新ちゃんの へらへら日記  


2013年10月〜2013年12月

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2013年10月

 「伊賀町ゴールド人権フェスタ。」 (2013/10/1)

 三重県伊賀市、いがまち人権センターにて、「伊賀町ゴールド人権フェスタ」

こんばらさん師匠、風船の中に!

こんばらさん師匠の風船にビビる保育園の宝の子!

豊来家大治朗さん、露の瑞(みずほ)さん。

水平社魂!


 「団姫がおめでた!」 (2013/10/5)

 昨日、団姫がお稽古に来てくれました。著書『プロの尼さん』を持ってきてくれたので、私の『新ちゃんのお笑い人権高座』と交換しました。私は奈良中企連の記念出版。団姫は新潮社の新書。全国発売、たいしたものです。しかし、咄家、出家、結婚と、一つ、一つ思いを形にしてゆくのは、本当に立派です。待望の子供も授かり、来年出産の予定だそうです。おめでたい。二足のわらじをとやかく言う人もあるそうですが、兼職と言って、僧侶が別に仕事を持つのはごく普通のこと。学校の先生から校長になり教育長になった人や、公務員から町長になった人、「医者と坊主」を兼ねている人までいます。確かに、咄家は単なる仕事というものを越えた「生き方」の面もありますが、それは咄家の側の心意気。現に廃業して他の仕事に就く人がいるのですから、職業です。うちの妹が来て、本をパラパラと見て「へえー、ご主人はクリスチャン。ほんで妊娠したん。バテレンにならんと、ボテレンになったん!」 座布団一枚。さすが、元落研、現大阪のおばちゃん。うまい!


 「東雲寺寄席、完売です。」

 ありがとうございます! すごい反響です。東雲寺寄席完売です。すでにお寺では、何人かお断りをされてます。すみませんがご了承くださいませ。


 「名張市立南中学校。」

 体育館で生徒さん対象にお話、90分。この二十数年、ほんまによおやってきました。今では、校長先生より年上。いつまで体育館の舞台に上がれるか? 孫に近い子供さんに伝えられるか? 伝わるか? 考えたら、こんな場を与えて戴く62歳はそんなにいてません。願生ります!

名張市は江戸川乱歩生誕の地。


 「繁昌亭新治寄席、キャンセル待ち、締め切らせて戴きます。」 (2013/10/10)

 ありがとうございます! おかげさまで、キャンセル待ちの方も「つばなれ」しましたので締め切らせて戴きます。当日券は、10枚ほど用意させて戴きます。補助席へのご案内になります。ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。


 「第四回露の新治寄席 新治ひとり会。」 (2013/10/14)

 ほんまにいっぱい来て戴きました。高校の同期生をはじめ、かつての「育てる会」の方々。懐かしい顔がいっぱい。東京、千葉、富山、鳥取、佐賀、地元奈良も、また町内からも3名と多彩。「蛸坊主」(糸・かほ、太鼓・瑞、ツケ・眞)は師匠の所作が頭に浮かびます。「中村仲蔵」は、全くハメモノ無しで。「源平」は韋駄天だけを入れてもらいました。繁昌亭ができて、ぼちぼち落語をやりだし、さん喬師匠や幾人かの恩人に引っ張って戴き東京で場ができ、大阪でも今年になって四回の新治寄席。全てが満員で、いつのまにか夢が実現しました。これを当たり前のことと思わずに、また一から願生ります。お部屋見舞いもいっぱい戴きました。中にメッセージが。「たっぷり!」 ありがたく、たっぷりやらせて戴きました。


 「すばらしい師匠方。」 (2013/10/15)

 昨日は動楽亭の中トリ。30分時間を戴いたので「井戸の茶碗」を。終わって、ざこば師匠にごちそうになり、いろいろ話を聞かせて戴き、最高でした。米朝師匠との話ではつい、もらい泣き。ほんまに情に熱い師匠で、人気があるのもわかります。誰もが好きになるお人柄。ざこば師匠といい、さん喬師匠といい「芸は人なり」という言葉がやっとわかってきました。すばらしい師匠方に親しくして戴き、ありがたいことです。16日、17日と動楽亭に出して戴きます。願生!


 「動楽亭。」 (2013/10/16)

 「動楽亭」は、地下鉄御堂筋線、動物園前駅、1番出入口、すぐ。表には、ざこば師匠の提灯が!

動楽亭入口。

ざこば師匠の提灯。


 「動楽亭は熱い!」 (2013/10/18)

 動楽亭に三日間出して戴き、今日は滋賀県三雲で講演のため休み。楽屋に襦袢を忘れてきたので、早めに出て動楽亭へ。時間があったので袖で聞かせて戴きました。二乗師「あみだ池」、ひろば師「上燗屋」、小染師「浮世床」と熱演が続き、雀々師の「代書」。圧倒されました。思わず声を出して笑ってしまい、口を押さえました。決して満員ではありませんが、客席が一つになって笑っています。おかしさに堪えきれないような笑い。すごかった。みんな落語で闘っています。ほんまにいいなあ。襦袢を忘れて、よかったです。残念ながらお中入りで退出しましたが、後の一蝶師、千朝師も聞きたかった。いい仕事を選んだもんやと、この年になってようやく思えてきました。さあ、三雲で私も闘います。


 「動楽亭から、三雲人権センターへ。」

 こちらも、私の檜舞台!考えたら90分休み無しの高座。最高は、一日4回やったことも。よおしゃべってきました。

今日の檜舞台。

滋賀県みくも人権センターにて。


 「久しぶりの中国語落語。」 (2013/10/20)

 「枚方中国語を学ぶ会」の創立三十周年記念式典、祝賀会。この記念講演「戸毛敏美先生」のおまけとして、中国語落語「ごんべえ狸」をやらせて戴きます。久しぶりなので、ほとんど頭の中はリセットされてました。さあどうなりますか?願生ります。

・・・

 先に、「ごんべえ狸」を日本語でやり、その後中国語でやることに。初級の方もおられるので私が提案した(らしい)。こら、二回目は絶対に笑わへん。えらいことをゆうてしもてます。ほんまにええかげん。しかし、ゆうたからには変えられません。やるだけやってみます。願生ります!

