2019年7月〜2019年9月
「本日の檜舞台!」(2019/7/1) 奈良県大和高田市経済会館にて、「奈良労金いきいきクラブ」の総会のあと、一席。 「第20回あじさい寄席。」(2019/7/4) 奈良県川上村 村制施行130周年記念・第20回あじさい寄席。番組は、「酒の粕」・波津乃屋笑悠(はづのやしょうゆう(地域起こし協力隊家族、福祉協議会職員)、「子ほめ」・桂りょうば、「太神楽曲芸」・豊来家幸輝、「時うどん」・露の新幸、(お中入り)、「音曲漫才」・てれすこボーイズ(新幸・りょうば)、 「井戸の茶碗」・新治。 あじさい寄席に併せて「着物を着て寄席に行こう!」という企画がありました。地元の方々の協力を戴き、普段着物を着たことのない方にも体験をしてもらおうというもの。若い方もふくめ20人ほどの着物姿の方が客席を埋めて戴き、非常に華やかでした。過疎化の進む川上村ですが、こういう前向きな企画が実行できる、人の和があります。一丸となって、村の活性化を目指す魅力的なコミュニティです。だから、寄席も盛り上がったのだと思います。そこに用いて戴ける私らは、ありがたい限りです。東北笑生会でボランティ公演をさせて戴きますが、ここにも、私らのできることがありました。奈良県の過疎地を積極的に回らせてもらうのもいいなと思います。 「鈴本演芸場、8月中席の出番決定!」 鈴本演芸場、8月中席の出番が決まりました! お盆興行7年目。2012年6月中席から、通算8年目。光栄なことです。今年も私以外は、東京の落語協会の看板どころばかり。そこへ、私らレベルの者が混ぜて戴くなど、考えたら「ありえへんこと」です。ありがたく、精一杯勤めさせて戴きます。 【予約・詳細はこちらからとうぞ。(MORI)】 「直江津から柏崎へ。」(2019/7/6) 昨日5日は新神戸で、曹洞宗の和尚様にありがたくお話をさせて戴き、そのまま直江津へ。今朝、柏崎へ。たまたま乗った電車が、イベント列車で、車内は新潟の地酒を楽しむ人でいっぱい。コンサートもあり、日本海の絶景を眺めながらのほろ酔い旅。禁酒している身には辛いかと思いましたが、意外に平気でした。お茶を飲みながら、演奏と車窓の眺めを楽しみながら柏崎へ。 「本日の檜舞台。新潟県柏崎市エネルギーホール。」 お笑い人権高座と「鹿政談」。落語になじみのない方が多かったのですが、説明を入れながら噺をさせて戴き、よくお笑い戴きました。帰りに駅に行くと、また酒蔵列車が着いたところで、赤い顔した人たちがぞろぞろと降りてきました。楽しそう! ええお酒やなあ。 「新潟県小千谷市、真宗大谷派勝覚寺さま。 」(2019/7/7) 新潟県小千谷(おぢや)市の勝覚寺様にて、「第17回いのちに学ぶ集い」。お話「お笑い人権高座」と、落語「井戸の茶碗」をさせて戴きました。〜話べた 笑い上手におだてられ〜 満堂の門徒さまに盛り上げて戴きました。 「グループホーム ほのぼの。」(2019/7/8) 浄土真宗西本願寺は(お西)の新潟県小千谷市、極楽寺、麻田ご住職のお世話で、二ヶ所行かせていただきました。午前中は、小千谷の「グループホームほのぼの」。地域の方々も含め50人ほど。よくお笑い戴き、汗だくで勤めさせて戴きました。ネタは「ちりとてちん」。 「露の新治人権落語独演会」 午後は、長岡市立劇場小ホールにて、「露の新治 人権落語独演会」。200人弱の方々に「お笑い人権高座」と落語「鹿政談」。木戸銭1000円。久しぶりの、有料のお笑い人権高座! やはり、木戸銭を戴くと、お互いの気持ちが違います。おかげで盛り上がりました。長岡の解放同盟や同宗連など反差別の運動を担われている方々のお力で実現しました。ありがたく勤めさせて戴きました。(主催 「露の新治人権落語を聴く中越地区実行委員会」、共催 長岡市・長岡市教育委員会) 「本日の檜舞台。高知小学校。」(2019/7/12)
四国は高知県、高知市立高知小学校。超早起き(5:20)して、陸路高知へ。9月21日に寄席を企画して戴いてる社民党高知県連合はじめ各団体に挨拶回り。その後、高知小学校(友村校長)へ。今回のコーディネーターである細川先生と友村校長は、かつて同和教育を推進してきた仲間。私との出会いも25年以上前にさかのぼります。色紙は、25年以上前に書かせて戴いたもの。お二人とも、ありがたくお持ち戴いてたものです。お二人のお気持ちが、ありがたい! ほんまにありがたいです! えらそうに色紙に書きながら、実践できていない我が身を恥じるのみです。すみませんです。これから、これから。
