新ちゃんの へらへら日記  


2010年7月〜2010年9月

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2010年7月

 奈良少年刑務所の詩集「空が青いから白をえらんだのです」に関しては、こちらにまとめて紹介しています。(MORI)


(2010.7.3) 「福岡県古賀市同和問題を考える市民の夕べ。」

 第30回古賀市同和問題を考える市民の夕べ。笑顔になろうよ!私の「お笑い人権高座」をメインにして戴く。ありがたい!


 参加者は500人くらい。テーマに、「笑顔」と「願生る」が。


 小学生による、人権をテーマにした「博多にわか」。あの、にわかの面をつけて本格的に演じています。下げではきちんと受けていました。立派でした。




 (2010.7.4) 「博多新治寄席。」

 第6回博多新治寄席。去年は、さん喬師匠と、さん弥さんを迎え豪華に。今年は、好朝さんと私の二人と質素に。それで木戸銭は一緒です。番組は、「つる」・好朝、「風呂敷」・新治、「大丸屋騒動」・新治。この「つる」がよかった。ツボツボできっちり受けて、「やっぱり『つる』はやりがいのあるいいネタやなあ」と思わせてくれます。私の「風呂敷」もなかなかよかったと思いますが、何より今日のヒットは、「大丸屋騒動」の下座。歌の、こいもさんは、音楽の先生。私のテープを30回は聞いたとのこと。小きぬさんの三味線。酔書さんの鳴り物。好朝さんの、ドラとツケ。全て完璧にやって戴きました。おかげで、私も咄に乗れました。録音をとってなかったのが惜しまれるほどです。打ち上げは「しぶしぶ支部長」の娘むこさんが主人の焼き鳥屋「安兵衛(味は大石、値は安べえ)」、こちらも満員盛況。打ち上げの締めは、祝いめでた。これがよかった。最後は一本じめ。この一本じめが、大阪手打ちと一緒。ただ、掛け声が微妙に違います。大阪の「いおおて三度」(祝って三度)が「いおーさ」と略されます。やってよかったとしみじみ思う寄席でした。ありがとうございました。



  「博多駅の山笠」

 例年、この時期になると、博多駅の博多口に、山笠が現れます。それは、それは見事なもので、ディズニーランドのパレードに混じっても目を引くだろう豪華さです。


 (2010.7.5) 「東鷹(とうよう)高校、800人。」

 体育館で椅子なし、テスト明けの高校生、800人。「こらムリや!」と思いながら壇上へ。ところが集中して聞いて戴き、笑うところできっちり反応!ありがたい、ありがたい。気持ちよく大汗をかいた80分。途中でトイレ休憩をとりましたが、先生が「後半が始まるから座りなさい」とかの指示は一切なし。にもかかわらず、時間になるとピシッと座って、シーンとして私が話しだすのを待っていてくれます。福岡県立東鷹高校。すばらしい生徒さんたちに感激。ありがとうございました!


(2010.7.7) 「中鶴解放学級で寄席。」

 福岡県添田町。好朝さんが講師を勤める解放学級で二人会。番組は「青菜」好朝、「ごんべえ狸」・新治、「トーク・狭山事件を語る」。40人ほどの参加。カンパ箱が置いてあり、終わったら、その中味をまるまる戴きました。別に謝礼も戴き、恐縮しながら、結局戴きました。

プログラム


      「島根県浜田市佐野町。」


 佐野小学校体育館。「つくしっこ、佐野っこ子育て人権高座」 つくしっこは、つくし保育園のことです。70人のお客さん。町内人口の割りには、よくお集まり戴きました。「お笑い人権咄」と落語「相撲場風景」。相撲場は、タイムリーだと思ってやりました。よくお笑い戴き満足。ありがたい。「ゆかりの里」という宿に入り一泊。明日から三日間は、奈良少年刑務所、奈良少年合同の院篤志面接員の研修旅行。研修先の「あさひ社会復帰センター(刑務所)」は、宿から歩いて行ける距離。昨日の会を準備してくださった山本さんのご配慮。ありがたい。のんびりと、奈良からの一行を待ちます。


(2010.7.9) 「松江市、篤志面接員研修旅行。」

 篤志面接員研修旅行。きのうは、あさひ社会復帰促進センター、みほ学園を周り、玉造温泉で一泊。今日は松江で、堀川めぐりを楽しみました。今から浜田へ戻り、明日は、浜田三中で願生ります!


   「あさひ社会復帰促進センター」

 旧金城町のあさひ社会復帰促進センター。町あげての誘致運動が実り、60箇所以上の候補地の中から選ばれました。犯罪傾向が軽く、各刑務所の中で態度の優良な受刑者、1500人が集まっています。舎房の鍵は、就寝時間までは内側から空けられます。中央吹き抜けの空間で本を読んだり、話をしたり、勉強したり。そして、盲導犬育成プログラムなど、心を耕す教育も。医療事務の国家試験合格率は、一般40%に比べ、80%近くあり、更生、社会復帰のための学習も充実。中には、近くの農園へ手伝いに行く、すなわち塀の外へ出て労役する受刑者もいます! ここまで信用されたら裏切れません。再犯防止のため、刑務所はいろいろ考え、新しい形も続々と生まれています。


   松江、堀川めぐり。」

 松江はたびたび訪れていますが、堀川めぐりは初めて。ほんまに、のどかでさわやか!癒されました。


(2010.7.11) 「浜田市立第三中学校 ニコニコフォーラム。」

 浜田三中、ニコニコフォーラム。フォーラム世話人の総務の人達によるコントは、二つのパターンの授業中の生徒の笑いを演じ、人を馬鹿にする笑いを批判するという、レベルの高いものでした。私の話もしっかり聞いて戴き、ありがたい。その後、全体交流会。保護者も入れて400人以上の前でマイクを握るのは勇気のいることです。それが次々と手が上がります。生徒も先生も保護者も、自分の気持ち、自分の経験を語ります。聞いていて感動しました。特に嬉しかったのが「背の低いことをコンプレックスに思っていたが、そうではなく、これからは、負けないようにしたい」と語ってくれたこと。その後の、各クラス代表との交流会もいいお話を聞かせて戴きました。指導の先生が、子供の頃かなり厳しいいじめにあった話もされ、ありがたく、充実した半日を過ごさせて戴きました。


