新ちゃんの へらへら日記  


2009年10月〜2009年12月

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2009年10


(2009.10.3) 「お知らせ2件」

 寄席のお知らせです。 2010年3月27日(土)13:30〜 「香川県三木さぬきライオンズクラブチャリティ寄席」。会場は、「ヴィラ讃岐」(旧、サンピアさぬき)。出演は、露の新治、桂勢朝(以上落語)、豊来家板里(ほうらいやばんり、太神楽)。
 もう一つは、チケット予約についてのお知らせです。11月23日17:00〜「もみじ寄席」。会場は京都市の北野天満宮。ホームページでチケット予約を受けつけます。木戸は2000円(もみじ苑入園券、お茶券付き)。また15:00から、初代露の五郎兵衛の碑にて「碑前祭」のご神事を行います。ぜひご参列ください。ただし、一切のお供えはご無用に願います。
 どうぞよろしくお願いいたします。


(2009.10.4) 「浜田名物あかてん」

 島根県浜田市、べっぴんの会(部落解放を願う、和泉母の会)の月例会。いろんな話を出しあい、支え合います。
 「財団法人の福祉団体が、内側では露骨な雇用差別をしている。うつ病について。先生からは、生徒の問題発言やトラブル。それを抱え込んで、心が苦しくなっている。発達障害の息子が思春期に入り、できてたことができなくなった。母子家庭のしんどさ」などなど。それについて、修道大学の森島吉美先生が、的確な問いや、アドバイスをされます。聞いていて感心。あの江嶋修作先生が、一目おかれ、最高に信頼を寄せるはずです。
 お茶を飲みながらの例会が終わったのが11:30。なんとそれから、交流会。そこで出されたのが、浜田名物あかてん。色がすごい。合成着色料はこれや、というショッキングピンク。ここまで堂々としていると、「着色料の何が悪い?」という感じでむしろ立派です。翌朝のホテルの朝の、なんと、洋定食にまで、ベーコンの隣に参加していました。浜田のシンボルカラーは、ピンクだ!

洋定食のメニュー

買ってしまった「赤天」


   「第五回べっぴん寄席」

 島根県浜田市周布公民館にて「べっぴん寄席」。「前説」・新治、「講談」・旭堂南陽、「人権話」・森島吉美、(お中入)、「三人トーク」。

上方講談の旭堂南陽。絶滅危惧種?個体数、85。


(2009.10.4) 「人間は老けるものです!」

 整理をしてたら、昔のチラシが出てきました。我ながら老けました! そんだけ生きてきたんやから、しょうがないですね。


(2009.10.7) 「津市立西郊中学校。」

 三重県津市の西郊中学校文化祭。数年前は荒れていたそうですが、みじんも感じられないおちついた生徒の皆さん。しっかり聞いて、笑ってくれました。その後、名古屋に泊まり、今日、新潟県新発田市に入る予定でしたが、台風のことを考えて急きょ東京泊に。昨夜遅くに東京に着き、満を持して今朝、神田駅まで行くとなんと「山手線がストップ」。地下鉄を勧められ、遠回りしてやっと東京駅に着いたら、新幹線がストップ。今90分遅れでやっと出ましたが、新潟からの在来線は全てストップとのこと。仕事は明日からなので、今日は東京でゆっくりして明日動いたほうがよかったかもしれません。東京泊にしたのは、よい判断だったのですが、そうまでして今日来ることもなかったとしたら、段取りよく、無駄なことをしたことになります。


(2009.10.8) 「白新線、黒山駅」

 JR白新線、黒山駅。「人だかり」どころか、「無人」駅でした。


(2009.10.11) 「新潟日記(1)」

 10月9日(金)新発田市立猿橋中学校、600人。インディ奮闘。
 夜、新発田市隣保館。地域の人があまり来られず、30人弱。「お笑い人権咄」・新治、「インディオンステージ」・インディ、落語「つる」「狼講釈」・新治。しっかりと落語を聞いて戴き、よく笑って戴きました。


 10月10日(土)昼、胎内市仏教会主催「仏教講演会」。会場の寺院は広嚴寺(こうごんじ)様。私は二度目で、10年ぶりです。広嚴寺様は、三遊亭鳳楽師匠を毎年招いて寄席をしているお寺で、さすがにいい高座が作られています。お客様は150人。反応のいい中高年の女性がほとんど。のりにのって勤めました。落語「ちりとてちん」で拍手が起きました。
 後で聞いたら、鳳楽師匠の落語会を始めるきっかけは、私の落語を聞いて、落語のおもしろさに目覚めたとのこと。「それやったら、私を呼んでくれ」と思いましたが、呼び水になったことだけでも誇りにしておきます。


 10月10日(土)夜、新潟での5か所目の会場は、「セレモニーホール村上」。村上地区曹洞宗青年会(真風会)の「五泉市仏教講演会」に350人。こちらも、抜群の反応です。最後の落語「ちりとてちん」では三度拍手を戴きました。曹洞宗のお尚さまがてきぱきと、会場づくりをしてくれました。

セレモニーホール村上

 終わって、インディと二人で軽く打ち上げ。ホテルを出て最初にあった居酒屋に入りました。ここが最高によかった。ママさんが、気さくで親切。旅のものとわかると、いろいろサービスで出してくれます。そのどれもがおいしい。カンパチのつくりはブリのよう。金華さばのきずしは、生のつくりのよう。のどぐろの塩焼き。サービスで戴いた、たらの白子、鮭の腹子、ひずなます、まいたけのお汁(戴いたもののほうが多いがな)。村上駅、タウンホテルすぐ、「やすらぎ処、石亀(いしがめ)」。こんなお店が近所にあったらなァ。

サバ、カンパチ、たらの白子、鮭の腹子。


 10月11日(日)、村上10:00出発、昼にJR磐越西線、北五泉駅到着。
 北五泉駅前にて、仏教会のお迎えと合流。昼食に入った北五泉駅前の料理屋「割烹やまふく」でポスター発見。ポスター掲示ありがとうございます。
 昼は、五泉市総合会館にて公演。250人。

JR北五泉駅

料理屋さんにポスターが。


 10月11日(日)夜は6番目の会場、東龍寺様。インディと記念撮影。

東龍寺様にて。


(2009.10.14) 「新潟日記(2)」

 11日の泊まり。曹洞宗管長様も泊まったお部屋。さすがに豪華。部屋から見える池に、立派な錦鯉。敷居の低い芸人にはもったいない限り。

わか竹旅館の庭


 10月12日(月)午後。新潟市の観音寺様。本堂に後ろ幕を飾りました。楽しい雰囲気が盛り上がります。お寺の娘さんが丁寧に霧を吹いて戴き、シワモなく、秋風にそよいでいます。てきぱきと作られた観音寺様本堂の舞台。主催者の努力で、感激の超満員!最高の状態で、大盛り上がり。ありがたい、もったいない。

本堂に幕

観音寺の舞台

久しぶりの光景!

本堂いっぱい、200人!超満員

お位牌堂が楽屋。たくさんの方々に見守られ、ありがたや、ありがたや。

楽屋は位牌堂

 ポスターには「3分間に3回笑わせます」と書かれています。プレッシャーでしたが、、笑い上手のお客様、ずっと笑いが絶えませんでした。ありがたや、ありがたや。


 10月12日(月)夜。新発田市龍泉寺様。座敷に50人、抜群の盛り上がり。ただ私の喉が疲れました。合間にのど飴をなめて高座を勤めました。「ちりとてちん」に感情移入して戴き、最後の食べるところでは、「ギャー」という悲鳴があがり、落語家としてありがたい至福の瞬間を味あわせて戴きました。ありがたや、ありがたや!

