明したとして「秘密の暴露」にあたるとされ、寺尾判決で有罪証拠のひとつにされました。弁護団は、ことし5月21日に自転車や自動車による走行実験などの新証拠を提出し、Yさんの車による自転車の追い越しは客観的に裏付けられたものとはいえないことを明らかにし、Yさんや同乗したOさん、Tさんの5月1日の行動や鎌倉街道を走行した車両に関する捜査書類などの証拠開示を求めました。
それに対して、7月21日付けで検察官から、手拭いの配付先についての1963年5月7日付け捜査報告書1通が開示されました。そのなかに、手拭い配付先の1軒であるOさんの5月1日の行動に関わって、Tさん、Yさんとともに午後7時から同じ市内のHさん方に市議会選挙の当選祝いに行ったことが捜査で確認されたと記載されていました。Oさん方は、自白で脅迫状を届けたルートである鎌倉街道の途中にあり、Hさん方に行くには通常鎌倉街道を通ることになります。つまり、Yさん運転の車が5月1日の夜に鎌倉街道を走行したことは、捜査当局が5月7日という初期捜査の段階で知り得た事実だということになるのです。
いわゆる「秘密の暴露」は、最高裁の判例でも「自白中のあらかじめ捜査官の知り得なかった事項で」「捜査の結果客観的事実であると確認されたもの」とされています。寺尾判決は、鎌倉街道を自転車で通ったという石川さんの自白が6月21日で、Yさんら3名の鎌倉街道を通ったという調書がそれより後の6月27日付けであることから、自白にもとづいて捜査してはじめて鎌倉街道を車で通ったことがわかった「秘密の暴露」だとしています。
ところが、今回開示された捜査報告書によって、自白より1ヵ月以上も前に、「Yさんの車の鎌倉街道走行」を捜査当局が把握できていたことになり、「あらかじめ(自白より前に)捜査官が知り得なかった事項」とは言えないことになります。自白によってはじめて明らかになった「秘密の暴露」だとした寺尾判決に合理的疑いが生じたことは明らかです。証拠開示によって重要な新証拠がまた発見されたのです。
捜査報告書は、アリバイについて捜査して、行動を確認したというのですから、裏付けをとるための捜査がおこなわれ、このほかの捜査報告書やYさん、Oさん、Tさんらの供述調書等が作られたことが考えられます。弁護団は、あわせて、これら関係者の行動について捜査した書類の開示勧告申立書を東京高裁に提出しました。
(2)万年筆隠匿場所「略図」に関する新証拠と補充書を提出(7月24日)
弁護団は同じ7月24日に、万年筆の発見のもととなったいわゆる「略図」を赤外線撮影した写真撮影報告書を新証拠として提出しました。
この略図は、石川さんが取調べで書いたものを3回目の家宅捜索に際して、小島警部らが持って行って、これにもとづいてお勝手入り口のカモイから万年筆を発見したと警察が主張しているものです。自白通り万年筆が自宅から発見されたとする寺尾判決を支える重要な証拠ということになります。この略図には石川さんが鉛筆で家の見取図を示す輪郭線や「をかてのいりぐち」という文字などと書いた図面のお勝手入り口にあたるところに、警察官がペンで引いた複数の線があります。この箇所は肉眼で見ても、ペン線の下には石川さんが鉛筆で書いた家の見取図の輪郭線しか見えません。弁護団は、鉛筆とペンインクで赤外線を吸収する性質に違いがあることを利用して、略図の赤外線写真撮影によって、鉛筆線を強調し、判別したところ、略図のペン線の下には、輪郭線以外に鉛筆線はないことがはっきりしました。
つまり、石川さんは万年筆の隠した場所を特定するようなことは書いておらず、万年筆の隠匿場所がお勝手入り口のカモイと特定しているのは、警察官が書き加えたペンによる線だけであることが明らかなのです。
この事実と、万年筆の捜索責任者であった小島警部ら警察官の証言をもとに略図が作成された経過、取調べ録音テープのやりとりなどをあわせて考えると、石川さんは、当初、万年筆は燃やしたとか、万年筆を隠した場所は風呂場入り口のカモイなどと自白していたこと、石川さんは万年筆を隠した場所を特定する図面を書いておらず、警察官らが自白とは無関係に、お勝手入り口のカモイを万年筆隠匿場所と決め、石川さんが書いた元々の図面にペンで線を書き加え、その改ざんした略図をもとに、いかにも石川さんの自白によって万年筆が発見されたように装ったことが明らかだと補充書で主張しています。万年筆発見のもととなった略図は、石川さんに書かせた元の図面を改ざんしたものであり、万年筆「発見」はねつ造であると言わざるをえないのです。その改ざんを隠すために、略図を調書に添付せず、2審の途中まで隠し持ってきたのです。2度の徹底した家宅捜索の後に発見された経過のおかしさや、発見された万年筆のインクと被害者が使用していたインクが違うことなどとあわせて考えれば寺尾判決の誤りは明らかと言うべきです。これも重大な新証拠です。
弁護団は、あわせて、略図作成、捜索・発見にいたる捜査経過に関わる捜査書類、万年筆を隠した場所についての自白に関わる捜査書類などの証拠開示勧告申立書を東京高裁に提出しました。
(3)第24回三者協議(7月27日)
2015年7月27日、東京高裁で第24回三者協議がひらかれました。東京高裁第4刑事部の植村稔裁判長と担当裁判官、東京高等検察庁の担当検察官、弁護団からは、中山主任弁護人、中北事務局長、横田、青木、近藤、平岡、河村、小島、山本、指宿、野口の各弁護士が出席しました。6月29日付けで就任した植村・新裁判長のもとではじめての三者協議でした。
開示された領置票で明らかになった証拠物4点の証拠開示請求について、前回の三者協議で河合裁判長は、証拠物や客観的な証拠は開示してほしいというのが従前からの裁判所の基本的姿勢であるとして、プライバシーの問題があるというのであれば、まず裁判所に提出し、裁判所が判断するという方法を提示しました。植村・新裁判長からは、この基本姿勢を踏襲する旨の表明がありました。東京高検以外の証拠物の一覧表の開示については、弁護団が出した意見書にもとづいて裁判所は検討するとしていましたが、植村裁判長がひきついで検討するとしました。
また、開示された捜査報告書にもとづいて弁護団はY証言関係の証拠開示をさらに精査するよう求めたのに対して、植村裁判長は検察官に検討を要請しました。
万年筆の捜索・発見経過に関する証拠開示請求については、検察官はこれまでの経過をふまえて検討するとしました。
今回の捜査報告書の開示で開示証拠は181点、新証拠2点が出され、提出された新証拠は176点になりました。証拠開示が少しずつ進み、今回も重要な新証拠が発見されました。万年筆関係、Y証言関係、証拠物などの証拠開示についての協議が継続することになりましたが、裁判所は新裁判長のもとで証拠開示についてこれまでの姿勢を踏襲する姿勢を示しています。しかし、検察官は証拠開示に十分に応じているとはいえません。証拠開示・事実調べを実現し、再審開始に結びつけていくために、弁護団の提出した新証拠や証拠開示問題についての学習と教宣を強化し、一層の世論の拡大が必要です。
次回の第25回三者協議は10月上旬におこなわれる予定です。各地でも学習会や街頭宣伝、署名活動、要請ハガキ運動などの取り組みをすすめ、証拠開示と事実調べをおこなえ!という世論をさらに大きくしていこう!弁護団が求める万年筆や秘密の暴露に関わる捜査資料、東京高検以外の証拠物の一覧表の開示を求める要請ハガキを高裁、高検に送ろう!
【2015.7.4 大阪市住吉区 HM様】
狭山再審実現・石川さんの無罪獲得をめざし共に闘う仲間の皆さん!
狭山第3次再審請求審は先月の速報でお知らせした通り、6月29日(月)付で裁判長が河合健司判事から植村稔判事に替わりました。狭山再審闘争は既に38年を経過し、第3次請求審(06.5.23~)も9年余、裁判長も7人目となりました。裁判官の交代によって再審開始への日程が若干長引く可能性もありますが、秋から年明けにかけてが事実調べを勝ち取る為の今審最後の山場になるのではと推察します。
既報の通り、新裁判長は最高裁事務局歴の長い「エリートコース」裁判官のようですが、これまで築いてきた証拠開示の流れの後退を許さず全証拠開示へと続け、事実調べから再審開始決定へと前進させる為、それぞれが出来る事無理なく出来る事で願生りましょう。
★要請・署名・ハガキ等の取り組みを
☆新裁判長宛署名用紙 ダウンロード元
プリンターが無い方はセブンイレブンで出力できます。(20円)プリント予約番号:41882117
☆ハガキ・要請文等の宛名
・〒100-8933東京都千代田区霞ヶ関1-1-4 東京高等裁判所第4刑事部 植村稔裁判長
・〒100-8904東京都千代田区霞ヶ関1-1-1 東京高等検察庁 狭山事件再審請求審担当検事
★石川一雄さん・石川早智子さんも参加するいくつかの取り組みを紹介します。皆さんそれぞれが、日程を調整し交通費を用意して、可能な取り組みに参加されん事を。
☆第24次アピール行動、7月7日(火)・7月16日(木)・7月23日(木)各8:30~10:00・11:50~13:00、東京高等裁判所西側歩道、マイクアピール・ビラ撒き・パネル・万年筆「発見」鴨居模型展示
☆兵庫・狭山事件の再審を求める県民のつどい、8月2日(日)午後、神戸市、講演・取り組み報告他
☆狭山事件を考える徳島の会・夏の交流会、8月8日(土)夜、藍住町・緑の広場、石川夫妻との交流
☆全国狭山活動者会議・住民の会交流会、9月3日(木)午後、東京・部落解放同盟中央本部、弁護団報告・基調提案・各地からの報告・論議
☆「豊川で石川さん夫妻に会おう!」狭山映画豊川上映会、10月10日(土)13:30~、豊川市民文化会館、『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』上映・「お笑い人権高座」露の新治・トーク「私たちの狭山」石川夫妻他
☆10・31寺尾差別判決41カ年糾弾闘争、10月30日(金)、東京・日比谷野外音楽堂他、東京高裁・東京高検要請行動・ミニコンサート・市民集会・デモ行進
☆部落解放研究第49回全国集会「狭山再審闘争と司法民主化の課題」分科会、11月11日(水)9:30~16:00、別府市、講演・弁護団報告・取り組み報告・質疑応答他
【2015.7.4 大阪市住吉区 HM様】
狭山映画のチラシ!