・・・

 中国語落語「ごんべえ狸」、大成功(だと思います)。やってよかった(と思います)。


 「保育園の先生方にお話。」 (2013/10/26)

 一昨日、寝屋川市の保育園の先生方に、お笑い人権高座と、落語「井戸の茶碗」。聞き上手の先生方に助けられ、ほんまに楽しく勤めさせて戴きました。その日は、孫を朝、保育園に送りました。二人の娘、三人の孫、全て保育園にお世話になりました。先生方の見事なプロとしての仕事ぶりにいつも感心します。特に運動会や学芸会の、準備、段取り、当日の動きの良さ、ほれぼれします。保育園だけでなく、小学校も中学校も、先生方がきちんとされているから、日本中の学校が回っているのでしょうね。たまに不祥事があると目立つのは、ほとんどの先生方がちゃんとされているから。もちろんちゃんとしてもらわなければ困りますが。
 今日も若狭へ行くのですが湖西線が止まっていて、琵琶湖の右回りで敦賀に向かっています。この電車も、きちんと動いてくれて助かります。ヨーロッパのどこかでは、案内に「何時何分、EXPECTED」と書いてありました。「・・・に来ればいいなあ」でしょうか? ほんまにちゃんとしたええ国です。ちゃんとしてないのは政府と東電、それから・・・いっぱいあるがな。けど政府も東電も、現場はちゃんとした人ばかりやと思います。


  「若狭東更正保護女性会講演会」

今日の「若狭東更正保護女性会講演会」のポスター。お笑い人権高座と、落語「井戸の茶碗」。ええ仕事をさせて貰いました。さあ博多へ向かいます。


  「博多着。長かった。」

 サンダーバードと新幹線を乗り継いで、やっと博多着。いつも泊まるホテルが、なんとか言う歌手のためとれないので、旧新治会永富支部長に頼んでとって戴いたホテルへ。前回はエグザイルのために満杯でとれませんでした。歌手はスケールが違います。湖西線の不通から始まり、今日も濃い一日でさすがにグッタリ。


  「ちあきなおみ!」

 ホテルに入り、晩ご飯も食べてなかったので、ホテルの前の「クジラのウロコ」というお店で、一人打ち上げ。クジラ料理の専門店かと思ったら、店名が先で、後から、クジラを揃えたとのこと。ベーコンと生の「なんとかいうの」を戴く。沖縄の豆腐ヨウがあったので、それも戴きました。これが、「ちりとてちん」のモデルらしい。禁酒を解禁してから、寝る前に豆腐ヨウで日本酒を飲み、ユーチューブで、ちあきなおみを聞くのが唯一の楽しみ。「黄昏のビギン」は毎日聞いています。しかし、ちあきなおみはなんでこんなに心に響くのか? 私に限っては、全ての見聞きした芸能、芸術でトップはちあきなおみです。全ての歌手を凌駕すると思います。もし生で見てたら、一生の財産になっていただろうと思います。「冬隣り」を聞いていると、福本さんや阿部ちゃん、お世話になった故人の顔が浮かび、涙が出ます。嗚呼、ちあきなおみ先生!


 「真宗大谷派明厳寺様。」 (2013/10/27)

 大分県玖珠郡九重町の真宗大谷派明厳寺様。法要の後、私のお笑い人権高座と落語です。

明厳寺様本堂。

法要。


  「大分駅前 光西寺様」

 大分駅前は光西寺様で、明日の舞台作り。遠くに由布岳が見えます。美しい。

光西寺様本堂

由布岳。


 「西スポはすごい!」 (2013/10/28)

 九州地元紙、「西スポ」の今日の一面は「ホークスの中村、今宮両選手が、日本代表に選ばれた」というもの。更に三面は、「武田選手が体を鍛えるため海外合宿に行く」というもの。ホークスファンにとってはお慶びごとかもしれないが、野球に関心の無い私でも「今日は日本シリーズやろ!」と思います。捜したら、日本シリーズは4、5面に。因みにスポニチは「マー君、歴史的一勝や!」と一面に。ひょっとしたら関西では「阪神関係がトップ?」かと思いました。地元密着でおもしろいです。けど、これスポーツやからええけど、原発の放射能もれや、汚染水のたれ流し、特定秘密保護法案が後ろに回されて、一面がオリンピックとかやったら、ウソついてるわけやないけど、じんわり騙されてるようなもんです。注意せんと。もうかなり遅いかもしらんけど、えらいめに会わされるのはこっちですから。

西スポの一面。 スポニチは一面で。

  「光西寺様、盛り上がりました!」

  光西寺様の高座。見事な屏風があったので使わせて戴きます。いい高座を作って戴きました。昨日の明厳寺様といい、お寺は落語とよく合います。さすがルーツ。

 お笑い人権高座と落語「井戸の茶碗」。三日間同じパターン。最終日の今日もいいお客様で盛り上がりました。盛り上げて戴きました。高座とお客席がビタッと一つになった手応え。言葉の一言、一言に気持ちがちゃんと乗るというか、力がこもるというか? 自分が幸せで、なんか不思議な気分でした。多分お客席も同じ気分。終わって、大分からソニックに乗ったら、体が綿のように疲れていて、前後不覚に眠りこけてしまいました。2時間弱の高座でこんなに疲れるとは。お客さんに力を吸い取られた、そんな感じ。目が覚めたら中津でした。写真は、大分駅前商店街で買ったフルーツサンドイッチ。これで500円は安い。他にカツサンドなどもありました。また行ってみたいお店です。


 「大倫寺 第五回露の新治寄席。」 (2013/10/29)

 2014年1月18日(土)18:00〜、第5回露の新治寄席が決まりました。会場は谷町九丁目の「大倫寺」。出演は、紫、勢朝、新治(「柳田格之進」他一席)、糸・薫子。料金は、前売り 2000円、 当日 2500円。今回は、チケットぴあの発売はありません。ホームページで予約を受け付けます。定員70人。来年のことで恐れ入りますが、どうぞよろしくお願い致します。

よりメールにて予約、もしくは電話 050-3661-8131(留守電対応)、FAX 0742-47-9063でお早めに!MORI)


 「明日は狭山中央集会。」 (2013/10/30)

 10月31日は狭山事件のメモリアルデーです。1974年10月31日、この日東京高裁、寺尾裁判長が出した「でたらめ判決」。当時24歳の私は、狭山事件が警察のでっち上げだとはっきりわかりました。人間一人の人生を犠牲にして何を守ろうというのか。以来、私は差別、人権を考えるようになりました。できれば明日は参加したかったのですが、できませんでした。せめて日比谷野音の石川さんたちを思い、心で連帯します。狭山(SAYAMA)の映画もできました。闘いはここから。闘いは今から。願生りましょう!


 「狭山中央集会。」 (2013/10/31)

 集会に参加の東京町田、東雲寺ご住職から、速報写真が届きました。ありがとうございます!