舞台設営中


 10月13日(火)午前。新発田市住吉小学校。視聴覚室に5・6年生120人。よく聞いて、笑ってくれました。最後に、ごんべえ狸一席。すごい集中力。ありがたや、ありがたや!


 10月13日(火)午後。新発田市、加治川中学。体育館でしたが、まことにきちんとした生徒さんで、手応え充分。ありがたや、ありがたや。インディもすっぴんで、ギター弾き語りのステージ。生徒さんのっています!


 10月14日(火)午後。16:40伊丹空港着。帰りはスムーズに帰って来ました。10会場で2000人の人に聞いて戴きました。お米も魚もお酒もおいしく、ありがたい、ありがたい旅でした。


(2009.10.16) 「ポスターでひと騒動」

 福岡県築上郡上毛(こうげ)町は、大分県に近い町です。実はこのポスターを道の駅で見た、広島県の瀬戸田の人たち(旅行中で酔っていた)が、大分県と間違えて、先日伺った時私に「今度大分県に行くんですなァ」と言ったので、一騒ぎ。近々大分に行く予定はありません。「さてはまた、恐怖のダブルブッキングをやらかしたか?」と、何度もやってるだけに青くなり、あちこちにさんざん問い合わせました。1時間後に、やっと県境の道の駅「おこしかけ」とわかり、ホッとひとなで。しかし人騒がせな話でした。問題のポスターがこれです。

 大分県中津駅に着きました。駅の名物、日本一長い鱧の椅子。中津は鱧が名物です。しかし、日本一とは! 二番はどこやろか?

日本一は間違いないですが・・・

鱧の頭

 本日の檜舞台。ハートマークもバッチリ! 後はお客様だけ・・・

 元気の杜ホール、キャパ300。開演30分前で、ただ今15人! だいじょうぶやろか?


 100人弱でした。それでも、去年50人ほどでしたから、倍増です! ありがたや、ありがたや。

 夜、打ち上げの焼き鳥屋さんにあった焼酎のメニュー。「はつしお」です。決して「しょちょう」ではありませんので、間違わないでください。


(2009.10.18) 「乾杯 ゛(完売)」

 10月31日(土)の「らくごカフェ」チケット完売御礼! 乾杯に濁点で、かんばい。完売!

 なお、10月31日の「らくごカフェ」の当日券は販売いたしませんので、ご了承ください。


(2009.10.19) 「お知らせ2件。」

 11月1日、成瀬名物「東雲寺寄席」。残念ながら立川文都さん体調不良で休演です。代わりに、落語ではなく、「紙切り」・林家花(はな)さん、そして前座として、笑福亭羽光(うこう)さんのお二人が入ります。番組としては、「落語」・羽光、「落語」・新治、「落語」・圓丸、(お中入)、「紙切り」・林家花、「語落」・新治という流れです。どうぞよろしくお願いします。

 2月28日の、島根県雲南市席「あったか寄席」の出演者が決まりました。番組は「前説」・新治、「講談」・旭堂南陽、「落語」・新治、「人権咄」・松村智広、(お中入り)、「三人トーク」。よろしくお願いします。


(2009.10.20) 「山崎義勝町長、願生ってください。」

 Tさんから、「滋賀県甲良町の山崎義勝町長さんの再選をめざした選挙」のお報せが届きました。マニュフェストを見て驚きました!第1に「人権」をかかげられています。

『山崎義勝 新時代への8策 必ずやります。
 1.人権 あらゆる人の生きる権利を大切に守ります。
  人権が尊重される社会づくりのために総合的・専門的実践的機能の整備、部落差別や高齢者の人権、障がい者の人権、子どもの人権、女性の地位向上、多文化共生など、あらゆる差別をなくす取り組みを推進します。』

 マニュフェストの第一に、「部落差別(などあらゆる差別を)を無くす」と書いた人を、私は知りません。こんな方がおられたのですね!ぜひとも、二期目の再選を果たして戴きたいと思います。山崎義勝町長さん、願生ってください!


(2009.10.23) 「インフルエンザでキャンセル」

 インフルエンザの影響で、中学校での講演会がキャンセルになりました。検討中の学校もあります。不測の事態なので仕方がありません。快く了解しましたが、校長先生は「キャンセル料のこと」を心配されてました。もちろん戴くつもりはありません。えらい気を遣われていたので、却って恐縮してしまいました。
 もしこれから予定して戴いている学校で「中止」を検討している学校があれば、無理をしないで中止をして戴きたいと思います。一切のお気遣いはご無用です。どうぞよろしくお願いいたします。


 キリ番提案です。「11111」もキリ番にしてはいかがでしょうか。上方落語協会の手拭いを、私から送らせて戴きます。どうぞよろしくお願いします。


 「高田御坊寄席」

 高田御坊寄席(真宗西本願寺派・専立寺)の高座です。前の部分は、テント師匠の立ち高座。番組は、「ちりとてちん」・新治、漫談「トロピカルに」・テント、講談「幸助餠」・南鱗、(お中入)、講談「秀吉と易者」・南鱗、「高津の富」・新治。 お客様は180人で満堂! ありがたや、ありがたや!中南和の「落語を楽しむ会(久米仙人寄席主催者)」や、歌手のインディさんもお手伝いに駆けつけてくれました。お檀家の皆様も舞台設営、案内、音響、照明、司会と大活躍。多くの人たちの力で、大和高田に楽しい寄席ができました。ありがたや、ありがたや!


(2009.10.24) 「兵庫県加古川市 米田西小学校」

 加古川市立米田西小学校の創立30周年記念式典でお話し。学校の誕生日にふさわしく、君が代斉唱などなし。さわやかな式典。記念公演は、シャンソンの山田直毅(やまだなおき)さんと私。山田さんが、シャンソン歌手らしからぬ、ポピュラーな歌もおりまぜ、盛り上げていだだいた後、70分。非常によく聞いて、のって戴いたおかげで、かなり突っ込んて話せました。やはり、芸人はお客様次第だとつくづく思います。ゴン先生、感謝!


    「大阪府東大阪市 大乗寺様 報恩講」

 お勤めの後、皆さん笑い上手で、のせられて1時間20分もしゃべってしまいました。

 大乗寺様「報恩講」には、旧新治会事務局長の銅さんも駆けつけてくれて、あとの打ち上げが楽しみだったのですが、そのまま熱海に宵乗りをしなければなりませんでした。後ろ髪を引かれる思いで(あれへんけど)、放出(はなてん)から熱海に向かいました。大乗寺坊守様が、サンドイッチを持たせてくれました。このサンドイッチ、近所の喫茶店のおっちゃんの自信作で、ほんとうにおいしいのです!私は大乗寺様に行くたびに楽しみにしています。これを新幹線車内で戴きました。
 熱海に着くと、新宗教連絡協議会(新宗連)のI事務局長と、立正佼成会熱海協会の会長が出迎えてくださいました。会長は、同宗連(同和問題を考える宗教者連絡協議会)の事務局長で、基本法制定の行進にも参加した方。Iさんも学生時代から、部落解放運動に関わってきた方。夜食ならぬ、夜飲をしながら、盛り上がり「ました。


(2009.10.25) 「静岡県熱海市 熱海教会35周年記念式典」

 朝から、熱海教会35周年記念式典。二部が私のお笑い人権高座です。満員の明るいお客様(信者様)で大盛り上がり。おどろいたのは、来賓の議員の方々(県議、市議)が一人も帰らず、最後まで聞いて笑って戴いたこと。大概挨拶が終わると逃げるようにかえります。おりから参院補選の投票日、なにかとお忙しいのはずなのに、ありがたいことでした。
 終わって、お昼ご飯に、熱海で人気の洋食屋さんに招いて戴きました。12時開店で、我々が12時少し前に入った時、お客は一組。ところが座ってまもなく、バタバタとつめかけ、すぐに満員。見ると、順番待ちの列ができています。特別安いわけではありません。やはり味です。中味です。願生!


