新ちゃんの へらへら日記


2018年7月〜2018年9月
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2018年7月

 「北九州豪雨追弔落語会。」(2018/7/1)
 昨年7月豪雨被害を受けた日田市大鶴地区。大鶴公民館にて、追弔落語会。番組は、「真宗宗歌」、「仏教讃歌」、「三帰依文」、落語「狼講釈」「井戸の茶碗」、「恩徳讚」。幸せな暮らしが一瞬にして壊滅させられたのです。天災とはいえむごすぎます。写真は全壊した橋の跡。

 「九州北部豪雨被害写真。」(2018/7/2)

 生活が破壊されたのは、東北震災、津波被害も一緒です。ほんまに危うい命を生きているのです。合掌


 「幽霊まつり。」(2018/7/3)

 団四郎師匠宅にて幽霊まつり。五郎兵衛の怪談噺を受け継ぎ、今や上方怪談噺の宗家!?団四郎師匠が、怪談の季節を前に毎年される幽霊まつり。今年は、私も団四郎師匠のピンチヒッターで、名古屋大須演芸場で四日間怪談噺を勤めるのでお詣りに行きました。幽霊の掛け軸、衣装、小道具、それにお供えの鯖(幽霊は鯖が好物・五郎兵衛談)を供え、プロの尼さんの団姫さんが、ほんもののお経をあげて、私らも般若心経をお唱えします。これをしておかないと、必ず何か差し障りができる(五郎兵衛談)。終わって、恒例の「かめちゃぶ」を戴きました。これが美味しい! 五郎兵衛直伝の上方怪談噺にご期待ください!

 「明日の露新軽口噺。」(2018/7/6)

 明日の露新軽口噺。私が会場に行けるかぎりは、やります。ただ、お客さまは、ご無理をなさらずご都合に合わせて判断されてください。「キャンセルご自由」とさせて戴きます。お気遣いはご無用です。こんな時のために「天災」という落語があるんやと思います。雨は明日も降るようです。先ずはご安全に!

 露新軽口噺は、毎回、拙いながらネタおろしをしています。その悪戦苦闘ぶりを楽しみにされているお客さまもおられます。明日、来られないお客さまにも、「明日の新ネタ」を聞いて戴く機会は作りますので、明日はご無理をなさいませんようにお願い致します。無理なく来られるお客さまのみ、お越しくださいませ。それも明日の様子を見ながら慎重にお願いいたします。落語を聞くために、危ないめにあう必要はありませんので。皆さま、どうぞ、どうぞ、ご安全に! ほんまに何があるかわからん世の中ですので、お気をつけ下さいませ。
 「高知にて。」(2018/7/10)

 久しぶりの小学生全学年対象のお話。一年生に焦点を当てて、よく笑って戴き、最後に短く「つる」をやらせてもらいました。45分。ありがたい時間。やらせて戴いてよかったです。写真は、空港に24年前に書いた色紙を持参で迎えに来てくださった細川英輔先生、始まっているよさこいの練習、カツオのタタキ! 旭小学校の高座。

 「奈良市立春日夜間中学公立化40周年記念集会。」(2018/7/14)