「高知から土佐山田へ。」 特急あしずり(アンパンマン号)・高知駅にて。 「高知県香美市。」 旧・土佐山田町にて、お笑い人権高座。実は去年伺う予定だったのですが、豪雨のため中止。今年、再び招いて戴きました。会場は、去年は避難所になった中央公民館。あいにくの雨にも関わらず、主催者が喜ぶ大入り。ありかたい! 久しぶりの90分。自分ができていないことも含め、精一杯勤めさせて戴きました。最後の10分は、狭山事件と夜間中学にふれさせて戴き、ご支援をお願いして終えることができました。終わって、司会者の方が、9月21日、高知会館の落語会とお笑い人権高座も紹介をして戴き、ありがたい限りでした。ありがとうございます。 「第16回露新軽口噺、ありがとうございました。」(2019/7/14) お客さま、49人。悲願?の50人超えに迫る勢い。会場を動楽亭に移し、5回目。まだ悲願は達成していませんが、数ある落語会の中から、私と新幸二人だけの地味な落語会に足を運んで戴く、ありがたいお客さま。拙い高座に終始笑顔でお付き合いくださいました。ありがたいことです。最後は、ジャニーズの社長さんの言葉「SHOW must go on」で締め括らせて戴きました。ジャニーズ事務所も参入できない?露新軽口噺。続けてまいります。どうぞ、よろしくお願い致します。 番組は、「ごんべえ狸」・新治、「手紙無筆」・新幸、「口入れ屋」・新治、(お中入り)、「親子茶屋」・新治。糸・はやしや薫子。鳴り物応援・笑福亭笑助、林家染吉。 「第11回茶吉寄席。」(2019/7/20) 大阪府八尾市の古民家カフェ「茶吉庵」にて、第11回「茶吉寄席〜夏の特別編、古民家で楽しむ怪談噺〜」。番組は、「鷺とり」・紋四郎、「青菜」・治門、怪談「雪の戸田川」・新治。写真は、楽屋で「備前長船」を手にする桂紋四郎さん。刀の重みを実感。鞘ごと脇差しを手にする紋四郎さん。戸田川で、治郎吉がお紺に向かい村正を手に「水も、もらさぬ籠釣瓶」。その時の持ち方を再現。
「第三回 ここいき亭なら露新落語会。」(2019/7/21) 昨日の 第三回 ここいき亭なら露新落語会。昼夜合わせて80人のお客様にお越し戴き、盛況のうちに、有難く勤めさせて戴きました。遠くは、九州小倉から、また愛知県蒲郡市とあま市、千葉、和歌山の白浜、大阪と、私が分かっただけでも、遠路はるばる、奈良の小さな会にお越し戴きました。数あるお楽しみ、数ある寄席、落語会の中から、交通費、木戸銭を払ってお越し戴くというのは、本当にありがたいことです。皆様のお気持ちに、身の引き締まる思いがいたします。精進を重ね、これからも続けてまいります。なにとぞよろしくお願い致します。 今回、古々粋亭に鳴り物が入りました。今までは鳴り物を持ち込んでましたが、古々粋亭の席亭が整えてくださいました。写真は、一番太鼓を打つ新幸と、お客さま呼び込みをして戴く席亭(右端)。おかげで、通りすがりの観光の方(繁昌亭にも行かれる落語ファン)が、昼席にお入り戴きました。ありがたい限りです。 第四回ここいき亭なら露新落語会は、9月20日(金)14:00〜、18:30〜です。木戸銭は、昼夜とも1500円、通しは3000円です。なにとぞよろしくお願い致します。 「祝!社会民主党、政党要件確保!」(2019/7/22) 今回の選挙で一番の気がかりだったのは、社民党の政党要件確保、この一点でした。社民党の政党要件が確保できるほどなら、改憲勢力が2/3になるのも阻止できると信じてました。山本太郎さんの「なんとか新撰組」も、新しい風を吹き込むすばらしい闘いですし、おしどりマコさんの本気の反原発の闘いも立派だと思ってましたが、一番の願いは、社民党の政党要件確保でした。 夜間中学の開設運動、狭山差別裁判の闘い、ハンセン病元患者の人権回復の闘い。反戦、反差別の運動の傍らには、常に、旧社会党の人たちがいました。それが、社民党と新社会党に別れ、残念ながら新社会党は政党要件を失い、今や、社会党の流れを汲むのは、社民党のみになってしまいました。その社民党が政党要件を失うのだけは、見たくありません。今、政党要件と一議席確保の報せにホッとしてます。モリカケも年金も拉致も沖縄も、そして消費税も全てを騙して力づくで押さえこむ安倍政治が、いつまでも続くはずはありません。人は、本来、平和な世の中で生きていきたいはずです。その上での、喜怒哀楽です。生きがいであり、幸せです。社民党が政党要件を確保したことは、その希望に灯がともったように思います。地道に、愚直に、ぶれずに生きる、旧社会党の心ある人たちと共に、残りの人生を生きてゆきたいと願っています。 「大丸屋騒動。」(2019/7/25)
