土居中学校を守る会に連帯する!!

応援メールはこちら

 四国中央市の土居中学校が、同和教育つぶしの攻撃を受けています。以前、土居中学校に伺ったこともあり、連帯、応援したいと思います。「土居中学校を守る会」に連帯する寄せ書きを集めています。
 カンパも少しずつ集まっています。集会に送って、
披露して戴こうと思います。写真は、繁昌亭の楽屋にて。21日まで出ていました。これが、ほんまの「寄席書き」!

(新治)


集会の呼びかけ

土居中学校を守る会

 愛媛県四国中央市の土居地域(旧土居町)は、愛媛県の中では早くから同和教育に取り組んできた地域です。その土居町の同和教育の中心的な役割を果たしてきた土居中学校では、同和教育を基盤に据えた教育を展開し、近年は「今、私たちの手で差別を許さない環境をつくろう」をテーマに総合的な学習を進め、人権の実践力育成を目指した営みを続けてきていました。
 
一昨年愛媛で開催された全同研大会では、その関連事業として授業や人権集会を公開し、同時に「荒れ」を克服し、全校体制で学力保障に取り組んできた学校です。また、大人教さんが開催している「熱と光を!中学生フォーラム」でも、土居中の生徒さんたちが毎年活動報告をしてくれているので、ご存知の方も多いと思います。

 ところが、その土居中が、全同研愛媛大会が終わった昨年度あたりから、同和教育つぶしを受けています。異常な人事によって校内が混乱し、インターネットによる攻撃、くわえて某政党による同和教育反対キャンペーンなどが開始され現在にいたっているようです。
 
今後、この動きに乗じてこれまで同和教育や同和行政をつぶしたがっていた勢力が一気に同和教育つぶしの動きを強めてくることも考えられます。生徒たちは非常に混乱しており、教師不信から「荒れ」を様相を見せ始めていると聞きます。

 最近では、校長が生徒指導中に机を蹴り、その机が生徒の足に当たったということで、11月15日に校長が保護者から被害届を出されました(この件の背景にも教員や某政党の関与があるようです)。そして、このことが新聞や地元テレビ局のニュースで流れ、かなり動揺しています。

 しかし、長年進めてきた土居町、土居中学校での同和教育に賛成している住民で「土居中学校を守る会」という組織を立ち上げ、次のように500人集会を開催することになりました。お近くの方は、ぜひご参加ください。

 日 時  2008年11月26日(水) 19:30〜

 場 所  四国中央市 土居文化会館ユーホール

 主 催  土居中学校を守る会

 内 容  (1)事件の経過報告 (2)意見交換(土居中のすすめてきた人権教育の検証)


連帯のおたより

 まいど配信ありがとうございます!土居中学校の件、三重松阪の高校教員による差別事象、裁判(二審で運動体の糾弾権は認められたものの、県教委に賠償責任)の構図と似通っていそうで、「行ってこの目で確かめたい」とは思いつつも、距離的日程的にやっぱり無理のようです。新治さんの行動を見習い、また一昨年の全同教愛媛(プレ西条市、松山市)、この夏休みには息子と妻とで訪れた道後温泉など、思い出の地縁つながりということで、「連帯」のメッセージを届けたい。ハガキにするかパソコン書面にするか、思案中です。【08.11.22 三重県鈴鹿市 WY様】


土居中学校よりお礼のメール

厳寒の候 ますますご壮健のことと存じます。

 さて11月26日の集会に際しましては、元気の出るメッセージ、皆さんの魂がこもった寄せ書き、そして支援カンパをお届けくださり、本当にありがとうございました。外川正明さんや露の新治さんとの出会いの中で、こうして同和教育を進める全国の仲間の皆さんの熱い連帯の気持ちと行動力を目の当たりにし、感激すると同時に私たちがこれから進んでいくべき方向をも教えて頂いたように思います。私たちも全国各地でがんばっている皆さんに連帯し、共に歩んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。 なお、今回の集会では、皆様から様々なお立場や体験を踏まえたご意見、私たちになかった視点をたくさんいただきました。それらを貴重な提言として、我々の課題や今後の進むべき方向性について急いで協議し、またその経過等も随時報告させていただきたいと思いますので、今後とも何とぞよろしくお願いいたします。共にがんばりましょう!

  2008年11月30日

      愛媛県四国中央市         

             土居町の人権教育を考える会


趙博さんと

 昨日、ほんとうにいい会でした。7日法然院、8日繁昌亭、二日とも私にとっては忘れられない時を過ごしました。おおきに!! 写真をお送りします。(趙博)

(2008.12.9)


寄せ書きをバックに

 寄せ書きもたくさん集まりました。会場に貼って、お笑い人権高座、願生りました。


土居中学、同和教育への応援を!

 フォーク歌手の北川亮佑さんが、年明けの、奈良県人権教育研究協議会の旗びらきに出演。土居中学の同和教育への連帯を呼び掛けるそうです。支援の輪は広がっています。しばらく東京で仕事ですが、寄せ書きも持ってきました。二枚目です。もう隙間がほとんどありません。東京の人権企業連絡会の方々にも支援を呼び掛けます。教育長や、副町長という行政の幹部の方々も、快く署名をしてくれます。署名を集めていると、土居中学の同和教育、土居町の解放運動は全国的に有名だとわかります。現場で実践し、全同教などで常に発信し、願生ってきた努力が活きています!願生ります!