(2009.10.26) 「東雲寺寄席も満員御礼か」

 おかげさまで東雲寺寄席も、満員御礼になりそうです。10月31日(土)の「らくごカフェ・上方落語を50人で聴く会」は、完売の上、キャンセル待ちもかなりの数になりました。「立ち見でもいいから」と言って戴くのですが、狭い会場なので「立つスペースが無い」そうです。まことに申し訳ありません。
 昨日も東京のWさん(東京の人権啓発企業連絡会で活躍中。私が以前、とんでもない迷惑をかけた方、つまり恩義のある人)から「息子を連れていきますが、その友人に落語好きがいて、ぜひ行きたいと言ってます。立ち見でもいいからなんとかなりませんか?」という依頼が。もともとWさんには、今回チケットの出足が不調だったので、泣きついてお願いしたもの。その方から追加依頼ですから、なんとしてでもお受けしなければいけないところですが、現実には無理。申し訳ない気持ちでいっぱいになりましたが、思い切って事情を伝え、ご了解を求めました。するとWさんから「了解しました。それはそれとして、完売ですから何よりです。うれしい限りです。」とお返事を戴きました。涙がでそうになりました。もうお一人、横浜のOさんも、おなじように泣きついて、立ち見でもいいといわれたのに追加をお断りしました。こんなやさしい方々に支えられているんだと思うと、しみじみ幸せな気持ちになります。
 今日は、学校の公演がインフルエンザで延期になりましたが、おかげで、夕方の仕事に余裕をもって望めます。願生りまっせ!


トリュフとキャビア! 大徳食品総会」

 大徳食品の大徳会「第22回総会」。ヒルトンプラザの超豪華な部屋に70人。会場に圧倒されて、ほぐれません。それでもかなり笑って戴きました。45分お話の後、高座を作って戴き、「ごんべえ狸」をしました。中国語落語第二弾はこのネタ。先日、まず日本語で書き起こした成果か、言葉が整理されていて、よく受けました。
 終わって、パーティーに参加。一番メインの席に座らせて戴き、恐縮。乾杯になって驚きました。皆さんアサヒなのに、私だけがキリンのそれもクラシックラガー! 先日、打ち合わせを兼ねて会食させて戴いた時の言葉を覚えて戴いての、粋なはからいです。素直にうれしくなります。ありがたい心遣いが身に染みます。今までいろんな歓迎会や囲む会をして戴きましたが、全員がアサヒで、私だけがキリンというのは、初めてです。こまやかな心遣いを学ばせて戴きました。そしてお料理。さすがヒルトン、さすが食品関係。トリュフにキャビア! そしてみんなの肝臓がフォアグラ状態。たまにこんなことがあるから、芸人はありがたい。申し訳ない気持ちです。


(2009.10.27) 「キャンセル3本め。」

 10月23日、本日(10月27日)に続き、キャンセル3本めの連絡が入りました。共演のマジック中島さんに、連絡をいれたところです。インフルエンザ恐るべしです。


環状線にて。」

 大阪のJR環状線の網棚は、まさに「網の棚」。昔は紐でしたが、さすがに今は鉄。それにしても、網の棚が嬉しい。


(2009.10.29) 「新世界ジャンジャン横丁」

 今日はインディがお世話になっている大衆演劇「新川劇団」を拝見しに、久しぶりに新世界へ。相変わらずの賑わいですが、串カツ屋が増え、観光客や修学旅行の生徒、若いカップル、家族連れが目につき、ずいぶん雰囲気が変わりました。

 まだ時間があるのでうどんを食べに入ると。

 新世界は健在でした。うどん屋に「無銭飲食」警戒の張り紙。他ではちょっと見られません。

 坂田三吉の伝統を継いで、ドラマ「二人っ子」にも登場した、将棋道場。

 そして何といっても通天閣!

 なんたる偶然! なんたるご縁! 10月13日に、我々二人がお世話になった、新潟県新発田市の龍泉寺の森井和尚様とばったり!
 和尚様は新発田市隣保館長。全国の隣保館職員研修会で大阪へ来たとのこと。あまりのサプライズに、三人ともウワーッと叫んでしまいました。うどんを食べて、無銭飲食のおっさんの張り紙を写真に撮ったりしてなければ、完全にすれ違っていたところです。ありがたいご縁!おっさんに感謝。

インディ(左)と森井さん(右)

 まさに、夢芝居。酔いしれました。座長の弟さんの笑也(しょうや)さんも、お父さんの博之さん(前座長)もきれいでかっこいい。歌えて、踊れて、芝居ができて、女形も三枚目もこなす、完璧なエンターテイナー。そらお客も来るし、ご祝儀(はな)も飛びます。やはり芸一筋の人はすばらしい。毎日、毎日、一年中、休みなく舞台に立ち、日替わりの狂言をこなしてゆく。自分の出番以外は、音響、照明、小道具、衣装の管理、舞台装置から、会場の飾り付けまで、全て自分たちでやる。座長のお母さんは、踊りの達人、芝居もうまい。その合間に、舞台衣裳のまま、まかないのご飯拵えをするとのこと。すごいの一語につきます。私も、気合いを入れて願生ります!

新川博也座長

 「願生ります!」と、役者の皆さんの見送りを受けて表に出たら、急におなかがへってきました。先ずはおなかごしらえと、懐かしの「八重カツ」へ。テレビでとりあげられてからは、行列ができる人気。幸いに待たずに入れました。うちの師匠も好きで、何度かお供をしたことがあります。学生時代、新花月で演芸を楽しみ、八重カツで串カツとビール。これが最高の楽しみでした。


(2009.10.29) 「文都さん亡くなる。」

 悲しい報せです。明後日、東京町田の東雲寺寄席に出演予定だった、立川文都さんが亡くなられました。胃にガンが見つかった時には、かなり進行しており、手術もできない状態でした。この夏に梅田で会って、冷麺を食べたのが最後になりました。新潟県新発田市を回っている13日、昼過ぎに電話があり、「東雲寺寄席の高座にでられない。すみません。」と詫びを言われました。どんな様子ですかと聞いたら「腹水がたまって、ウエストが1メートル近くあります。余命半年と言われました。覚悟してます。」と淡々と告げてくれました。「!死んだらあきませんで。生きててや。ウソでもわろたら、ガンは消えるねんでハッハッハ!。新潟でえらいめにあってなぁ」と、台風で足止めされた話をしたら、笑ってくれました。帰って、携帯に電話すると留守番電話になっていて、連絡くださいと入れましたが、そのままになりました。明日がお葬式ですが、たまたま前回一緒にやった、らくごカフェでの上方落語会の二回目に当たります。前回の打ち上げでは、血糖値が気になると言いながら、笑顔でビールを飲んでいたのに。せつなすぎます。