 奈良に夜間中学ができて40年。記念の集いがひらかれ、私も「設立運動に関わった者の、生き残りの一人」として招かれました。当時の運動の中心を担った壮年層はほとんど亡くなり、若手だったわたしらが若干残っている状態です。たぶん50周年には、参加できないやろと思います。四股で、以下のようなお話をさせて戴きました。
 頭も体も心も弱かった私は、自分と向き合うこともできず、今で言う「ニート状態」。半分やけくそで入ったのが、大阪市立大学夜間部・中国文学科。そこでもしたいことも見つからず、落語だけが好きな世間知らずの甘ちゃんでした。
 1974年の狭山事件の高裁判決で、初めて社会に目を向けました。被差別部落に生まれた石川さんは教育をうけられなかったため、誘拐殺人犯人にでっち上げられました。それまで警察や裁判所、検察を疑いもしませんでした。それがどお考えても「石川さんは無実」としか思えません。その石川さんと、私のふるさと、大阪市生野区で出会った在日韓国・朝鮮人の生徒とがダブりました。同級生の中には、一緒に「中学を卒業したのに満足に読み書きができん」生徒がいました。これは、「勉強ができん、努力が足りん」と言うレベルではありません。そして、奈良に移っていた実家に帰り、1975年初めて参加したメーデー。そこで、奈良市議会議員の市原みちえさんから夜間中学のチラシを戴き、「これや!」と思い、関わったのです。なかなか進まない公立夜間中学の開校。仕方がないので、1976年9月7日に、私設奈良夜間中学が西大寺の正強学園の校舎を借りて発足しました。私はそこで、勉強のお手伝いと運動の雑務を必死でこなしました。捕食にうどんを食べるところから、いつしか「うどん学校」と呼ばれた奈良夜間中学。そこは、居場所のなかった私をやさしく受け入れてくれる「解放区」でした。何より「なんの自身も持てなかった私が、人の役に立つ」という喜び。それからは、ひたすら、リーダーの岩井好子先生(天王寺夜間中学教員)と、それを支えた遠藤幸子先生(小学校教員)の使いっ走り。「前川君(私の本名)、公立化へのチラシ作って!」「ハイ!」。「前川君、署名活動するから、署名用紙作って!」「ハイ!」。「前川君、市教委交渉するから、録音と写真頼む! あと、テープ起こしもな」「ハイ!」。「前川君、飲みに行くで!」「ハイ!」。今思えば、ほんまにええ修行をさせて戴きました。そして揚げさんの入ったうどんを食べながら聞かせて戴いた生徒さんの話。大事なことは二つ。「戦争と差別はあかん!」性根に据えて戴きました。おかげで、40年、やってこれました。残りの人生、なるべくぶれずにやっていきたいと願っています。もっとも、今更ぶれても仕方ありませんが。うどん学校は、生き方を学ばせてもらった、ほんまの意味で「私の学校」でした。
 以来40年。多くの人のお力で、奈良には公立夜間中学が三校、私設の自主夜間中学が三校できました。奈良のすばらしい所は、公立の三校ともが「自主夜間中学が公立化」したのものなのです。奈良には自主夜中の灯があかあかと燃えているのです。残念ながら世の中は「戦争と差別の時代」に逆戻りしそうな風向きです。だからこそ夜間中学の営みは貴重なのです。生きづらさを抱えてる人たちと、そこに寄り添う人たちが力を合わせて、戦争と差別に反対し、誰もが笑顔で暮らせる世の中に近づけるためにも、夜間中学はますますその存在意義を高めています。「願いに生きる」と書いて「願生る」です。願生りましょう!
 写真は、当時の署名活動。どこに私がいるか、捜してみてください。

 「動楽亭にて。」(2018/7/17)

 今日は動楽亭でイケメン、桂あおばさんにお稽古。そして昼席の高座。お客は僅か10人。それでもみんな熱演。ぎりぎりツバナレ。米団治師匠は「質屋芝居」を大熱演。感動。私は、「紙入れ」。トリは仁嬌師匠「次の御用日」。やっぱり寄席はいいです。
  

 「かけぶれ、来ました!」(2018/7/18)

 実にシンプルですが、これで用は足ります。上がり時間が7時。朝のはずはないので、夜7時。東京の咄家にとっては日常。私には非日常の高座。精一杯の準備をして臨みます。
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 「兵庫区民寄席。」(2018/7/20)

 喜楽館初高座は、兵庫区民寄席。「抜け雀」を中トリで。誠にいいお客さまで、楽しく、のびのびと勤めさせて戴きました!