大阪、鶴橋にて狭山映画のチラシ! これ一枚貼るだけでも、アピールになるんや!
【2015/7/2 新治】
東京高裁前アピール予定
7月下旬の三者協議に向けて、石川一雄さんが無実と再審開始を、東京高裁前で訴えます! 皆さんの応援が石川さんの力になっています。ぜひ高裁前にきてください。
6月25日(木)
7月7日(火)、16(木)、23(木)
朝の部 8時30分~10時
昼の部 11時50分~13時
*私ノジマは雨でなければ10時~11時50分も高裁前にいます。
(すみませんが、石川さんは休憩中です。)
雨の場合は10時~11時50分は高裁前にはおりません。
場所は 地下鉄 霞ヶ関駅 A1出口を出てすぐです。
アピール
6月29日付で、狭山事件担当の裁判長が変わります。いよいよ大詰めという時に、何故?との懸念はありますが、停滞させることなく、証拠開示と事実調べを迫っていきます。
また、今期も、悪天候でなければ*鴨居を展示します。
* 鴨居=被害者の万年筆が、石川さん宅の鴨居の上から、実に不自然な形で発見されました。疑惑のオンパレードとされた証拠物です。
第24次 高裁前アピールをどうぞよろしくお願いします!
【2015.6.18 狭山事件の再審を実現しようFB / ノジマ】
狭山豊川上映会
狭山豊川上映会ちらし送付します。
【2015.6.4 愛知県豊橋市 YK様】
狭山事件第3次再審請求審第23回三者協議
狭山パンフを読む会の同志の皆さん! 狭山再審を闘う全ての皆さん! 標題につき、報告を送ります。転送・拡散を! 全証拠開示・事実調べ実施を勝ち取る為、情宣・署名集めを、ハガキ・要請文送付を! 東京高裁前アピール行動に参加を!
引用①『冤罪 狭山事件』(石川早智子さんの頁)
☆第23回三者協議が2015年5月28日、16時から、東京高裁で開かれました。引用②『ストーン・リバー』(豊中・狭山事件研究会の頁)
高検は5月25日手拭に関しての捜査報告書 2点を開示し、これまで開示された証拠は180点となりました。他の証拠の開示については相変わらずプライバシーの侵害、必要性・関連性がないと検察官は開示を拒否しています。必要か、必要でないか、検察官が判断するのではなく、弁護団に開示して、必要性、関連性が判断されるべきです。東京高検以外の浦和地裁、埼玉県警などの証拠物一覧表の開示を強く求めます。このような検察の横暴、不正義を許さず、裁判官の証拠開示命令や、事実調べを強く求めます。次回第24回三者協議は2015年7月下旬です。
☆高裁前アピール行動は6月下旬から始まる予定です。
第23回三者協議について(報告) 部落解放同盟中央本部
(1)第22回三者協議以降の動き
領置票で明らかになった押収物の還付(4月24日)、「秘密の暴露」とされた車の追い越し、および万年筆に関する新証拠と補充書を提出(5月21日)
1月に開示された東京高検の領置票で明らかになった証拠物のうち石川さん宅から家宅捜索の際に提出を受けて領置された証拠物について、弁護団は、請求人に還付するよう東京高検に請求し、4月24日に13点の証拠物が還付されました。これによって開示された証拠は178点になりました。
また、弁護団は、5月21日に、自白の「秘密の暴露」とされた車の追い越しに関する新証拠17点および万年筆に関する新証拠2点を補充書とともに提出しました。これで提出された新証拠は174点になりました。
狭山事件では、被害者の自転車に乗って脅迫状を届けるとちゅう自動三輪車に追い越されたという石川さんの自白が捜査の結果、Yさんが運転する自動三輪車だと判明したとして「秘密の暴露」にあたるとして寺尾判決で有罪の根拠にされました。しかし、Yさんは当時の調書で自転車を追い越したかどうか記憶にありませんと述べています。車の追い越しは客観的に裏付けられたものではないのです。弁護団は、車と自転車による走行実験、関係者への聴き取り調査、当時の航空写真の分析などをおこない、これら新証拠によって、車による追い越しという事実に合理的疑いがあること、石川さんの脅迫状を届けたというルートが遠回りで、しかも自転車で走りにくいうえ人家の多い道であることから自白じたいが不自然であることを明らかにしています。
また、万年筆は、石川さんの自白にもとづいて捜索し、お勝手入り口のカモイから発見されたことになっていますが、その際に石川さんが書いた略図をもとに発見したと警察官らは第2審の法廷で証言し、寺尾判決は決定的な有罪証拠の一つとしました。ところが、石川さんは当初の自白では、万年筆を隠した場所は風呂場のしきいの上と述べており、開示された録音テープでもそうなっています。そして、石川さんが鉛筆で書いた元々の略図には万年筆を隠した場所をお勝手のカモイと指示説明した記載はまったくなく、警察官によって元の略図のお勝手入り口のカモイのところにペンで複数の線が引かれているのです。弁護団は、警察官らは石川さんが書いた図面に警察官が改ざんをくわえ、この略図によってお勝手入り口のカモイから万年筆が発見されたように作出したものだと今回の補充書で主張しています。
この略図は第2審第13回公判で証言した警察官が持参し、存在を明らかにするという異例の経緯をたどっています。弁護団は、略図の改ざんを隠ぺいするために、警察官や検察官が証拠として出さず、隠し持ってきたとしか考えられないと指摘し、こうした点もふまえて、警察が検察に送った送致リストや浦和地検の領置票など、東京高検以外の証拠物一覧表を開示する必要があるとする一覧表開示に関する意見書もあわせて提出しました。
(3)第23回三者協議(5月28日)
2015年5月28日、東京高裁で第23回三者協議がひらかれました。東京高裁第4刑事部の河合健司裁判長と担当裁判官、東京高等検察庁の担当検察官、弁護団からは、中山主任弁護人、中北事務局長、横田、青木、近藤、平岡、河村、小島、山本、福島、指宿、野口の各弁護士が出席しました。
弁護団は3月23日付けで手拭いに関して初期の捜査書類などの開示を求めていましたが、検察官はそのうち捜査報告書2点を5月25日付けで開示しました。これで開示された証拠は180点になりました。
また、2月23日付けで証拠物の一覧表(領置票)で明らかになった航空写真など5点の開示を求めていたのに対して、航空写真については前回の三者協議で開示されましたが、残る4点の証拠物については、石川さんの筆跡が存在するものはなく、プライバシー侵害のおそれがあり、必要性・関連性がないので開示すべきでないとする意見をくりかえしました。
これに対して裁判所は、証拠物は開示してほしいという立場であり、プライバシーの問題があるというのであれば、裁判所に提出し、裁判所が判断するという方法を提示し、検察官は検討するとしました。
東京高検以外の証拠物の一覧表の開示について、弁護団は5月21日付けで意見書を提出し、浦和地検や埼玉県警の一覧表開示の必要性を指摘しました。協議においても、殺害現場とされた雑木林を撮影した8ミリフィルムは、実況見分調書に撮影したと明記されており、当然あるべきものが不見当とされている。不見当と言うならば、なぜないのかその合理的理由を説明すべきだ。地検や警察のリストを出すことがその説明になるので、検察官からまず裁判所に一覧表を提示してほしいと強く求め、裁判所は検討するとしました。東京高検以外の浦和地検、埼玉県警などの証拠物一覧表の開示を求める世論をさらに大きくしていく必要があります。
証拠開示・事実調べを実現し、再審開始に結びつけていくために、弁護団の提出した新証拠や証拠開示問題についての学習と教宣を強化し、一層の世論の拡大が必要です。次回の第24回三者協議は7月下旬におこなわれます。
各地でも学習会や街頭宣伝、署名活動、要請ハガキ運動などの取り組みをすすめ、証拠開示と事実調べをおこなえ!という世論をさらに大きくしていこう!とくに東京高検以外の証拠物の一覧表の開示を求める要請ハガキを高裁、高検に送ろう!