合掌


(2009.10.31) 「らくごカフェも盛況。」

 神田は古本まつりで盛況! 神田神保町の古書センター五階の「らくごカフェ」で、第2回目となる「上方落語を50人で聴く会」、こちらも盛況でした。打ち上げがまた盛況。ありがたい。番組は、「餅屋問答」「宿題」・三若、「兵庫舟」「ちりとてちん」・新治。「兵庫舟」は、NHKの「えほん寄席」で放送したネタです。そのイラストを描いて戴いた、タムラフキコさんが来られていたので、やらせて戴きました。「ちりとてちん」は、前半絶好調でしたが、後半失速、尻すぼみに終わりました。明日の東雲寺寄席で再挑戦します。三若はとにかく声が大きく、迫力があり元気です。お客様の反応もものすごく、芸は、若さも大きな魅力だと思いました。昨日は文都さんのお葬式の日。打ち上げでは、文都さんにお供えのビールを注いで、献杯しました。


     「浅沼委員長。」

 午後、東京は三宅坂の社会文化会館(社民党)へ。一階正面に、浅沼委員長の像。「日の丸、君が代、強制反対の集会」トークショーで、若い世代が、普通に右翼的になっている危機感が強調されていました。確かに、護憲の集会でも、今回でも中高年の姿が目につきました。


2009年11

(2009.11.1) 「東雲寺寄席。」

めおと楽団じきじき。
 開演前に、ご住職の柚木方丈様と、曹洞宗人権推進本部の我孫子老師によるお経を戴く。焼香もさせて戴き、立川文都さんのお供養とさせて戴きました。
 番組は「子ほめ」・笑福亭羽光(うこう・鶴光門下)、「ちりとてちん」・新治(なんとかリベンジできました)、「鹿政談」・三遊亭圓丸、(お中入り)、「紙切り」・林家花、「高津の富」・新治。お客様は、予想を越えて150人の超大入り。満員、満堂!ありがたい限りです。
 羽光さんは、コントグループを経て、鶴光師匠のもとに入った方。ただの前座と違います。いきなり、笑いをとりにいきます。聞けば、立川文都さんの大学の後輩だそうです。お通夜、お葬式と手伝いに行ってたとのこと。3月の落語カフェでの寄席は、「羽光、文都、新治の三人」でやりました。これもご縁。圓丸師匠とは、古い付き合いです。さすが、東京の寄席でトリをとる実力派。納得の高座でした。紙切りの花さんも、大受け。本当に盛り上がりました!
 天気予報に反して雨も降らず助かりました。文都さんも、「こんなええお客様なら、ぜひともやりたかった」と思ったかもしれません。作詞家の こはまかずえ先生や、めおと楽団「じきじき」のお二人も駆けつけて戴きました。「らくごカフェ」の寄席の会主、薫風さん、イラストレーターのさとみ世話人、狭山パンフを読む会のHさんまで来て戴き、打ち上げも盛り上がりました。私は幸せもんです。ありがとうございました!

めおと楽団じきじき。

 東雲寺のご住職、が、文都さんの供養をしてくださいました。文都さんは、今日出演するはずだったのですが、直前にがんで亡くなられました。寄席はあたたかいお客様、超満員の150名。文都さんも出たかったと思います。無念です。まだ49才。ビールを供えて打ち上げを始めました。


(2009.11.4) 「広島県・広島県教育委員会」

 昔、広島へ行った時に戴いたメモ用紙が出てきました。人権講演会で配る啓発グッズです。はっきりと「部落差別のない社会 」と記されています。隔世の感があります。辰野という教育長が文部省から来て、ムチャクチャな攻撃をかけ、その混乱の中、日の丸、君が代問題で世羅高校の石川校長が自死。それを逆手にとり、解放運動バッシングの嵐。まさに「社会意識としての差別観念」が、一斉に頭をもたげます。差別は無くなるどころか、より暴力的になってきています。しかし、振り切った振り子は必ずまた、反対側に触れます。狭山事件初め、冤罪事件に陽が当たろうとしています。先日の甲良町長選挙は破れましたが、120票の差。うえした60票。得票率で5%。そこまでは来ているのです。しんどい時は登り坂。私なりに与えられた場で願生ろう!と思います。


(2009.11.5) 「飛火野の秋。」

 飛火野(とびひの)を通りました。あんまり美しいので途中下車。京都もいいですが、秋の奈良はすばらしいです。正倉院展もやっていますよ!

 奈良はなかなかいいところです!移動の途中にこんな風景を楽しめるのですから。


    「近鉄宇治山田駅」

 宇治山田駅に着きました。大阪方面から見て、一つ手前の駅が伊勢市駅。区間距離は600メートルですが、どちらも特急が止まります。特急停車駅区間としては、恐らく最短ではないかと思います。


(2009.11.6) 「三重県南伊勢町。」

 南伊勢町の民宿「八方」泊。朝7:15、役場のスピーカーから、催事案内の広報が流れました。夢うつつで聞いていると、なんと本日の「お笑い人権高座」の案内でした。ありがたい限り。
 昨日も二ヶ所でやらせて戴き、いいお客様でのりにのった(のせて戴いた)90分でした。昨日、夜の部の直前に、腹話術の千田やすしさんから電話がありました。「梅田の大融寺の真言宗の大会で一席。ものすごくうけた」という報告(つまり自慢!)でした。「たぶん、お客様がよかったのだろう!」と返しておきました。いつも私が千田さんにしていることで、今日はリベンジされました。いいお客様の前で、爆笑して戴く。たまにこんなことがあるから、芸人はやめられません。ありがたい、ありがたい仕事だと思います。
 泊った民宿「八方」で、とれとれの魚を戴きました。写真は、左がぶだい(いがみ)で、右が吉相鯛。新鮮な海の幸を戴き、元気が出ます。ありがたい、ありがたい!

露の新治 拜
 民宿「八方」の夕食は、鯛にアワビ。残念ながら、アワビはアレルギーで肝は食べられません。身を少し戴きました。


 三重県南伊勢町は、南勢町と南島町が合併してできた町です。南勢町の頃から毎年、三ヶ所ずつ回らせて戴き、とうとう今年で39ヵ所の地区集会所を回りました(とのことですが、私は数えていませんでした)。本当にありがたい限りです。
 最後は、神前浦地区。控え室には、職員の方の心配りが。お花は、集会所前に咲いているサザンカ。花器は、ペットボトルに色紙が巻いてあります。色紙一枚の芸心。ありがたい。願生ります!