署名、続々と!

 もう書ききれません。熱い連帯、支援の輪が広がっています!願生!


土居中学へ、激励送りました!

 皆様、ありがとうございます!寄せ書きは、もう書ききれません。カンパも、たくさん戴き、12月27日、無事に「土居中学を守る会」へ届けました。カンパを寄せて戴きました方々へは、後ほど御礼状が届くと思います。本当に皆様ありがとうございました。闘いまだまた続きます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。(露の新治 拜)

ちゅうきれん新聞「ハロー」の記事

(↑クリックで拡大)

新ちゃんのお笑い人権小咄(第五十三席)

露の新治

 愛媛県土居町。あの江口イトさんのふるさとです。江口さんは、詩人で「招かれなかったお誕生会」「人の値打ち」という、同和教育の中では、有名な詩をたくさん作ってはります。そんな所ですから、差別を無くそうと、同和教育も解放運動も活発です▼愛媛県には、解放同盟は少なく、愛媛同対協という組織があるのですが、その中で先進的な運動を繰り広げてきました。全同教大会でも積極的に実践報告をしてきました。ところが、例の市町村合併です。糖尿病の合併症も難儀ですが、こちらもいろいろ問題があります▼「糖尿病も市町村合併も、どちらも末端から衰えてきます」合併して、四国中央市という、立派な町になったのはいいのですが、同和教育に温度差があります。他の町が「土居町を見習って、同和教育をしっかりやろう」とはなかなかなりません。それぞれの事情がありますから。土居中学の先生方は、そんな中で、今まで積み上げてきた同和教育を守ろうと願生っておられます。ところが、そこに問題が▼発端は、赴任してきた先生とのトラブルです。これは、校内の問題です。ところが、そこに、政治的な意図を持った勢力が介入してきました。これは、かって各地で見られた、解放運動バッシングと同様です。解放運動への批判だけなら、言論の自由ですが、これが差別意識と結びつくから、やっかいなんです。そして「皆さんが、面と向かってものを言えない、解放運動や同和教育にきちんとものを言います。彼らの横暴から、教育現場を守りましょう」という声は、結局「部落のもんが、のさばっている。うっとおしいな」と感じている人たちの心に染み透ります。これはもう差別意識そのものです▼つまり、差別意識にのっかり、それを広める中で、ポイントを稼ごうという卑怯なやり方です。ところが、残念ながら、この攻撃は効くのです。それだけ、まだまだ差別意識があるということです。だから、同和教育も、解放運動もまだまだ願生らなければならないのです。そんな攻撃に負けてられないと、地元市民の有志が「土居中を守る会」を結成。弾圧を跳ね返し願生っています▼私も応援に、寄せ書きとカンパを集めています。天満天神・繁昌亭での、お笑い人権寄席。楽屋の仲間にもお願いしました。寄席の楽屋で書いて戴く、これがほんまの「寄せ書き!」願生。

 愛媛・土居町から。

 愛媛県土居町から嬉しいお便り!前進です。以前、ホームページにクレームを付けてきた人間が起訴されました。以下転送です。

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 『新治師匠、ながらくのご無沙汰すみません。全国のみなさんにも申し訳なく思っております。
 
さて、こちらもかなりダメージを受けておりますが、ネットなどで土居の同和教育を攻撃していた人物が名誉毀損罪と傷害罪で起訴されました。以前から家宅捜索されてパソコンを押収されたりしていたらしいですが、本日11月28日の毎日新聞(愛媛版)に、起訴されたことが掲載されていましたのでお知らせいたします。

 

記事全文>

「ネットで同僚の名誉毀損」

  地検西条支部 中学教諭を起訴

インターネットの掲示板に同僚についての虚偽の内容を記載したなどとして、松山地検西条支部が、四国中央市の男性中学教諭(50)を名誉毀損罪などで松山地裁西条支部に25日に起訴していたことが分かった。
起訴状によると、被告は昨年5月、自宅のパソコンからインターネットの掲示板に、当時の同僚3人の名前を出し、教育委員会の担当にわいろを送っているなどと虚偽の内容を書き込み名誉を毀損した、としている。
 
また、被告は昨年1月16日午後3時ごろ、当時勤めていた中学校で、同僚教諭の左ほお部をひじ打ちし、3週間のけがをさせたとして、傷害罪でも25日、起訴された。

 この記事には「同和教育攻撃をしていた」ことは出てきませんが、書かれている被害者(名誉毀損も傷害も)は、全員土居中学校で同和教育を熱心に進めていた人物です。やっと闘いがはじまりました。とりあえずご連絡まで。』

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 これとは別に、このホームぺージだけでなく、「土居中学の同和教育、願生れ!」の寄せ書きに署名してくれた人や、寄せ書きのことを原稿にした、中企連機関誌「ハロー」の編集部にまで、文句を言ってきた人もいました。狭山も三者協議が実現しましたし、足利事件も灯りが見えてきました。願生っていれば、いつか必ず、願いはかないます!願いに生きましょう!