(2010.7.13) 「これが民意か。でも、ここからスタート!」

 これが民意か?ならばしょうがない。そんな気分です。以下、知り合いからのお便りです。

『この4年間に総理大臣の顔が4回も変わり、不景気の状況は一向に納まらず、貯蓄するお金すら様々な手数料に消えていく・・・・保険金目当ての自殺者は年間2万人以上・・・給料は下がりっぱなし・・・野山海は荒れ果てて、自然災害に怯ええる国民・・・こんな国に誰がした。 60年間も政治を独占してきた自民党は、全てをまる投げして・・・800兆円にもなる赤字借金を作り出したことに一言の謝罪もない・・・こんな無責任を許す体質があの65年前に、戦争責任を取らなかった昭和天皇から始まったのではないかな・・・・。為政者が失政しても財産は保持される・・・許されない事です。 赤字を作った責任を国民に押し付けるなんて・・・まるでやくざの手口です。詐欺ではないのですか? 今回も公示直前に「消費税10%」発言、マスコミはサッカーワールドカップと相撲の野球賭博ばかりの毎日)・・・米軍基地の押し付けや円高や不景気もどっかへ行ってしまったのか?との誤解も産んでしまった結果・・・・自民党の復活なんて?この国の国民は何を考えているのか?わかりません? 60%ぐらいの投票率で、国民の民意の全て・・とは言ってもらったら困ります。! 益々国民の暮らしは逼迫し、住みにくい国世界一になるまで、国民は我慢する(;´∩`)のかなぁ・・・・・涙=雨=の降りだした大阪の中心より・・・・・立ち枯れ!!日本!!! 参院選 立ち枯れ ニッポン バンザイ\(^O^)/  』

 以上です。「歴史的な政権交代」で全ての責任を丸投げした自民党。「民主党が大勝すれば、民主主義がつぶされる」と自民総裁。いままでさんざん、強行採決をやってきたのは誰や!なのに自民躍進。護憲勢力の社共は後退。期待の松岡徹、原和美、保坂展人のお三方は、惜敗でもない、ひどい負け方です。東京で共産が落とし、沖縄までが自民党。これが現実です。これが民意なんですね。「笑わな、しゃーない!」というのは、このことでしょうか。 でも、ここからスタート! なんですね。願生!


(2010.7.14) 「朝日東西名人会!」

 初めて「名人会」という名の落語会に出ます!第16回朝日東西名人会。9月19日(日)14:00開演。出演は笑福亭仁鶴、柳家さん喬、古近亭志ん輔、林家染弥、新治。木戸銭4500円(全席指定)。光栄なことです。ネタ出しで、仁鶴師匠は「青菜」。トリのさん喬師匠は「文七元結」をたっぷり。私はその前で「狼講釈」。願生ります!


(2010.7.16) 「山笠の翌日の福岡へ。」


 一年で博多が一番疲れている日に、博多駅に降り立ちました。福岡市中央市民センターでの講演会。幸い福岡市でも「山笠命」という土地ではなく、350人ほどで七分の入り。これが博多区ならどうなっていたことかと思います? みっちり100分。よくお笑い戴きました。2月に高松で結婚式の司会をしたMさんの奥さんが楽屋に来られました。博多へ赴任中とのこと。お菓子と一緒に、座を盛り上げた玉之助さんへの写真などを戴きました。


 そこから直接車で、夜の会場へ。表に歓迎の立派な書。一昨年に続き二回目です。今回のネタは、「禁酒関所」と「ごんべえ狸」。お客様は満員の60人。よくお笑い戴き、その後、地元のごちそうの定番、カシワのすき焼きで盛り上がりました。博多と言えばモツ鍋ですが、ここは鶏すき。ハードでしたが、やりがいのある一日となりました。



歓迎の書。




会場に飾られた書、「わらう」。
作者は自治会長さん。


(2010.7.16) 「博多から吉野へ」

 博多駅は改装なって見違えるほど。今月4日に来た時と雰囲気がガラッと変わっています。今朝の切符売り場は長蛇の列。三便後になってしまいます。「なんでこんなに人が多いのか」と思い、「連休」だと気付きました。ほんまにズレてます。しかしこの賑わいを見ていると「どこが不景気?」と思ってしまいます。「宝寄席」の出演は、小染、三馬枝(奈良県出身)、テントと豪華なゲスト! たくさんお越し戴くことを願いつつ、ぼちぼち吉野に向かいます。


     「第10回宝寄席」
 番組は、「上燗酒屋」・小染、「おじんタクシー」・三馬枝、「夢、遠浅、物まね、歌、人間パチンコ」・テント、「風呂敷」・新治。充実の90分。お客様、宝の家様、ゲストの芸人様、おかげでありがたい寄席ができました!市大狭山パンフを読む会の皆様。鈴鹿の仲間、Wさん。久米寺の寄席の世話人様、O和尚さま、藤間流Mさま、吉野の近所の皆様、ありがとうございました!


(2010.7.18) 「今日は吉次の結婚式です。」

 今日は吉次の結婚式です。今から式場に向かうお二人。新郎、露の吉次さん。新婦、秋野こぎくさん(歌手)。

ご両人!

 吉次がお世話になっている、ラジオ関西の番組「ばんばひろふみ ラジオDEしょー」のスタッフも出席。ばんばひろふみさんも、昨日徹夜で作ったオリジナルソングを披露。一説には、ヒット曲の「さちこ」の、さちこを新婦の名前に変えただけという話も。



ばんばひろふみ祝い歌

 新郎、露の吉次。新婦、秋野こぎく。笑顔美し!

三国一の、花嫁、花婿!