  「映画『SAYAMA見えない手錠をはずすまで』」

 50年、殺人犯というレッテルを背負いながら、泣き 笑い 怒り 日々を凛と生き抜く夫婦の物語


2013年11月

  「徳島にて。」 (2013/11/1)

 左「フク、肉羊羹」。右「ひっかり雑炊、大麦の引き割り粉(上のビニール袋)と味噌が主材料」。高校生と先生方の自主研修で、被差別地区の食(文化)に触れようと作ったもの。お相伴に預かりました。おいしくて、ご飯をお代わりしてしまいました。食後、皆さんにお話。一緒に食事をした後なので、皆さんとしっくりなじみ、楽しく話せました。

※ 「肉羊羹」は、「煮こごり」です。徳島では「肉羊羹」といいます。コラーゲンいっぱい!
  「徳島市立国府中学校体育館。」 (2013/11/2)

 昨日は誠に気持ちよくお話ができました。今日は徳島市立国府中学校。昨日の高校生の中には、ここの卒業生もいます。


本日の檜舞台。

  「さあ、今日から、さん喬師匠と。」 (2013/11/3)

 今日からさん喬師匠と三連チャン。勉強させて貰います。先ず今日は、群馬県前橋の弁天寄席。去年に引き続き二人会。願生ります! 今、曇り空ながら富士山が見えてます。車内に子供の歓声「富士山、見えた!雲の上にある」ええ思い出になるんやろねえ。


  「漢語と横文字。」

 源平で「倶利伽羅谷の絶壁」と言う場面があります。「絶壁」ときっぱり発音すると確固たる存在感がありますが、ほんまは何も無いのですね。漢語表現は力強いです。「消極的態度をとる」というと、なんかちゃんとしてるように思います。狭山事件で証拠開示請求という当たり前の要求に対して検察は「不見当」と答えます。「見当たりませんねん」と言うと「しっかり捜さんかい」と言われます。漢語表現に騙されたらあきませんね。横文字も危ないですね。「汚染水は完全にブロックされてます」も怪しい。「ヘイトスピーチ!」、祝辞でもゆうてんのかと思ってしまいますな。


  「深川江戸資料館。」 (2013/11/4)

 第15回柳家さん喬独演会・深川江戸資料館。

一番太鼓・柳家さん坊。

深川江戸資料館高座。

さん喬一門と。

番付。絵、文、アーサー・ヒルバーン。


  「三重県桑名市深谷市民館。」 (2013/11/8)

 隣保館のホールに本格的な高座を作って戴き、お笑い人権高座60分、着替えて「井戸の茶碗」。行政職員、地域の人たちなど100人以上、特に保育士の先生方がいい表情で聞いて戴きました。子供の世話で大変なのは、孫の送り迎えの際に拝見しています。本当にありがたい。頭が下がります。大阪からKさんも来て戴き、井戸の茶碗について貴重な指摘を戴きました。ありがたい、ありがたい。


  「奈良市立三碓小学校から伊賀市立柘植中学校へ。」 (2013/11/9)

 うちの近所の三碓(みつがらす)小学校でお笑い人権高座。車で迎えに来て戴く。聞き上手の保護者、140人に助けられ楽しく、快調に勤めることができました。時間が無いので、久しぶりに着物を着たまま移動。伊賀神戸まで行き、伊賀市立柘植中学へ。江嶋修作先生のアドバイスで、「人権高座はピンクの着物で明るく」と決めていたが、さすがに電車に乗るのはためらわれ、緑にしました。


  「東大阪市立高井田東小学校。」 (2013/11/10)

 日曜参観講演会で「新ちゃんのお笑い人権高座」。6年生90人、大人90人。精一杯の1時間、願生りました!


  「大和高田名物弁天座、お客送り出し。」

 高田御坊から、ぶらぶら歩いて帰ってきたら、弁天がはねたのか、お客の送り出しに遭遇。皆さん満足の表情。この人たちが、繁昌亭に来てくれるやろか? 「ええ仕事せなあかんなあ」と、酔いがちょっと醒めました。(飲んでたんかい?!)


  「姫路市文化センター、いい会でした。」 (2013/11/12)

 姫路市文化センターでの「芸能文化へのいざない」、500人。いい会でした。番組は、「つる」・紫、「ガマの油」・坊枝、「笠碁」・権太楼、(中入)、「狼講釈」・新治、「多事争論」・仁智。「あれだけ笑ったら、お客さんも満足やろ」というくらい、盛りあがりました。

  「映画SAYAMA上映会。」 (2013/11/13)

 阿倍野区民ホールにて、映画「SAYAMA」の上映会。金聖雄監督の挨拶もありました。漫才の幸助、福助の福助さんと、浪花の歌う巨人、パギヤンこと趙博(チョウバク)さんも。
 「我が人生に悔い無し・石川一雄」金監督の挨拶の中で紹介された石川さんの言葉。権力と差別によって人生をずたずたにされ、無実の罪で32年、獄中で自由を奪われた人が、今現在も殺人犯とされている人が、「我が人生に悔い無し」と言い切る。「差別のために人生棒にふった」と恨んでもおかしくない人が。けど、考えてみれば、これだけ元気で、これだけ日々燃えて、これだけ生きる目的が明確で、これだけ多くの人に思われている74歳を他には知らない。見えない手錠が外れたら、「一人で自由に、ケニアに行きたい」と言う。「自由に生きてる野生動物を見たい」と。獄中の生活がいかに不自由なものであったか。目頭がうるんだ。監督は「不運ではあるけれど、石川さんは不幸ではない」と、その凛とした生き方を称えられた。冤罪は許されないが、その不運を乗り越え、自分の人生を、見事に主役として生きる石川さんに、今こそ学ぶべきだと思う。自分に甘く、悔いだらけの私は、石川さんの爪のあかでも戴きたい。本当にこの映画を見てよかった。ほのぼのとした映画です
が、背筋が伸びました。多くの方々に見て戴きたいと思います。
 しかし、狭山映画の上映会に、咄家二人、漫才師一人、ギター漫談一人がそれぞれの思いで参加とは、上方芸人、ええやん!