以上【2015.5.30 大阪市住吉区 HM様】
5.22(金)狭山現調
22日(金)、私にとっては、91年5月、03年3月に続き、3度目となるレンタサイクル現調。川越で6人(露の新治等狭山パンフを読む会4人・Facebook狭山のノジマさん・東三河狭山の会の曹洞宗僧侶Mさん)が10時に自転車を借り、1時間かけて、9kmの道を狭山へ。腕時計「発見」地点→五十市米穀店前→第2ガード→第1ガード→狭山市駅前。石川さんの主張する真実の行動コースは、駅前再開発で余りに様子が変わり過ぎているため省略。自転車を押して、三柱神社→元×字型十字路→農道→元四本杉の駐車場、ここからは自転車に乗り、鞄・教科書「発見」現場近く→東中学校→関口輪業。ここで、加佐志への道を間違え、三ツ木のうどん屋で昼食休憩。元のコースへ戻るときはぐれる者が出たりしたが、合流後加佐志街道へ。堀兼交差点から上赤坂への無駄な大回り→中田家前→堀兼ポンプ場→石田養豚場跡前→権現橋→元佐野屋脇→薬研坂→死体発見現場→芋穴跡→石川家跡。15時の予定が、16:15。石川早智子さんをさんざ待たせてしまった。露の新治ファンの堀兼在住女性も含めて、再現お勝手で万年筆「発見」の不自然さを再確認。お菓子とコーヒーを頂きながら早智子さんと歓談。記念撮影をして17:35自転車屋さんへ向け出発。18:30、全員無事返却で終了。西武新宿線で解散した。
現調中は坂道の上りが辛く、膝が痛い。終わってみると顔と腕が日焼けで赤く熱を持っていた。時間がかかりしんどい現調だが、やって良かったと言うことで全員が納得した。ただ、案内役の私が何度も道を間違えたり、ポイントを通り過ぎたりして、迷惑をかけてしまった。石川早智子さんが、狭山パンフを読む会現調を取り上げてくれました。
ノジマさん提供写真
【2015.5.27 大阪市住吉区 HM様】
川越から狭山へ。久しぶりの自転車、ヨタヨタ。なんとか狭山へ。狭山は茶どころ。狭山現地闘争本部。当時の石川さんの家の復元。丸見えの万年筆。
(2015.5.22 新治)
例年より短いが、石川一雄さんの思いは痛切に盛り込まれている。5・23不当逮捕52カ年糾弾闘争に向けたアピール。冤罪・狭山事件のホームページより。以下全文。
5・23 メッセージ
不当逮捕52ヵ年糾弾、再審実現決起集会にご参集を頂いた全ての皆様に心深く感謝いたします。
振り返ると52年といえば、事件発生時に生まれたお子さんが52才であり、半世紀以上も経てば狭山事件の現実を知らない人が多くて当たり前であるとはいうものの、此の間の私は「殺人犯」のレッテルを貼られ、無実を訴え続けているわけですが、二審・寺尾の確定判決から40年以上が過ぎた今、闘いも大きく前進しています。
取り分け、2009年、東京高裁・門野裁判長の証拠開示勧告以来、検察から開示された証拠はすべて私の無実、或いは警察当局に因っての捏造や、改ざんが疑われるなど、真摯に精査すれば、確定判決の誤謬が裁判官自身にも十分にわかるはずです。22回も三者協議を重ねても、未だ結論を出せない司法に対し、不信の念を禁じ得ませんが、河合裁判長が必ずや英断をされることを確信しています。
ご承知の通り、再審裁判の開始は「新証拠が発見されたとき」に実現します。この間の再審事件を見れば、現在の裁判所は、真相を究明し、積極的に無辜の救済をしようとする姿勢を感じ取れないのが残念でなりません。もっともだからこそ、どれ程の新証拠が発見されようとも、危機感があればこそ、私は皆さんにもっと多くの声を裁判所に届けて頂きたく、精力的に全国各地に訴え、お願いに回っている訳です。
第三次再審こそ絶対に無罪を勝ち取らねばなりませんし、今こそチャンスなので、どうか皆さんも一層のご協力を下さいます様、心からお願い申し上げます。
何とか今年中に事実調べ、再審開始決定が出されるようにと願っていますし、そのためにも私は悔いを残さぬよう、今後も汗をかき、全身全霊をかけて闘い続けて参る決意でいます。
皆様と共に一日も早く狭山の「よき日」を迎え、喜びを共有したいと念じつつ・・・・。
2015年5月
石川 一雄不当逮捕52ヵ年糾弾
狭山再審要求集会 ご参加一同様【2015.4.20 大阪市住吉区 HM様】
【転送・転載歓迎です】とありましたので転送します。驚いたのは、狭山事件52年集会が、市の教育委員会後援がとれていることです。私にとって目からウロコでした。驚く私が、あかんのですが。願生!
『狭山事件を考える越智今治の会』です。1年前から企画し、準備を進めてきた『狭山事件52年』集会もいよいよ3日後となりましたので、再度BCCで発信します。なお、会場の玉川公民館は今治市役所・玉川支所の隣です。ナビ利用の方は以下の電話番号を登録してください。玉川支所 0898-55-2211 愛媛県今治市玉川町三反地甲10 国道317号線沿いです。
【以下ちらしより・おもて面】
狭山事件を考える越智今治の会 『狭山事件52年』集会 石川一雄さん・早智子さん『思いのたけ』を語る!!
2005年3月16日、狭山事件の再審を求めていた石川一雄さんに対し、最高裁判所は事実調べを行なうことなく再審請求を棄却しました。石川さんは、「無実が晴れるまで闘い続ける」と、2006年5月に第3次の再審請求を起こしています。1963年5月1日の事件発生・5月23日の別件逮捕から52年、石川一雄さんは「犯人」の汚名を着せられたままです。石川一雄さん・早智子さん『思いのたけ』を語ります。狭山事件の真相、部落差別、石川一雄さんの無実について認識を深めてください。そして、一人ひとり何ができるか、共に考えてください。
日 時:2015年5月9日(土)午後7時~9時
場 所:今治市玉川公民館(今治市役所玉川支所隣)
今治市玉川町三反地甲10-1
参加費:大 人:1,000円 学 生:無 料
主 催:狭山事件を考える越智今治の会
共 催:同和教育研究会「うずしお会」
後 援:今治市教育委員会 (株)マイタウン今治新聞社
【うら面】
狭山(さやま)事件とは
1963(昭和38)年5月1日、埼玉県狭山市で帰宅途中の女子高校生が行方不明になり、同夜、20万円を要求する脅迫状が自宅に届けられました。届けを受けた警察は翌日夜、身代金受け渡し場所に40人もの警察官を張り込ませましたが、現れた犯人を取り逃がしてしまいました。5月4日、農道に埋められていた被害者の死体が発見されました。
その後、捜査に行き詰まった警察は、予断と偏見に基づいた見込み捜査から、被差別部落の青年石川一雄さん(当時24歳)を5月23日に別件逮捕し、1ヶ月以上にわたり留置場に拘留して取り調べ、「自白」を強要しました。石川さんは取り調べのあいだ一貫して無実を訴え続けました。しかし、警察官の「どうしても認めないのなら、おまえを殺してしまってもわからないぞ」という脅迫や、「自白したら10年で出してやる」という誘導により、「ウソの自白」に追い込まれました。一審の浦和地方裁判所では、わずか半年の審理で「死刑」判決がくだされました。
警察にだまされた事に気がついた石川さんは控訴し、二審の東京高等裁判所では、犯行を否認し、無実を主張しました。しかし、1974年10月31日、寺尾正二裁判長は、一審判決を破棄し、「無期懲役」の有罪判決を言い渡しました。石川さんは上告しましたが、最高裁判所では上告棄却となり、31年余り獄中生活をしいられました。その後、再審(第一次・第二次)を求めて東京高等裁判所に事実調べを行うよう請求していましたが、1999年7月9日突如高木俊夫裁判長により「棄却」されました。
石川さんと弁護団は東京高等裁判所に異議申立書を提出しました。2002年1月23日、東京高等裁判所は事実調べを行うことなく異議申し立てを棄却しました。これに対して最高裁判所に特別抗告していましたが、2005年3月16日、またしても事実調べも行わず棄却されました。石川さん、弁護団は第3次の再審請求を2006年5月23日に起こしました。
一方、東京高等検察庁は段ボール箱2mに及ぶ狭山事件の証拠資料を開示しません。国民の税金を使って集めた捜査資料を国民の前に公開しないという、不公平、不公正が許されるのでしょうか。
石川さんは1994年に仮出獄し、現在、全国各地を回って無実を訴え続けています。狭山事件の真実を一人でも多くの方々に知っていただき、私たちにできる事を共に考えていただきたいと思います。
***********************************
(2015年5月6日 YO)
(2015.5.6 新治)
狭山茶話会は、23人の参加。大阪、三重、兵庫と遠方各地からお越し戴きました。逆に地元はほとんどいなくて、これからの課題ができました。中味は、よかったと思います。私がしゃべり過ぎて、皆さんの話を引き出せませんでしたが、次につながる手応えを感じました。ご参加戴きました方々、お疲れさまでございました。【2015.4.29 新治】
幟を垂らす新治さん 入口にも幟が 新治さんあいさつ。
タイトル文字はお孫さん書。笑いと人権を広める会代表
吉田智弥さんのあいさつ。茶話会の雰囲気をどうぞ。
狭山事件の石川さんご夫妻からいただいたお茶を飲みながら、狭山事件について学習しようという「狭山茶話会」。濃いメンバーで、話の内容も深く、知らなかったことも多く勉強になりました。ゴールデンウィーク初日の「昭和の日」の昼下がり、中国料理店を借りきって、狭山差別について議論を深めるなんて、考えて見ればすごいことです。石川一雄さんが、一日も早く完全無罪を勝ち取れるように、この茶話会の運動が全国に広がることを期待します。(MORI)
狭山茶話会、お誘いを受けて参加させていただきました。
私は36年前に大阪に引っ越してくるまで同和教育を知らず、子供達が学校で授業を受けてくるのをそっとしといたそうがいいのではないの?くらいの考えしかなく、黒田清さんの読売新聞の窓で部落差別を知り、なんの根拠もないのに部落差別するなんて人間て愚かだなあと思ったくらいです。新治さんのHPで石川さんのことを知り、映画を見て、こんな理不尽な目にあった人がご夫婦でこんなに明るく頑張ってると涙が止まりませんでした。無知でお恥ずかしい限りですが、この年でこんなことを知ったのも新治さんのお陰と感謝です。何もできないけどミクシィやFacebookに投稿して友人に知ってもらったり、娘に話したりして少しづつですがお手伝いできたらと思っております。今日はありがとうございました。(大阪市淀川区 MM様)
昨日の狭山茶話会ありがとうございました。学生時代、狭山差別裁判反対 !等と言っていた頃を思い出しました。その頃は「石川青年」と言っていたし、私もまだ少女でした。でも、今はほとんどかけはなれた日常生活を送っているし、こんな私が参加していいのかなあ?等と思っていかせてもらいました。
「狭山とわたし」、うーん・・・と考えました。小学校の教員をしていた時の事を思い出しました。私と部落問題との出会い。6年生のこどもたちと部落問題学習をしていました。歴史学習のなかで、平和学習のなかで、渋染一揆の学習のなかで、また結婚差別の学習のなかで考えて行きました。クラスの中に被差別地域と言われるところから来ている子どもたちがいました。子どもたちはクラスの子にわかってもらおうと一生懸命に考えていました。「自分も差別をしてしまうかもしれない」という子がいたら、その子にどうやって話をしようかと相談し、「うちのお父さんが言ってたんやけど」と言う差別的な話が出れば頭をつき合わせて、悩みながらクラスの仲間と一生懸命に向き合っていきました。自分がクラスの友だちに対して仲間はずしをしてしまっている、そんな自分が差別はいけないと言えるのか?そういうことも含めて自分の弱さも思いも洗いざらいだしながらの学習でした。子どもたちは自分の事を語ることで仲間と繋がっていきました。そして、「部落に生まれてよかった。」と言って卒業していきました。私はその子どもたちを通して部落問題を学びました。私の教員としての根っこをつくってもらいました。そんなことを思い出すことになった茶話会でした。
身近な人に政治や選挙の話をして行くのは難しいと言う話がありましたが、本当にそう思います。語りたい気持ちは山のようにあるのにいざとなると口が重くなってしまいます。そして、いつの間にか日常生活に埋没して思いが薄れていきます。私はそんなときあの子どもたちが勇気と希望を持って語りかけていった姿を思いおこそうと思います。話がずれてしまったかもしれませんが、中味の濃い茶話会でした。地道に取り組み続けることの大切さを感じさせてもらいました。まわりのせいにせず、自分が大事にしたいことをやっていこうと改めて思えました。難しい話をしながらも、なかなか楽しい茶話会でもありました。ありがとうございました。(2015.5.1 大阪市 KY様)
狭山茶話会に参加させていただいた阪本です。N市に38年勤務し、この3月末で退職になりボーとしている時、KYさんからのお誘いがあり参加させていただきました。本当にありがとうございました。
皆さんのお話から狭山裁判、石川一雄さんへの熱い思いにかなりどぎまぎしてしまいました。お話の中には、N市の情勢と重なるところが多々あると思いました。私自身の38年を突然、一気に振りかえることになりました。というより、60年を振り返ることになりました。
茨木のり子さんの詩は、今の自分に言われているように思いました。楽しく、つながりを大切に、続けていきたいと思いました。狭山茶話会に感謝です。参加して本当によかったです。ありがとうございました。(2015.5.1 大阪市大正区 SY様)
☆東京高等検察庁は、全証拠を開示せよ!