8月1日(木)の繁昌亭夜席「91%の満足度」。トリで、大丸屋騒動を申し上げます。今年、二回目で最後の大丸屋騒動です。真夏の京都。妖刀村正。五郎兵衛が芝居への思いを込めて、この型を作りました。演じていた時には、仁左衛門になっていたと思います。お稽古をして戴いて、一緒に京都へ行き、宗三郎の足跡を辿りました。五郎兵衛と一緒に高座が勤められたらと思います。精一杯、磨いて臨みます。何とぞよろしくお願いいたします。
「今年、最後の大丸屋騒動。」(2019/8/1) 8月1日(木)の繁昌亭夜席・「91%の満足度 新治、福楽、文鹿三人会」。100人以上のお客さまにお越し戴き、ありがとうございました。おかげさまで第四回。順番にトリをとるので、二順目に入りました。 番組は、「時うどん」・新幸、「竜田川」・新治、「遊山船」・福楽、(お中入り)、「爽やかアニメソング」・文鹿、「大丸屋騒動」・新治。 トリの「大丸屋騒動」は、今年二回目。前回は5月10日に、東京深川江戸資料館の「東北笑生会落語会」にて申し上げました。「大丸屋」を年に二回もしたことはありません。今回、東京と大阪で、それも大きな舞台でやらせて戴いたのは、私としては、画期的なこと!です。桂文鹿さんの呼び掛けで始まったこの会。私も福楽さんも、他の咄家さんとの会はあまりありません。私は、桂文華さんとの生野高校二人会の「まつばら落語会」と、この会だけです。私ら二人を引っ張り出し、事務局を引き受け、チラシから当日の番付、段取りの全てをして戴いている文鹿さんに、おんぶに抱っこです。文鹿さんに感謝し、せめて集客と高座は願生(がんば)らねばと思っています。今回、生野高校OBやそのお知り合いもたくさんお越し戴き助かりました。今後ともお支えのほど、何とぞよろしくお願いいたします。 「第五回門戸寄席・露新落語会。」(2019/8/3) 8月3日(土)は、兵庫駅西宮市、五郎兵衛お膝元での研鑽の会。「門戸寄席 露新落語会」も五回目。今回も、福岡県の小倉や東京など、遠方からの方々を含め43人のお客さまで、ありがたく開催させて戴きました。 番組は、「前説」・新治、「皿屋敷」・新幸、「宇治の柴舟」・新治、(お中入り)、「歌」・新幸、「帯久」・新治。 京都の事件があり、「帯久」は放火が出てくる咄。迷いましたが、やらせて戴きました。放火という言葉は一回だけにして、火事の表現も最小限にしました。それでも、お客さまの中には、楽しめなかった方もおられたと思います。今回、「大ネタをネタおろし」と打ち出したので、それに代わるネタを準備できなかったというお寒い事情があり、やらせて戴きましたが、非力を感じました。精進させて戴きます。 「桂福楽の還暦を祝う会。」(2019/8/4) 8月4日(日)は、桂福楽師匠の還暦を祝う会が開かれ、後援会「福楽会」やファン、芸人など、多数集まり盛大でした。一人の咄家が還暦を迎えるというのは、珍しい事でもなんでもないのですが、集まった方々には、特別の感慨がありました。福楽さんの病歴がすごいのです。子供の頃から、いわゆる「蒲柳の質」で、これは私やテント師匠もいっしょなんですが、38歳で大腸憩室炎に盲腸炎を併発。幸い命拾いを致します。そこまではよかったんですが、41歳で睡眠障害から双極性障害(躁鬱病)に。50歳で足を骨折し、車いす生活のストレスから躁鬱病が悪化。いろんなトラブルを起こし、いったん咄家を休業。2年4か月のブランクの後、高座復帰。その後もいろいろあり、周りを心配させました。しかし、自ら「ライフワーク」と言う、「福楽の底力」を毎月積み重ね、この8月で76回目を迎えます。この地道な活動と、通も認める本格派の芸を愛する方々が、彼を支えました。 