 「東北笑生会のお知らせ。」(2018/7/21)

 東北笑生会主催で、東京・深川江戸資料館にて落語会をさせて戴くことになりました。活動報告と私の落語三席。ゲストは、6月の見守り観音参拝ツアーに参加戴いた「めおと楽団ジキジキ」のお二人。トークにも加わって戴きます。関東方面の皆さま、お力添えのほど、何とぞよろしくお願いいたします。
 〇 「NPO法人東北笑生会主催 露の新治落語会」
  日時:9月29日(土)18時50分〜
  会場:東京都江東区 深川江戸資料館
  出演:めおと楽団ジキジキ、新治
  料金:前¥2,500、当¥2,800(会員、障害者および介護者¥2,000)

 「福岡県八女市おりなす八女市。」

 「人権のまちづくり市民の集い 2018」にて、新ちゃんのお笑い人権高座。八女市と旧八女郡には、この25年の間、同和問題啓発担当者でいいご縁を戴いた人がたくさんいます。今は異動になっていたり、退職していたりですが、そんな方々がいっぱい集まって戴きました。ほんまに嬉しいです。今年お連れ合いを病気で亡くした原口さんもその一人。早めに着き、お線香をあげさせて貰いました。家には懐かしいポスターが大きく貼られていました。私のお笑い人権高座は、こんな方々に支えられてきたのです。これからもぶれることなく願生ります!

 「桂三馬枝、咄家40年記念独演会。大入り満員、大成功!」(2018/7/22)

 桂三馬枝さんの40周年記念独演会大成功! 会場は榛原(はいばら)総合センター。伊勢街道の宇陀越え、「七度狐」の舞台の辺り。大入り満員、椅子を追加するほどの370人! 番組は、「つる」・枝之進、「じいちゃんホスト(桂三枝作)」・三馬枝、「歌謡笑」・文福、「井戸の茶碗」・新治、(お中入り)、「紙切り」・三遊亭絵馬、「紙入れ」・三馬枝、「ご挨拶」・三馬枝、「大阪手打ち」、おひらき。地元ファンに支えられ、誠に幸せな祝いの会。参加できて幸せでした。
「伊勢本街道」の看板 特別ゲスト 桂文福 
  
桂三馬枝         桂文福
満員御礼のお客さん
  
桂枝之進         三遊亭絵馬          桂三馬枝   
(敬称略)

 「今日の檜舞台! 滋賀県栗東市立ひだまりの家。」(2018/7/25)

 栗東市の十里地区。大雨が降ると、上から放流。下はせき止め。間に挟まりいつも「浸水の町」。これが差別の実態だと取り組んだ結果、「親水の町」に。もちろんここまで来るのはイバラの道でした。私が最初お世話になった頃には、ひだまりの家(隣保館)はまだありませんでした。今日は久しぶりに、ここで三回公演。控え室の押さえ方がすごい。9:00〜22:00! ここへこもってありがたく、精一杯勤めさせて戴きます!
 

 午前中は、高齢者対象で、「あみだ池」、「抜け雀」に、お話を入れて95分。午後は、市内の企業の人権担当者を対象とした人権研修で、「お笑い人権高座」90分。夜は、十里子どもを守り育てる会の十里の保護者、解放同盟十里支部女性部、保育士、教員などを対象とした人権研修で、「お笑い人権高座」を90分。なんとかやれました! 三回とも達成感がありました。ありがたい!

 男子トイレのスリッパを赤色に。女子を青色にしてみたところ「間違えてまっせ」と直してくれた人がいたとのことです。そこで、なぜ間違いと思ったのかという検証が始まります。世の中の殆んどがそうという多数が→普通→正しいとなるのは一般的だが、果たして「正しい」かどうか? 「ひだまりの家」は、そんなところに、一石を投じています。私も初めて見た時は「あれっ?」と思いました。先入観とか思い込みは、なかなか心に深くしみこんでます。

 ひだまりの家名物のお味噌汁。十里汁と呼ばれ、十の具材が入ってます。今日は「人参、大根、油揚、こんにゃく、しめじ、豚肉、竹輪、豆腐、ネギ、味噌」でした。疲れた体にしみる優しい味。お昼に二杯、夕方に一杯。計三杯も戴きました。おかげで元気に勤めることができました。ごちそうさまです。

 「第二回『91%の満足度』落語会。」(2018/7/26)