さいたま地検・埼玉県警・狭山警察署の保管する領置物を調査し、リストを開示せよ!
ルミノール検査報告書、手拭い配布先捜査メモ、8ミリフィルム等の捜査関係資料リストを開示せよ!
取調べ録音テープ、供述調書、添付地図等の取調べ関係資料リストを開示せよ!
弁護団が個別具体的に求めている証拠を直ちに開示せよ!
☆東京高等裁判所は、検察に対し全証拠開示勧告を行え!
高齢のOさんの証人尋問や鑑定人尋問等の事実調べ開始に踏み切れ!
5月下旬、東京高等裁判所で狭山事件第3次再審請求審第23回三者協議が開かれます。引き続いて証拠開示に係る攻防となります。とりわけ、開示された「東京高検の保管する証拠物279点の領置表」記載の未開示証拠(石川さん以外の筆跡資料等)の開示が、重要な焦点となります。更には今回の一覧表に含まれていない地検・警察の保管証拠の一覧表や捜査・取調関係資料の開示もかちとらねばなりません。
これに対し、
①東京高検がどこまで応じるか、
②河合裁判長が検討促しから一歩進んだ開示勧告を出すのか、事実調べの必要性について検討しようとするのか、
によって、今後の再審実現への前進をどう勝ち取るかの取り組みへの分岐となる重要なポイントです。是非、注目し、可能な方は、要請ハガキなどの取り組みもお願いします。
宛先〒100-8933 東京都千代田区霞ヶ関1-1-4 東京高等裁判所第4刑事部 河合健司裁判長
〒100-8904 東京都千代田区霞ヶ関1-1-1 東京高等検察庁 狭山事件再審請求審担当検事【2015.4.20 大阪市住吉区 HM様】
去年のサヤマ映画上映には、お世話になりました。いよいよ大詰めの狭山裁判。各地で多彩な運動が進められています。前回の上映を喜んで戴いた石川夫妻から「お茶」を戴いています。狭山は関東有数の茶どころ。この狭山茶を戴きながら、狭山を語る「狭山茶話会」を開かせて戴きます。以下の通りですので、ぜひぜひご参加ください。
日時:2015年4月29日(水・休日)14:00~17:00
会場:邂逅(かいこう・近鉄奈良線、学園前駅北出口、奈良行き側。出て、陸橋を渡って北へ3分、バラディを超え、ローソンを過ぎ、さらに狭い道を越えた吉村商事ビル二階。)
参加費:無料。カンパ箱を置きます。お茶菓子、配りたい資料、チラシなどあればご持参ください。
お話:吉田智弥他。
定員:20人、要予約。
主催:笑いと人権を広める会
事務局:露の新治
参加ご希望の方は、ホームページまで、ご連絡くださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。【2015.4.11 露の新治】
こんな集まりもあります。お近くの方いかがですか。
『解放新聞 あさか版』第331号(2015年3月23日付 部落解放同盟大阪府連合会浅香支部 教宣担当)より引用
「南住吉狭山住民の会」学習会
講師:中北 龍太郎さん
日時:4月24日(金)午後6時30分
場所:市民交流センターすみよし南
【2015.4.11 大阪市住吉区 HM様】
アピール
東京高検の不当な証拠隠しが続いています。
証拠物のリスト開示で終わらせてはいけません。
1.東京高裁は高検に対して、弁護団が要求する証拠を開示するよう、勧告を出してください。
2.東京高検はすみやかに証拠を開示してください。
これ以上の不当な証拠隠しを許しません。
3.自白は誘導されたもの、その不自然さを解明するため、事実調べを訴えます。
4.悪天候でなければ*鴨居を展示します。
* 鴨居=被害者の万年筆が、石川さん宅の鴨居の上から、実に不自然な形で発見されました。
疑惑のオンパレードとされた証拠物です。
第23次 高裁前アピールをどうぞよろしくお願いします!
【狭山事件の再審を実現しようFB / ノジマ様】
いつもHPおつかれさまです。狭山の尼崎での講演会のお知らせをさせてください。私も東京から駆けつけます。チラシを添付させていただきます。どうぞよろしくお願いします。-----------------------------------------------------------
狭山事件の再審を実現しよう 市民のつどい in かんさい
- 無実の人が なぜ 自白するのか -
日時 4月25日 土曜日 午後2時~
場所 尼崎小田公民館 (JR尼崎駅北 徒歩3分)
講演
浜田 寿美男: 虚偽自白はこうしてつくられる
(奈良女子大学名誉教授/ 狭山事件「取調べ録音テープ」鑑定人)
石川 一雄・早智子: きっと届く、当たり前の願い
(狭山事件冤罪被害者)
以下暫定予定
ノジマ ミカ: ひとりからはじめる再審支援
(Facebook 狭山事件の再審を実現しよう 管理人)
主催 市民のつどい実行委員会
よびかけ
Facebook 狭山事件の再審を実現しよう
狭山事件の再審を求める釜ヶ崎住民の会
狭山再審を求める市民の会・こうべ
狭山再審を求める市民の会・しが
ストーン・リバー(豊中・狭山事件研究会)
多くの皆さまのよびかけ・賛同を募集しています
■ 連絡先
住所:〒653ー0004 神戸市長田区四番町3丁目4ー32
■ 賛同金 1口 1,000円 郵便振替口座:00970ー9ー128100 加入者名:狭山再審を求める市民の会・こうべ
【狭山事件の再審を実現しようFB / ノジマ様】
25日(水)、部落解放同盟の中央狭山闘争本部から『第22回三者協議について(報告)』が発せられました。見出しは以下の3項目です。(1)証拠物の開示勧告申立書、東京高検以外に保管の証拠物一覧表の交付勧告申立書の提出(2015年2月23日)なお、三者協議に於ける航空写真以外についての部分は以下の通りです。
(2)手拭いについての新証拠と補充書を提出(2月13日)
(3)第22回三者協議(3月24日)~証拠物一覧表で明らかになった関係現場航空写真112枚が開示
「このほかに開示を求めた証拠物については、石川さんの筆跡が存在するものはなく、必要性・関連性がないとして検察官は開示しませんでした。なお、全文を読みたい方は、豊中・狭山事件研究会のブログ『ストーン・リバー』に載っています。
協議で、弁護団は、昨年10月の第20回三者協議で、プライバシーにかかわるとして検察官が開示できないとした筆跡資料について、裁判所に提出し、裁判所が検討し、すべて開示された経緯を指摘し、この従前の方法と同様に裁判所で判断して開示してほしいと求めました。検察官は検討するとしました。
東京高検以外の証拠物の一覧表の開示を求めたのに対しては、検察官は、証拠物はすべて東京高検に集められているので、この一覧表に記載された証拠物以外の証拠物はないと回答しました。弁護団は、当時の実況見分調書に記載されている犯行現場を撮影した8ミリフィルムが「不見当」とされていることなどを指摘し、東京高検の領置票記載の証拠物がすべてとすることに疑問があり、他の証拠物の存否を客観的に検証するために、さいたま地検や埼玉県警などで作成された一覧表を開示してほしいと求めました。」
また、今審における証拠開示関係のデータを更新しましたので添付しておきます。 (データが大きいため、省略しています。MORI)
第23回三者協議は5月下旬、21日(木)の5.23石川一雄さん不当逮捕52カ年糾弾集会の後と思われます。これに向けた、第23次東京高裁前アピール行動は、4月16日、23日、28日、5月14日の4回です。28日以外は木曜日で
(1)集合時間 午前8時30分
(2)集合場所 東京高等裁判所正門前
(地下鉄「霞ヶ関」駅 A1出口)
(3)実施時間 朝の出勤時間(午前8時30分~10時)
昼休み時間 (午前11時50分~午後1時)
(4)実施場所 東京高等裁判所正門前
(5)実施内容 ・石川一雄さん、早智子さんによるアピール(マイク情宣)。
・石川さんをサポートするチラシ配布、署名活動、横断幕
などでの情宣活動の実施
雨でなければ10時~11時50分もフェイスブック狭山の野島さん達が、ビラ撒きをしています。
(石川さんは休憩中)
雨の場合は10時~11時50分は高裁前にはおりません。【2015.3.29 大阪市住吉区 HM様】
①狭山再審を求める東三河の会のブログ『狭山おたより日誌』
3月23日付「豊川上映会動き出しました。」
「豊川の上映会に向けてそろりそろりと動き始めました。②石川早智子さんのホームページ『冤罪 狭山事件』
石川さん夫妻の日程確認に入りました。露の新治(人権派落語家)さんからはOKをもらいました。会場は、1003、1010、1011、1012、1121の5日が当面の候補です。」
3月26日付「近況」「愛知のYさんからは、70筆の署名が送られてきた。このうち50筆を一人で集めて下さった方がいたそうだ。ほんとうにうれしいし、感謝の気持ちで一杯だ。愛知・豊川集会が10月10日に開かれる。Yさんの満面の笑顔にお会いできるのが楽しみだ。」つまり、「10月10日(土)に愛知県豊川市で狭山集会が開かれ、石川夫妻と露の新治が参加する」という事では?【2015.3.27 大阪市住吉区 HM様】
狭山パンフを読む会の同志の皆さん! 狭山再審を闘う全ての皆さん! 標題につき、第1報を送ります。転送・拡散を!