 今日の檜舞台、神前浦(かみさきうら)中央公民館が会場です。

 神前浦中央公民館に、のぼりを垂らして、雰囲気を盛り上げて戴きました。

 南伊勢町。南島大橋は、国立公園内には珍しい赤色の橋です。

 南伊勢町の海。熊野灘です。


(2009.11.7) 「いい仕事ができました!」

 三重県鈴鹿市一ノ宮公民館。今日と明日の両日、「第11回文化の集い」が行われます。1999年に来ていますので、ちょうど10年ぶりです。ありがたい! 旧知の解放同盟県連役員のTさんご夫妻。、ホームページ常連の役所のWYさん、最初に私を鈴鹿に導いて戴いたKNさん(現隣保館長)など、懐かしくも嬉しい顔が揃いました。お客様はホールいっぱいの80人。終始笑いが絶えず、脱線もなく、気持ちよく勤められました。ほんまにありがたいです。
 前回の色紙がありました。「自分の人生、自分が主役。比べず、あせらず、なまけずに」と書いてありました。10年もたった気がしません。この調子だと、これからの10年も(生きるとして)、あっという間なんでしょうね。心して生きねば!と思いました。

(画像提供は三重県鈴鹿市のWYさん)


(2009.11.8) 「大阪名物・お好み焼き!」

 天神橋筋で、吉次とフラッと入ったお好み焼き屋。そこで発見したのがこのコテ。端が割れています!

 「何のため?」と聞くと、焼きそば用とのこと。早速試してみました。

 なるほど!うまく掬えます。さすが大阪!

(手タレ出演・露の吉次(きちじ)師匠)


(2009.11.10) 「橿原中学校は、日本一の中学校」

 奈良県橿原市、橿原中学校でお話。体育館に500人。途中少しざわつきましたが、まあまあ聞いてくれました。間合いではあかんのですが、仕方ありません。中学校では、初めからもっとパア―ッと明るくいったほうがいいのかもしれません。終わって謝礼を戴いたのですが、それとは別に、校長先生がご祝儀をきって戴きました。申し訳ない、ありがたい、もったいない。とても戴ける義理ではないが、辞退するのはよけいに失礼なので、ありがたく戴くことにしました。橿原中学校の印象が格段に上がりました。日本一の中学校です!


    「新ノ口村。梅川・忠兵衛」

 橿原中学校の講演が終わってから、新ノ口駅に送って戴きました。ここは、冥土の飛脚の梅川・忠兵衛の逃避行の地です。駅に記念碑がありました。今月14日には、ゆかりの善福寺で、300年記念の催しが予定されています(参加するインディさんからの情報)。詳しくはインディさんから知らせてもらいます。

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「忠兵衛三百回忌法要」についてお知らせします

日時:11月14日(土) 13:00〜16:00
場所:歓喜山「善福寺」(奈良県橿原市新口町)
・大菊展示(新ノ口駅前より善福寺までの道行間に大菊展示)
・道行行列(新ノ口駅前から善福寺まで行列) 13:00〜
・供養碑前での式典(献灯 献花 焼香) 13:30〜
・舞楽 かりょうびん(子どもの舞) 14:00〜
・本堂にて忠兵衛三百回忌法要(法名授与) 14:20〜
・記念公演 語り芝居(冥途の飛脚・新口村の段)15:00〜
  語り手 南条好輝、三島ゆり子

                         インディ


(2009.11.12) 「奈良県立西ノ京高校 会心の人権高座。」

 西ノ京高校のお笑い人権高座は、こちらが無心になれたので非常にうまくゆきました。高校生1000人に、会場が体育館という「逆境?」でしたが、椅子席だったのと、音響が非常によかった(去年)こと。何より、生徒の皆さんが聞こうという姿勢を示してくださいました。また私の心持ちが、「場がどうであれ、やるだけのことはやろう(参考、落語・中村仲蔵)」という気持ちだったのもよかったと思います。途中、理屈っぽい話のところでは、寝ている生徒も目につきましたが、気になりませんでした。それだけ集中してました。その分起きている生徒は食い付いてくれました。やりやすい、やりにくいは、場の状況やお客様にもよりますが、やりにくい場でもやりようはあるという気がしました。ある意味、会心のお笑い人権高座でした。西ノ京高校、いい高校です!
 今日は、お休み。午後から、中国語教室。中国語落語第ニ弾「ごんべえ狸」の中国語訳の校正です。来年3月、横浜でやらせて戴きます。願生ります!


(2009.11.13) 「今日は島根県松江、日帰りです!」

 伊丹空港に向かっています。阪神高速で事故がありましたが、影響もなくスムーズに動いています。今日は松江市古江公民館にて「人権学習の集い」。主催は「同和問題をはじめあらゆる差別をなくすために活動する市民グループ・ひまわり」。それに松江市が支援。今日は、私の話のあとに、性同一性障害研修があります。楽しみにしています。


 無事に、出雲空港着。久しぶりの宍道湖は、やはりきれいです。島根に来たという実感がします。ありがたい。


松江市立古江公民館。控え室に入ると、歓迎の扇が! ありがたい!


(2009.11.14) 「今日は早出です。」

 5:15起床、5:50出発。なかなか芸人も勤勉です。もっともこんなことは年に何度もありませんが。三重県桑名市に行き、益生小学校でお話をします。午後は、奈良に帰り、西大寺で開かれる「佐伯快勝講演会」を聴講します。佐伯快勝師は、真言律宗総本山・西大寺宗務長で、「宗教者九条の和よびかけ人」です。題して「宗教者が語る憲法九条」! 楽しみです。昨日の性同一性障害のUさんの話は、飛行機の時間があり、廊下で、しかも途中までしか聞けませんでしたが、今日はちゃんと聞かせて戴きます。


    「主催者の熱意!」

 早起きした甲斐がありました! 益生小学校体育館に、主催者の予想の倍の250人! 地元の中高年の方から小学生まで、幅広い年齢層の方々。おかげで盛り上がりました。特別に、参加チケットも作って戴きました。この熱意が地域の方に通じたのです。ありがたい、ありがたい。


(2009.11.19) 「奈良町落語フェステバルのご案内」

 11月21日(土)〜22日(日)にかけて行われる、奈良町落語フェステバル。二日間で、11の寄席。のべ40人余りの、プロアマ落語家の競演。奈良町は落語一色になります。私は、ファイナルステージと名付けられた寄席に出して戴きます。光栄なことです。願生ります!
 ファイナルステージは11月22(日)17:00〜、会場は、法徳寺様。出番は、生寿、出丸、新治、松喬。寄席だけではなく、落語にちなんだ催しもたくさん。正倉院展もやっていますし、鹿も待ってますよ!ぜひ、お出かけください。
 奈良町は、近鉄奈良駅から、南へぶらぶら。あるいはJR奈良駅から、三条通りを東へ。やすらぎの道を越えてしばらく行くと、なんとなく現れてきます。

(クリックで拡大)


(2009.11.20) 「山形県河北町婦人会。」

 今日は家を出てから7時間45分かけて、山形県河北町、「サハトべに花(ばな)ホール」に到着。疲れたけれど、十分に報われました。揃いの赤いTシャツの婦人会に迎えられ、控え室に入ると、まず抽選会用の色紙。それから、舞台の確認をしていると、お客様が続々と来られました。婦人会は今まで旅行に行っていたが、外へ向かって何か企画しようということで、私の「口演会」となりました。6月に、曹洞宗、宿用院様にお世話になった時、婦人会の役員の方々が私の話を聞いて戴き、今日につながりました。まことにありがたい。宿用院の三部(さんべ)ご老師には、本当にお世話になっています。インフルエンザで、イベントが中止になったり、集まりが悪くなったりしている中、500人のお客様が詰めかけてくださいました! 主催者を入れて550人のありがたいお客様に、存分に勤めさせて戴く。よくお笑い戴き大成功! 打ち上げ、宿泊は、宿泊院。どこまでもお世話になりました。桐箱に入った秘蔵のお酒を出して戴き、美味しく戴く。ありがたい。ありがたい。ほんまにありがたい。