 天満天神繁昌亭にて、第二回記念「91%の満足度 新治・福楽・文鹿」。番組は、「つる」・新幸、「上間屋」・福楽、「猿後家」・文鹿、(お中入り)、「七段目」・新治、「子は鎹」・福楽。お囃子は、三味線・和女、鳴り物・鹿えもん。楽屋番に・雪鹿。(以上、敬称略)
 楽屋には、高井ギャラ、桂三馬枝、桂勢朝、豊来家板里の師匠方が応援に駆けつけて戴きました。これは何より嬉しいことで、出方一同多いにはりきって高座を勤めることができました。

 「喜楽館昼席、初トリ!」(2018/7/27)

 7月31日の喜楽館昼席。昼席初出番がトリという、私にはありがたい高座になりました。兵庫県、特に神戸近辺の方、平日のお昼で出にくいとは思いますが、何とぞよろしくお願いします。

 「名古屋大須演芸場でトリをとらせて戴きます!」(2018/7/29)

 8月7日(火)〜8月10日(金)の4日間、名古屋大須演芸場にて、怪談噺でトリをとらせて戴きます。新幸も一緒です。こちらでトリは二回目。用いて戴き、ほんまにありがたいです。精進して臨みます。中部、東海地方の皆さま、何とぞよろしくお願いいたします。





 「喜楽館昼席初高座!」(2018/7/31)

 神戸新開地喜楽館、昼席の初高座、初トリを精一杯勤めました。一番太鼓は、桂りょうばさん。


2018年8月

 「名古屋大須演芸場」(2018/8/8)

 今日から大須演芸場昼席、始まりました。怪談噺、「摂州皿屋敷」、「雪の戸田川」。新幸、幸福、始、ひろ木の皆様のお助けで、なんとかやれました。落語と違って怪談噺は、チームプレーです。その分うまくいった時の喜びも格別です。明日からも願生ります。
 マクラで「膿は出しきりますと、膿が言い」は二回ともうけました。皆さん、そう思っておられるのです。核兵器禁止条約を批准しない、唯一の戦争被爆国の首相。被爆者から「もう広島に来てほしくない」と言われるのも当たり前です。ほんまに一日でも早く辞めて貰いたいです。代りは、山ほどいます。
出番表
ネタ帳 ポスター

 「沖縄からの報告。」

 連帯委員会、「高江辺野古につながる奈良の会」の仲間が沖縄辺野古に詰めてくれています。
 現場は、ゲート前にわずかにある市民が抗議するスペースに、赤白の水タンクを置いて、抗議すれば国道に出て市民が危険な目に合わされる現状です。(詳しくは、こちらのページをご覧ください。)


 「大須観音から演芸場へ」(2018/8/9)

大須観音から演芸場への道。今日も暑くなりそうです。願生ります!

 「酷暑お見舞い & 近況報告。願生ってます!」(2018/8/12)

 皆様、酷暑、くれぐれもご自愛くださいませ。
 名古屋大須演芸場(怪談噺・トリ)から東京へ。昨日は鈴本演芸場、お盆興行の初日。さん喬、権太楼、雲助、市馬、喬太郎、一之輔。東京のそうそうたる人たち(紫綬褒章が三人!)に混じって中トリ。夢のような舞台です。いいお客さんでよくうけました! こんなありがたい場は、今年限りと思って、やるだけやります。願生ります。どうぞお元気で。上野にて。



 「伊勢佐木 木曜寄席。」(2018/8/16)

 神奈川県横浜市、JR根岸線関内駅前「JRAエクセル伊勢佐木」にて、毎週木曜日に開催されている伊勢佐木木曜寄席に出さしていただきました。
入場無料! 文鹿さん、圓丸師匠、新治

 「鈴本演芸場にて。」(2018/8/17)

 上野鈴本演芸場の出番も、残り3日となりました。願生ります。
ネタ帳
前座の皆さん
さん喬師匠の高座

 「鈴本演芸場、中日9日目。」(2018/8/19)