 ばんばさんが作曲した、新婦、秋野こぎくさんのオリジナル曲「ふるさとさん」を熱唱!さすがの歌声。

ばんばさん、小菊さん、熱唱

 吉次が出ている番組「ばんばひろふみラジオDEしょー」のプロデューサーで、ラジオ関西常務の森下さんは、元ジローズのお一人。ばんばさんと「戦争を知らない子供たち」を。

ジローズ


(2010.7.19) 「早起きするといいことが!」

 早起きして出ています!新潟新発田へ、13:00までに着かないといけません。昨日の吉次さんの結婚式。二次会までいて、まっすぐ帰宅。それでも用事を片付けて寝たのが1時。けど元気です。今日から三日、新潟でお世話になります。京都駅で、私が駅弁日本一と思う、萩の家の、しかも大好きなボックスランチを確保しました! ロールパン、ソーセージ、カニの爪フライ、ポテト、ロールキャベツ、チーズにマーガリン、ジャム、そしてマスタードまでちゃんと付いてます。あ、魚のフライがカニのフライの下に隠れていました。これで630円。30円は消費税だから、ほんまは600円。安い! これが10%になれば660円。安い感じがかなり減ります。消費税アップ反対!


     「新潟県新発田市。この笑顔を見たくて。」

 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)公民館にに60人。この笑顔! お笑い人権高座と、座って落語「ちりとてちん」。よくお笑い戴きました。ありがたく、勤めさせて戴きました!


 打ち上げの席に、突如、詩集が!



 (2010.7.20) 「新潟県村上市 横田さんご夫妻と。」

 曹洞宗新潟県第四宗務所の壇信徒研修会。会場は「村上市民ふれあいセンター」。1000人規模の大きなな会に呼んで戴きました。会場に着くとテレビ局の中継車が。ちょっとは有名になったかと思ったら、局の狙いは、横田夫妻でした。

 プログラムは、横田夫妻が「ブルーリボンに祈りをこめて」と題して1時間。その後、私が70分。横田夫妻は、明日も聖籠町で一緒です。その後動かれます。

 ずらっと報道陣。時の人、横田夫妻に、カメラクルーがずらっと9組。私の時も、例え一組でも残ってくれ・・・へんやろなあ!


 横田夫妻のお話が終わり、私が登壇した時、横田夫妻はロビーで記者会見。会場にカメラが一台も残っていないはずです。その後、カメラは戻って来ませんでしたが、横田夫妻は会場に戻って、私の話を聞いてくれました。よく笑って戴き、ホッとしました。拉致は確かに許せない犯罪ですが、共和国、北朝鮮の人々や在日の人たちには偏見を持ってはならない。日本は戦争中、アジアで2000万人の人々を殺した国だが、我々日本人が皆、恐ろしい人間ではないと、話しました。


 (2010.7.21) 「お茶でも、どうぞ・・・と。」

 曹洞宗壇信徒研修会二日目。和尚さまには、楽しい方がおられます。得意ネタの一つを教えて戴きました。「お茶でもどうぞ」と渡されたのし袋! 手に取ると、確かな厚みが!


 「ありがとうございます。申し訳ありません」

 平身低頭で押し戴き、喜びに震えながら、開けてみると・・・

 中から、煎茶のティーバッグが!

 こんなもんで、お茶が・・・・・・

 「飲めるがな!」 笑わしょんなあ!

 横田夫妻にも、このネタを!

 よく受けました!


 (2010.7.22) 「大谷昭宏さん。」

 ジャーナリストの大谷昭宏さん。黒田清さんと二人で読売新聞をやめ、黒田ジャーナルを立ち上げ、黒田さん亡きあと、反戦、反差別の意志(遺志)をついで願生ってはります! その活躍ぶりはご存知の通り。
 私は読売時代に知り合いました。五郎船で花見をした時、映画制作の井之上企画の人たちと一緒に乗ってくれました。ひょいと身軽に飛び乗ってきたのを見て「カッパみたいやなぁ(失礼)」と思いました。
 不思議と旅先で会います。東京駅、羽田空港、それから和歌山のどこか。いつも大谷さんが先に気づいて声をかけてくれます。私らの何十倍も付き合いが広いのに、ありがたいことです。さすがジャーナリスト。もっとも私が、ぼーっと歩いてるからかも。
 ある時、私の出迎えの人が「歓迎 露の新治さん」と書いた紙を持って改札口に立っていたら、それに気づいた大谷さんが「新ちゃんが来るなら」と待っていてくれたことがあります。驚いたのは、迎えの方。テレビでよく見る大谷さんが、わざわざ待つほどの人とは、どんな立派な人?と思ったそうです。そこへ風采の上がらないリュックをしょったおっちゃんがとぼとぼ歩いてきたから、二度びっくり(がっかり)。だいたい大谷さんが先に改札に来たのは指定席やから。私が後になったのは、自由席のため。
 その大谷さんの文章に出会いました。西本願寺津村別院発行の「御堂さん」。そこで大谷さんは「我々の若いころは『連帯を求めて孤立を恐れず』とよく言ったものです。対立を恐れず、誰とでも意見をぶつけ合いました。・・・今の若い人は『連帯は求めない。だか孤立は恐れる』と言った雰囲気です・・・」 なるほどと思います。もちろん今の若い人の責任ではなく、そう育ててこられたんですが、そんな風潮があると思います。
 斯く言う私も、そうです。大谷さんは「自ら積極的に人との縁を作っていけ」と言われますが、私もイマイチ苦手。ええかっこしてしまいます。大谷さんは、何かを探しているだけではダメで「今一度自分の足下の畑を、本気で耕してみたのかと考えるべきです」と結ばれています。ほんまにそうやと思います。願生ります。

大谷昭宏さん


     「倉吉にて。」

 鳥取県北栄町(旧大栄町と北条町)。320人。八分の入り。中学生の姿もあり、盛り上がりました。町長さんも教育長さんも同い年。60までは、願生りましょう! と誓いあいました。(もおなんぼも無いけど)
 写真はホテルにあった、マッサージのポスター。「時間を忘れ、ゆったり気分で」と言われても、その下に「20分、2500円」と書かれていては、時間を忘れられません!