【2009.11.28 新治】


愛媛・土居からの報告です

 ながらくご無沙汰しております。愛媛・土居町の人権教育を考える会です。昨年11月の「土居中学校を守る会」へのご参加をはじめ、全国の多くの仲間の皆さんが、土居町の同和教育を支援してくださっており、本当に感謝しております。今日は、久しぶりの報告をさせてください。
 
全国の仲間のみなさんから温かい励ましをいただいて、私たちもがんばってきました。しかし、その後も、土居町・土居中学校に対する同和教育攻撃は止むことなく、インターネットでの誹謗・中傷が、教員の子どもや家族にまで及んでくるような状況になりました。
 
ある政党によるビラ攻撃が始まり、あげくの果てに、全く的を得ない民事訴訟で訴えられたりして、関係者は精神的にも肉体的に限界まで追い込まれてきました。ついには、体調を壊して倒れる者まで出てきました。
 
そんな中、今春土居中学校では、これまで同和教育を推進していた主な教員は全員転勤となりました。しかし、決して絶望することなく、それぞれの場所でできるうる限り、先生たちの信ずる教育をおこなってくれていると思います。
 
そして、先日、やっと事件の真相があきらかになってくる新聞報道がありました。11月28日・29日の新聞に、土居中の教員を誹謗中傷して攻撃していた人物が名誉棄損で起訴されたという記事が載っていました。少し紹介させてください。11月28日、毎日新聞・愛媛版の朝刊です。

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【上記と同じ記事】

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 この記事には、同和教育攻撃のことは書かれていませんが、インターネット上では、現実を何も知らずに好き勝手な理屈を並べられて同和教育攻撃が、差別的な表現もまじえて、ひっきり無しに続いていました。しかし、個々の考え方や主張が、そのまま「犯罪」であるとは言いにくくとはっきり言えるのは、個人への名誉棄損は「犯罪」であるということだそうです。
 
記事に出ている名誉毀損された3名の先生、また殴られた先生方は、全員、土居中学校で同和教育を先頭になってすすめていた先生たちです。同じ先生どうしの中ですから、なんとか和解したかったようですが、書き込みは消してくれないし、殴った謝罪もしてくれなかったそうです。
 
ネットでの同和教育攻撃、教員攻撃については、大部分が海外サーバー経由でされていたので、ほとんど証拠がつかめていないようなのですが、ホンの一部、国内の掲示板に書き込まれていた部分だけが、IPアドレスから書き込んだ人物が特定され、今回、名誉毀損罪での起訴となったようです。
 
どちらにしても、こうしたインターネット上の卑劣な誹謗中傷が、やっと白日の下に晒されるようになった、という意味では、私たちにとっては、夜明けを感じさせることになりました。とてもしんどかったのですが、やっとここまでたどり着いたぞ!という気持ちでいっぱいです。
 
しかし、起訴された教諭の「不起訴を求める会」という組織も某政党が立ち上げています。書き込んだことも、手が当たったことも本人が認めているのに「でっち上げだ」とまたキャンペーンを繰り返してくるのでしょう。その渦中で翻弄されているであろう起訴された教諭も、ある意味で被害者であると思います。
 
ネット上ではなく、直接人間と人間が手を握り合って話すことができていれば、ここまでこじれることもなかったでしょう。しかし、同和教育は、もともとすべてが逆風の中、心ある先輩たちが子どもや親のくらしに寄り添いながら、小さな灯火をともして歩いたのが出発点だと思います。
 
私たちも今一度原点に返り、ズタズタにされ、生活を壊され、倒されながらも、したたかに、謙虚に、人間としての道を、同和教育を守り抜く闘いを地道に続けていることを報告させていただきます。
 
これからも、共にがんばり続けましょう!

【土居町の人権を考える会】



 ご無沙汰です。刑事事件の方の一審判決、出ました! やはり、悪いことしたら罰せられますね。とり急ぎ、ご報告がわりに新聞記事を送らせていただきます。

【土居町の人権を考える会】


(2011.4.21)


「土居中事件裁判報告集会」報告(2011.7.17)

 「土居中事件裁判報告集会」が昨夜開催されました。会場には、地元の方々を中心に約200名の方が参加され、予定時間を30分以上オーバーするほど熱心に聴き入られ、意見が出された集会でしたので、長くなりますが、その様子を報告します。


 まず、開会の主催者の挨拶に続き、同じようにネットで実名をあげられて誹謗中傷された県会議員の方の挨拶があり、「教育現場を守る冷静な取組と時には勇気をだして行動に移すことを」という連帯のメッセージがありました。

 続いて、傷害事件の被害者である元土居中の教員より、この裁判は、2008年度に土居中に異動してきたK教員による同僚教員への傷害事件とインターネットの掲示板等を使った名誉毀損行為が、検察から起訴されものであることを整理され、ひとつずつ、真相と判決について以下のような経過を解説されました。

 傷害事件については、冷静な他の教員に対して一方的に言いがかりをつけて激高しているところを止めに入ったこの先生の左頬を、空手経験者であるK教員が右肘うちで、全治3週間の怪我を負わせたというもので、本人は、この行為を否認していました。
 ところが、裁判の中で、本人が常に携帯して録音していたボイスレコーダーに当日の夜、自宅で連れ合いさんと話合っていた声が録音されており、(これは本人も気づいていなかったようで、押収した警察が見つけ出したものだそうです)、そこには、以下の様な会話が録音されていました。

 K教員「当たったんやないよ、当てたんよ」「肘打ちは見えんのよ」
  妻 「どの辺やったん」
 K教員「アゴ」
  妻 「アゴなら大丈夫じゃわ…頬骨や目に入れたらいかんよ…ケツに入れたらよかったのに」 
 K教員「ケツ?」
  妻 「抵抗する感じでケツかワキバラよ。ワキバラに入れたらよかったんよ」
 K教員「それはいい考えじゃ、練習しよか」
  妻 「顔はやっぱり目立つしいかんわ、やっぱりワキバラじゃわ」