引用①『冤罪 狭山事件』(石川早智子さんの頁)
☆第22回三者協議が2015年3月24日、16時から、東京高裁で開かれました。
高検が事件現場の航空写真112点を開示しました。(1963年5月5日撮影されたもの)これは証拠開示への長い闘いの成果です
しかし、これ以外に弁護団が求めている証拠については必要性・関連性がないと検察官は開示を拒否しています。必要か、必要でないか、検察官が判断するのではなく、弁護団に開示して、必要性、関連性が判断されるべきです。このような検察の横暴、不正義を許さず、裁判官の証拠開示命令や、事実調べを強く求めます。
次回第23回三者協議は2015年5月下旬です。
引用②『産経ニュース』2015.3.24 19:56「狭山事件の現場写真112枚、東京高検が開示 弁護団調査へ」
埼玉県狭山市で昭和38年に女子高校生が殺害された狭山事件で無期懲役が確定し、その後仮釈放された石川一雄さん(76)の第3次再審請求で、東京高検が事件現場を写した航空写真112枚を開示したことが24日、弁護団への取材で分かった。弁護団は、石川さんの供述と現場の位置関係に矛盾がないかなど、再審開始につながるか精査したいとしている。
弁護団によると、写真は埼玉県警が事件発生の4日後に上空から撮影し、いずれもモノクロ。遺体発見現場のほか、石川さんの自宅なども写っている。
弁護団はほかに証拠品4点の開示と任意提出した13点の返還を請求している。これらの証拠品はことし1月、高検がリストを開示して存在が明らかになった。
石川さんは服役後、平成6年に仮釈放された。再審請求はこれまで2回退けられている。
【2015.3.25 大阪市住吉区 HM様】
2月10日午後、ミューザ川崎シンフォニーホールにて、表彰式がありました。監督はともかく、石川一雄さんの顔はやたら強ばっています。表彰式のようすはフェイスブックをご覧ください。
【2015.2.11 大阪市住吉区 HM様】
「狭山事件の再審を実現しよう」Facebookページを運営しております、ノジマです。HPで12月~1月にかけて、東京高裁/東京高検に対する「嘆願書」への呼びかけをしていただき、ありがとうございました! おかげさまで露の新治さんからのお知らせで嘆願書を寄せてくださった方も多くいらっしゃいました。そして、ついに「東京高検にある証拠物のリスト」を勝ち取ることが出来ました! 皆さまのご協力に、石川さんも大変喜んでいました。さらに闘いを進めていきます。
そして2月20日より、高裁前アピールが始まります。石川一雄さん、早智子さんが無実と再審開始を求めて東京高等裁判所前でマイクアピールします。この1年半で参加者が3~4倍に増えるなど、もはや狭山にとって欠くことのできない取り組みとなっています。悪天候でなければ、疑惑のオンパレードの証拠、「鴨居の上の万年筆」の再現模型も展示しています。
場所:東京高等裁判所 正門前(地下鉄 霞ヶ関駅 A1出口を出てすぐです)
時間:朝の部 8時30分~10時 昼の部 11時50分~13時
*私ノジマは雨でなければ10時~11時50分も高裁前にいます。(すみませんが、石川さんは休憩中です。) 雨の場合は10時~11時50分は高裁前にはおりません。
ぜひ石川一雄さんを応援にきて下さい。よろしくお願いします。
【2015.2.8 「狭山事件の再審を実現しよう FB/ノジマ様】
40年前の数年間、大阪の某ローカル大学で、露の新治と学費値上げ反対運動・狭山差別裁判糾弾闘争・日中友好運動を共にした豊橋市の山崎さんが、大きな集会を開きました。400人近い人が集まり、『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』上映、谷川賢作ピアノ・歌ミニライブ、山崎さん・金聖雄監督・谷川さん・石川一雄さん・石川早智子さんの5人での対談と盛りだくさんの内容でした。大阪・京都からも5人の仲間がスタッフをしにかけつけました。大満足の集会の後、これからの取り組みを考える時、山崎さんから、「次の狭山集会のゲストは、露の新治にしようかな。」との案が出た事は言うまでもありません。
山崎さんの『狭山おたより日誌』2月2日付「豊橋上映会、とってもいい会になりました。」
石川早智子さん『冤罪 狭山事件』「狭山事件の再審を 豊橋上映会 2015年1月31日」
地元紙『東愛知新聞』2月1日号「狭山事件のえん罪訴え 豊橋で石川夫妻語る「今」の思い 再審を求める東三河の会」
【2015.2.2 大阪市住吉区 HM様】
豊橋の山崎さんはすごい!
たった一人からでも、これだけのことができた。すごいことです。東京のノジマさんといい、思いと動きが一つになっておられる方は、迷いがない。だから、人が動く。「社会が悪い、状況は不利」と言って、結局何もしないから、ますます悪くなるのだと教えて戴きました。因みに、この山崎さんは、1975年(40年前ですわ!)の暮れ、私が林家染三師匠に入門願いに行った時、勝手についてきた男です。私が師匠と入門の話しをしていた時、居合わせた初代林家レモンちゃん(ミス日本の予選を通るくらいの美人)にサインをねだるという、気軽で気楽なやつでした。そして、学内に石川さんの家の「かもい」を復元して、私たちに狭山事件のでっちあげと、石川さんの無実を教えてくれた人でもあります。40年間、ぶれず、重くもならず、気軽にここまでのことをやりとげたことに、ほんまに見事だと思います。山崎、願生ってや! 後に続く気持ちはあるで!
【2015.2.5 新治】
狭山再審実現・石川一雄さん無罪判決獲得を共にめざす仲間の皆さん!
23日(金)夕方、東京高等裁判所で行われた「狭山第3次再審請求審第21回
三者協議」において、前日22日(木)、東京高等検察庁の担当検察官により、東京高検に在る狭山事件に係る全領置物279点(既開示証拠235点、未開示証拠物44点)の名前と数量を記載した一覧表が開示された事が明らかになりました。この事は、24日(土)未明に発せられた部落解放同盟中央本部による『第21回三者協議について(報告)』で、発表されました。全文を確認したい方は、豊中狭山事件研究会のブログ『ストーン・リバー』の頁「「第21回三者協議」報告」でご確認下さい。
そして、早朝4:18付でNHKの頁には「狭山事件弁護団に全証拠のリスト開示」の記事が載り、6時・7時・8時の全国ニュースで報道されたのです。なお、このニュースの為にNHKは15日(木)の高裁前アピール行動の模様を予め撮影しに来ていました。このニュースを受けて、24日の夕刊もしくは25日(日)の朝刊に『日本経済新聞』『朝日新聞』『讀賣新聞』『産経新聞』『毎日新聞』の全国紙5紙、『東京新聞』『埼玉新聞』が独自記事を掲載した他、共同通信の配信記事が全国の地方紙に掲載されました。
さて、中央本部の報告やこれらの報道で分かった事は、
①今次三者協議で「証拠リスト」開示攻防のヤマであるとの見方通り、開示を勝ち取るという大きな成果を勝ち得た事。
②ただ今回開示を勝ち取った証拠物の標目は、これまで開示要求していた「全証拠のリスト」(=段ボールの箱を積み上げれば2~3mになると言われていた全証拠についての標目)のイメージとは違い、領置した物的証拠のみのリストであった事。すなわち、ルミノール検査報告書、手拭い配布先捜査メモ、8ミリフィルム等の捜査関係資料や、取り調べ録音テープ、供述調書、添付地図等の取り調べ関係資料は含まれていない事。
という点です。
24日に開催した第388回狭山パンフを読む会では、この状況を受けて参加者で論議し、
※今回勝ち取った中味はなんなのか。
※山場として、闘う為の今後の方針は。
を早く知りたいという事で、1名が東京での活動者会議に参加する事としました。
拡大全国狭山活動者会議 狭山住民の会全国交流会
1月27日(火)、14:00から日比谷公園内にある千代田区立日比谷図書文化館のホールで開催されました。参加者は14都府県75人、証拠開示のニュースを受けて年冒頭の狭山闘争方針を確認出来る場所ですから、もう少し多いと思いましたが定員207人の会場はガラガラでした。順をおって紹介します。
※高橋中執の司会でテレビ放送の録画上映から始まりました。上映されたのは2本。
1月24日(土)7:20~7:22、NHK、『おはよう日本』「狭山事件弁護団に全証拠のリスト開示」
12月22日(月)2:00~2:24、TBS、『報道の魂』「狭山事件、ある弁護士の闘い」
※組坂委員長の呼びかけで、11月21日に亡くなった「狭山事件の再審を求める市民の会」事務局次長の布施哲也さんを追悼する黙祷が行われました。今回の会議では、他にも、亡くなった人、具合を悪くしている人の話が多く出ました。以下
・高裁前行動の常連で、松戸市の「狭山事件にとりくむ東葛住民の会」の桜田さん:12月14日死去:「『狭山に勝つまでは絶対に死ねない』と病身をおして高裁前に来ていた。」(石川早智子さん)
・中山主任弁護人:脳梗塞の発作で倒れ、三者協議も欠席:「仕事はドクターストップ、現在リハビリに励んで貰っている」(組坂委員長)
・石川六造さん:体調を崩し、24日(土)の埼玉新年交流会を欠席:「『俺が生きてる内に何とかなるか』と聞かれたので『何とかなるので元気で居て欲しい』と言い切って来た。」(片岡狭山闘争本部長)
・鎌田慧さん:風邪をひいて欠席:「鎌田さん欠席の為、今日は市民の会からの提起はありません」(司会の高橋中執)
続けて、開会挨拶が行われました。
※石川一雄さん、石川早智子さんの挨拶。一雄さんがいつになくにこやか。年末に風邪を引いたり、三者協議前はイライラしていたらしいですが、「東京高検以外の場所にある証拠も続けて明らかにさせたい。」と力強く訴えました。NHKのニュースのあと、100通ものメールが届き、電話も沢山届いたそうです。早智子さんに拠れば布川事件の桜井さんからも「今回のリスト開示は狭山にとってはもちろんだが、他の再審事件にも大きな力になる。」と喜びのメールがあったとの事です。
※狭山弁護団を代表して中北事務局長から「この間の三者協議と今後の課題」として、報告がありました。