  (2010.7.23) 「鳥取県湯梨浜町。」

 鳥取県湯梨浜町(旧、羽合町、東郷町、泊村)。この三町とも、何度もお世話になりました。


東郷池



羽合町海岸

日本海。風が強く、本日は遊泳禁止


      「鳥取県江府町。」

 20年前から、いろんな場に用いて戴き、新治会の支部も作って戴き、また10年間、寄席を開催して戴いた江府町。まさに、お支え戴いた町。お笑い人権高座には旧知の方がたくさん。ほんまにありがたいことです。私はたくさんの方に支えて戴いてきたんだと、つくづく感じています! 何もお返しできないのですが願生ります。


 (2010.7.24) 「ブルーベリーを摘みました。」

 旧江府支部の支部長を勤めて戴いた川端さんが、新しく大山の地でブルーベリー農園を始められました。名付けて、「奥大山ブルーベリーファーム」
20ヘクタールという広大な土地に一面のブルーベリー畑。28日の報道ステーションにも取り上げられるとのこと。なんと言っても、大山をはじめ、景色がすばらしい。空気も水も最高。水はサントリーから「奥大山の水」として売り出されています。家族連れでにぎわっていました! 山陽、近畿からのお客さんも多いとのこと。途中の道も快適なドライブコース。おかげでリフレッシュしました!

大山(だいせん)とブルーベリー。

市販のものより、甘くておいしい!


      「鳥取市国府町。麻生児童館」

 鳥取の最後は、国府町。この暑さの中、主催者の熱意で約80人、たくさんの人が来てくれました。八頭町、琴浦町などからも旧知のお顔が。ありがたい。汗だくで願生りました! 終わって、ミニ交流会。「奥大山ブルーベリーファーム」で買ったドーナツを食べて戴きました。その場で、奈良少年刑務所詩集、8冊、お申し込み! ありがたいかぎりです。


    「今日は天神祭!」

 鳥取から大阪まで帰り、環状線に乗ると、浴衣姿の若い女性や親子連れが目につきました。それで思い出しました。今日は天神さんの宵宮(よみや)。昔やったら仕事どころではありません。何日も前から、五郎舟の飾り付け。今日・明日は舟の仕事でバタバタ、そして夕方から船渡御(ふなとぎょ)に参加。鳴り物を打ったり、手打ちをしたり、お客さんの相手をしたり。今ならとても体力が持ちません。舟も師匠もなくなって、天神祭も遠いものになってしまいました。


 (2010.7.27) 「今日はここで願生ります。」

 大阪市中央区(旧東区)区民センター。企業対象のお笑い人権高座。父親が商売をしていたのが、内本町橋詰町。今日の会場とは、目と鼻どころか、目とまつ毛のの距離。懐かしい! 願生ります。


(2010.7.29) 「今日は丹波市で願生!」

 丹波市民生児童委員人権学習会。名前は固いけど、笑顔を求めてのボランティアの人たち。必ず盛り上がります。もちろん、「奈良少年刑務所詩集」も一冊見本に持ってゆきます。夜は、奇術の松旭斎天正師匠のお通夜。お相撲さんか、プロレスラーにでもなれそうな体格のいい師匠で、極めて優しい方でした。息子の小天正さんは、なかよし会の一人で、私の独演会にもたびたび出ていただきました。また一人、お世話になった師匠が亡くなられました。寂しいですが、自分の年を考えると仕方ないかなと思います。せめて、お浄土でのんびりされてくださいませ。 合掌


     「ホテルにはフックがありません。」

 長旅が続くと、肌着の洗濯が一苦労。大概ホテルの風呂場で洗いますが、干すところがありません。風呂場に洗濯ロープがあるところもたまにありますが、普通のビジネスにはほとんどありません。いろいろ工夫するのですが、いつも「なんで引っかけるところがないんやろ」と思てました。島根県旭の社会復帰促進センター(刑務所)を見学して、独房には「自殺防止のため、引っかけるところが無い」と知りました。今、奈良少年刑務所詩集を読んでいて、独房の写真を眺めていたら、ふとつながりました。「ホテルにフックが無いのも自殺防止のためなんや。」たぶんそうやろと思います。


 (2010.7.31) 「生野区桃谷 いかいの寄席。」

 大阪環状線「桃谷駅」。桃谷商店街。これがほんまの下町の商店街! 力餅食堂があるのが下町の本寸法! カレーにソースが。和風のカレーにはウスターが合います。カレーライスというより、ライスカレー!

魚屋と八百屋さん

桃谷商店街、力餅食堂

カレーにウスターソース


お芝居のポスター


     「いかいの寄席。」

 大阪市生野区 「焼肉亭高橋」にて、「いかいの寄席」。

笑福亭飛梅「道具屋」

 

(Photo by デザイナー&カメラマン SEICO さん)


2010年8月

 (2010.8.1) 「かわさきゆたかさんがライブをします。」

 かわさきゆたかさんから、特別自主ライブのチラシが届きました。「うたい始めて40年を迎えることができました。一生で一度きりの大舞台を『こども文化センターホール』でおこないます。400人以上収容のホールを満員で成功させたい・・・・よろしくお願いします!」 とあります。応援よろしくお願いします。

チラシの表と裏

 (2010.8.7) 「なんと熱中症!」

 きのう岐阜から帰り、たまった用事を片付けようと机に向かうこと1時間あまり。ふいに顔がほてり、全身がほてり、ダルく、立っていられないほどしんどなりました。夏風邪をひいたかと、熱を計ると8.5度! 気のあかん私は、もうグッタリ。ところが、水を飲んで涼しいところで休んでいると、スーッと楽になりました。「軽い熱中症か?西日の当たるとこにおったからなあ」と、その時はすんでいました。ところが、その後、熱がぶり返し、39度台に! 何もできず、ひたすら水分をとり、寝ていました。夜中には、とうとう39.7度まで上がり、心ぼそくなりました。今朝、お医者さんで点滴を打ってもらい、はうようにして徳島へ。今から仕事ですが果たしてどうなることやら。考えれば岐阜のホテルで朝、半身浴でたっぷりと汗をかいたのに、あまり喉が乾かず、お水も飲みませんでした。また、暑い部屋にいたのに、汗かきの私が不思議と汗をかきませんでした。なんやかんやで、体のリズムが狂ったようです。怖いのは、一度狂うと、あわてて水を飲んでもダメなこと。めったに飲まない、ポカリと同種の飲料を飲んでいます。今から、徳島県阿南市富岡公民館で一席。願生らねば!