祝う会に集まったのは、この間の福楽さんに、寄り添い、支えた人々。いったん廃業の危機に追い込まれた咄家が復活し、元気に還暦を迎えることができた。このことを、喜ぶ人ばかりです。会は、そんな方々のやさしさにつつまれ終始なごやかでした。晴れがましい場に腰が引ける私にも居心地のいいものでした。林家笑丸さんの「松づくし」、ラッキー舞さんの「太神楽曲芸」と祝福芸が続き、桂文福師匠の河内音頭での「福楽一代記」には、師匠の福団治師匠やご家族も目を潤ませておられました。それにしても、芸人は得だと思いました。いろいろあっても見捨てず、お支え戴く方が必ずおられる。それにあまえることなく、高座でお返しできるよう、願生らねばと私も思いを新たにしました。 笑う門には、福と楽! 40年前に大阪芸術大学の学生から入門し、桂福楽の名前を貰ったばかりの頃に出会いました。つないで戴いたのは、テント師匠。私はその時、まだ林家さん二。これからも一緒に、願生っていきます。
「ご先祖さまと楽しむ挂田院寄席。」(2019/8/7) 8月7日(水)、伊勢市朝熊(あさま)伊勢挂田院様にて、朝席。ご先祖さまと楽しむ寄席。私らの都合に合わせて、開催戴きました。お檀家や近所の方々、30人ほど。他にご先祖さま多数! 〓ありがとうございます。 番組は、「時うどん」・新幸、「目薬」・「ふろしき」・新治、「太神楽曲芸」・玉之助、(お中入り)、「ギター小咄」・新幸、「看板のピン」・新治。機会を見つけて、第二回目をしたいものです。 「またすかたんなことをやってしまいました。」 (2019/8/8) 皆さま、誠にあいすみません。またすかたんなことをやってしまいました。8・6ヒロシマの日に、知り合いから以下のお知らせが届きました。『週刊女性』の勇気ある特集です。 <寄り添われることなく74年、戦争はまだ終わっていない。「沖縄」を知らない安倍首相へ 沖縄の「今」を総力レポート>「沖縄」を知る絶好の特集記事です。これはすごいと思って、携帯の住所録、あ行から順に、知り合いに転送し、お広めをお願いしました。タ行の方まで送って、仕事に出かけ、駅の売店で買おうとして、初めてそれが前号の特集だったことを知りました。アチャー!慌ててお詫びと訂正のメールを送り直しました。私に送ってくれた人も事情があって遅れたのですが、私もよく確認せず、「週刊誌の情報を一週間遅れでお報せする」という大ボケをかましてしまいました。 以下、張り切って送ったメールです。 「『沖縄』を知らない安倍首相へ 」というサブタイトルは、真っ向からの安部政治批判です。東京新聞の望月記者をモデルにした映画「新聞記者」の主演や、製作を、多くの女優さんや製作会社が「干される」と断りました。それぐらい弾圧は厳しくなっています。荻生田という一議員ごときが、「立法府の長を変える」などと、虎の威を借る妄言を吐くところまで来てしまいました。これも、首相にこびるためのそんたく発言かと思いますが。そして、NHKはじめテレビ、新聞が、こぞって政府広報機関、御用マスコミとなり果て、そんたく報道でジャーナリズムのプライドを投げ出し、安部晋三のウソだらけ政治の共犯と化している時、この特集は、ほんまに勇気ある行動です。NHKはじめテレビ、新聞にも、心あるジャーナリストはたくさんおられます。この方々が立ち上がれば、平和も民主主義も憲法も守れます。私たちにできることは、「週刊女性」8月13日号を身銭で買って読むことです。できることを、ちゃんとやるというのは、こんなことやと思います。一週間遅れの週刊誌情報という間抜けなメールにも関わらず、皆さん、前向きに受け止め「ネットで見ます」「アマゾンで買います(買えるのですね)」「美容室、理髪店に聞いてみますなどなど。おまけに、記事をネットで送ってくださる方、速達で記事のコピーを送ってくださる方、果てはアマゾンや速達で現物が届きました。これらをまた配らせて戴きます。すかたんな情報でバタバタさせてしまい、誠に申し訳ありません。皆様のやさしさ、ほんまにありがとうございます。『週刊女性』の願生りに拍手を!気骨のある記者、編集者、そして経営者に心から敬意を表します。 「シンポジウムのコーディネーター?」(2019/8/9) 奈良県橿原市万葉ホールにて、奈良県市町村啓発連絡協議会主催の人権シンポジウム「これでいいのか!!