 8月19日(日)、中席九日目。「阿弥陀池」がやれたらいいなと思いながら楽屋入りしたら、いきなり「つる」が出て、阿弥陀池は消えました。聞いたことを、自分もやろうとしてしくじる、落語に多いパターン。「ときうどん」、「牛ほめ」、「つる」、「阿弥陀池」、みなこの形。寄席の作法として避けなければいけません。「禁酒関所」と思って、さらい始めたら、「ガマの油」で酔っぱらいが出ました。すぐに追い詰められる私。「狼講釈」に決め、喬太郎さんが、何をするか、ハラハラしながら見守ります。もし彼が動物ネタをやれば、「狼講釈」はできませんい。幸い「極道のつる」という新作。これが大ウケ! つるは、題名は動物ですが、動物ネタではありません。それでなんとかしのげました。間に「松林につ〜る〜」も入れて、よくうけました。ほんまに、日々、なんとかしのいでいる、余裕の無い状態です。勉強になります。

 「鈴本演芸場、最終日。」(2018/8/20)
 鈴本、無事に打ち上げました。すごい顔ぶれ、特に、喬太郎さんの後に出るというのは修行でした。課題もいっぱいできました。また今日から、心新たに願生ります。今日は、らくだ亭落語会で、「雪の戸田川」です。江戸の噺を大阪弁で、それも東京のど真中、日本橋公会堂でやります。大阪弁の深川芸者が、果たして受け入れてもらえるのか?不安ですが、精一杯やります。

 「千穐楽。」(2018/8/22)

 かつてなく高座に上がった今年の夏。千穐楽は、人形町らくだ亭。落語ファンが集う老舗の落語会。ネタは「雪の戸田川」。ミスもありましたが、やりきりました。15日連続で高座に上がり(23席!)、さん喬師匠と11日間、同じ高座に上がるというダブルの新記録! 咄家人生最高に密度の濃い半月でした。課題もいっぱいありますが、収穫もあります。何より、「稽古も稽古不足も、ウソをつかない」を実感。そして、さん喬師匠、権太楼師匠、更には、小満ん師匠のエネルギッシュな高座に触れ、前向きな気持ちになりました。電車で席を譲られる高齢者ですが、「咄家人生はこれから!」という思いです。なんとか「落語で一花咲かせてみたい」というのが本音です。願生ります。

大須演芸場 8月7日〜10日 「摂州皿屋敷」、「雪の戸田川」 (二回公演)
鈴本演芸場 8月11日〜20日 「ちりとてちん」、「風呂敷」、「ごんべえ狸」、「摂州皿屋敷」、「鹿政談」、
                  「きせる」、「七段目」、「蛸坊主」、「狼講釈」、「紙入れ」
伊勢佐木寄席 8月16日 「阿弥陀池」
橘家 8月18日 「狼講釈」、「竜田川」、「七段目」
らくだ亭 8月21日 「雪の戸田川」
 

 「徳島空港にて。」(2018/8/25)

 なんと、阿波箱回しの、中内さん、南さんが木偶人形とお出迎え! 嬉しかった。空港到着ロビーに、徳島を代表してお出迎えとは! よくぞここまで願生られました。益々のご活躍を!
  

 「徳島県勝浦町にてお笑い人権高座。」

 徳島県勝浦郡 勝浦町農村環境改善センターにて、露の新治講演会「新ちゃんのお笑い人権高座」。願生ります。

 「浄土宗(本山・知恩院)にて、お笑い人権高座。」(2018/8/28)