         (富岡公民館、お笑い人権高座)
 

 会場設営10人、受付8人、駐車場7人、保育7人、他もいれると40人以上。これは、今日の富岡公民館「お笑い人権高座」のスタッフの人数。これだけの方に支えられ高座を勤める私は幸せものです。けど出番前に熱を計るもんやないですね。38.5度! けど、私は39.5度でフラフラになりながら、鈴本演芸場の高座を勤めた実績があります。かえって肩の力がぬけて、盛り上がると思います!願生!


 (2010.8.9) 「熱は下がりました。」

  体調はほぼ戻りました。しかし、室内でクーラーをかけていてこんなことになるとは、ぼちぼち老人のほうに踏み込んできたんやと思います。話題の熱中症なので、お伝えしましたが、ご心配をおかけしました。もうだいじょうぶですので、ご安心ください。

 (2010.8.13) 「東西名人会」

 9月19日の「朝日東西名人会」。私としては、初めての晴れがましい舞台。嬉しいので、知り合いにチラシを配っています。反響は大きく、私だけでももう35枚の予約を戴きました。今日も仕立て屋さんに浴衣地を持って行き、チラシを見せたら、おばさん(と言っても、少しだけ上)は「ああ、審査員をしはるんですか」 「?!」 電車に乗ってからよく考えたら、おばちゃんの名人会と言えばあの、ヒガシマルとエビオスの「素人名人会」。まさか、それに出るはずはないと思ったんでしょう。それで、出るなら「審査員で」 となったんやと思います。大阪で一番有名な名人会は、「素人名人会」ですねんなぁ!願生らねば!


 (2010.8.14) 「土塔庵寄席」

 土塔庵寄席。番組は番組は「寝床」・石松、「五貫裁き」・南陽、「高津の富」・新治。

 満を持して、たびをはく森乃石松さん。

 満を持して、着物に着替えた森乃石松さん。ネタは、寝床。


 (2010.8.16) 「熊本はやはりこれ!」

 熊本市人権(同和)教育研究大会。懇親会のテーブルの上に、こんなシートが。ありがたい。願生ります!



歓迎して戴いてます



馬刺と辛子レンコン。


 (2010.8.18) 「熊本市人権(同和)教育研究大会」

 熊本市、崇城(そうじょう)大学市民ホール(市民会館)にて、熊本市人権(同和)教育研究大会。1200人の参加者。午後からの分科会にも参加しました。分科会の主役は、食肉センターで肉をさばいている坂本さん。部落差別と職業差別の二重の差別をはねかえしながら、明るくさわやかに生きる坂本さん。命を戴く「食」の意味を深く考えさせて戴きました。折しも奈良の吉野で、20年以上前の差別事件(新任の住職が、「実家は肉屋です」と言ったら、住職として受け入れられなかったという悪質な差別事件)が発覚しました。肉を喜んで食べるのに、肉屋を差別する。三味線を弾く人は人間国宝にもするのに、三味線を作る人は差別する。ほんまにずるいです。坂本さんのさわやかな笑顔と語りに救われる思いでした。すばらしい報告でした。


 (2010.8.19) 「大分から北海道!」

 咄家稼業二度目の大移動です。大分県国東市で550人という、たくさんの方々に「お笑い人権高座」を聞いて戴き、近くの大分空港から、羽田乗り継ぎで千歳へ。昔、博多から千歳というのが一回ありましたが、それに負けない移動です。ありがたいやら、もったいないやら。前回は、予定便が欠航しため、急がない人は「日航ホテル泊、ディナー付き」というお詫びの接待がありました。「やったあ!」という声を尻目に、泣く泣く、ANAに乗り換え、豪雨の中を羽田乗り継ぎて千歳に入ったことは、忘れられません。今回はスムーズに行きましたが、驚いたのは、前回も今回も「私一人ではなかった」こと。仕事の都合で、もったいないことをしてる人が他にもいました。遅くに着き、そのまま空港内で泊まり、明日は札幌に向かいます。西本願寺の札幌別院でお話。せっかく北海道に来たのに、どこへも行かず、何も食べず。これが仕事ですね!願生ります!


      「空港でりゅうきゅう丼!」

 お昼が杵築駅前の食堂(「冷房中」の札が下がっていました)で、おそばだけだったので、空港の食堂で「りゅうきゅう丼」を戴きました。カンパチを醤油だれにつけこんで、ぬくごはんに載せてあります。シンプルだけど、魚の旨味が活きていて、ほんまにおいしかった!ありがたや!


 (2010.8.21) 「図書館寄席。花鹿乃芸亭。」

 奈良県立図書情報館で寄席。「花鹿乃芸亭」は、「はなしかのうんてい」と読みます。芸亭(うんてい)とは、平城京にあった日本最古の公開図書館。それにちなんだ寄席の名前です。文鹿さんと図書館の皆様の熱意によって、本当にいい寄席が奈良にできました。何よりお客様がいいのです!図書館のおちついた雰囲気が、そのまま客席にも、もたらされ実にあたたかいお客様です。こんな良い寄席が末永く続き、奈良の名物になればいいなと思います。奈良の咄家(花鹿、文鹿さん)願生!