(2009.11.22) 「奈良町落語ふぇすてぃばる」

 奈良町一体で開催の、「奈良町落語ふぇすてぃばる」。そのファイナルステージと名付けられた、法徳寺の寄席に出して戴きました。会主、笑福亭純瓶さんのお世話。番組は「時うどん」・生寿、「花筏」・出丸、「ちりとてちん」・新治、「お文さん」・松喬。充実した寄席でした。打ち上げの席では、松喬師匠にいろいろ厳しいアドバイスも戴き、また松鶴師匠のエピソードなども聞かせて貰い、勉強になりました。豪快、奔放、骨太の芸の、六代目松鶴が、実にこまやかな、情のある師匠だったと教えて戴き、ありがたいかぎりでした。


(2009.11.23) 「もみじ寄席、満員御礼!」

 もみじ寄席、無事、盛況に終わりました。3時からの碑前祭に先立ち、みんなで碑を拭き、掃除をしました。碑前祭には、40人の方々が参加。玉ぐし奉納は、師匠の奥さんと、関山和夫先生(話芸研究家・西山短大学長)、一門を代表して露の慎悟師匠。生前「この碑を、ワシの墓やと思ってくれ」と言っていた、師匠のいいお供養になりました。

 神事が終わり、ゆっくり、もみじ苑を見物、お茶を戴き5時から寄席。番組は「浮世床」・吉次、「ちりとてちん」・新治、「・話と踊り」・ききょう、「抜け雀」・福郎、(お中入)、「トーク、師匠を偲ぶ」・慎悟と団六、「押し売り(新作)」・団四郎。お客様は90人強。大入り満員!よく盛り上がりました。お天気にも恵まれ、ありがたい一日でした。


(2009.11.25) 「チャリティー寄席のご案内」

 笑って国際協力チャリティー寄席『アジアの子供たちに光を』という催し物が、2010年1月19日(火)18:00〜 北海道札幌駅前「佐藤水産文化ホール」で開催されます。一部「新ちゃんのお笑い人権高座」、二部講演「幸福(しあわせ)のおすそわけ〜スリランカの教育支援を通して」・松村俊昭老師、三部「落語」・新治。料金は1500円です。どうぞ、お越し下さい。


(2009.11.26) 「新社会党機関誌・『週刊新社会』で対談」

 新聞はとっていないし、テレビもほとんど見ない生活がもう長くなりました。酒井法子の逮捕もかなり後なって知る始末。定期的に読んでいるのは、『週刊新社会』、『解放新聞・広島版』、『新聞うずみ火』、吉田智弥さんの『蛇行社通信』の四誌のみ。かなり片寄っています。しかし、『週刊新社会』はお勧めです。私が先日参加した、東京の「10・31学校に自由を!集会(君が代不起立処分反対)」もちゃんと載っていますし、辛淑玉(シンスゴ)さんの魅力的連載、映画、演劇なで文芸批評も読みごたえがあります。何より、天皇制批判がきっちりと載っています。天皇、皇太子一家(2家族5人)に支給された「内廷費」が3億2400万ということも書いてあります。
 その週刊新社会に出ることになりました。なんと、新社会党栗原委員長と対談。話はいろいろ盛り上がり、率直にお話させて戴きました。乞うご期待!しかし、辛淑玉さんの連載「たんこぶ」はいいですよ。本気で闘っている人の迫力が伝わってきます。


   「滋賀県竜王町にて。」

 『週刊新社会』の対談を終え、近江八幡駅へ。そこから車で竜王町「第20回人権を守る町民の集い」に向かいました。町長さん自ら先頭で、啓発グッズを受付で配るという熱心さ。主催者の気持ちが通じ、200人の予想が、250人という大入り!ありがたい!ダイハツ工業の課長さんが「障がい者雇用の前進に向けて」と題した取り組みのお話。そのあと、19:55からという遅い出番。はりきって臨んだのですが、満員にもかかわらず、笑い声が少ないのです。ちょっと焦りましたが、原因は「マスク」と分かりました。それで気をとりなおし、できるだけいつものペースでしゃべりました。だんだんぬくもってきて、途中からは、ノリノリになりました。
 
落語「中村仲蔵」で、役者仲蔵は、「忠臣蔵五段目」の定九郎を、新しい工夫でやりました。ところが、お客が感心しすぎて、うなるばかりで、声一つかかりません。舞台の仲蔵は「しくじった」と勘違いしますが、そこで放っぽりだしません。「江戸の舞台の踏み納め、やるだけのことはやってやろう」と、渾身の舞台を勤め、大成功をおさめます。この仲蔵の性根がうらやましいです。今まで何度、出だしですべり、焦って、墓穴をほったことか。お客様は聞こうとしてくれているのだから、精一杯やればいいのに、それがなかなかできません。仲蔵は、ほんまに大事なことを教えてくれています。それがわかりました。


    「嬉しい出会い。」

 竜王町でのお話が終わり、着替えていると、「町長さんと、ダイハツの課長さんが待っておられる」とのこと。あわてて駆けつけ、お礼を申し上げました。と、ダイハツの課長さんが「Iさんがよろしくとのことでした」と、懐かしい名前を口にされました。Iさんは、大阪市生野区新今里町の幼なじみ。小、中、高と一緒です。工場と自宅の庭が広い家で、高校時代は三年間、通学の自転車を預かってもらった恩もある家です。電話で話したら、何とも言えない気持ちになりました。町の主幹さんが、「我々もお世話になっています」とおっしゃる。聞いて嬉しくなりました。60歳が目の前の我々。皆、願生っています!あともう少し! 願生!


(2009.11.27) 「山は動くと信じて」

 今日は東京で、「狭山中央集会」があります。第三次再審へ向けての山場です。私は不参加ですが、ダイハツの課長さんも駆けつけると言われていました。ほんまにありがたい。政権も交代し、法務大臣も元社会党の人。山は動くと信じ、できることをしてゆくつもりです。願生!


(2009.11.28) 愛媛・土居町から。」

 愛媛県土居町から嬉しいお便り!前進です。以前、ホームページにクレームを付けてきた人間が起訴されました。以下転送です。

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 『新治師匠、ながらくのご無沙汰すみません。全国のみなさんにも申し訳なく思っております。
 
さて、こちらもかなりダメージを受けておりますが、ネットなどで土居の同和教育を攻撃していた人物が名誉毀損罪と傷害罪で起訴されました。以前から家宅捜索されてパソコンを押収されたりしていたらしいですが、本日11月28日の毎日新聞(愛媛版)に、起訴されたことが掲載されていましたのでお知らせいたします。

 <新聞記事。詳しくはこちらをどうぞ

 この記事には「同和教育攻撃をしていた」ことは出てきませんが、書かれている被害者(名誉毀損も傷害も)は、全員土居中学校で同和教育を熱心に進めていた人物です。やっと闘いがはじまりました。とりあえずご連絡まで。』

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 このホームぺージだけでなく、「土居中学の同和教育、願生れ!」の寄せ書きに署名してくれた人や、寄せ書きのことを原稿にした、中企連機関誌「ハロー」の編集部にまで、文句を言ってきていました。狭山も三者協議が実現しましたし、足利事件も灯りが見えてきました。願生っていれば、いつか必ず、願いはかないます!願いに生きましょう!