 浄土宗の和尚さま、寺族(坊守)さま対象の人権講座。私の話と、映画「獄友」の上映。
 獄友は、文字通り「監獄の友達」。無実の罪で獄中生活を強いられた人たちのドキュメンタリー映画です。「獄友」とは、石川一雄さん(狭山事件・獄中31年7か月)、袴田巌さん(清水こがねみそ事件、俗に袴田事件・48年)、菅家利和さん(足利事件・17年6か月)、桜井昌司さん(布川事件・29年)、杉山卓男さん(布川事件・29年)、この五人の方々です。特に袴田さんは死刑囚。毎朝、死刑執行を告げられる恐怖の中での48年間! あまりに酷すぎる拷問です。それが無実の罪なのですから、その悔しさは想像できません。なのに皆さん、その酷い仕打ちに対し、「不運だったが、不幸ではない」と胸を張って、今を生きておられます。そして二度と、こんな悔しい思いを味わう人たちを作らないよう活動をされてます。ただこの中で、いまだに石川一雄さんと袴田巌さんの冤罪は晴らされていません。石川さんは被差別地区の出身、袴田さんは、ボクサーということで、ともに当時の社会的偏見のため、犯人にでっち上げられてしまいました。そこに差別があります。高齢のお二人、早く、一日でも早く、再審が開かれ、無実が証明され、本来の生活に戻られるよう、やれることをやっていきたいです。


 帰りは、奈良の吉野じゅげむ亭の世話人、仏國寺、岡住職ご夫妻と一緒になり、ごちそうになりました。楽しかった!

 「昔の写真。落語やってます。」(2018/8/29)

 林家さん二(30歳)、露の新次(32歳)。共に、香川県、西日本放送のスタジオより、生中継。髪の毛も眉毛も、ちゃんとあります。時間もちゃんと守ってました。
林家さん二(30歳) 露の新次(32歳)

 「お稽古。」(2018/8/31)

 27日に続き、鹿えもん君とお稽古。やはり続けてやるといいです。グッと迫力が出てきました。鹿えもん君は、現代の青年にしては珍しく素直。これはほんまに大事で、私にはできなかったこと。9月10日(月)動楽亭夜席「文鹿・米紫二人で百席」で披露の予定。ネタは、お楽しみに!

 「『彦八まつり』に新幸が出ます。」

 咄家バンドで、桂三幸さんがリーダーのバンドに参加。プロの技を披露します。お楽しみに!

2018年8月

 「コミュニティセンター大宝東。」(2018/9/1)

 滋賀県栗東市駅前、コミュニティセンター大宝東。大宝東学区自治連合会研修会にて、お笑い人権高座。 ありがたく勤めて、彦八まつりへ向かいます。

本日の檜舞台!

 「彦八まつり。」

 上方落語協会主催の、落語感謝祭「彦八まつり」。露の五郎兵衛一門ブースは、恒例の「骨釣り」ならぬ、「ビール瓶釣り」。

 「富州原地区市民センター。」(2018/9/2)

 三重県四日市市、富州原地区市民センターにて、お笑い人権高座。ここは、東北笑生会の増子理事長が勤めた、平田紡績のあったところです。跡地は住宅街になっています。平田紡績は漁網を扱っていたので東北に販路があり、その縁が震災被害支援の動機になりました。増子さんの平田紡績時代の仕事仲間、早川さんが楽屋見舞いを持ってお越し戴きました。ありがとうございます。80人でいっぱいの会場に、100人ほど。超満員で大盛り上がり。私ものせて戴き、おかげで喉がガラガラ。人権高座は、主催者の思惑どおりに人が集まらず苦労するのが常。想定外の大入りに、久しぶりにはじけさせて戴きました! 主催者の熱意に感謝、感激。
本日の檜舞台!

 「第十回露新軽口噺。」(2018/9/8)

 第十回露新軽口噺。番組は、「青菜」・新幸、「仔猫」・新治、「煮売り屋」・新幸、「鹿政談」・新治、(お中入り)、「あみだ池」・新治。次回は11月17日(土)です。明日から予約受付開始します。よろしくお願いします。

 「高田御坊寄席。」(2018/9/9)

 奈良県大和高田市 専立寺(せんりゅうじ)にて、第9回高田御坊寄席。番組は、「金名竹」・新幸、「つ る」・新治、「太神楽」・幸輝、「鹿政談」・新治、「歌」 ・新幸、「読書の時間(三枝作品)」・扇平。お客様のノリは最高! いい寄席です。次回は第十回! 200人を目指します。願生!
豊来家幸輝師匠の至芸

 「滑稽噺こそ王道!」(2018/9/10)