図書館寄席。チラシ

桂三幸さん、「お忘れ物承り所」



鳴り物は文鹿さん、高座は三幸さん。


 (2010.8.22) 「繁昌亭朝席に出ました。」

 
繁昌亭朝席の会主は、桂枝三郎さん。とにかく落語に詳しい。落語家だから落語に詳しいのは当たり前のはずが、実は「意外に知らない人も多い」のです。私もその一人。雑に落語と付き合ってきました。今日も楽屋で「悋気の独楽 (りんきのこま)」のオチについて質問すると、「肝心の心棒がくるてます」ではなく「肝心の芯(心)がくるてます」が正しいと教えて貰いました。理由を聞いて納得。それから「青菜」のオチの「弁慶」も、実は深い意味があることも教えて貰いました。そんな楽屋話のうちに、開演の10時。お客様も100人近く。番組は、佐ん吉・「つる」。吉朝ゆずりのしっかりした芸でよく受けました。続いて枝三郎・「寄り合い酒」。余裕の高座です。そして新治・「狼講釈」を熱演。続いて枝三郎・「尻餅」。オチがオリジナル(なるほど!)。
 ところで、高校のクラブの同期のYさんが楽屋見舞いを携えて来てくれました。出された名刺を見てビックリ。大阪市○○区長!立派になって。さぞいろんなしんどいことを乗り越えてきたんだと思いますが、人なつっこい笑顔は昔のままで、苦労を微塵も感じさせません。偉いなァと思います。東京でお医者さんになってるKさんは、先日フルマラソンに挑戦しました。みんな願生っています。お互い60まで、あと少し。悔いの無いよう全うしたいと思います。私も精一杯願生るつもりです。
 終わって、お客様の送り出しをしていると、高松のアマチュア落語家のMさんが。朝席には間に合わなかったが、昼席を楽しむとのことでした。この人の「立ち切れ」は絶品です。昔、タウン情報香川で「Mさんの弟子になろう!」という言葉がはやったほど、多くの人を魅了しました。落語への情熱には、素直に頭が下がります。やはり繁昌亭はいい。寄席はいい。昨日の、図書館寄席もそうでしたが、「やはり落語は面白い」と思う、ありがたい高座でした。

 (2010.8.26) 「船場寄席楽屋にて。」

 第33回船場寄席。席亭は、桂文福師匠。出演はほかに、桂米左師匠と、弟子のぽんぽ娘さん、和歌ぽんさん。


文福師匠とぽんぽ娘さん。



米左師匠と若ぽんさん。

 (2010.8.28) 「瀬戸の夕日に手を合わす。」

 愛媛県伊予北市。旧北条町の同和教育研究大会。女子大のホールに、670人。大汗かいて願生りました!女子大のホールは、パイプオルガンのある、りっばなホールでした。


パイプオルガンの前で人権高座。






帰りの車窓から。

 (2010.8.30) 「300円」

 朝の電車の座席に百円玉が三つ! きれいに並べたよう。おかげで、車内になんとも言えない緊張感がただよっています。誰も触らないし、座りません。みんなが気付いているのに、知らんぷり。終点まで乗るので、誰も触らなかったら、私が駅員に届けようと思います。不思議な光景・・・。


      「三重県多度公民館。」

 多度中学ブラスバンドの演奏の後、私のお笑い人権高座。130人ほど(?)。たくさん来て戴きましたが、会場が大きすぎて、いまいち盛り上がりません。以前は、自分の力不足と自分を責めていましたが、最近は「仕方ない」と素直に認め、気楽に勤めるようになりました。これだけ暑いとお客様も疲れています。ムリはしないで、楽しく話せるよう心がけました。結果は、正解で、終わって、いい拍手を戴きました。ありがたいお客様でした!

2010年9月

 (2010.9.3) 「広島県三原に着きました。」

 駅からホテルに向かって歩くと、港が見えます。三原港。ここから船であちこち行きました。しまなみ海道に橋が架かってから、ばったりと三原へ来るのも減りました。60才が近づき、過去を振り返るようになりました。四十代の前半、毎週のように広島に来ていました。それこそ隅から隅まで行きました。辰野という教育長の同和教育つぶし、是正指導という弾圧。世羅高校のI校長の自死。法が切れ、解放運動が後退。それと共に、広島へ行くことも減りました。皆さん、一所懸命でした。私も精一杯願生りました。どの会場も盛り上がり、やりがいを感じ、自分しかできない仕事だと誇りも感じていました。何か夢のようですが、過去の思いでにしてしまってはダメだと思います。通婚率は上がりました(上げてきました)。しかし、悪質な差別事件は、たくさんあります。四国中央市(土居町)では、使いふるされたやり方で、差別意識を利用しての同和教育攻撃が行われています。兵庫県宍粟市(千種町)の地区も問題になりましたが、実体は変わっていません。いまさら後退りしても仕方ありません。残り時間も、確実に減っているのですから。今、今から、ここから、自分から、願生るのです!願生ります!願生りましょう!


 (2010.9.4) 「先生がたは、願生っています。」

 広島、尾三地区の先生がた。夏休み明けの、最初の土曜日。何かと忙しい、何かとお疲れの中、皆さんよくお集まり戴きました。先生がたは、まじめに願生ってはります!「元気のでる話を!」と頼まれています。果たしてどれだけお役にたてるか?今から願生ります!


 (2010.9.5) 「暑、熱、彦八まつり!」

 土曜日、日曜日の彦八まつり。なんと20回目。今年も大勢のお客さま。とにかく暑かった。骨つりと称した「ビール立て」と、「お玉うち」と名付けた「パターゴルフ」で楽しくお客さまと交流。けど、とにかく疲れました。


 (2010.9.8) 「朝日新聞に載ります。」

 本日、朝日新聞夕刊に、私の「狼講釈」の記事が載ります。皆さん、ご覧ください。

(こちらです。MORI)


 (2010.9.10) 「日中友好寄席のご案内。」

 33年前、私は奈良に夜間中学を作る運動に夢中でした。私設夜間中学(うどん学校)では、年配の「生徒」の学習の手伝いをしていました。うどん学校には、被差別地区、在日朝鮮人、沖縄から転校してきて方言が通じず、不登校になった現役中学生、障害者、戦争で一家離散、など様々な方が来られました。そこから浮かびあがってきたのは「戦争と差別」です。この二つの悪に反対する気持ちは、今に至るも変わっていません。ありがたい学びの場でした。その中に、中国からの帰国者もいました。一応「中国文学科卒?」の私は、高紅(コウホン)ちゃんという、残留孤児二世の女性の指導を頼まれましたが、断りました。中国語が全くできなかったからです。そのことがずっと「悔い」として残っていました。53歳で生まれて初めての手術(最初で最後にしたいのですが)を経験し、このまま人生を終えるのはいやだと思い、ラジオ講座で中国語の勉強を再開しました。ノバに痛い目にあわされたりしながら、何度も中断を繰り返しながら、なんとか続けてきました。それが、「中国語で落語」につながりました。そしていよいよ念願の「日中友好寄席」です。24歳で「学生訪中団」にまぎれこみ中国へ行ったとき以来の「二度目の訪中」実現しました。この秋には「二度目の上海公演」も決まっています。次の夢は「夜間中学での中国語落語公演」です。元気に生きて、ちょびちょびでも願生っていれば、たまにちょっとずつ夢は叶います。こんなことを、この年になって実感しています。願生ります!