「今回のリスト開示については、裁判員制度導入・公判前整理手続きに絡んで04年に始まり、今年手続き時に義務化される可能性のある証拠開示制度法制化が背景にある。今後も日弁連の証拠開示プロジェクトや他の再審事件とも連動して、再審においても証拠開示を義務化させて行きたい。」
「今後は①リスト開示で明らかになった44点の未開示証拠の開示を求める。この中には、逮捕前の石川さんの筆跡が残るハガキが含まれている。②東京高検以外の場所にある領置物のリスト開示を要求する。③領置物以外の捜査資料・取調資料等のリストも求めて行く。」
「「自白」テープの分析によって様々な矛盾が明らかになって来た。①タオル・手拭い・荒縄などの使い道が全く違う事を言っていて、取調官にヒントを貰いながら訂正されて行っている。②荒縄をいつ入手したのか変遷している。③芋穴の使い道が全く分からず、『芋穴の中で殺した』などとあり得ない自白をしていた。
また、最初に単独犯行自白をしたのが関源三に対してな事もはっきりした。」
この他、取調側による鞄「発見」場所の「自白」誘導について、添付図面の別刷りも資料として用意され、簡単な説明がなされました。
※基調提案は片岡狭山闘争本部長。
「狭山再審闘争は再審実現へ向けて、証拠開示勧告に続く2つ目のハードルをやっと越えられた。」「弁護団は第3次再審請求審で既に139点の証拠を提出しており、第22回三者協議に向けて「手拭い捜査」「自白誘導について反訳と心理学分析」「関源三証言」についての新証拠提出を準備している。」
「当面の取り組みとして、まずめざす方向としては、
①今回勝ち取ったリスト開示についてはマスコミ報道なども利用し、大いに宣伝していって欲しい。関心を集める事、『再審開始が近いのでは』と多くの人に思わせていくべきだ。②今回のリストにないものを含め、更に証拠開示を追求する。
③事実調べを実現する。鑑定人や高齢の小名木さん等証人の事実調べを実現する。
次に具体的行動としては、
④3月下旬の第22回三者協議に向けて2月20日(金)から4回の第22次高裁前アピール行動に取り組む。分担の動員<関東甲信越ブロックの7都県連、埼玉県連の7郡協・女性部、7住民団体、埼玉県共闘>もあるが、自発的に集まっている人が多くなり創意工夫され大いに盛り上がり、好い影響を出せている。是非とも参加して更に盛り上げて欲しい。
⑤5・23石川一雄不当逮捕52カ年糾弾集会を、会場の日比谷野音を押さえられなかった事もあり、2日前の5月21日(木)13時から開催する。午前中に高裁・高検への要請行動と裁判所前・弁護士会館前での情宣活動に取り組む。
⑥映画の上映運動を更に展開して欲しい。4万人の観客動員したが、0が1つ足りない。埼玉では第2時上映運動を10人・20人の単位でしてきた。ここは金監督にも交渉して少人数上映しやすいように値を下げて欲しい。」
※金聖雄監督挨拶
「今後も含めて、色々金はかかるので値下げはちょっと勘弁して欲しい。引き続きSAYAMAの上映には力を入れていきたい。毎日映画コンクールではドキュメンタリ映画賞をとれた。石川さんご夫妻と表彰に臨み、有名な俳優さんも居る場で受賞スピーチをさせてもらえる。この賞の2年前は布川事件の映画『ショージとタカオ』が取っているので、冤罪の映画が続いている事になる。
きょうチラシを持って来ているが、去年の5・23集会から次作品『袴田巌』の撮影に入っている。袴田秀子さんからは『狭山の映画を撮った監督なら撮って貰って構わない。』と言って貰えた。こちらの映画への支援もお願いしたい。」
※会場発言
① ?:「科学的鑑定についてはどこまで出ているのか。例えばルミノール反応検査とか。」→(中北)「ルミノール反応検査については雑木林で行われ、結果が陰性だったという証言を当時の捜査員がしており、検察側も聞き取り調査をして、その調査メモも確認されている。不見当とされているが、存在したのは確かなので、引き続き開示を要求していく。」
② 狭山事件を考える池田市民の会:「具体的取り組みを続けて行く。来週池田では中北弁護士を研究集会に呼び、講演を受けて学習していく。」
③ 東京都連:「欠番はこれで無くなったと言う事か。未開示の44点の中味は何か、関源三は『石川は遺体の状況を知らなかった。』と正直に報告している。今回の新証拠で関の評価は変わったのか。」→(中北)「欠番はなくなった。未開示証拠の中には逮捕前の石川さんの筆跡・筆記能力の証拠となる可能性があるハガキなどが含まれている。関は野球の審判などで、石川さんと親交があった事ため、『自白』に役割を果たしたのだろう。」
④ 狭山事件にとりくむ東葛住民の会:「2~3mに及ぶと言う証拠とは何か、今度のリストとの関係は。」→(中北)「実際の量もどう測って2~3mと言ったのかは分からない。今度のリストの分はその一部で、他には捜査書類や調書等がある。」
⑤ 東京都連練馬支部:「」
⑥ 兵庫県連:「これまでの狭山の啓発方法とかも検討し直す時期ではないか。映画にしても1年上映してきた中間総括をすべきやと思う。」
⑦ 東京狭山実行委:「東京では狭山を解放同盟だけではなく、労働組合が中心になって狭山実行委を作って取り組んでいる。毎年2月には東京狭山集会を開催する。今年も19日にも実行委主催で集会に取り組む。」
⑧ 狭山パンフを読む会:「仲間のカンパで参加したので、お願いと紹介と質問を発言する。
お願いは、今集めている署名用紙を何とかして欲しい。『43年も無実を叫び』とか、呼びかけ人に亡くなった人がそのままやったりとか、状況もかなり変わってるのを集めるのはおかしい。それから、情報発信を早くして欲しい。今回でも三者協議直後に『証拠リスト開示、詳細は後日』とか出来ないだろうか。
紹介したいのは豊橋の仲間の取り組み、今週末石川夫妻や金監督、谷川さんのライブも含めて大きな集会を持つが、駅前情宣をテレビ局に取材して貰ったりとか。国民救援会の支部総会で時間を貰って狭山への支援を訴えたり、熱心に取り組んでいる。31日に行ける人は是非豊橋に行って欲しい。
質問だが、2年前にインクのX線分析の委嘱を裁判所に要求していたが、これは未だ要求しているのか。」
→(片岡)「署名については確かに古いので、今年新しいものを作る事にしたい。情報発信については、何年も前からホームページの掲載などの要望を受けているが、費用と人手の両方足りない。未だ宿題として置かせて欲しい。」
→(中北)「要求は今でもしている。弁護団としても、ずっとライトブルーで使っていた万年筆にブルーブラックを入れた場合、混ぜ合わせがどうなるかの鑑定もして貰っている。」
※閉会挨拶と団結がんばろう!、組坂委員長
16:40頃終了しました。石川一雄さんがとても元気そうで、集会後も、金監督や色々な人とにこやかに話をしているのが、印象的でした。
【2015/1/29 大阪市住吉区 HM様】
1月26日(月)関東、関西、中四国、九州の各代表団なかまたちと朝から東京高等検察庁、昼から東京高等裁判所に、狭山再審要請行動に決起してまいりました。(※できるだけ短く、極端に短く、かなりショートバージョンにまとめてご報告致します)
折も折、22日には高検が「全証拠リスト」を開示したとのこと(我々の長年の要請に少しは“貢献”しよりました/笑)。そして、23日には「第21回目の三者協議」が開催されたとのこと。その直後の闘いでした。テンションもモチベーションも上がりまくりです。
まず、高検。玄関前。ゼッケンをつけて、旗、横断幕をなびかせて、みんなでシュプレヒコール。「狭山差別裁判糾弾ー!」「石川さんは無実だー!」「差別論告を全部取り消せー!」「隠し持つ証拠を全部出せー!」「狭山の証拠を全部出せー!」etc…。
そして入庁。青年たちを中心にものすごい追及。全証拠開示を求める要請文、そして(学校や仕事を休めなかった)多くのなかまの寄せ書き、作文、署名、それらを突き付け、かつ質問攻め。激しく弾劾! しかし、相手側はいつものことながら、いや、いつも以上に冷徹な表情。不機嫌な対応。差別丸出しの上からのモノ言い。最近、特に質問には答えないようになっています。しかも、こちら要請団に滅多に目を合わさない。冷静でえらそうな態度をとっているかのように装ってはいますが、目に力がなく悲壮な表情。ヤツらこそが汲々として追い詰められているのがアリアリですわ。その様子からもハッキリしますが、まったく正義性がない。「石川はクロだ!」というなら、自信があるなら、もっと堂々とせんかい! 証拠も全部あらいざらい出して裁判で堂々と勝負せんかい!っちゅーハナシですわ(そらまぁ、フィクションとはいえ、キムタク主演のドラマのように人間的で正義に満ち溢れた検事や事務官っていてしまへんのかいなぁ…)。青年たちの激しい怒り、糾弾のあと、役員さんが締める。「今回のリスト開示には少なからずこれまでの石川さん、我々、全国の多くの人々の声に応えたものであると一定の評価をしている。しかし、まだまだ全ての証拠を出しているわけではない。テレビや新聞を通じて大々的に報道された。全国の大衆はこれまで以上に高検の動向を注目している。一刻も早く全証拠の開示をおこなうようお願い致します」。
昼からは高裁。まず玄関前でシュプレヒコール。「狭山差別裁判糾弾ー!」「石川さんは無実だー!」「差別判決取り消せー!」「事実調べをおこなえー!」「狭山の裁判やり直せー!」etc…。午前同様、官庁街にトラメガとみんなの声が響き渡りました。
そして入所。ここでも青年が先頭になって「検察に全証拠の開示をさせるように勧告・命令を出せ」「三者協議に石川さん本人を出席させろ」「ただちに事実調べをおこなって再審を開始しろ」の旨、要請文、寄せ書き、作文、署名を突き付けて弾劾!弾劾!弾劾! だってそうでっしゃろ? 裁判所は検察と石川さんの間に立ってどちらが正しいか判断して裁く所。なのに、ハナから検察の肩をもって石川さん、我々、部落民を犯罪者にしてる。怒りはMAXですわ。対応した訟廷管理官たちは、そらもぉ、ビクビクして声は小さいし、「私の一存では…。答える立場ではございませんので…」の繰り返し。だから、答えられる責任者を出せって言うとんじゃー! 裁判官を呼べ―! こうなります。ま、(民事も含めて)いろんな裁判をやってきましたが、なかなか庶民の味方の裁判官はおりまへん。そら、国家権力。幻想なんかは持ってはいませんが、司法にも正義は望めないものか。腹立つのを通り越してあきれますわ。とはいえ、石川さんのがんばり、弁護団や支援者、我々の奮闘、そして今回のこの風、この大きな流れ、これは無視できないはずです。