 8日、露新軽口噺で「阿弥陀池」を。9日、高田御坊寄席で「つる」と、続けて滑稽噺に挑戦し、おかげさまでいい反応を戴きました。私は滑稽噺こそ落語の王道と思っていますが、ずっと「にんに無い」と思いこんでいました。最近、「年をとったおかげで、ちょっとだけ滑稽に近づけた」かなと思います。また滑稽噺をやると、落語がほんまに楽しくなってくるのです。この調子で願生ります! 「仔猫」は福楽師匠に、丁寧なお稽古をして戴きました。

 「曹洞宗鳥取県宗務所檀信徒研修会にて。」(2018/9/13)

 日頃、ご聴聞をされていて、聞き上手! 番組は、「お笑い人権高座」75分、落語「鹿政談」30分。「自民党総裁選、石破候補の検討を祈る」で、拍手を戴く。自民党神戸市議への恫喝など、党内選挙であり、国家権力の取り合いやから、なんでもありですが、論戦を避け、裏で恫喝とは、いくら自民党でも、汚なすぎます。それが政治と流して、ひとごとですますことに慣れてしまってはいけないと思います。

 「茶吉寄席。」(2018/9/15)

 河内木綿の問屋の屋敷、古民家「茶吉庵」にて、落語会。番組は、「手水回し」・智丸、「延陽伯」・福丸、「抜け雀」・新治。大入り叶。
茶吉庵。 おこしやす。
のれんと智丸。 欄間の模様に、三十石船(船を引く姿)

 「第四回まつばら落語会。」(2018/9/16)

 数ある落語会の中から、100人のお客さまに来て戴き、盛況でした。生野高校同期、同窓から、落語ファン、地域の方、多くの皆さまに支えて戴きました。番組は、「七度狐」・新幸、「あみだ池」・新治、「ねずみ」・文華、(お中入り)、「短命」・文華、「鹿政談」・新治。



 「奈良県橿原市久米町敬老会。」(2018/9/17)

 奈良県久米町の敬老会。番組は、「あみだ池」・新治、「抜け雀」 ・南慶、「七度狐」 ・三馬枝、(お昼ご飯)、「涙をこらえてカラオケを」・三馬枝、「鬼あざみ清吉」・南慶、「鹿政談」・新治。

 「滋賀県マキノ町、常栄寺さま(曹洞宗)。」(2018/9/18)

 毎年、この日に、万灯会と演芸と法要。セコイアの並木。見事でした。番組は、「鉄砲勇助」・新幸、「永田町カラオケ歌合戦」・ 勢朝、「抜け雀」・新治、「南京玉すたれ」・勢朝。よく盛り上がりました。

 「10・21国際反戦デー。」(2018/9/19)

 「第12回反戦・反貧困・反差別共同行動in京都」が、10月21日(日)13:30〜、京都円山音楽堂に於いて、前(沖縄県)名護市長の稲嶺進さんらを迎えて開かれます。このチラシの左肩に「10・21国際反戦デー」とあります。かつてナショナルセンターの総評が、世界に呼びかけた反戦デー(と聞いてます)。これを風化させまいと、こうして活動されている方々がおられます。やはり、何事においても、きちんとやる人はやってます。何事もうわっすべりの自分が恥ずかしいです。残念ながら仕事とかち合い参加が叶いませんが、趙博(パギヤン)はじめ出演者、並びにお世話人の皆さまに心から敬意を表します。願生る!



 「葬儀会館で寄席。」(2018/9/21)

 大阪市東成区の今里会館にて、大感謝祭の一環としての寄席。お彼岸にふさわしい催し。しかし、高座は普段、棺桶が載る台。後ろは祭壇。メクリが、戒名、法名のよう! 番組は、「前説」・新治、「金名竹」・新幸、「抜け雀」・新治。いっぱい、笑って戴きました。

 「島の内寄席。」(2018/9/22)

 大阪市中央区の中央会館にて、上方落語協会主催の「島之内寄席」。糸、英華師匠。笛、喬若。鳴り物、新幸。100人のお客さまで、落語ファンも多く、盛り上がりました!