  

(左)金監督  (右)趙博さん、福助さん。


  「香川県小学校教育研究会。」 (2013/11/14)

 香川県高松市の古高松小学校にて、香川県小学校教育研究会。開会行事の後、体育館特設教室で「人権獲得への道・全国水平社」という公開授業(他にも6教室で行われます)があり、その後、私がおにぎやかに勤めます。

鳴門の渦潮。鳴門大橋から

切なくなる美しさ! 瀬戸内海はいつも美しい! いつも思います。

水平社宣言子供版。古高松小学校、大井先生、会心の作品。(クリックで拡大)

本日の檜舞台

講演タイトルは「ごぞんじ」

研究授業より。


 公開研究授業では、大井先生の集中力に脱帽。100人以上の先生(同業者)が批判的な眼差しを向ける中、授業に、生徒に集中しきった、見事なプロの仕事。鈴本の高座で言い間違いをしたのに、素にかえらず何事も無かったように演じきったさん喬師匠と重なります。生徒のいじめの話に目頭を押さえる姿に感動。


  「讃岐、連絡船うどん。」

 高松駅構内にある「連絡船うどん」。32年前、初めて高松に来ました。岡山から宇野へ出て、連絡船で1時間。船内のうどんを食べるたび、高松へ来たことを実感しました。変わらない味が嬉しい。今日もおいしかった!



  「秘密のゲスト決定!」

 来年1月18日(土)の、大倫寺様での新治寄席。おかげさまで予約好調です。ゲストは、桂勢朝師匠ですが、急きょ、もう一人、大物ゲストが入ることになりました。米朝一門の実力派の師匠で、何度か二人会をさせて戴いた方です。おかげで(私がこけさえしなければ)充実の寄席となります。どうぞご期待ください!


  「鳥取県江府町・町制60周年記念事業『露の新治寄席』。」 (2013/11/15)

 江府で8年ぶりの新治寄席。順調に始まりましたが、暖房が効きだしたら、カメムシが飛びかいだして、ついに私の着物の袖に。場内騒然。昨日の大井先生や、さん喬師匠の動じない高座を思いだして落ち着こうとしましたが、客席上空をカメムシが旋回。それが丁度私の目線。咄家の天敵は、カニだけではなかった! それでも一席目は「相撲風景」でまあなんとか乗り切りました。只今、板里さんの太神楽。中入を挟んで、さあ、何がやれるか?願生!

はるかに初冠雪の大山。

舞台づくり。

江府の空に翻る幟


  「終了。うまくゆきました。」

 二席目は、「井戸の茶碗」。お客様もカメムシがときおり落下する中、集中して聞いて戴き、助かりました。終わってみれば、誠にいい寄席でした。ありがたい、ありがたい。


  「中学生に『井戸の茶碗』。」 (2013/11/16)

 鳥取県、名和中学校。お笑い人権高座50分。よく受けたので、落語は思いきって「井戸の茶碗」。これがまたよく聞いて戴き、ツボ、ツボで笑いも。中学生に井戸の茶碗は大成功(だと思います)。生徒さんに感謝。米子まで教頭先生に送って戴き、16:26の特急まつかぜに間に合いました。車内の憩いのひとときは、「明け烏」で。

本日の檜舞台、名和中学校体育館
お笑い人権高座と落語。90分、一人会

自分革命〜昨日の自分を越えていけ〜

車内の憩いのひととき、「明け烏」。


  「お笑い人権寄席、面目躍如!」 (2013/11/17)

 「べっぴん寄席」は、加茂の「あったか寄席」と並ぶ、お笑い人権寄席。過去のネタ帳を見ると感慨深いものがあります。落語と漫談の後に「水平社宣言と西光万吉」と題する吉田智弥さんのお話。一見ミスマッチに思えますが、お客様は満足。吉田さんの話がまたよかった。去年は、野々村あいさんの歌謡ショーと、外川正明先生の「竹田の子守り唄 改進支部女性部とともに」。これも熱かった。さて今年はどうなりますか?間もなく開演です。

昨年のネタ帳

野島美香さん撮影の石川一雄さんの写真も。

石川一雄さんの写真は、後ろ幕に貼りつけてます。

第九回べっぴん寄席高座。
左側の幕に石川一雄さんの写真が。けど小さい。
江嶋先生と対談で触れさせて戴きます。

べっぴん寄席、出演者フィギア!
左から、こんばらさん師、江嶋先生、私。似て!

世話人の松下智絵美さんの力作。ありがたい。

第五回ネタ帳より。この三席の並び!

江嶋先生熱弁!
ご挨拶、山本事務局長。
講演、江嶋修作先生。

こんばらさん師匠、大受け。

こんばらさん師匠にどよめく客席


  「日東紅茶ティーパーラー。」 (2013/11/18)

 浜田駅前の喫茶。初めて来た時、名前に引かれて入り、浜田へ来たらなるべく寄ることにしてます。

日東紅茶ティーパーラー

店内


  「島根県立島根中央高校。」

 山が迫る抜群の環境。 四季の移り変わりを間近に眺めながらの高校生活。いいなあ!

 今は体育の授業中。やっぱり元気。ここが、昼から我々の檜舞台となります。

 島根中央高校にて。島根県立川本高等学校と島根県立邑智高等学校が合併して、島根県立島根中央高校に。お笑い人権高座40分。「コメディマジック」・こんばらさん師匠、20分、(お中入り)、落語「井戸の茶碗」・新治、35分。ほんまにうまくゆきました。時間の制約が、いいテンポにつながりました。短い時間で自分を表す、繁昌亭や鈴本の経験が活きました。勉強、勉強!


  「ニアミス!」 (2013/11/19)

 今朝、三遊亭圓丸師匠から電話で「浜田のワシントンに泊まっているんですか?私も昨日泊まっていたんですよ! 昨夜は一人でさびしくしてたんです。」 エエーッ!でした。昨日は、こんばらさん師匠と打ち上げ。知ってたら合流したのに。残念。浜田ワシントンでは以前、一門の団六さんとも同じことがありました。一ヶ月くらいしてから、同じ日に、別々の仕事で泊まっていたことがわかりました。二度あることは三度。浜田ワシントンは要注意です。


  「石央文化ホール 浜田商業高校文化祭」

 お笑い人権高座、私の力不足のため不発。重くなった客席を、こんばらさん師匠がつかみから荒技で盛り上げてくれました。さすが。おかげで、あとの落語もなんとかやれました。助かりました。


  「浜田東中学校 人権集会」

 浜田商業高校文化祭を終え、浜田東中学へ。体育館で生徒さんや、保護者、地域の人たち。300人ほど。お笑い人権高座1時間。話し合い20分。休憩の後、こんばらさん師匠のコメディマジックショー。大ウケ! 初めてマジックショーを見た方がほとんど。どよめきと拍手が絶えません。太神楽曲芸といいマジックといい、こんなに力のある魅力的な芸を見たことがない人がほとんど。浜田の人たちに多少は紹介できました。これも人権啓発事業のおかげです。ありがたい。終わって、こんばらさんの車で6時間。阪神尼崎に送ってもらい、近鉄の普通で帰宅したら1時前でした。疲れたけど、充実の六日間でした。


  「上牧中学で給食を戴きました。」 (2013/11/20)

 上牧中学で給食を戴きました。学校へ伺うと、たまにこんないいことがあります。給食メニューは、鰺のフライ、けんちん汁、さつまいもの炊き込みご飯。リンゴに牛乳。戴きます! ありがたい!