 (2010.9.12) 「朝日新聞の記事。」

 朝日新聞の記事、大きく載せていただきました。隣の「ベネチア映画祭」の記事より大きいくらいです。コピーして、あちこち配ります。ありがたい、ありがたい!

(新聞記事はこちらからどうぞ)


 (2010.9.16) 「会場が線路のそばで。」

 先週は五日間という変則的な繁昌亭の昼席を勤め、今日は奈良市立伏見中学の文化祭で、「ごんべえ狸」を二回。会場は線路ギリギリに建てられた体育館。ひっきりなしに電車の音が聞こえます。落語がやりにくい。イライラしましたが、けどその電車に乗ってきたのです。ひっきりなしに走ってくれるから助かっているのに。ほんまに自分の都合ばかり考えます。勝手なことだとと思いました。二回目の高座でそんな話をしました。先生は笑ってくれましたが、生徒はポカーン。中学生は難しいです。けど願生りました!ずくずくに汗かいて、よく笑ってもらいました。ありがたい、ありがたい。


 (2010.9.18) 「今から新潟まで。願生!」

 新潟の直江津まで行きます。曹洞宗のお集まりで話をさせて戴きます。ありがたいです。日帰りなので、往復11時間の旅。願生ります!ところで、特急「サンダーバード」で金沢に向かっているのですが、隣の席に女性が二人。どうやら、還暦同窓会に向かう同級生どうし。私と同じ学年です。聞こえてくるのは、「あれが死んだ。これが死んだ」と亡くなった同窓生の消息ばかり、次々と名前があがります。驚いたのは、なんと亡くなった人ほとんどが「男子!」。私も気をつけねば。 合掌。


     「直江津の海。」


 曹洞宗のお坊さま100人と、お寺の奥様120人。よく笑って戴き、満足の90分でした。越後湯沢の大会で私の話を聞き、「これなら私らにも人権に関わって、何かができると感じました。それでぜひ宗務所の皆さんにも聞いてもらいたいと企画しました。お彼岸の直前、連休の初日という悪条件でしたが、たくさんお見え戴きよかったです」と、担当の和尚さまに言って戴きました。来た甲斐がありました。
 ふと気づくと車窓は、水平線。青い空。気分爽快。来しなは気づかず。特急「はくたか」の車内で、「加賀のあんころ」を買い、一人で食べられる量ではないので、周りの人に勧めてみました。皆さん気持ちよく受けてくださいます。わずかのあんころ餠で親近感がグッと増すのを実感。先に降りる人が「お先に。どうもごちそうさまでした」と丁寧に挨拶されます。こんな空気を作るのも落語家の役割かも。移動ではなく、すっかり旅気分。これから旅気分を味わいたい時は、ちょっとしたものを勧めてみようと思います。そういえば、先日三原からの新幹線の車内で、隣の兄ちゃんに「芋けんぴ」を勧めたら、「大好物です。昔、これだけで生きてたことがあります」と最大級のお礼。バリバリ食べてくれました。さわやかでした。新大阪でおりる時、京都まで行くというので、そのまま置いてきました。気持ちよく、彦八まつりに向かうことができて、ありがたかったのを思い出しました。


 (2010.9.20) 「鈴木靖夫テノールリサイタルのお知らせ。」

 奈良勤労者音楽協議会(奈良労音)委員長で、「中南和露の新治と落語を楽しむ会」の前代表の鈴木靖夫(すずきやすお)さんのリサイタルがおこなわれます。

 鈴木靖夫テノールリサイタル partU
  2010年10月9日(土)13:30〜(開場13:00)

  会場 やまと郡山城ホール(小ホール)
  ピアノ 大杉恵子、中国笛 朱延娟、二胡 服部孝志、司会 松本真理子(マリンバ奏者)
  曲目 「限りなく優雅な絵姿、朝の歌、私は家を建てたい、忘れな草、この道、かやの木山、城ヶ島の雨、オペラ・トスカより たえなる調和など・・」 
 入場無料です。熱唱をお楽しみください。   


 (2010.9.22) 「国家権力の怖さ。」

 特捜検事の犯罪。よくまあ、うまくばれたものです。しかし、国家権力て恐ろしいですね。犯罪者にされるかどうかが、捜査陣のモラルにゆだねられているとは。人間追い詰められたら、モラルも何もありません。そら、狭山はじめ冤罪事件が多発するはずです。今回ばれたからええようなものの、闇から闇で極刑にされてしまった人もいるはず。改めて、国家権力の犯罪である狭山事件の真相を明らかにすることの意義を感じました。願生りましょう!


      「愛媛県愛南町へ。」

 宇和島から車で1時間。高知との県境の愛南町。解放運動も願生っている土地で、江嶋修作先生や川口泰司さん、松村智広先生などが行かれているところで、今回は川口さんの紹介です。往きの列車で、岡山県下津井の「たこめし」を戴きました。岡山の駅弁は、がっかりするのが多いのですが、これはおいしかったです。>途中、何度もきれいな海と小島の風景に出会い、写真を撮りましたたが、曇り空でうまく取れません。すると担当のMさんが見事な写真を見せてくれたので、ホームページに送って戴くよう頼みました。会場は八分の入りで450人くらい。よく笑って戴き、満足の100分でした。

下津井の「たこめし」



この風景の、すばらしい写真が後ほど届きます。




届きました。(撮影:愛媛県愛南町 M様)