 「極楽寺彼岸法要にて。」(2018/9/23)

 9月23日、お彼岸の中日。午前は、泉佐野市の極楽寺さまにて、彼岸法要。番組は、「宿屋仇」・新治、「ジャグリング」・バンリ、「阿弥陀池」・新治。
  

 「大乗寺彼岸寄席」

 午後は、東大阪市の大乗寺さまにて、彼岸寄席。番組は、「ふろしき」・鹿えもん、「ジャグリング」・バンリ、「宿屋仇」・新治。

 「テントさんの三回忌。」(2018/9/27)

 ほんまに早いです。テントさんのご命日。私は、亡くなった時も、お通夜にもお葬式にも行けませんでした。去年の命日も新潟にいました。そして今年も、今、福島のいわき市に来ました。たまたま、お寺ですので阿弥陀様にお詣りさせて戴きました。

 「真宗大谷派光景寺さま。」(2018/9/28)

 真宗大谷派(東本願寺) 光景寺さまにて、浜組の研修会。組(教区)の十か寺の門徒の皆さまに、お笑い人権高座と「阿弥陀池」。

 「いわき市豊間団地ボランティア公演。」

 福島県いわき市豊間団地にて、なにわ会・東北笑生会公演。バラエティーに富んだ中味で大盛り上がり! 豊間団地は、2016年4月に続いて二回目です。大変な目に遇われた方々が、よく笑ってくださいました。来てよかったです!

 「玉城デニーさん当選!」(2018/9/30)

 沖縄知事選挙。玉城デニーさん当選! 近頃、こんな嬉しい知らせはありません。安倍政治の暴走に一矢報いました! 安倍政治の終焉が見えてきました。
 いよいよ、振り子が戻り始めました! 振り切った振り子は戻るしかありません。おごりの極みの安部政治もついに、凋落のきざしを見せてきました。当然といえば当然ですが、司法、立法、行政の三権を押さえ、マスコミすら屈服させた独裁政治ですら、押さえられない民意があることが証明されました。沖縄の人たちが平和を希求する意志を尊敬します。恐らく、政府は、ありとあらゆる経済的しめつけをやってきます。そのリスクをさえ、沖縄の人たちは受けとめたのです。 沖縄戦の現実はそれほどひどく、記憶は消せるものではないのです。沖縄の心ある人たちとつながって、願生りましょう!
 それにしても、NHKはひどい。台風情報は大事ですが、テロップででも、沖縄知事選挙のニュースを流すべきです。これが、佐喜真候補が勝ってたら、バンバン流すと思います。自民党総裁選挙が自民党だけのことではなく、国家権力をかけての争いであるように、沖縄知事選挙は単に一つの県の知事を選ぶ選挙ではなく、日本の平和問題を争点とする国の方向性が問われる選挙です。これをここまで無視するNHKは、もはやジャーナリズムではありません。そう思って見なければ。

 「久しぶりの東京での落語会。」

 ほんまにありがたいです。昨日は久しぶりの東京での落語会。五郎兵衛亡きあと、師と仰ぐ柳家さん喬師匠のホームグラウンド、深川江戸資料館ホールにて開くことができました。身の丈に余るキャパを、主催の東北笑生会の方々、落語ファンなどが埋めてくださいました。また、さん喬師匠が弟子(さん若改め、柳家小平太師匠)の真打ち昇進興行の合間を縫って駆けつけて下さり、舞台に上がりご挨拶も戴き、花を添えて戴きました。さん喬師匠登場時の拍手はものすごかったです。ほんまにありがたい限りです。さん喬師匠は、東京での独演会、六回全て、楽屋に顔を出して戴きました。こんな方を他に知りません。ほんまに尊敬します。
 番組は、「ご挨拶」・東北笑生会理事長 増子隆、新治、「延陽伯」・紋四郎、「あみだ池」・新治、「音曲漫才」・ジキジキ、「まめだ」・新治、(お中入り)、「東北笑生会紹介トーク」・増子、新治、ジキジキ、「ご挨拶」・さん喬師匠、「宿屋仇」・新治。満員御礼。