 以上のような驚くような会話が法廷に提示され、意図的に傷害を加えたことが明らかになりました。

 次に、名誉毀損行為については、上記の傷害事件以降、ホームページやネットの掲示板に、土居中の教員の実名をあげ、誹謗中傷と言うよりも、社会的な信用を著しく傷つけるような書き込みや、教員の指示に従わないように生徒を扇動するような書き込みが大量に行われ、名前を使われた教員も含めて、生徒や保護者から不信を招かれていないか、不安や動揺が広がった事件でした。
 ところが、この件については、警察が押収したK教員のパソコンから、データが見つかり、本人も10以上の名前を使って100件以上の書き込みをしたことを認めていました。

 ところが、このK教員を支援するという勢力の人たちが、議会で、「傷害はでっちあげ」「土居中の同和教育を批判するネットの書き込みは、心からの叫びであり真実である」として、とりあげたり、大量のビラを全戸配布したり、そして、裁判を支援するとして行動し、それに乗じた教委が、「勤務年数が長い」という理由で、土居中の教員を、3年間で4分の3以上も異動させるとともに、「合併したのだから他校と同じように」という理由で同和教育潰しにでてきました。

 そして、この4月に一審の判決がだされ、傷害・名誉毀損ともに認定され、K教員に「懲役4ヶ月、執行猶予2年」という実刑判決がだされました。
 しかし、被告とその支援団体は、名誉毀損は認めたものの、傷害はいまだにでっちあげだとして、控訴しました。また、検察も、「この量刑は少ない」として、控訴を決めました。

 このことを受けて、全面的に土居中の皆さんを支えてこられた弁護士さんから説明があり、判決では、K教員は初犯であり、その職を解かれるなどの社会的制裁を受けるだろうから、量刑が少なくされたが、K教員は、いまだに教員を続けているし、被害者に謝罪もしていないし、書き込んだHPやネット掲示板もそのままにされているなど、ネット犯罪の重大性から、判決が出てても何も状況は変わっていないことを受けての検察による控訴と考えられると説明され、そして、

@K教員を支援されている人たちは、ボイスレコーダーの証拠や、本人が書き込みをした事実を認めていることを知った上で、それでも支援されているのなら、その責任は明確にされること

A自分のした行為が、間違いだと分かれば、謝罪すること、被害を償うことが、まず当たり前のことであること

Bそもそも、K教員の健康状態を知った上で、土居中に配置した教委、問題が発生したときに適切に行動しなかった教委、そして、ネット犯罪を行った職員に対して適切な指導をしていない教委の責任は大きいこと

Cそして、K教員の行動を煽り、扇動し、土居中の教育活動を困難な状況にした人たちの責任は極めて重大であること

 などが指摘されました。
 会場からは、高校の先生や保護者の方、元教員の方、地元の人対協の方から、一番の被害者は、土居中の子どもたちであることを踏まえて、真実を広げる闘いを四国中央市全体に広げていこうという提起が続きました。

 土居中だけに留まらず、この10年近くの間に、各地で、意図的に「同和教育をやめさせよう」という勢力が蠢き、それに便乗して、「当事者の人権(学力や進路)保障をしない人権教育」や「心がけ思いやりの道徳教育」へと押し込もうとする動きが広がって来ました。


 私は、土居中のこの裁判経過を通して、そうした人たちにどうしても聞きたいということが、浮かびました。それは、「同和教育を辞めて、何かひとつでも子どもたちにとってよいことがあったのですか」ということです。いかがでしょうか。長くなってすみません。土居の皆さんは、元気に次の闘いに進まれるとのことです。以上報告でした。【2011.7.18 集会参加者の一人 様】(2011年7月17日に、土居中学校での事件についての裁判報告集会がありました。参加者のお一人から、報告を頂きましたので、了解を得て掲載させていただきます。)

「土居中事件裁判報告集会」報告(2012.5.2)

 4月27日に、土居中学を混乱に陥れたK教諭の二審判決が高松高裁でだされ、1審判決の懲役4月、執行猶予2年が破棄され、「反省の念に乏しく、被害回復の措置を取っていない」ため量刑不当として、更に厳しい懲役1年6月、執行猶予4年の判決がだされました。土居中学校が、被った打撃の大きさを考えると、この判決だけでどうとも言えないものの少なくとも、同和教育潰しのために行われた某政党をバックにした策動の卑劣さが明確になったと思います。土居中学校の皆さん、支えてこられた皆さんの粘り強い闘いとご苦労に心から敬意を表します。
 加えて、この判決では、インターネット掲示板による誹謗中傷についても、名誉毀損が認定されました。こうした行為が野放しとなっている中で、この点は今後の差別撤廃の闘いに大きな意味をもつと思います。


【2012.5.2 集会参加者の一人 様】
(前回も報告をいただいた方から、続報を送っていただきました。同和問題に関する逆風が吹きすさぶ中、画期的な判決だと思います。)

「松山地方裁判所で勝訴」(2012.7.18)