(2009.11.29) 全国人権・同和教育研究大会(全同教大会)」

 昨日の交流会は、熱い思いを携えて、全国からたくさんの人が集まり、盛り上がりました。今日は四日市文化会館で、「明るく!元気に!反差別!シンポジウム」。キャパ1800人のところに、2700人。通路にまで、いっぱいの参加者。他にロビーにもいっぱい。笑い声も絶えず、各自が存分に語りました。大成功!今は、午後からの、ハンセン病問題の講演を聞いています。願生!

(近々、全同教大会の特集ページを作成予定 MORI)


2009年12

(2009.12.1) 「三重県 赤目中学校。」

 三重県名張市赤目中学校で人権講演会。松村智広(さとひろ)先生と二人会。まず、松村先生が30分。自分の家族のことや、おばあちゃんの識字運動のこと。特におばあちゃんの話は、取り戻した文字と言葉で高校生を変えてゆく、感動的な話です。その後、私が「お笑い人権高座」30分。そして二人で30分。全同教の直後でもあり、盛り上がりました。最後に、松村先生の「ガリバー旅行記」の絵本を使ってのマジックには、皆どよめきました。あの手、この手で反差別を訴えるその気持ちに感心しました。


(2009.12.2) 「京都市 西本願寺。」

 京都西本願寺、聞法会館にて、住職研修会。記念講演という光栄な場。要項を見ると、私以外は、上田紀行先生(「がんばれ仏教!(NHK??)」著者。お薦めします)など、そうそうたる顔ぶれ。ありがたい、もったいない。もちろん精一杯勤めさせて戴きました。私を起用して戴いた、尾道、法光寺の季平(すえひら)ご老師が、わざわざ本山での会議を抜けて、顔を出してくださいました。ありがたい。


(2009.12.3) 「島根県 斐川西中学校。」

伊丹空港から出雲空港へ。今日は空港近くの、斐川町、斐川西中学。体育館で準備をしていると、教育委員会のKさんが顔を出してくださる。20年前、町民集会でお世話になった時に担当していただきました。お互い若かった(今は?)。聞けば、息子さんがここの生徒だそうで、保護者として来られたとのこと。ありがたい! 体育館に直座り、人数も500人という、決していい条件ではなかったのですが、『生徒さんがよかった』! 静かに、しっかり聞いて戴き、終わっての拍手もいっぱい戴きました。赤目中学といい、最近、中学生がきちんと聞いてくれるのに助けられています。
 お昼ご飯は、給食。具だくさんの中華風スープ、かしわ(チキン)のささ身フライ、野菜の和え物、これぞコッペパンという感じの大きなコッペパンにブルーベリージャム。おいしく、おいしく戴きました。


    「伊丹空港の『オアシス』

 終わって、出雲空港へ。いつもは、3階の食堂でビールを飲むか、おぜんざいを戴きます。出雲はぜんざい発祥の地です(だからといって特別なものでもありませんが)。でも今日は、おなかがすいておらずパス。おかげでけっこう揺られて伊丹空港に着いた時には、若干の空腹感。明日胃カメラだということを思いだし、早いうちに食べておこうと、伊丹空港で一番のお気に入り「オアシス」へ。ここは、職員用食堂ですが、一般客も入れます(と思う)。まず安い。それからあとは、普通です。しかし、なんとも言えず落ち着くんです。以前、乗る便が飛ばず何時間も待たねばならなくなった時、「オアシス」で400字詰めで8枚の原稿を仕上げ、まだたっぷり本が読めました。多少ざわついていますが、学生食堂のような気楽さがあり、何時間でも「おれる」んです。インディも10月の新潟県新発田市ツアーが台風で欠航騒ぎの時、「オアシス」に行ったそうです。通いはじめて20年以上になる、ありがたいところです。調子に乗って少々食べ過ぎ。今、胸やけがしています。明日、胃カメラ、だいじょうぶかいな。


(2009.12.4) 「鼻から胃カメラ 初体験。」

 鼻から胃カメラ、初体験。口から入れてもしんどいものが、鼻から入るのか?どう考えてもつらそうです。うどんで考えてもわかります。鼻からうどんを入れると、芸になります。しかし、鼻からの胃カメラは意外にスムーズに入って驚きました。なんと、鼻用は、口用に比べ、一回り細いのです。ならば、鼻用を口から入れてもらえば楽勝やないか!と思い、聞いてみました。すると「細いほうを口から入れると、フラフラして、かえって、えずく」とのこと。やはり、素人考えとプロは違います。胃はきれいでしたが、食道に傷がたくさんありました。「逆流性食道炎」だそうです。脂っこいものを控えて、食後横にならないように言われました。実は肝臓にいいからと、ホテルの朝食の後などよく横になっていたのが災いしました。年齢もあるとのことで、もう治らないらしいです。なんやかんやでぐったり疲れ、兵庫県の神河町へ向かいました。


     「兵庫県神河町 冬のホタル。」

 JR播但線で、姫路経由、寺前駅へ。神河町教育委員会の日和(ひより)さんと、山田教育長が待っていてくださいました。先ずは「ラスベガスに」と案内されたのは、宮野地区の見事なイルミネーション。これが全くの民家とは!すごすぎる。題して「冬のホタル」。個人の家でこのスケール。貧乏性の私がまず思ったのは、「電気代が大変やろなぁ!」。

 美しさに目を見張り、宿舎のホテル「モンテローザ」へ。レストラン「アルムの森」には薪が燃える暖炉があり、地元の食材を巧みに使った、和洋折衷の豪華なお料理はまことに結構!。胃カメラの結果も忘れ、平らげてしまいました。今日は英気を養い、明日は朝から願生ります!


また泊まりたい宿シリーズ(1)

 兵庫県神埼郡神河町、モンテローザ。まず自然がすばらしい。お風呂は温泉でないものの、清潔感にあふれ、部屋もゆったりしています。何より、レストラン「アルムの森」がいい。暖炉があり、お料理もおいしくて、ボリュームもあります。近くの砥峰(とのみね)高原はすすきの名所。村上春樹原作の映画「ノルウェイの森」のロケ地になり、来年は観光客でごったがえすのが残念。静かになったころ再訪したい。


(2009.12.5) 宝の子たち!。」

 兵庫県神埼郡神河町、「人権・青少年健全育成合同大会」。まずオープニングは、地元神崎高校生の「南中ソーラン」。一つ一つの所作がキッパリとしていて、見ていて心地よい踊りです。照れずに、自信に満ちた表情で踊る高校生を見てたら、なんか、涙が出てきました。その後、青少年健全育成功労者表彰や、人権作文発表。そのあと、私が時間を戴く。願生ります!

開演前、舞台袖にて。

神崎高校生徒会の「南中ソーラン」


    神河町から猪名川町へ。」

 神河町を終えて、着物も着替えず、車で猪名川町へ。兵庫県でも両町は西と東。車で2時間かかります。14:00からの講演に遅れてはならぬと、担当者が配慮してくださいました。ありがたい。予定より、早めに会場入りできました。聞けばこちらの町長さんは、10月に選ばれた新町長。神河町も11月15日に選ばれた新町長。たまたまですが、フレッシュ町長の町をはしごしたことになります。猪名川町が終われば、今日は電車で熊本へ宵乗り。長い一日になりそうです。元気に勤められるありがたさ。今、町の同推協会長が挨拶で、先日の全同教大会にふれ、「今日はたっぷり話がきけるのが楽しみ」と言って戴いた。たっぷり願生ろうと思います!