  「新ちゃん人形、アップ。」 (2013/11/21)

 島根県浜田市、べっぴん寄席、松下世話人の作品。


  「熊本へ、第二回熊本落語まつり。」 (2013/11/23)

 暗いうちから起きて出発。新大阪7:53の九州新幹線「みずほ」で熊本へ。今年最後の大舞台、「熊本落語まつり」。去年6月、鈴本演芸場に出してもらった時には考えられなかった、地方での大きな落語会。さん喬師匠のおかげです。ほんまに人生、何があるかわかりません。元気で生きて、願っていれば、夢は意外なところから形になってゆくのですね。自分の人生が、思わぬ方向に開けてゆく実感。そんな幸せ感に包まれています。元気で、長く現役でいたい、しみじみ思います。いつか「お笑い人権高座」や加茂の「あったか寄席」、浜田の「べっぴん寄席」に、落語ファンがかけつけてくれることを願って、願生ります。
 昼の部の番組は、「狼講釈」・新治、「ちりとてちん」・さん喬、(お中入り)、「つる」・新治、「紙切り」・正楽、「井戸の茶碗」・さん喬。夜の部の番組は、「源平盛衰記」・新治、「天狗裁き」・さん喬、(お中入り)、「野ざらし」・新治、「紙切り」・正楽、「八五郎出世」・さん喬。  

ネタ帳


昼の部終了。
羽織をたたむさん喬師匠。


あちこちにクマモンが!


林家正楽師匠


一席終えて。さん喬師匠。

  「20年ぶりの広島県世羅町。」 (2013/11/24)

 昨日の熊本の会は、次につながりそうないい感じでした。今朝は8時発の新幹線で、さん匠と博多まで一緒。さん喬師匠は、博多で午前中踊りの稽古、昼から独演会。なんと「雪の瀬川」の通し! 自分をあまやかさない。頭が下がります。私はそのまま広島へ向かいます。同時刻発の鹿児島行きがあり、ホームを間違え、あわや乗り遅れるところでした。
 20年ぶりの世羅の町。20年前、その頃新人職員だったSさんも役場の係長、満面の笑顔が三原駅の改札口で待っていてくれました。あの頃は解放運動も活発、行政職員も先生方もやる気があり、啓発も盛り上がっていました。世羅高校I校長先生の自死をきっかけに、様々な弾圧が加えられ、法律も切れたことも相まって、解放運動、同和教育は防戦一方になってゆきました。けど、運動はだてではありません。運動に学び自己変革をなしとげた心ある人たちによって、地道に、しっかりと積み重ねられています。私も、私にできることを精一杯願生らせて戴きます。願いに生きる。久しぶりの広島に気合いが入ります。

20年ぶりの世羅町。

せらにしタウンセンター。舞台づくり中。

ありがたい垂れ幕


  「しばらく中国へ。」

 私は明日から5日間中国へ行きます。東大寺の鑑真和上ゆかりの聖地参拝団にまぎれこみました。携帯も置いて行きます。5日間、仏教と中国に触れてきます。


  「無事に帰ってきました!」 (2013/11/29)

 おかげさまで、学び、楽しんできました。鑑真和上来日1260年の法要にも参加させて戴き、ありがたい旅でした。

  「鑑真和上のふるさとを訪ねて。」(2013/11/30)

 東大寺の鑑真和上度日1260年記念、ゆかりのお寺を回るツアーにまぎれこみ、中国に行ってました。25日〜29日と、びったり私の空き日と日程があったので、「これはお釈迦様と鑑真様が行きなさいとゆうてはるんや」と、思いきって参加しました。知り合いゼロ。情けないことに、無名の私、誰も「露の新治」をご存じありません。「奈良でこんなことやったら、先はないなぁ」と思いながら、これを幸いに本名で通す5日間となりました。そして気がつきました。「この何十年、芸人らしくないと言われ続けてきたけど、私も私なりに露の新治をやってたんや」と。おかげで、なんとも肩の力が抜け、すてきな5日間になりました。高校の同期生の飲み会が楽しいのも、同じことかと思います。鑑真様が船出した寧波の天童寺や阿育王寺、普陀山に参拝。鑑真様が住職を勤めた揚州の大明寺では「鑑真和上東渡1250年法要」にも列席し、得難い経験もしてきました。中国の修行僧200人が並ぶ中を歩き、参拝させて戴きました。痩西湖の美しさ、柳が水面に垂れ下がり、生演奏の琴の調べがまさに漢詩の世界でした。じっと聞いていると涙ぐみそうになりました。自分が仏教徒であることを確認させて戴き、心身ともにリフレッシュしました。今日から怒涛の人権週間、三重県2ヶ所願生ります!


  「三重県伊賀市 上野南中学校。」

 早起きして三重県伊賀市へ。上野南中学校。上野南中学校の生徒に「夢」を!伊賀地区農村青少年クラブのプレゼント! 粋な人はどこにもいてますなぁ。それにしても、すばらしい田園風景。日本は美しい。こんなええ国を放射能で住めんようにされて、たまりますかいな。原発情報隠ぺいの、秘密保護法を通しておいて、「美しい日本」はありません。

誇るべき日本の秋の景色

田んぼに「夢」

すばらしい田園風景


   「五回目の美里町」

 三重県美里町文化ホール。担当の先生から「美里は五回目」と教えて戴きました。ありがたい。中国の旅でリフレッシュしたので元気。自分でも意外なくらい調子がいい。中高生も明るく元気に反応して戴き、うまくゆきました。人権フェスティバルですが、人権標語の表彰式などは、私の話しの後にして戴いたので、前方の席も空かず助かりました。表彰式を先にすると、前方の席に陣取り撮影をしていた保護者や舞台の上の来賓が、終わると逃げるように帰ってゆくのが常。我が子の晴れ姿を見に来ているのだから仕方ないのですが、無名の悲哀を感じる時でもあります。たまに親子で残って、話を聞いて戴くと、ほんまに嬉しくなります。


2013年12月

  「瀬戸大橋通過中。」 (2013/12/1)