私たちのくらしの中の人権〜人権侵害の今を斬る〜」のコーディネーター? 司会、進行と違って、自分も意見を言うのがコーディネーターとのこと。よおわからんまま引き受けましたが、難しいもんやと思い知らされました。聞くこと、傾聴の難しさ。やはり、私らはうまいへた別にして、しゃべってなんぼやと思いました。緊張しましたが、その分勉強になりました。パネリストは、児童相談所所長さん。県の人権担当部長さん、障害者自立支援組織理事長さん、部落解放研究所理事長さん。そうそうたる顔ぶれ。けど、皆さん、肩書きをはずして、自分の思いを語って戴きました。私のミスをカバーして、濃い中味のあるシンポにして戴きました。質問もたくさんあり、答える時間がないという嬉しい悲鳴。いい経験をさせて戴きました。鳥取ループなどという、とんでもない加差別者が現れ、部落差別解消推進法が作られるという状況ですが、「差別を許さない、無くしてゆこう」という思いも、十分健在で力強いものだと、頼もしく思いました。 三重県伊賀市の加藤さんのなぞかけ。「人権啓発とかけて、喫茶店ととく」、その心は「先ず、水から(自ら)」ほんまにそうやと思います! 「横浜から東京へ。」(2019/8/10) 8月10日(土)、横浜の雲松院さまへ。帰省ラッシュの新幹線でも自由席に座れる、おっさんの一人旅は無敵です。法要の前に一席。高座は、偉い和尚さまがお説法をする椅子の形の高座です。もったいない。ネタは、「看板のピン」(博打の咄。ええんかいな。もっともサイコロはお釈迦さまが作られたと聞きますし、堂をとるとか、寺銭とか、縁がなくもないのですが)。 11日(日)からは、いよいよ鈴本演芸場お盆興行。ネタ数も桁違いの、東京の看板どころの師匠がたに混ぜてもろて、光栄の突き当たり。年に一度の東京の定席。一向に慣れません。目の前のお客さんだけ見て、願生ります! 終演後は、お客さまを出待ちして、「新治の七十噺」シートの判子を押させて戴きます。シートをお持ちの方はご持参くださいませ。お待ちしてまっせえ〜! 「早いもので、もう四日目です。」(2019/8/14) 鈴本お盆興行。四日目。初日から、「ごんべえ狸」「兵庫船」「ちりとてちん」と、おなじみのネタを並べました。できれば、上方らしい、珍しい噺をと機会をうかがってますが、私の非力から、なかなか難しいです 。鈴本お盆興行のすばらしさは、立ち見もでる満員のお客さまの熱い期待感。私らでも惜しみ無い拍手で迎えて戴きます。「待ってました」の声もかけて戴き、嬉しい限りです。「待っていたとはありがたい」やはりお祭り。70席シートご持参の方もおられ、終演後は、お見送りもかねて、出口に立ち、スタンプを押させて戴いてます。何とぞよろしくお願いいたします! 「鈴本、お盆興行、はや、中日。」(2019/8/15)
今日は五日目、中日(なかび)。やっとやれた「竜田川(千早ふる)」。残念ながら、今日も初日が出ませんでした。力不足を痛感してます。さん喬、権太楼両師匠は、圧巻の高座。独演会やホール落語会ではない、寄席の、それも鈴本の高座での大ネタ。その迫力、充実ぶりに連日、驚いています。改めて、すごい興行に出して貰っているわけです。なのに初日が出ないのは、ほんまに情けないかぎりです。明日から後半。しっかりともがかせて戴きます。 【「初日が出ない」とは、新治さん曰く、「ちゃんとできて、よく受けた日がまだない」という意味だそうです。MORI】 「鈴本、お盆興行、7日目。」(2019/8/17) 二つ目最後の高座(たらちね)を終えたばかりの、柳家ほたるさん。権之助を襲名して、秋から柳家権之助師匠。 「鈴本演芸場、お盆興行、夜席。」(2019/8/21) 鈴本演芸場、お盆興行の十日間が終わりました。さん喬師匠、権太楼師匠。お二人が、落語に真正面から向き合っている姿を目の当たりにできたこと。これが何よりの収穫でした。お二人とも、心底落語が好き。そして寄席で育って、寄席が好き。寄席を大事にされてます。それは、市馬、喬太郎、一之輔、他の師匠方もみな同じ。そんな最高の場に関わらせて戴く。ありがたくて、宝物のような毎日でした。そして、力不足も痛感しました。ネタ数の少なさ、持ち時間の使い方のまずさ。この経験を秋からの繁昌亭や喜楽館、露新軽口噺の高座に活かしてゆきます。願生ります!