 (2010.9.23) 「大乗寺彼岸寄席。」

 23日、早朝に愛南町を車で出発、宇和島まで送って戴きました。駅前の蒲鉾屋で名物の「ジャコ天」を買いました。打ち上げの差し入れ用です。というのは、9月23日は恒例の、東大阪市大乗寺様の「彼岸寄席」。前日の愛南町が遠いということに気づかずに仕事を受けてしまったため、23日は空いているのですが、間に合わないません。それで代演を頼み、私は「できれば、打ち上げに顔を出す」つもりでした。ジャコ天はそのための差し入れです。ところが間に合ったのです。宇和島、松山、岡山と乗り継いで、お寺に着いたのが4時前。門前には他の出演者に混じって、私の名前も書いてあります。「あかんがな」と思いながら境内へ。すると「ア、さて、さては南京玉すだれ!」と陽気な掛け声。あれは、まさに桂勢朝師の至芸!「間に合うやんか!」あわてて楽屋へ走り着替えました。どういうわけか勢朝さんも、玉すだれの「山のつり橋」がうまくできません。お客様は大喜び。何度も挑戦、ついに春日八郎の「山のつり橋」の歌まで歌いだしました。その美声にやんやの拍手。最後にようやく成功して、万雷の拍手。山のつり橋のおかげで、着替える時間ができました。そして私が一席。彼岸寄席、おかげで皆様笑顔でお帰り戴きました。
 番組は、講談「竹の水仙」・南陽、「太神楽」・玉之助、落語「バス旅行」・「南京玉すだれ」・勢朝、「狼講釈」・新治。おまけの出演の私まで謝礼を戴き大恐縮。ありがたい、ありがたい、彼岸寄席でした。


(2010.9.25) 「越前鉄道で福井県勝山へ」

 今日は福井県の勝山市まで行きます。福井からえちぜん鉄道永平寺線。初めて乗るので楽しみにしています。終わったら、新潟の長岡まで行き、玉之助さんと合流して、明日は夫婦楽団ジキジキと三組で、西本願寺のお待ち受け法要の演芸会。願生りますよ!


 JR特急「サンダーバード」の車内販売。見ると、加賀あんころが! また買ってしまいました。今日は空いているので、まわりの人に分けられません。


 どうします、この量! 昔はこの半分くらいの食べやすい量のがありました。ちょっとつまむのによかったんですが。



えちぜん鉄道レポート

 えちぜん鉄道とJRは全く別会社のため、京都駅では切符を売ってくれません。えちぜん鉄道福井駅の窓口で買います。ちゃんと人が売ってくれます。改札で驚きました。なんと、駅員さんが鋏を入れてくれます。久しぶりの入鋏!気持ちよかった!



 入鋏の図。ほんまに久しぶりの光景です!



 すごい乗客がいました。福井は恐竜の町。ベンチにこんな方が!



 福井駅で、またあんころ餠が!どうやら北陸はあんころ餠の本場らしい。もお要りませんが。



 越前新保駅着。



 女性車掌さんも気楽な服装で、「またちょっと暑くなりましたね」と、乗客に気さくに話かけられて、ほんまに気持ちがいいのです。お客は、永平寺に行く人が多いようです。



 お願いして撮らしてもらいました。



 この駅名! 「とどろき」ではなく「どめき」と読むそうです。



 驚きました! 今、駅で降りたお客さん(なんと赤福を持ってました)がホームに立って、電車を見送って手をふってます。見るとあの車掌さんも手を。お客さんが車掌さんに手をふって見送っているのです。越前鉄道、すごい!

 子供たちとおばあちゃんが前に来ました。みんな笑顔です。なんか涙が出そうになってきました。



 九頭竜川



 福井〜勝山間、750円。例の車掌さんに往復キッブのことを聞いたら、なんとプラス50円で、フリーキッブに変更して戴きました。申し訳ないけと、ありがたい!



 終点勝山駅。 大正時代に建てられた駅舎で、映画の撮影もするほど。風情があります。



     「かつやまのぞみフェスタ」

 会場は勝山市福祉健康センター「すこやか」。200人以上のお客様で、ほぼ満員。100分お話しましたが、マイクの調子が悪く、声をはったので、喉がちょっと痛いです。えちぜん鉄道で福井に向かっています。


 えちぜん鉄道、ほんまにいやされます。アテンダントがまた、皆さん、若い女性。地元では大変な人気者とのこと。



: (2010.9.26) 「こんなご時世なりゃこそ日中友好」

 新潟、長岡はカンカン照りで暑いくらい。空には入道雲が! テレビも新聞も見ない生活をしているのでピンときませんでしたが、世間は「日中友好」どころでないようで。けど逆に、「こんな時やからこそ、笑わなしゃーない! 笑って、笑って日中友好」です! 皆様、どうぞよろしくお願いします!


    「お待ち受け法要、大盛り上がり!」

 新潟県長岡市。真宗西本願寺派・明鏡寺様にて「親鸞聖人七百五十回大遠忌 元上組お待ち受け法要」。午前中の法要、ご法話を受けて、午後から、お楽しみ演芸会。まず私が55分、お話。これがよく受け、10分の休憩後、玉之助さんの「太神楽」。めおと楽団ジキジキの「音楽ショー」で爆笑、また爆笑。これで充分ですが、時間の関係で、お寺の高座を借りて私が一席。集中力は途切れず、おかげで爆笑! 会心の仕事をしたと大満足。ありがたい、ありがたい。


 (2010.9.28) 「いがまちゴールド人権フェスタ」

 いがまちゴールド人権フェスタ。番組は、江州音頭「竹の水仙」・桜川清鶯、落語「ふろしき」・新治、歌・インディ、漫才・幸助 福助。江州音頭(ごうしゅうおんど)は、地元の座敷音頭です。なんと、インディさんと福助さんの衣装の色目が一緒。しかもこんな、どはでな色でつくとは!さすがは芸人。よく盛り上がって、お客さんからも世話人さんからもお礼を言って戴きました。ありがたや、ありがたや!

幸助・福助さんの漫才


なんと衣装の色目が!


地元の江州音頭


: (2010.9.30) 「またまた新潟へ。」

 今、東京駅です。新幹線「Maxとき」に乗り換えて、燕三条まで行きます。これで今月三度目の新潟です。ありがたや、ありがたや! 三条、長岡を回らせて戴きます。


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