 中国にも、杭州湾大橋などすごく大きな橋がありましたが、その先駆けやと思います。たしか江沢民が視察に来ました。私が高松に通っていた頃ですから、20年以上前です。


  「紅葉でなごみ、その後ドタバタ。」

 新居浜市のマイントピア別子で紅葉を楽しみ、優雅な気持ちで学校に向かう車中「何時に新潟に向かいますか?」と聞かれ、「終わって、乗れるやつで帰ります」と言ったら、「着きますか?」という話になり、そう言えば「どないかなるやろ」と考えて確認してなかったことに気付きました。早速調べてみると、お話終わりで駅に向かっても最終に間に合わないことが判明。「えらいことや」となりました。早速新潟の担当者に電話するも留守電。知り合いに新潟のホテルのキャンセルを頼み、今晩どこへ泊まるか思案。東京泊でも翌日の仕事に間に合うことがわかりましたが、東京駅から離れたら、明日がしんどい。それで、11月3日に前橋からの帰り泊まった高崎に泊まることにして、校長先生のパソコンから予約を入れてもらいました。しかし当日までアクセスもチェックしないとは、先生方もあきれ顔。「この詰めの甘さ。先生、ファンになりましたやろ」てゆうたら、「不安になりました」。(うまい)講演は、みなよく聞いて、笑って戴きました。最後に高座を作って、「つる」をおまけに。これも、ツボ、ツボで笑って戴き、気持ちよく終えることができました。新居浜市立川東中学校の皆さん、ご迷惑をおかけしました。

新居浜、マイントピア別子の紅葉、みごと!

  

すばらしい景観!

桜の花を通して紅葉が。


  「東京・内幸町の独演会、本日発売!」

 今日から、来年2月8日(土)内幸町ホールでの、第三回「まいどおおきに露の新治です」の、前売りが始まりました。私は、「七段目」他二席、願生ります! ゲストは笑福亭笑助さん、歌手の岡大介(たいすけ)さん(カンカラサンシン)。どうぞよろしくお願いいたします。
(予約はこちらから。 ファミリーマートのFamiポートでも購入できます。MORI)

  「あいかわらず「あほ」やってます。 」 (2013/12/2)

 高崎のホテルで目覚め、余裕でシャワー。「そやそや、段取り八分、準備、準備」と、お話で使う紙の順番を整理し、ふと時計を見たら8分前! 「えらいこっちゃ!」と慌てて荷造りして飛び出しましたが、列車を見送るはめに。幸い仕事にはギリギリ間に合うので、担当の方に連絡。落ち着こうと、食堂でモーニングを頼み、運ばれてきたので食べようとしたら、今度は6分前。熱いコーヒーを吹きながらすすり、パンをかじりながら「ほんまにあほや」と自己嫌悪におちいりました。それでもゆで卵はしっかりナプキンで包みカバンに。ホームに上がると、すでに列車は来ています。指定券は無効になったので自由席車両まで、あたふたと走り、座ろうとしたら、二階建車両は天井が低い! 網棚で頭をゴンと打ち、後ろの席の人が笑いをこらえるのが目に入りました。なんとか座ってホッとしたら、ホテル代を払っていないことに気付きました。師匠がよおゆうてました。「新ちゃんは、優先順位がわからんからなぁ」。62ですよ。ほんまにアホです。これが芸に出たらええ味になるんですが、「ほんまもんは芸にでません」。むしろ、きっちりした人が、「芸ではボケ」ができます。不思議なもんです。


上越新幹線、車内広告「お酒」。
うまいなあ!感心します。


  「新潟県胎内市 地域人権啓発活動活性化事業・新ちゃんのお笑い人権高座」

こんな、りっぱな看板を作ってもろて。
こんなアホやけど、願生ります!

今日の檜舞台。黒川地区公民館。

胎内市の紅葉。スケールがすごい。


  「新潟県新発田市 龍泉寺寄席」

 龍泉寺寄席。番組は、「つる」・新治、「歌」・インディ、「看板のピン」・新治。

インディ熱唱。


  「新潟のお米は、本当においしい。」

 今日のお昼は、高崎駅のトリメシ弁当。そのまま龍泉寺寄席の終演まで、何も食べず。おなかのすいたところへ、新潟米のおにぎり! まあ、おいしいこと。三つ戴いても、まだ欲しい。四つも戴きました。そこへ「卵かけご飯の用意がしてあるよ」との声! どうしようと思ったけど、炊きたてのぬくご飯と聞きと心が動きます。「ほんなら軽く一膳だけ」と、茶碗を手に取り、そのホワッとあがる湯気を見たらもうたまりません。何もかけずに、ご飯だけ一口戴く。ほのかに甘く、おいしさが口の中に広がります。卵かけご飯に、おつけもの。至福のひととき。中国では、料理もお酒もおいしかったのですが、ご飯がまずかった。チャーハンにしかならなりません。しみじみ、日本はありがたい国やと感じました。ご飯をたらふく戴いたら、お酒もビールも入らんようになりました。


  新潟県新発田から長野へ」(2013/12/3)

 新発田から長岡まで、龍泉寺ご住職とインディに送ってもらい、インディは新潟の放送局へキャンペーンに。私は、昨日未払いのホテル代を振り込み、長岡から信越線特急「北越6号金沢行き」で直江津へ。そこで乗り換えて長野に向かいます。車窓は晩秋の景色。その美しさに見とれてしまいます。
 長岡をのんびり出発したのに、柏崎駅で車内トラブルのため、15分ほど停車。直江津での乗り継ぎは6分。あかんやん! ほんまに今回は、なんかかんかあります。気を引き締めていかねば。トラブルは客が車掌を殴ったとのこと。何をしてくれるねん。直江津に着いたら、乗り継ぎの快速はすでに出ていて、次の普通で行くはめに。ほんまに災難はどこにあるかわかりません。

日本海、柏崎付近。

北陸新幹線・上越妙高駅。
(長野‐金沢間 2015年開通)


  「長和町は盛り上がりました。」

 長野まで行くと車が混むということで、途中の豊野まで「人権センターながの」のTさんが来てくださり、1時間以上高速道路を飛ばして、長和町へ。旧長門町時代(15年ほど前?)、狭山パンフを読む会の要、長野出身のHさんと訪れたことがあります。お客席は相変わらず前の方が空いてましたが、司会の課長さんにお願いして前に詰めて戴きました。あっさりと詰めてくれました。課長さんの「一度皆さんお立ちください」が効きました。ただただ「詰めてください」ではなかなか立ってくれませんが、「お立ちください」は「うまい!」と思いました。お笑い人権高座25年目にして、貴重な一言を教えて戴きました。大収穫!おかげでノリノリの90分。町長さんも最後まで聞いてくださり、終わってご挨拶を戴きました。


  「文教短大にて、授業として高座を。」(2013/12/4)

 きのうは講演会が終わってから、また高速道路を飛ばしていただき、長野へ帰って泊まりました。今日が早出やったので、上田泊だと東京周りで遠回りになるからです。おかげで今朝は悠々、長野から始発の特急「しなの」の自由席に座り、名古屋へ向かっています。今日は久しぶりに、趙パクさん(浪花の歌う巨人、パギヤン)と二人会。京都の短大で、授業の一環の高座。願生ります!