「第二回広隆寺落語会『夏 落語』」(2019/8/27) 北海道岩見沢市。真宗大谷派広隆寺さまにて、「夏 落語」と銘打ち、二回目の落語会。ひときわ目立つ大看板。さん喬師匠は、真打ち披露パーティーを終え、羽田から。番組は、「鹿政談」・新治、(お中入り)、「抜け雀」・さん喬、「目薬」・新治、「妾馬」・さん喬。さん喬師匠、長講二席。「妾馬」の最後は、皆さん、笑いながら目頭を押さえてはりました。まさに、泣き笑い。至福のひとときであったと思います。あと、二日楽しくお供をさせて戴き、いっぱい勉強させて戴きます。ありがたい! 「第19回とままえ寄席。」(2019/8/28) 北海道苫前町中央公民館にて。第10回に続いて、二回目の出番を戴きました。番組は、「ちりとてちん」・新治、「へっつい幽霊」・さん喬、(お中入り)、「鹿政談」・新治、「船徳」・さん喬。会場づくり、音響、照明。世話人さんの万全の準備。明るいお客さま。積み重ねてきたものが、いい寄席を作っています。そこに、ただただありがたく上がらせて戴きました。打ち上げも、さん喬師匠を中心にわきあいあい。翌日、世話人が十人以上、宿舎へお見送りにお越し戴き、驚きました。さん喬師匠と世話人の方々とのえにしの深さを感じました。 「士別極楽寄席。」(2019/8/29) 北海道士別市、あさひサンライズホールにて、「士別極楽寄席」。番組は、「紙入れ」・新治、「船徳」・さん喬、(お中入り)、「皿屋敷」・新治、「唐茄子屋政談」・さん喬。席亭のご提案で、夏の噺をたっぷり。今日も世話人の皆さまの熱意で、すばらしい落語の場を作って戴きました。北海道の旅を、最高の形で終えさせて戴きました。ありがとうございます。 「第94回 西成寄席。」(2019/8/30) 大阪市西成区の西成区民センターにて「西成寄席」。初出番、初トリは雨にたたられました。警報も出て普段の半分以下の入りでしたが、その中をお越し戴いたお客さんは、さすがの落語ファンで、盛り上がりました。お客さんに支えられ、宿屋仇をなんとかやりました。ありがとうございます。番組は「桃太郎」・慶治朗、「稲荷俥」・呂好、「植木屋」・春若、「野晒し」・福矢、「宿屋仇」・新治。西成寄席のまとめ役、春若師匠。
「9月7日(金) に、第17回露新軽口噺。 」(2019/9/2) 8月、休ませて戴きました露新軽口噺。9月7日(土)に第17回目をさせて戴きます。何とぞよろしくお願いいたします。 〇 第17回露新軽口噺 日時:2019年9月7日(土)18:30〜 会場:動楽亭 木戸:前2000円(当2300円・値下げします) 出演:新幸、新治 「ほんまに、ありがたいです! 」(2019/9/7) 第17回露新軽口噺。予約が少なく、心配しましたが、34人のお客様に支えられ開催できました。数多い落語会の中から、私と新幸二人だけの地味な落語会をお選び戴いた方がこれだけおられるというのは、喜びです。迷いながらの不出来な高座で申し訳ありませんでしたが「次回こそ」という思いで精進します。お支え戴きました、お客様。本当にありがとうございます。 番組は、「青菜」・新幸、「宇治の柴舟」、「盗人の仲裁」・新治、(お中入り)、「皿屋敷」・新治。 ネタ数は、62。露新軽口噺でのネタは42席。あと28席。来年秋頃には、70席到達の予定です。低いレベルの挑戦ですが、私にとっては、咄家としての終活。願生ります! なるべく、よろしくお願いいたします。 「第十回高田御坊寄席。」(2019/9/8) 奈良県大和高田市、専立寺(せんりゅうじ)様にて、「高田御坊寄席 第十回記念公演」。番組は、前住職ご挨拶のあと、「手紙無筆」・新幸、「看板のピン」・新治、「三味線栗毛」・九雀、(お中入り)、「ギター小咄」・新幸、「抜け雀」・新治。終わって、手拭いプレゼント10名様。叶大入り! ありがとうございました!
「ひらの寄席、第一回ネタ帳。」(2019/9/12) 第一回は、昭和62(1987)年3月12日! 実に32年半! 継続は力。平日の昼間なのに、100人を越す、ノリのいいお客さま。ありがたく、こちらものせて戴きました!