 本日、愛媛県・四国中央市・土居中学校元校長・前校長・元教務主任・元学年主任の6者が元土居中学校養護教諭から提訴されていた損害賠償請求訴訟の判決が松山地方裁判所でありました。
<主文>
 「原告の請求をいずれも棄却する。
 訴訟費用は原告の負担とする。」
との判決が言い渡されました。相手方支援者・政党関係者が大挙して傍聴に来ており、判決後裁判官に罵声を浴びせて一幕もありました。相手側は運動のためにやっている訴訟でしょうから、当然控訴するとは思いますが、一審でこの結果が出たことにまずは安堵しています。事件発生時から支援を頂いている全国の仲間に皆さんに、取り急ぎご報告と感謝の意をお伝えくだると幸いです。
(関係者より連絡が届きました。)

「土居中4教員、汚名返上」(2012.7.19)

 同和教育を教育活動の根幹においてきた愛媛県・土居中学校で、2009年1月、中心となって教育活動を推進してきた4教員が、それを快く思わない養護教諭から損害賠償請求で訴えられていました。この民事訴訟は、原告の養護教諭が「同僚にいじめられた」などとして訴えましたが、その具体的な事実がはっきり提示されていません。訴状をみても、原告の勝手な解釈や思い込みに基づいて無茶苦茶な主張が展開され、個人的な腹立ちをぶつけられるような形で提訴されているような印象を受けます。こんな杜撰な内容で訴訟を起こしても違法ではないのか・・・。新聞記事にあるように、原告は自らも覚えていないようなことで同僚教員を訴えているのです。
 4人の先生にしてみると、身に覚えのないことで訴えられ、原告の記者会見での主張がテレビニュースや新聞で報道され、また特定政党が市内全域で大キャンペーン。転勤先においても偏見にさらされるなど理不尽な仕打ちを受けてきました。

 訴えを起こされてから3年半、この間に4人の先生方や土居中学校、そして子どもたちには大きく深い傷跡が残りました。昨日の判決で原告の主張は全面棄却されましたが、既に遅すぎた感もあります。
 しかしながら、県教委・市教委からも切り離され、自主自闘を続けてこられた4人の先生方に着せられた汚名が少しでも返上され、その屈辱が少しでも晴らされたことは、事件当初から支援してくださっている全国の仲間のみなさんと共に素直に喜ぶべきことです。
 それでもまだ原告らは、自分の主張が通らないと裁判官をののしり、請求が棄却されたら騒ぎ続け「反権力」に酔っています。原告側の控訴によって、またこれからもあいまいな記憶で被告らの行為をあげつらい、難癖をつけて高裁の法廷でショーを演じ、無実の人間を追い込み、有形無形のダメージを与える悪質な行為は続きそうです。今後とも4人の先生方と共に、地道にがんばっていきます。

(関係者より、続報が届きました。)

「最高裁、上告棄却」(2012.8.18)
 土居中事件のうち、傷害・名誉毀損の刑事裁判についての報告です。二審で有罪判決が出た後、相手側は最高裁へ上告していました。その後、相手側はビラやインターネットを通じて上告趣意書をばら撒くなど土居中教師へ非難、土居中の同和教育に対する非難を繰り返してきましたが、最高裁はあっさりその上告を棄却しました。今朝の愛媛新聞に掲載されていましたのでお知らせします。
 ネット上での相手側の情報などを見て、土居中の教師や教育内容にも問題があったのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、少なくともこの事件に関しては問題の本質は実にはっきりしているのです。
 「当たった(殴った)」こと、「中傷をネットに書き込んだ」こと、「今も謝罪していない」こと、「今も同様の書き込みがネット上にある」ことは、双方ともに認めていることですから、最高裁としても、審議するに値しないような明白な案件、という判断ではないでしょうか。
 事件は誰の目にも明らかな当たり前の結末へ向かって一歩一歩進んでいます。
そうなると、学校内のトラブルから騒動を大きくしていって、いったい誰が得をしたのかが見えてきます。
 しかし、最初から一貫して事態を放置してきた市教委。この期に及んでも誰に対して何を「陳謝」しているのか、よくわかりませんねぇ・・・。

(地元支援者より、最高裁上告棄却の報告が届きました。)

 刑事公判中のK教員による傷害・名誉毀損事件ですが、平成24年8月15日に上告が棄却され、8月31日に、懲役1年6月、4年間執行猶予の刑が確定しました。
 異議申し立ても棄却されて刑が確定しました。K教員を監督する立場にある市教委や県教委は、被害者に対してどう謝罪し、被害回復の手段を講じるのでしょうか。それとも被害者が市教委・県教委に対して損害賠償請求の民事裁判を起こすまで、第三者面して知らん顔をし続けるのでしょうか。K教員から直接被害を受けた者だけでなく、この事件で非常に心を痛めた子どもに集う生徒や卒業生、そこに連帯して自ら立ち上がった生徒たち、親、地域、そして半世紀以上にわたって同和教育を積み上げてきた全ての土居町民に対して、どう責任を取って行くつもりなのか。教育委員会には最低限、事態を把握しながら詳しい調査もせず、K教員を個人的にかばいたいあまり、何もしてこなかったという不作為の責任はあると思います。判決が確定した後、市教委県教委がどう動くか、あいまいに済ませることはできないのではないでしょうか。

(地元支援者より、刑の確定ということで報告が届きました。)


土居中学校を応援するメール

「土居中学校を応援、連帯する」
土居中学校の件、心がひどく痛みます。競争し勝利することが人生の意味のように勘違いし、差別を生み続ける中、唯一と言っていいぐらい警鐘を鳴らし続けている「同和教育」が暴力により阻害され踏みにじられることが悲しくてたまりません。私も教育委員をさせていただいていますが、自分の現場でも一石を投じ続けなければと、改めて思いました。【2012.7.24 長崎県 T様】