作家のさとう裕先生(左)、趙博(パギヤン)先生(中)と。


  「福岡市早良区竹の花集会所。」(2013/12/5)

 福岡市早良区竹の花集会所にて独演会。落語2席は、「相撲風景」と「井戸の茶碗」。


  「野芥(のけ)公民館にて。」

 夜は、福岡市野芥公民館にて「お笑い人権高座」と落語一席。

野芥(のけ)公民館

博多駅博多口の「光」景!



  「第42回人権を尊重する市民の集い。」(2013/12/6)

 福岡市立南市民センターにて、第42回人権を尊重する市民の集い。前半、宮竹中学校の実戦報告。後半、「新ちゃんのお笑い人権高座」。

  「麺類ならば、ぼた餅か?」

 福岡市早良区野芥の資(すけ)さんうどん。ごぼ天うどんが人気。ここの名物が、ぼた餅。まさに「麺類ならば、ぼた餠か」。


  「合志市第八回人権フェステバル。」(2013/12/7)

 体育館いっぱいの人、1000人! 落語祭りにもこれくらい来てほしい。

 人権標語に並んで、幟が!(自分で吊して、霧吹きも自分でしたんやけど)

 小羊保育園の子供たちの歌。


  「福岡県築上町 文化会館コマ―レ。」(2013/12/8)

 椎田駅に、いきなり、大きな看板! 願生ります!

椎田駅にて。

築上町出身、松鳳山関と並んで。


 築上町、二部の落語画像を送っていただきました。撮影は、北九州市のAMさん。わざわざ来てくれました。

  


  「島根県江津市 総合市民センター。」(2013/12/9)

 本日の会場、江津へ来ました。江津市総合市民センター(ミルキーウェイホール)。受付にはチラシがいっぱい、舞台に垂れ幕。気合いが入っています。20年以上、日本中でこんなポスターやチラシを配って戴いてます。けど、ずっと無名のまま。記憶に残らない落語家! 願生!

江津市 ミルキーウェイホール。

受付にはチラシがいっぱい。

ポスター。

舞台に垂れ幕。気合い!

手前の演台でお笑い人権高座。
後ろの山台で落語。願生!


  「修学旅行の中学生にお笑い人権高座と落語。」(2013/12/11)

 京都「金波楼」にて、修学旅行中の久留米市立良山( りょうざん) 中学校の生徒に、お笑い人権高座と落語。金波楼スタッフの対応のすばらしさに感激。修学旅行をいいものにというプロ意識を見せて戴きました。そして、張り切って臨んだものの、見事に空回りしてしまいました。いい生徒さんでした。旅行2日目で疲れているのに、慌ただしくお風呂、食事をすませ、1時間以上、体育座りでお付き合い戴きました。私の力が足らず、申し訳ないことになりましたが、ほんまにいい生徒さんでした。誠に申し訳ありません。

開演前

良山中学校のよい子たち。


  「今日は『事始め』です。」(2013/12/13)

 12月13日、上方の咄家は「新しい年」を迎えます。師匠の前で「本日から、新たに事を始めさせて戴きます」と挨拶し、師匠から扇子と手拭いを戴きます。そして露の五郎兵衛一門は「かめちゃぶ」を戴きます。天かす丼(天丼のエビ抜き。玉ねぎ入り)です。粗末な食事をして、先人の苦労を偲ぶという意味ですが、天かす(揚げ玉)も玉ねぎも吟味してますし、料理上手の姐さん(師匠のおかみさん)が作るのですから、ほんまに美味しいのです。その際「戴きます」ではなく、「お祝いやす」と唱和します。師匠が亡くなり、弟子もいない私に「事始め」はありません。ただ、お仏壇に向かい、一年を振り返り、新たに事を始める決意をさせて戴きました。去年も、今までの私には想定外の場を与えて戴き、もがきながらなんとか乗り切り、元気に新たな年を迎えることができました。本当にありがたいかぎりです。ただ我が身のありがたさとはうらはらに、世の中は暗い時代にまっしぐらです。まるで亡びる前の、やけくそのような勢い。あることを秘密にし、そしてないことに。落語を楽しんで戴き、咄家として楽しく日を重ねるためにも平和を希求することに勤めたいと思います。特定秘密保護法案の参議院本会議で、議員のヤジに、傍聴席から「国民の声」を届けた、おしどりのマコさん、ほんまに偉いと思います。できることを、できるだけやらねば。「今日から新たに事を始めさせて戴きます」


  「滋賀県、野洲文化ホール。」(2013/12/14)

 滋賀県野洲(やす)市、野洲文化ホール。前の演台でお笑い人権高座。後ろの高座で落語。やりまっせ!


  「阪神武庫川駅。」(2013/12/15)

 須磨寺に向かっています。阪神武庫川駅くらい、駅名と場所が一致している駅を他に知りません。まさに川の上。「武庫川や文句あるか?」。武庫川駅を西に渡ったところに兵庫医大病院があります。師匠が入院したので、何度か来ました。帰り電車を待っていると身を切るような風の吹きっさらしを浴び、師匠の病状とあいまって、せつなくなりました。あれから四年、いろんな人を見送りながら、年末を迎えています。まだ生きてる我が身をありがたく戴きながら。

  「須磨寺落語会。」

 神戸市の須磨寺にて、「須磨寺落語会」。200人を越す大入り! 番組は、「四人癖」・八斗、「鼓が滝」・梅団治、「作文」・鶴二、(お中入り)、「試し酒」・遊喬、「井戸の茶碗」・新治。

 

須磨寺。

お弟子の小梅さんが、梅団治師匠に羽織を着せかける図。

さて、出番。先ず、足袋をはく松福亭遊喬さん。

師匠の着物の荷造り。小梅さん。

笑福亭鶴二さん、「作文」。

月亭八斗さん。

出番前、遊喬さん。


  「雀の情。」(2013/12/17)

 今朝、うちの前に雀がいっぱい。庭に何かまいた覚えは無いし、「なんやろなあ」と思ってました。しばらくしてわかりました。母が自分の勉強のために建てたプレハブに、雀が二羽、閉じ込められていたのです。隙間から入って出られなくなったのでしょう。ガラスに体当たりを繰り返していました。開け放ってやると、飛び出してゆきました。仲間、家族を心配して集まっていたのです。「雀にも情がある。」嬉しくなりました。



  「今日の会場。滋賀県甲賀市 忍の里プララ。」

 甲賀市の企業で約20年前、部落差別による結婚差別事件があり、若い男女の命が失われました。ほんまにもったいない。死ぬほど重大なことのように勘違いさせたマインドコントロール。社会意識としての差別観念。思いきりしゃべらせてもらいます!