「さかぐら寄席に、急きょ、江戸紙切り・絵馬師匠出演!」(2019/9/14)
10月19日のさかぐら寄席。出演者一人増え、お楽しみが増します。「江戸紙切り」の三遊亭絵馬(さんゆうていえま)師匠。「お客さまのリクエストにお応えし、即興で切らせて戴きます。(絵馬)」ぜひお運びくださいませ。よろしくお願いします。 〇 第7回 新治さかぐら寄席@太陽
「第五回まつばら落語会。」(2019/9/15) 日時:10月19日(土)14:30〜 会場:兵庫県明石市 太陽酒造 料金:落語会¥2,000、試飲会¥1,000 出演:新幸、新治、豊来家玉之助、三遊亭絵馬 番組:「開口一番」・新幸、「江戸紙切り」・絵馬、「落語」・新治、(お中入り)、「太神楽曲芸」・玉之助、「落語」・新治 大阪府松原市、ゆめニティプラザにて、第5回「まつばら落語会 新治・文華 二人会」。番組は、「手紙無筆」・新幸、「看板のピン」・新治、「小言幸兵衛」・文華、(お中入り)、「ふぐ鍋」・文華、「皿屋敷」・新治。110人の大入り叶! 「奈良県橿原市久米町敬老会。」(2019/9/16) 毎年用いて戴いてます、久米町敬老会。きちんと聞いて、よくお笑い戴くお客さまに助けられ、ありがたく勤めさせて戴きました。番組は、「時うどん」・新幸、「太閣の風流」・旭堂南慶、「ふろしき」・新治、(午後)、「ギター小咄、歌」・新幸、「夫婦相撲」・南慶、「看板のピン」・新治、「大喜利」・全員。
「10月6日は、『戸田川』対決!」(2019/9/17) 露の紫さんがお稽古に来てくれました。ネタは、「雪の戸田川」。10月6日(日)、大阪谷町九丁目の大倫寺さまでの、自身の落語会でネタおろしの予定。偶然ですが、私もその日、京都露新落語会で、「雪の戸田川」をネタ出し。どちらも昼席。奇しくも、戸田川対決となりました。実は、後で分かったことですが、8月1日にも、私と露の眞さんが、同時に「大丸屋騒動」をかけました。一門で、それも私がお稽古をさせて戴いたネタでバッティングするのは、もったいないことですが、おもしろいと思います。もちろん、私は「新治のほうに来て良かった」と思って戴けるよう気合いを入れて臨みます。紫さんも、そのつもりです。「紫の戸田川 」に仕上げてくると思います。どうぞ、どうぞお楽しみに! 「雪の戸田川、補足。」(2019/9/18) 雪の戸田川は、師匠五郎兵衛が、先代、林家正蔵師匠(稲荷町)から戴いた怪談噺。俗に「お紺殺し」とも言い、お芝居の「籠釣瓶花街酔醒・かごつるべさとのえいざめ(吉原百人切り)」の発端に当たる噺です。この噺の冒頭に産まれた赤ん坊が、後の「佐野次郎左衛門」。本来は、怪談噺なので、最後は幽霊に早変わりをするのですが、私は素噺の形で教えて戴きました。怪談噺の形は、兄弟子、露の団四郎師匠が受け継いでいます。また、米朝師匠は、場所を姫路に変えて「市川堤」としてされ、一門の方(宗助師匠)が受け継いでおられます。 「第四回ここいき亭なら露新落語会。」(2019/9/20) 奈良市の落語喫茶「古々粋亭(ここいきてい)」にて、「第4回ここいき亭・なら露新(つゆしん)落語会」。番組は、【昼の部 33人】「兵庫船」・新治、「厩火事」・新幸、「まめだ」・新治、(お中入り)、「花筏」・新治。【夜の部 15人】「盗人の仲裁」・新治、「ちりとてちん」・新幸、「腕喰い」・新治、(お中入り)、「中村仲蔵」・新治。お客さまは少なかったのですが、聞き上手の方ばかりで充実の会になりました。今後は宣伝に努め、各50人を目指します。次回は、11月22日(金)14:00〜と、18:30〜の二回公演です。何とぞよろしくお願い致します。 「10月27日(日)は、前川 vs 前川@京田辺!。」(2019/9/21) 前川 vs 前川! 「なんのこっちゃ?」 前川とは、あの今をときめく、前川喜平さん。文部科学省事務次官という、官僚のトップまで登りつめ、教育機会確保法(2016年12月公布。教育不平等を無くし、基礎学力の保証を目指すための法律)の制定で活躍。その一貫した弱者の側に立つ姿勢が、安倍政権と相容れず、ゴシップをでっち上げられ退官。現在、福島、神奈川で夜間中学でボランティア講師をしながら、全国で講演。加計学園という、総理大臣夫婦がからんだ税金泥棒事件の国会審議で大活躍。あの、前川喜平さんです。もう一人の前川は、なんと私、露の新治です! 私、本名を前川と言いまして、40年以上前になりますが、奈良の夜間中学でボランティア講師をしていました。