 土居中学校を守る会の皆様、頑張って下さい。同和教育は差別といじめを解消する為の教育です。同和教育は基本的人権の重要性を理解し、人権尊重の意識を高める教育であり、今日の世界が求めている思想です。完全解決の日まで頑張って下さい。応援致します。【2012.7.25 横浜国際人権センター一同様】

 同和問題を正しく理解し、解決に取り組むことは、他のすべての差別の解消につながると私は確信しています。土居中学校のいままでの取り組みに敬意を表し、これからの取り組みを心から応援します。土居中学校のことはネットで調べましたが、中傷投稿の余りの多さに改めて逆風のすごさを感じました。お疲れさまです。秋の日比谷野外の狭山集会はぜひご一緒させてください。【2012.7.25 神奈川県 W様】
 今なお言われなき差別を受けている人がいるという事実を理解せずに、人を人と思わない邪見、自分の物差しだけで人の優劣を計る我見、今の安定した生活を守りたいために相手をおとしめる偏見により、同和教育つぶしを平気で行っているということに憤りを感じます。しかしそのことに正面から向き合っている皆様に敬意と応援したいという念が心にあふれています。仏の教えには、左右上下がなくすべてが平等でお互いが認め合う存在であると説かれています。これからも間違いは間違いと言えるそんな心と行いで、ともどもに頑張(新治さん流「願生」)りましょう。【2012.7.25 新潟県 AS様(僧侶)】

 「土居中学校を応援、連帯する。」私は、2008年の「土居中学校を守る会」の集会に参加して以来、ずっと関心を持って見守ってきました。地裁での民事裁判の勝訴、おめでとうございます。三重県の「松阪商業高校教員による差別事件」で被告とされ、地裁、高裁と敗訴(負けたとは思っていませんが・・)してしまった私としては、自分のことのように嬉しく思います。この事件で、差別事件を起こした教員を支援していた政党と団体は、高裁で「差別から逃れようとする行為は幸福追求権として憲法で認められている」と理不尽な主張を繰り返し、自分の住んでいる団地が部落と間違われることから忌避しようと隣の町内会に団地ごと移動する運動を画策した差別教師を擁護し続けました。一時は、事件を起こしたことを真摯に反省し、生き直しを始めようとしていた教員を取り込み、政党・団体の宣伝、主義主張の場に利用し続けたのです。政党に属する市会議員や県会議員のHPで悪宣伝を繰り広げる手法は、土居中学校でも同じです。この政党。団体がなくなれば、もっと早く差別問題は解決すると思っています。これまで刑事・民事と長い裁判闘争に追われ、心身ともにしんどい思いを重ねてみえたことと思います。まだまだ大変な日々が続くと思いますが、健康に留意され、ご健闘いただきますよう祈っております。松商事件では、新治さんには随分お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。【2012.7.28 三重県松坂市 MT様】

 いつもメールNEWSありがとうございます。ホント毎日暑い!ですねぇ。さて土居中の件ですが、ホームページを久しぶりに拝見(笑)。早速、2008年11月に応援連帯メッセージを送った土居中学校を守る会宛に、暑中見舞いを投函しました。「江口いとさんの人の値打ちが大好きです。そんな出会い、ご縁を同和教育は与えてくれました。親父も連れ合いも露の新治さんの大々だぁいのファンです。くれぐれもご自愛のほどお祈りしています。願生!」 世の中、あまりにもいろいろなことがありすぎて(苦笑)、だからいろいろな人との出会い、そのつながりに感謝する毎日です。今日は人間ドックに行ってきました。【2012.8.1 三重県鈴鹿市 WY様】
 土居中学校の裁判の勝利、とりあえず、当たり前ですが良かったですね。今、マスコミでは大津中学校のいじめ問題が大きく取り上げられています。新聞報道だけで判断しても、これは犯罪です。部落問題を「差別」という普段使用しない言葉で理解させるのではなく、「部落問題は大人が伝えてきたいじめです。」がストンと胸に落ちます。大人や教師が「いじめ」はいけません、「いじめ」は差別です、相手の立場に立とうとか、深刻に話をしても、普段の大人の行動が「いじめ」に見えます。その結果、「いじめ」ても良いのだ、この程度は「いじめ」ではないと思う、等々、子供たちはしっかり大人の背中を見て行動しています。土居中学校の事件経過(内容)を大人だけでなく子供たちにもしっかり伝えていく必要があります。 土居中学校で闘っておられる先生方や同士の方々に心より敬意を表します。土居中学校への誹謗中傷、このこと自体が部落差別そのものです。部落差別はまだまだ生きています。連帯のエールをお送りします。【2012.8.1 長崎県 AT様】
 「土居中学校を守る会に連帯します。」 土居中学校で起こっていることは、どの町でも起こりかねない恐さを感じます。私は、同和教育は日本の人権教育の基盤であり、今後の日本の人権教育の大きな柱となるべきものと信じてこれまで活動してきました。 掲示板に誹謗中傷を平然と書き込んだり、職場の同僚に傷害を加えるような人権感覚の無い人たちには、絶対に負けたくないです。全国には土居中学校を応援するなかまがたくさんいます。みんなで力を合わせて「良き日のために」願生りましょう。【2012.8.2 熊本県熊本市 TN様】
 「応援メール」 自分より良く思える人を叩いてすっとしたい・・・、叩かれてもいいと思える人を存在させることで自分を優位におきたい・・・、そんな気分を根っこに持つ人々を意識的に煽る組織・政党が、土居中学で心ある教育を進められてきた関係者の方々を苦しめているのですね。どうか踏ん張ってください。私たちが生きている社会が人間が生きることを本当に大事にするには、差別を認めない具体的な仕組みづくりと合わせ、そこに至る見識を持つ人間が育たなければなりません。教育の現場はだからこそ大事であり、攻撃の的にもなるのです。でも一人ではないですから、潰されないようじっくり輪をひろげましょう。【2012.8.2 兵庫県明石市 O様】