(2009.12.9) 栗東市さきらホールの高座」

 お客様は300人。最前列には、旧知の栗東市ひだまりの家の館長さんや、草津の山本さん(神奈川の中国語落語や、島根県加茂町のあったか寄席まで追っかけてくれた、超フットワークの軽い隣保館長)など、5人が座ってくれました。おかげで、初めは乗りの悪かったお客様も次第に盛り上がり、自分でもあっという間に時間が来てしまいました。


(2009.12.10) 「早起きして博多へ

 今日は早起きして、博多です。夜は博多新治寄席の世話人が集まり、熱い懇親会です。先日の熊本、宇城市の講演のあとも、熊本の世話人さんが集まってくれました。みんなで池田進先生に献杯をして偲びました。ささやかながら、行く先々で待っていてくれる人がいます。「話を聞きたい」と楽しみにしてくれる人がいます。ほんまにありがたいとしみじみ思います。願生らねば申し訳ありません。


(2009.12.16) 「今時、特殊部落とは!」

 兵庫県のOさんよりメールを頂きました。

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 今日、新治さんに、お願いがあってメールいたしました。

このたび、許すことの出来ない、また、決して許してはいけない差別図書の件です。是非とも新治さんにも内容を見ていただき、声を上げていただけないかと思いメールいたしました。それは、吉本隆明著『老いの超え方』朝日新聞社刊2006.5.30(単行本)、2009.8.30(文庫本) 「一問一答 その三 思想編」 (単行本ではP174〜P175)

「今も特殊部落というのがあるでしょう。うかうかと話題にしていいかげんなことを言うと引っ掛かってしまいますが。僕は引っ掛かったこともあります。今はほとんどそういうことはありませんが、日常的に何となく違うグループを作っているみたいにやっていた。差別されていると言いますが、でも大金持ちやえらい人もたくさんいます。そういうのをいいかげんに言うと怒られてしまう。僕は、映画の座談会みたいなのをやっていて、『映画というのはちょっと特殊部落だからな』と言ったら『吉本はこういうふうに言った』みたいに、九州のほうのあの人たちの新聞にでかでかと出て、驚いたことがあります。」

 決して購入しないで下さい。差別者に印税が入ります。日本の全ての図書館にありますので見てください。
 
悔しくて、歯痒くて、朝日新聞社に電話しました。少し時間があってから、書籍編集部のY部長さんより電話がありました。内容は、

『本の成り立ちは、吉本隆明さんの過去の体験を語っている部分で、差別を助長するものではない。また、差別を助長する方向では、語っていない。読まれる方によっては、様々だとは、承知していますが、吉本隆明さんの感想を語っているので、許容範囲である』

 との電話でした。大手の朝日新聞社、リベラルを標榜する朝日、部落差別を当然とし、差別を茶化す吉本隆明と朝日新聞社。イデオロギーがいかに嘘かを思い知らされました。これを許したら日本の人権はめちゃくちゃです。何卒、お力添えよろしくお願いします。江嶋先生、林力先生もめちゃくちゃ怒っています。
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(メールここまで)

 今どき「特殊部落」とは?!おどろくやら、おきれるやら。吉本隆明という名前は、知っていました。偉い、偉い人と思っていました。以前受けた糾弾から、なんにも学んでいません。なにも感じていないのです。昔、マルクス経済学の大内兵衛という、これもまた、偉い、偉い先生が、同じ差別発言をしたことがあります。偉い人にもアホな最低の部分があるということです。私は、狭山事件の高裁判決と出会い、自分のなかにある、差別意識に気づかせてもらいました。おかげで、以後こんな失礼で最低のことを、言わないだけではなく、思わずに生きてこれました。部落解放運動、同和教育に感謝です。しかし、今の時代にこの発言はむちゃくちゃです。各地をまわり、被差別の方々と交流してきました。あの顔、この顔が怒りにゆがむのが、目に浮かびます。私自身も腹がたちます。許せません!批判の声をあげていきましょう!


(2009.12.16) 狭山証拠開示勧告!」

 HMさんが速報を送ってくれました。灯りが見えてきました。

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 東京高裁が、検察に証拠開示を勧告しました。早速、NHKがニュースで流した他、産経新聞がネットで流しています。先程石川早智子さんからもメールを頂きました。以下、石川さんメール

 今日は2回目の三者協議でした。門野裁判長は検察庁に証拠開示勧告を出しました。石川
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(2009.12.19) 高槻市立清水小学校」

 大阪府高槻市九中校区の人権講演会。茨木市に住む腹話術の千田やすし師匠が、近所ということで、ご夫婦でのぞきに来てくださいました。寒い体育館でしたが、皆さん、ガマンして聞いて戴きました。私も、いい感じで話せました。終わって、千田夫妻行き付けの、お好み焼き屋さんで、お接待戴きました。仕事もうまくいったあとの、おいしいお好み焼きとビール。本当に幸せでした。千田やすし師匠、ありがとうございました。


    「淡路島、室津の夕景」

 高槻から、高松へ向かっています。来年3月16日の、綾川町の新治寄席に向けての「望年会」です。写真は、淡路島室津の夕景。ものすごい風です。


(2009.12.22) 「繁昌亭願生ります!」

 昨日から、繁昌亭にお世話になっています。玉之助、南海、蝶六、七福、と親しい人が多く、楽屋もなごやかです。初日は、ごんべえ狸。マクラから、ネタにもスムーズに入り、時間もピッタリ。まずまずのスタート。今日、二日目。私の前の講談の旭堂南海さんが「忠臣蔵・赤穂義士伝義」をやっているので、そのあとに、狼講釈をやったらおもしろいだろうと、急きょやりました。マクラに余裕がなく、滑ってしまい、ネタに入っても、うわっすべりでいまいちでした。さあ、明日はどうしましょうか?


(2009.12.26) 「文福一座の望年会。」

 今日は、桂文福一座の望年会。文福一門の文鹿、まめた、ぽんぽ娘、千田やすし、豊来家玉之助、テント、三馬枝、坊枝、文福落語プロモーション、初代マネージャーの富やん、奈良町落語フェスティバル主催者の田中さん、繁昌亭前の名物喫茶「ケルン」のマスター、文福一門行き付けのお店「司」のママさん・・・とにぎやかでした!
 明日は繁昌亭、楽日、願生ります!


(2009.12.27) 「繁昌亭、楽日。

 繁昌亭、無事に打ち上げました。年末の閑散期にしては、よく入りました。福岡から、川崎亭好朝さん、こいもさん、ご夫婦が来てくれました。ありがたや、ありがたや!

繁昌亭楽屋にて、左から遊喬、蝶六、新治、南海。

左、七福さん。右、遊喬さん。


(2009.12.31) 露の五郎兵衛一周忌追善公演のご案内」

 2010年3月7日(日)〜10日(水)、上方演芸特選会(特別企画)「露の五郎兵衛一周忌追善公演」。会場は大阪千日前の国立文楽劇場、13:00開演。出演は、露の眞(まこと)、露の団四郎、「にわか」・露の団六、「浪曲」・京山幸枝若、「漫才」・二葉由紀子&羽田たか志、桂福団治、(お中入)、追善口上、五郎兵衛ビデオ上映、林家染丸、立花家千橘。木戸銭2,800円。
 
新治の出番はありませんが、皆様、よろしくお願いします。


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