52年を迎える狭山。石川さんは私のオカンと同い年で76歳。今年こそ「勝利」の二文字、いや「完全勝利」の四文字、これをつかみ取るために、さらに地道に、かつ大々的に大胆に、狭山の取り組みを強化―拡大したいですね。なんちゅーても、やっぱ現場です。今、土俵は東京高検、東京高裁です。みなさん、各地の取り組みをひっさげて、みんなの思いを全部まとめて、東京へいきましょう! 要請行動をガンガンやりましょう! という思いを強くして帰ってまいりました。(ダーッと必死で書いたわりに全然ショートバージョンにならずにすんません!)【2015.1.29 奈良県 YK様】
滋賀、沖縄、佐賀の県知事選挙、沖縄の首長や自治体議員の決起。狭山の証拠リスト開示、朗報が次々と。風は確実に吹いてきました。願生りましょう! 以下転送します。おはようございます。狭山差別事件、再審へまた一歩! どうぞ、大きな風が吹きますように! 今日も願生!(三重県津市SN先生)【2015/1/24 新治】
1カ月半前、狭山事件第3次再審請求→再審実現→無罪判決獲得をめざし闘う仲間の皆さんにに向けてこう書きました。
「1月下旬、東京高等裁判所で狭山事件第3次再審請求審第21回三者協議が開かれます。引き続いて証拠開示に係る攻防となります。とりわけ、「証拠物等に関する証拠の一覧表」の開示が、最大且つ唯一の焦点となります。弁護団が繰り返し求めて来ており、第19回・第20回の三者協議に於いて裁判所も連続して検察に開示検討を促しています。そう、そのポイントで大きな勝利の一歩を勝ち得たのです。そして今日NHKのニュースが狭山をとりあげました。23日の三者協議の前日、東京高検がリストを開示してきたのです。15日の高裁前行動の取材があった時、狭山に何らかの動きがある事をNHKが掴んでいると思いましたが、それがこれだったのです。(NHKニュースの該当ページ)
これに対し、①東京高検が応じるか否か、②万が一検察が重ねて開示検討を拒絶してきた場合、河合裁判長が検討促しから一歩進んで開示勧告を出すのかによって、来年の全証拠開示・事実調べ実施への前進をどう勝ち取るか、山場の取り組みへのスタートを切る重要なポイントです。」
さあいよいよ次は、リストの中から弁護団が個別に指定するすべての証拠を検察に開示させる事、そして何よりも、高裁をして事実調べ開始に踏み切らしむ事です。高齢の石川一雄さんを長く待たせてはなりません。何としても今年中にこの2つを獲得したいものです。【2015/1/24 大阪市住吉区 HM様】
けさのNHKニュースで「狭山事件」で検察が弁護団に「全証拠リストを開示する」との報道がありました。再審に向け大きな一歩です!! 以下のNHKニュースのHPに記事と動画が出ています。
********************************
2015年1月24日
NHKニュース
狭山事件弁護団に全証拠のリスト開示 1月24日 4時18分
52年前に埼玉県狭山市で起きたいわゆる「狭山事件」で無期懲役が確定し、再審=裁判のやり直しを求めている男性の弁護団に対し、検察がこれまで存在を明らかにしていなかったものも含む物的な証拠をすべて記したリストを開示する異例の対応をとったことが分かりました。
狭山事件は、昭和38年に埼玉県狭山市で女子高校生が行方不明になり、身代金を求める脅迫状が届いたのち、殺害されているのが見つかったものです。
この事件で無期懲役が確定し、平成6年に仮出所した石川一雄さん(76)は無実を訴えて再審を求める申し立てを行い、東京高等裁判所で審理が進められています。弁護団は検察に対し、事件当時の捜査で得られた証拠をすべて明らかにするよう求めていましたが、検察が22日に保管している物的な証拠をすべて記載したリストを開示したことが弁護団への取材で分かりました。
リストに記された証拠は279点あり、このうち44点は石川さんが書いたとみられるはがきなど、これまで存在が明らかにされていなかったものだということです。弁護団は「脅迫状の文字は石川さんの筆跡と違う」と主張していて、はがきで当時の筆跡が確認できれば有利な証拠となる可能性があるとしています。
検察が過去の事件について証拠のリストを開示するのは異例で、再審を認めるかどうかの判断に影響するか注目されます。
証拠リスト開示は法制化へ
事件の捜査で得られた証拠の開示は、弁護側が求めても、以前の刑事裁判では検察の判断で、開示されないことが少なくありませんでした。このため、弁護士からは被告に有利な証拠が隠されているのではないかと懸念する声が上がっていました。
しかし、平成17年に、裁判の前に争点を整理する手続きが始まった際、検察側と弁護側が平等な条件で協議できるように、弁護側の求めた証拠については原則、開示されることになりました。
それでも弁護士の間には「検察がどのような証拠を持っているのか全体像が分からないので、重要な証拠が請求の対象から漏れるおそれがある」との不満が根強く残りました。
こうした状況を受け、平成23年から刑事司法の在り方を検討してきた法制審議会は去年9月、被告側が求めた場合、原則として、すべての証拠のリストを開示するよう検察に義務づけることを盛り込んだ法改正の要綱を法務大臣に答申し、今後、法制化される見通しになっています。
【2015.1.24 愛媛県今治市 YM様】
ドキュメンタリー映画賞受賞!
毎日映画コンクール「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」がドキュメンタリー映画賞受賞! 狭山事件の石川一雄さんの連れ合いの早智子さんより早朝、「第69回毎日映画コンクールのドキュメンタリー映画賞に『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』が受賞、今日の毎日新聞に載っています。」とのメールが入りました。早速、近くのコンビニで毎日新聞を買って確認しました。ネットでも確認できました。うれしい限りです。これをバネに「狭山 再審!!」の声が大きくなることを願っています。取り急ぎ、うれしさを分かち合いたくてお知らせします。
【2015.1.21 愛媛県今治市 YM様】
狭山再審実現をめざし、取り組む全ての皆さん! 今年2015年は、狭山第3次再審請求審に於いて、全証拠開示、事実調べ開始へ、大きな一歩を進める最後のチャンスの年だと思われます。それぞれの方が、それぞれの地で、それぞれ無理なく出来る事を、必ず何かしら取り組んで頂ければと思います。さて、今月準備されている取り組みを2件紹介します。是非ともあなたの参加・連帯を、そして知人・友人への転送・拡散を呼びかけます。
①16日(金)〆切、「緊急企画!高裁・高検にFB嘆願書送ります!コメント大募集!!」
呼びかけ頁、フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」管理者・野島美香さんの呼びかけ文
「1月の三者協議が、22日以降の日程で行われます。 最重要協議となることは間違いありません。その前にこのイベントで東京高裁及び東京高検に対して、 「早急に無実の石川さんを救済すべし!」という趣旨の嘆願書を送る緊急企画です。」
「締め切りを1日延ばしました! 15日、16日は高裁前報告でバタバタするので、その分1日伸ばしました。数は力です。ぜひぜひ、たくさんのご投稿をお待ちしています。」とのことです。
参加方法
1.コメントか投稿にて高裁・高検あてにコメントを寄せて下さい(高裁・高検どちらかのみでもOKです)。
2.非公開でコメントしたい方は、FBページへのメッセージでも受け付けます。コメント記入の場合、投稿先頁
3.メールでも受け付けます。sayamax50@gmail.com
FB登録されていない方のご参加も大歓迎します。もちろんツイッター他での拡散も歓迎します。
4.その他要望受けますので、コメントください。
5.1月16日〆切です。その後こちらでまとめてプリントして、高裁・高検に郵送します。
その他
☆ご自身で送りたい方は下記に直接送って下さい。
〒100-8933 東京都千代田区霞ヶ関1-1-4 東京高等裁判所第4刑事部 河合健司裁判長
〒100-8904 東京都千代田区霞ヶ関1-1-1 東京高等検察庁」
<表書き(総括部分)>
「河合裁判長、高裁前アピールでは毎度お騒がせしております。私は「狭山事件の再審を実現しよう」というフェイスブックページを管理・運営しています、野島と申します。三者協議の進展があまりに遅く、また証拠リストの開示も実現しない現状に、ネットで司法への非難が寄せられています。そこで、フェイスブックでコメントを募り、嘆願書を提出した次第です。私自身3年前に高裁前で偶然、無実を訴える石川一雄さんに出会うまでは、狭山事件のことはまったく知らない、ごく普通の一般市民でした。公平で公正な裁判を開いていただきたい、その一念でたくさんの人がご自身の言葉で語ってくれています。どうぞ、全ての嘆願書に目を通してください。心からのお願いです。」
どれほどの力になるか分かりませんが、何か出来る事をしたいとの思いに賛同するものです。上述の通り、今年は狭山再審にとってかつて無い最大のチャンスです。
※名張事件の例を見るまでもなく、再審請求審では、請求審で開始決定が出ないと、異議申立審・特別抗告審でそれをひっくり返す事は極めて難しくなります。初めて三者協議が開かれ、多くの証拠開示が進んだ当審で開示決定を勝ち取りたいと思う方、是非参加して下さい。
連絡先メールアドレス再掲:sayamax50@gmail.com
狭山再審実現への自分なりの言葉を!