  「敦賀落語の会。」(2013/12/18)

 40年以上続いている敦賀落語の会。初めて「新治の会」をして戴きます。なんとこれが2回目の出演です。願生ります!


○敦賀落語の会 第249回例会「露の新治の会」
 日時:2月2日(日) 午後2時開演
 会場:敦賀市相生町会館 (敦賀市相生町12-4)
 会費:2500円(会員制の落語をきく会ですが、HPを見たと受付で言えば入れます)
 問い合わせ:(当HPまでメールでお問い合わせください。折り返しお知らせいたします。)
 どうぞよろしく[m(_ _)m]


  「猪瀬知事だけ?」(2013/12/19)

 今回の騒動は、徳州会と猪瀬が自民党と官僚から切り捨てられたということ。徳田は自民党の議員なのに、平気で切れるんですね。みんな徳州会から貰っていたやろに、徳州会の東京進出を許さんかった。義理も人情も関係ない、もちろん理念も何もない、利権だけで結びついているのが自民党。だから強い。欲得は一番の本音やから。徳州会が「島の伝統」にのっとって、お金をばらまいてきたことは、もはや社会意識になっています。ならば、猪瀬はもちろん辞任ものですが、猪瀬だけにしか渡してないとは、誰も思わない。他の候補者や過去の知事、さらには国会議員や官僚にも捜査の手を広げるべきだが、絶対にそうならない。今選挙をしたら、自民党は確実に減るのに。猪瀬が開き直って「俺だけか?」と、オリンピック誘致の利権までばらしたら、ありがたいけど絶対にそうならない。最後は自己保身のため黙ってしまう。ほんまにマスコミが国を滅ぼす。声をあげてゆくしかありません。来年2月23日、奈良で「狭山、沖縄、原発をつなぐ集会」が開かれます。やれることを精一杯やるべき瀬戸際に来てますね。願生りましょう!


  「大倫寺、新治寄席。」(2013/12/22)

 当初の会場は70席で、おかげさまでかなりオーバーしましたので、会場をお寺の広間に移しました。余裕ができましたが、それでも残席僅かとなりました。サプライズゲストは、桂千朝師匠です(発表したのでサプライズではなくなりましたが)。勢朝師匠と豪華二人ゲスト。開口一番は、露の紫(先日のNHKコンクールでトップ同点!の快挙)。充実の寄席になりそうです。どうぞよろしくお願いします。


  「柚子湯。」(2013/12/23)

 庭に柚子の木があり、たくさん実がなります。ですから、うちの柚子湯は豪華版です。昨日もどっさり柚子が浮かんでました。柚子湯は風邪予防。その柚子湯に風邪のため入れなかったあほらしさ。なんか私の人生を象徴してます。


  「繁昌亭初日楽屋にて。」

 米団治師匠と「王様のスプーン」のスペシャルコラボカレー、「桂米団治のこだわりオニオンカレー」を手に!

  


  「 繁昌亭3日目。」(2013/12/25)

 お見送り、準備も整いました。繁昌亭、ぼちぼち、ばれ太鼓。

 繁昌亭3日目、無事に終了。お見送りを終えて。


  「 繁昌亭4日目。」(2013/12/26)

 繁昌亭楽屋口

 繁昌亭北側

 舞台監督、中西の親方。この方に繁昌亭は支えられています。

 今日は「野ざらし」、よく受けました。九州福岡から、好朝、小いもご夫妻が、繁昌亭に来てくださいました。


 「大倫寺新治寄席、完売です。」

 ありがとうございます! おかげさまで、完売となりました。願生ります!


  「繁昌亭5日目。」(2013/12/27)

 繁昌亭はもうお正月!


繁昌亭前に出ている看板。

 (新治さんにお願いして、画像を送ってもらいました。MORI)

  「繁昌亭昼席、打ち上げました。」(2013/12/30)

 お見送りをしていて、これほど反応があったのは初めてです。手応え充分で七日間を終えました。体調は悪かったのに不思議なことです。今日もUYさんと、「つる、大倫寺寄席」の話をしました。今席は、トリの米團治師匠の明るく、爽やかで、裏表の無い人柄が、そのままお客席に伝わった寄席となりました。開口一番からトリ、いろものの、かみじょうたけし、れ・みぜぶるのお二方まで、気のいい人ばかりでした。またそれを暖かく迎える優しいお客様という、終始優しい空気の一週間でした。繁昌亭のお客様はいつも暖かいのですが、今席は格別でした。トリの米團治師匠のお人柄やと思います。そして中トリの「芝浜七日間」。皆さんそれぞれに、楽しかったです。芝浜に挑戦された七人のお名前を記します。敬称略。「枝三郎、都、雀三郎、文太、文也、米左、小染」の皆さんでした。今席は、特に「出してもらってよかった」と思える席でした。おかげでいい形で仕事納めができました。咄家として、ほんまに充実の一年でした。年が明けたら63歳、いつまで元気に高座に上がれるかわかりませんが、やれる限りは、やらせて戴きたいと思います。それほど、落語が楽しくなってきました。ありがたいことです。おかげさまで、大倫寺の新治寄席は、完売。「会場に入れるのかいな」という、嬉しい悲鳴です。2月の東京、内幸町ホールのほうは、まだまだこれからです。気合いを入れて三席勤めますので、東京近辺の皆様、何とぞよろしくお願いします。願生!


  「木戸銭!」

 整理をしてましたら、文福・新治(当時は新次)二人会のチラシが出てきました。1990年4月。これが、文福一門筆頭弟子の茶がまさんの初舞台。当日パンフには「枝雀・べかこ親子会」の案内も。驚くのは、木戸銭!なんと2200円。24年前でっせ! 大倫寺の寄席が、「千朝、勢朝、紫、新治で2000円」。昔が高かったのか、今が安いのか?しかし、この木戸銭で、奈良と橿原、どちらもキャパ300の会場を満員にしたんですから、今思えば勢いがあったんですね。願生らねば!

  


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