 「土居中学校の裁判に寄せて」 暑中お見舞い申し上げます。私もMTさんと同じく三重県の「松阪商業高校教員による差別事件」で被告とされた一人です。私たちの場合は差別事件を起こした教員が自己の保身をはかり、その後彼を利用した団体と政党が裁判に持ち込んで一方的な主張(曲解や捏造など)を繰り返し、団体や政党の宣伝の場に利用し続けたのです。私も当時の事を思いおこすと、同和教育を攻撃する事が彼らの主たる目的ですが、裁判を起こすことにより携わる人々や熱心に活動する人の間を分断し孤立化させる事も目的の一つと考えていました。それだけに彼らの主張が認められれば三重県の同和教育が大きな打撃を受け、三重県内で地道に活動し日々実践を重ねてみえる方々の努力を台無しにしてしまうと思い、裁判闘争をしてきたことを昨日のことのように思い出します。あまりにも身勝手な主義・主張やその手法は、土居中学校でも共通しているのかと感じます。長く裁判をしていると心身ともに疲労されているでしょうし、健康に留意されることを願ってやみません(私は裁判闘争中に体調を崩したこともありました)。同和教育は自分のあり方・生き方を見つめ直していく大事なものです。差別事件の取り組みや裁判を通して人の醜さを知りましたが、温かさも改めて知りました。土居中学校のみなさんに連帯の意を表しご健闘いただきますようお祈りいたします。露のさんにはその節には随分とお世話になりご教示いただきました。ありがとうございました。【2012.8.4 三重県津市 KI様I】

 土居中事件の経過をずっと心配していました。私も愛媛出身で、土居町の同和教育に多くのことを学ばさせてもらってきました。今回の事件で、一番心配なのが、子ども達のことです。
 解放子ども会に集う子どもたちや、土居中学校で、同和教育をうけて、反差別の思いでつながってき子どもたちが今は、高校生や青年になっています。
 でっち上げの事件で、差別キャンペーンをはり、堂々と同和教育攻撃をしてきた教職員や某政党と支援者。そのキャンペーン事態が、どれだけ、部落の子どもたちや、反差別の生き方をしようとつながってきた子ども達を傷つけ、ずたずたにしてきたか。その姿を見る、部落の親や地域の人たちの悔しさ。憤り。不安。怖れ。
 裁判に勝ったとはいえ、ずたずたにされた土居町、そして地区の人たちの傷は癒えてはいません。何十年もかけて築き上げてきた、土居町の反差別の営みとつながり。これから、ひとつ、ひとつ、奪われたものを取り返していく営みに、私も出来ることからやっていきたいと思います。
 今回の事件で、本当にがんばらないといけないのは誰なのか。この闘いの中で、誰が掌をかえしていったのか。しっかりと差別の現実をみつめ、私自身も歩んでいきたいと思います。【2012.8.5 山口県 KY様】

 土居中学校で同和教育を進めてくださったみなさんへ。みなさんが、土居中学校で同和教育を積極的に進めてくださったこと、しかし、それを快く思わない人たちがみなさんを排斥し、同和教育をつぶそうと画策したことによってみなさんが困難を強いられていると聞きました。同和教育をもっと進めなければならないと思っている者のひとりとして、くやしく、憤りを覚えています。しかし、裁判によって、その一部をはね返すことができたと聞き、心からうれしく思っています。とはいえ、一度壊されたものを元に戻すのは大変だと思います。でも、みなさんがなさってこられたことが教育のあるべき姿だと、私は確信しています。どうかくれぐれもお体に気をつけて、信じる道を進んでいただきたいと思います。
 長野県でも、2002年以降、同和問題がまったくわからない知事の意向もあって、同和教育が停滞・後退してしまいました。今、少しもり返したところですが、かつてのようにはなかなかなりません。そうしたなかで、すでに死語になったはずの最悪の差別語があちこちで再び発せられています。結婚差別も起こっています。はぎしりする思いをしています。
 遠くに住んでおりますので、お訪ねする機会はなかなか得られませんが、まずはみなさんのご健勝と、そしてご活躍を、長野の地からお祈りします。私もめげずに願生ります(笑)。【2012.8.5 長野県 SY様】