一言でも、長文でもOK。嘆願でも、要請でも、要求でもOK。冷静に怒りを抑えて、分かり易く、何を言いたいか伝わるように。
②31日(土)開催、会場:豊橋市市民文化会館大ホール
「石川さん夫妻・金監督・谷川さんに会える狭山豊橋上映会」
呼びかけ頁、狭山事件の再審を求める東三河の会
代表・山崎和男さんの呼びかけ文
「狭山事件は、52年前に、埼玉県狭山市で起きた女子高校生殺し事件です。何もやっていない石川さんが、不当逮捕されました。石川さんは、事件現場のどこにも立ち会わされることなく、すべて事件は「取調べ室」の中では作り上げられていきました。石川さんは、32年間刑務所で服役し、その後仮出所しました。そして、無罪を訴えて全国を飛び回っています。一昨年、冤罪と向き合う夫婦の泣き笑いの生活を描いた映画ができました。豊橋は、上映会+トークショー+ピアノライブと盛りだくさんです。東海地方の方、ぜひご参加ください。この記事を見た人はシェアして拡散よろしくお願いします。豊橋から遠い人もシェア拡散をお願いします。東海地方の方が目にするチャンスが増えると思います。」
<大まかなスケジュール>
13:00 開場
13:30~13:35 開演 あいさつ
13:35~15:20 映画上映:『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』
15:20~15:30 休憩
15:30~16:00 ミニライブ: 谷川賢作
16:05~16:35 対談:石川一雄・石川早智子・金聖雄監督
16:35~16:50 諸連絡 書籍・パンフレットのお願い
16:50~17:00 記念写真
17:10~ 終わりのあいさつ
※関西からも数人が、この取り組みに参加する予定です。もし可能なら是非参加して下さい。また参加出来ない方も、山崎さん達、東三河の会に知り合いのいる方は、連帯のアピールを送られてはいかがでしょうか。おそらく、東三河はもちろん東海地方では滅多にない大規模なさやまの取り組み、是非とも成功を収めて欲しいと思います。多くの皆さんにご協力お願いします。
全国各地で闘って来られた仲間の皆さん皆さん! 一足早く来年に向けての連帯のご挨拶を送ります。
★年明け早々(1月22日(木)~26日(月)のいずれか)に東京高等裁判所で狭山事件第3次再審請求審第21回三者協議が開かれます。引き続いて証拠開示に係る攻防となります。とりわけ、「証拠物等に関する証拠の一覧表」の開示が、最大且つ唯一の焦点となります。弁護団が繰り返し求めて来ており、第19回・第20回の三者協議に於いて裁判所も連続して検察に開示検討を促しています。
これに対し、
①東京高検が応じるか否か、
②万が一検察が重ねて開示検討を拒絶してきた場合、河合裁判長が検討促しから一歩進んで開示勧告を出すのか
によって、来年の全証拠開示・事実調べ実施への前進をどう勝ち取るか、山場の取り組みへのスタートを切る重要なポイントです。是非、注目し、可能な方は、要請送付などの取り組みもお願いします。
要請文例
河合裁判長宛(東京都千代田区霞ヶ関1丁目1番4号 東京高等裁判所第4刑事部)
狭山事件第三次再審請求審の三者協議において、東京高等検察庁は、貴官の再三の促しにも拘わらず「証拠物の一覧表」開示に未だ応じておりません。1月下旬の次回三者協議迄に検察が貴官の求めに従い開示に応じる事を強く望むものです。高検自身の付番に拠って、東京高検が整理・保管したまま未開示の証拠が、40点以上在る事が明らかになっています。本請求について公正な判断をなす為には、全ての証拠の開示が欠かせません。一覧表を開示すべきとの貴官の促しに対し、検察が万が一にも、頑迷に拒否を続けた場合には、直ちに、開示命令もしくは開示勧告をなされる事を強く要請します。
狭山担当検察官宛(東京都千代田区霞ヶ関1丁目1番1号 東京高等検察庁)
狭山事件第三次再審請求審の三者協議において、裁判長からも再度の検討を促されている「証拠物の一覧表」開示を貴官がこれ以上引き延ばす事は許されません。貴庁の整理・保管してきた証拠だけでも40点以上が未開示である事は、貴庁自らが付した番号の「飛び」に拠って明らかです。真実と正義を公務として求め、市民の信託を受ける立場であろうとするならば、当然にも公正な司法判断に協力しなければなりません。1月下旬の次回三者協議までに必ずや一覧表を開示し、弁護団の個別開示要求に真剣に対応する事を強く要請します。
★石川一雄さんは、事件発生後52度目の年越しを迎え、1月14日には76歳になります。その石川さんから悲痛な2015年年頭アピールが発せられています。未だに石川さんにこんなアピールをさせてしまっている事に、悔しさを感じます。次こそは、希望に溢れたアピールにすべく、2015年を闘い抜きたいものです。
※全国の支援者向け
検察官の不当な証拠隠しは続いています。あとは、裁判官の決断如何にかかってはいるものの、20回の三者協議を重ねて参りましたが、未だ、事実調べ、再審開始決定の結論が出ないまま、52回も越年し、2015年に突入して第一歩を踏み出さざるをえなくなったことは、残念でなりません。
全文は石川早智子さんの頁『冤罪 狭山事件』で
※部落解放同盟大阪府連合会向け
『解放新聞大阪版』2012号(2015年1月5日付)
1月下旬には21回目の三者協議がありますが、この時も検察庁が証拠開示を拒否し続け、裁判所もそれを認めるなら、狭山事件を闇に葬ろうとしている事実を徹底的に糾弾、断罪して参る決意を新たにした次第であります。(全文は貼付写真参照)★年明けの東京での取り組み
※第21回三者協議に向けた第21次東京高裁前行動
当日東京で時間をとれる方は参加して下さい。
場所:東京高等裁判所正門前(地下鉄「霞ヶ関」駅 A1出口)
時間:1月15日(木)・21日(水) 8:30~10:00・11:50~13:00
内容:・石川一雄さん、早智子さんによるアピール(マイク情宣)。
・チラシ配布、署名活動、横断幕などでの情宣活動の実施
フェイスブック『狭山事件の再審を実現しよう』のイベント頁
※全国狭山活動者会議・狭山住民の会全国交流会
場所:日比谷図書文化館 コンベンションホール
時間:1月27日(火) 14:00~16:30
内容:①弁護団報告「この間の三者協議と今後の課題」中山主任弁護人
②当面する取り組みについて(基調提案)
③各地の取り組み報告と協議
豊中「ストーン・リバー」のブログより、大阪府連からの案内頁
★動画紹介
TBS『報道の魂』 12月21日「狭山事件、ある弁護士の闘い」
内容:狭山事件、ある弁護士の闘い 語り:宇野淑子
再掲
★宣伝・参加呼びかけ
◆1.31豊橋狭山集会
昨年5月、『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』上映会をやりきった豊橋の仲間が、上映会に参加した人々に呼びかけ「狭山事件の再審を求める東三河の会」を結成しました。ホームページはこちら
そして来年1月31日(土)、490席の市民文化会館大ホールを借り、中日新聞や地元ローカル紙の後援もとりつけての大集会を準備しています。当日は、映画の再上映に加え、石川一雄さん・石川早智子さん・金聖雄監督によるトーク、映画の音楽を担当した谷川賢一さんのライブ演奏と盛りだくさんです。東海地方の方はもちろんの事、遠方からでも参加価値のある取り組みです。是非とも参加と呼びかけの拡散を呼びかけます。ホームページからチラシのワードファイルをダウンロードできます。日々の取り組みを山崎さんが『狭山おたより日記』にして公開しています。
狭山事件の石川一雄被告は51年も無実を訴えています。裁判所も無実と知りつつ、証拠をでっち上げた警察・検察を擁護し、嘘で固められた判決文を書き続けています。昨年狭山事件のドキュメンタリー映画がつくられ、日本全国で自主上映活動が行われています。
「狭山事件の再審を求める市民の会」を作りました。会のメンバーがホームページを作ってくれました。「狭山東三河の会」で検索できます。さらに、12月3日から、ブログ「狭山おたより日誌」も始めました。これは、ホームページからクリックしてジャンプすることができます。
この映画を見た人の感想は、「想像していた映画と全然違った」「見てよかった」「石川さん本人に会いたい」などです。泣いて笑って、冤罪と闘う夫婦の愛の物語は、あなたの心にいい意味での衝撃を届けると思います。1月31日は、石川さん夫妻がきます。是非足をお運びください。よろしくお願いします。(2014.12.4 愛知県豊橋市 YK様)
月刊狭山パンフレット『狭山差別裁判』の最新452号の記事、「ドキュメンタリー映画『SAYAMAみえない手錠をはずすまで』全国各地で上映会」に、まるまる約1頁 報告が載っていました。
【2014/11/14 大阪市住吉区 HM様】
豊橋では、2015年1月31日に、石川一雄さん・金監督・谷川賢作さんを招いて、大きな上映会をします。
今年5月24日(奈良上映会の前日でした)に、豊橋上映会をしたのですが、上映運動を継続するために、「狭山事件の再審を求める東三河の会」を立ち上げました。現在、会員と協力会員合わせて11名になりました。今まで「狭山事件」について知らなかった人が、映画を見て会員になっていただいた方もいます。私たちは、大きな組織や団体の後ろ盾がないので、ひとりひとり話をしながらチケットを売ったり、チケットを売ってくれる人を作ったりして、活動を広げています。豊橋の人達は、狭山を知らない人が多いので、試写会を開き、映画を見てもらい、感想を交流して、狭山事件について知ってもらい、支援活動に参加してもらうように、活動の重点を置いています。
石川さんが無罪になったらやりたいと言っていた3つのことをかなえてもらうためにも、11名の仲間とともに、創意工夫して、活動がんばります。会の仲間が会のホームページを作ってくれました。「狭山事件の再審を求める東三河の会」で、検索してみてください。でも、石川さん夫妻と同じで、楽しむことも忘れていません。11月22日、ランチと紅葉狩りをしました。そこで、たまたま出会った知り合いにもチケット売っちゃいました。いい日でした。新治さんや全国の狭山を闘う仲間とともに連帯して、再審めざして頑張りたいと思います。
【2014.11.22 愛知県豊橋市 KM様】