つまり、40年の時をへだてた、夜間中学のボランティア同士なのです。この二人で、夜間中学の意義と課題を考えようというトークイベントが「前川 vs 前川」なんです。 この企画は、ちょっとした勘違いから生まれました。市民運動、反差別の活動をされている知り合いのKさんが「前川喜平さんの講演会」を企画し、喜平さんの連絡先をある方に問い合わせをされ、その方が間違えて私の電話番号を教えたのです。教えられたKさんは、前川喜平さんと思って、私に恐る恐る電話をかけてきました。「初めまして」とかゆうて。私は、すぐにKさんと分かったので「Kさん、誰に電話してんねん。露の新治やで」とゆうと、向こうは一瞬絶句の後「ええっ?新治さん?」事がわかって、大笑い。私から、喜平さんとつながりを持つ次田哲司先生(春日夜間中学)におとりつぎを戴き、無事に前川喜平講演会は開催。この次田先生が地元の京田辺で企画して戴いたのがこの、「前川 vs 前川」なのです。どんな話が飛びだしますか? 皆さま、ぜひぜひ、お運びくださいませ。 〇 学ぶことは生きること 今夜間中学をつくることの意義と課題 「前川vs前川」 10月27日(日) 14:00開演 会場:京田辺市商工会館きららホール 料金:入場料に代えて資料代 1000円 予約:次田のり子事務所、露の新治ホームページ 「露の新治寄席(高知)。」(2019/9/21) 高知県高知市の高知会館にて、露の新治寄席。高知県の社民党とその支持者の方々が主催して戴き、130人の大入りのお客さま。番組は、「時うどん」・新幸、「ちりとてちん」・新治、(中入り)、「ギター小咄、歌」・新幸、「太神楽曲芸」・玉之助、「中村仲蔵」・新治。おかげさまで、よく盛り上がりました。ありがとうございます。 夜は、同じ高知会館にて「新ちゃんのお笑い人権高座」。「高知県に夜間中学をつくる会」主催。会場も小さく60人ほどでいっぱい。こちらもよく盛り上がりました。番組は、「お笑い人権高座」・新治、(お中入り)、「金明竹」・新幸、「太神楽曲芸」・玉之助、「井戸の茶碗」・新治。ありがたくも、久しぶりに有料のお笑い人権高座でした。
「9月23日(月)お彼岸の中日。初(しょ)トリ、初日。」(2019/9/23) 今日は珍しく三ヶ所回らせて戴きました。午前中、大阪府泉佐野市の極楽寺さま(真言宗御室派)。番組は、「看板のピン」・新治、「太神楽曲芸」・豊来家幸輝、「目薬」・新治。 大乗寺さまから移動して、繁昌亭昼席。芸術祭の賞を戴いた時や、日替わりのトリはありますが、昼席一週間(ひと興業)のトリは初めてです。東京では、初(しょ)トリというそうです。繁昌亭トリが咄家としての目標でしたので、お彼岸に悲願達成! 「井戸の茶碗」を申し上げました。明日から、繁昌亭の高座、願生ります。 「繁昌亭昼席・2日目。」(2019/9/24) 二日目は、鹿政談をさせて戴きました。 二日目の看板 「9月27日は、テント師匠の祥月命日。」(2019/9/28) 28日、浄土宗佛國寺、岡ご住職がおまいりをされるので、お供をしました、まる三年。早いです。卒塔婆もご用意戴き、いい法要ができました。繁昌亭初トリの間に、命日が巡ってくるのもありがたいご縁です。繁昌亭ロビーのお花には、お客さまの計らいで、テントさんの名前が記され、いいお供養になりました。生きていれば、必ず楽屋を訪ねてくれたはずです。テントさんが人間パチンコでメジャーになってくれるのが、作者の私の夢でした。寿命とか定めとか言いますが、やっぱり人間、死んだらあかんのです。生きてるうちに、精一杯、やりきらなあかんのです。テントさん、生きててほしかったです。27日は、繁昌亭は立ち見が出る大入り。また11月13日の東北笑生会落語会も完売。テントさんが応援してくれたのかも知れません。テントさん、露新軽口噺も京都の露新落語会もここいき亭もよろしくお願いします。いつか、そっちでまた会うまで、精一杯やってみるから。 「事故現場に新幸がお供えしてくれた、お花とお線香。」 テントさんのお墓をお参りしたあと、私は生野高校のホームカミングデーに。岡ご住職は、谷町九丁目の事故現場に行かれ、お勤めをしてくださいました。そして命日の27日に、新幸がお供えしてくれたお花とお線香の写真を送ってくださいました。 (岡ご住職撮影) |
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