 わたしも、同和教育を仲間と一緒に本気で取り組もうとした時、1文字30cmの差別落書きを受けました。随分前になりますが、真っ赤なペンキで「○○のばばあ、□□くるな」とか「○○死ね」とか、書かれたのです。白板いっぱい程の大きさに書かれたその落書きを見た時のことは今も鮮明に残っています。やってきた同和教育が間違っていたのだろうかと沈みかける私たちを「間違ってない!!」と教えてくれたのは、私が尊敬していた人でした。「お前たちのやってきた同和教育はそんなものやったのか!ろうそくの灯やったのなら、今こそ火柱上げる時やろ!」と力をくれたのです。そして、何より力をくれたのが「本当のことを町民の人たちに知ってもらおう」と、学校の壁をぐるりと書かれたその中学校で集会を開いた時の子どもたちの行動でした。体育館にメジャーで測ったように並べてくれた400の椅子、駆けつけてくれた人の足らない椅子を教室から200、並べてくれた子どもたち、アンケート箱を胸に抱えて大人から受け取ってくれる姿を見た時、「やっぱり同和教育をしてきてよかったんや!間違ってなかったんや!」と涙が溢れてとまらなかったことを思い出します。土居中学校の先生!子どもの姿だけを、子どもの現実をしっかりと捉え、ぶれることなく正しいことに取り組んでいきましょう!!自分たちを信じてついてきてくれている子どもを・なかまを信じて願生りましょうよ!!きっと人権の火柱は高々とあがると信じて願生りましょう!【2012.8.6 三重県 NN様】

 「土居中を応援するページ」を拝見しました。露の新治さんのサイトに「土居中を応援するページ」をずっと掲載してくださっていること、感謝です。サイトを管理していると相手側からの中傷や妨害もたくさんあると思いますが、土居中事件を客観的に伝えて続けてくださりありがとうございます。長期にわたる理不尽な闘いで、私たち地元もかなり疲れ、視野が狭くなってきていたのですが、ここに寄せられた全国の皆さんからの励まし、連帯や共闘のメッセージを拝見して再び明日が大きく広がってくるような気持ちになりました。さっそく具体的な行動も考えはじめています。
 さて、ネット上ではあまりに相手側の主張が氾濫していますので、相手側の主張のおかしさや私の知っている範囲ですが具体的事実をお話していく必要もあろうかと思っています。適切な方法を検討します。一番心配な子どもたちの状況と今後についても、学校の先生方といろいろ話しあっていこうと思います。
 民事訴訟の方も先日原告が控訴したようです。刑事事件を支援するために起こしたのではないかと思われるようないい加減な民事裁判ですが、4人の先生とともに堂々と対峙していくつもりです。【2012.8.7 地元支援者】

 「土居中学校を応援します」 四国中央市で同和教育をリードしてきた土居中学校に不当な介入がなされており、学校・心ある教師たちが危機に陥っているということを聞き、驚くと同時に怒りを覚えます。幸い裁判で事実が明らかにされ、希望が見えてきつつあるということを聞き及んでいます。同和教育を熱心に展開している土居中学校の先生方をはじめ、教育活動を支えてくださっている方々に応援のエールを送ります。がんばってください。【2012.8.7 東京都  YN様】

 愛媛県土居中学校の件、改めて読ませて頂きました。とても驚いております。新潟県では同和教育を中核にした人権教育を推進しております。教職員の方々も「かかわる同和教育」の研修を重ねております。そういう意味でも大変ショックです。とりあえず、今の私の気持ちをお伝えします。新治師匠の奮闘を心よりご支援いたします。【2012.8.11 新潟県新発田市 MM様】

愛媛県西条市にて

 愛媛県西条市丹原文化会館。800人の会場にざっと、多分600人くらいのお客様。よくお笑い戴き、頷いてくださいました。お笑い人権高座55分。10分休憩して着替え「井戸の茶碗」。子供づれさえ最後まで残って聞いてくださる盛り上がりでした。
 終わって来客お二人。土居中学裁判の、反対陣営の方(私は同和教育推進の側なので、敵対している方々)。いい機会だったので、じっくり話を聞かせて戴きました。もちろん、今まで聞いていた話と真逆の意見です。内容は一部反論した点もありましたが、二人の本気さは伝わってきました。決して党派的ではなく、土居中学の同和教育への批判をいろいろと聞かせてもらいました。双方、真面目、なのにここまでこじれ、傷つく。利を得たのは誰か? これからじっくりと考えさせて戴きます。【2013/8/27 新治】


 「笑いの絶えない人権講座」

 愛媛県西条市での人権講座・落語ありがとうございました。「笑い」の大切さを笑いながら体感できました。自分の祖先のことを知らない者が、人の血筋を蔑もうとしている。確かでないことすら差別の材料にする。新治さんのおっしゃるように出生や血筋によって人を差別することは如何に愚かなことか・・・
 人権講座の後、楽屋にて私たちの話を真摯に聞いてくださってありがとうございました。私たちのことを「土居中裁判の反対陣営の方」と日記に紹介されていました。新治さんが応援されている方々は、刑事裁判では訴えている側で民事裁判では訴えられている側です。私が民事裁判で支援している方は、「パワハラ」等で休職・退職に陥り、一人で県教育委員会,市教育委員会,二人の校長,二人の教諭を相手に訴訟を起こしておりました。作家の村上春樹さんが「高くて堅い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ。」という言葉を残しております。どうか「土居中学校を応援するページ」に真実を掲載されてください。
2013/8/31 愛媛県松山市 HN様】

 会ってみて、裁判のねじれとは別に、真摯な気持ちも感じました。彼らをここまで反発させたものが、何なのか?彼の「どちらも被害者です」が心に残っています。この争いで、最終的に得をしたのは誰なのか?大事なのはそこだと思います。【2013.8.31 新治】





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