2013年7月〜2013年9月
2013年7月
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「夢の100名越え!」(2013/7/2)
私にとって夢のような事が起こりました! 昨日、予約受付を開始した東京独演会。一日で、なんと100名以上の予約を戴きました! 「お江戸日本橋亭」や「トリイホール」なら、完売です。ほんまに、私のことかと思います。大阪ではまだまだですが、じわじわと手応えは感じています。ありがたいことです! 願生ります! ほんまに嬉しいのでお報せ致します。すみません。
今日は奈良で中小企業連合会の研修会で、お笑い人権高座と落語、そしてなんと本の「サイン即売会」です。願生!
「奈良ホテルの檜舞台!」
奈良県中小企業連合会の研修会で一席。奈良ホテル一階レストランに特設高座。
「650筆の署名!」
7月2日(火)部落解放同盟、三重県連合会寺田支部から、650筆というものすごくたくさんの署名を戴きました。さすが解放同盟。すごい。早速事務局を通じ、石川さんにお届けします。
「これも好評!」(2013/7/3)
東京でえらい持ち上げてもろてますが、所変わればで。先日の沖縄の旅の某所で、人権高座と落語「井戸の茶碗」。自分で言うのもなんですが、会心の高座。お客様の目もうるんでいます。終わってみれば、力強い拍手。気持ちがいいので、お見送り。一人、一人と握手。と、中でもひときわ、目をうるませたおじさんが、感激の面持ちで「いやあ、よかったです。感動しました」「ありがとうございます」「あれなら、もう十分プロでやれますねぇ」「はぁ?」 まあ認めてもろて、よかったけど。おかげで自分を勘違いせんですむんですなぁ。ヒーッ!
「空気も味のうち!」(2013/7/5)
味というものは、おもしろいもんです。空気も大事な味覚の要素ですね。カステラ、ぺっちゃんこにしたらわかります(やったんかい?!)。固さも味のうちですね。フランスパン、どろどろにして食べたらわかります(やったんかい??)
「言葉のあや。」
「新幹線に飛び乗り、なんとか間に合いました」とか言いますが、飛び乗っている人を見たことありません。みんな、歩いて乗ってます。ホームを走ってきた人でも、乗る時は、やれやれという感じで歩いて乗ってます。「その文章を読んだ時、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けた」などと言いますが、どんなカルチャーショックを受けても、そこまでは味わえないと思います。「君とこ、何べん電話しても留守やなあ、どないなっとんねん」という場合、大概二、三回ぐらいしかしてません。
「選挙」
いよいよ、選挙が始まりました。こんな危機感を感じる選挙はありません。今までは「どうころんでも、世の中そんなに急には変わらへん」とおもてましたが、今回は違います。戦前の翼賛体制に本気で戻そうという悪しき勢力が、無視できない力をつけてきています。そして、平和と人権、命と暮らしを守ってきた旧社会党の灯が、かき消されようとしています。それだけは、避けねばなりません。全てのマイノリティの人権回復の運動と、平和を希求する運動に日本社会党は主体的に関わり、献身的に支えてきました。夜間中学設立運動、狭山差別裁判糾弾闘争、三里塚空港反対運動、森永ひそミルク事件やキノホルム訴訟、三種混合ワクチン被害などの被害者救済、ハンセン病回復者の人権回復や社会復帰、戦争の反省からの残留孤児や家族の生活支援、沖縄切り捨て反対闘争、反核平和の闘いなどなど、あらゆる「票にならない現場」に社会党はいました。社会党に支えられ、社会党を支持してきた人は全国にいっぱいいます。その力を合わせれば、灯は絶対に消えません。多くの心ある方たちが、ぶれず、流されず護憲、平和の議席を守ってくださると信じています。
「福岡県大任町でお笑い人権高座。」
小倉から乗り換えて40分ほどで香春(かわら)駅。青春の門の舞台、香春岳が目の前。会場は7割の入りか、220〜30人。プログラムは、お笑い人権高座を60分、落語「井戸の茶碗」を35分。どちらもノリノリで気持ちよく勤められました。のりのいいお客さまに助けられました。私らの仕事は、やっぱりお客さま次第。お客さまの手のひらで、遊ばしてもらっているような感じでした。ほんまに、ほんまにありがたい。九州は、一度も期待を裏切られたことはありません。ありがたいかぎりです。願生ります。
「宝寄席、舞台づくり完了。」(2013/7/6)
奈良県吉野町「宝の家(ほうのや)」さんでの、宝寄席。会場づくりが終了しました! さあ願生ります!
宝寄席、始まりました! 一席目は露の団姫(まるこ)、「鯛」
満員盛況! 番組は、「鯛」・団姫、「太神楽曲芸」・豊来家大治朗、「井戸の茶碗」・新治。
出番前の大治朗さん。
大治朗さんの妙技。
豊来家大治朗、露の団姫夫妻。大治朗さんはクリスチャン、団姫さんは天台宗僧侶。合掌の手に違いが。
「兵庫県立美術館、県美亭寄席。」(2013/7/7)
今日の県美亭寄席の「中村仲蔵」。「仲蔵が花道を走ってきて、黒蛇の目の傘をパーンと開き、しぶきがバーッと客席に」とやったら、最前列のおじさんが思わず、両手を上げて防ぐ仕草を。私もびっくりして、その後かみかけました。しかし、そこまで話に入ってくれているとは、ありがたい、ありがたい。
「ワンコイン寄席」ののぼり。
このすごい行列! ルノワール展の行列やけど。
出番直前の吉次師匠。
吉次師匠「替り目」。
「大阪のおばちゃん。」(2013/7/8)
高校同級生のTさん(女性)に、昨日の仲蔵の一件を、自慢気に話しました。「しずくがパァー、て言うたら、前のおっちゃん、両手あげて払おうとしたんや。そこまで話に入り込んでくれたんやで」と言ったら、間髪を入れず「そら新ちゃんの汗が飛んだんや。きちゃない、ゆうて逃げたんや、ハハハ」と笑い飛ばされてしまいました。大阪のおばちゃんには勝てませんわ! 修行が足らん。
「大声で笑う男の子は・・・」(2013/7/9)
去年、宝の家の「宝寄席」、そしてワッハ上方の二回目の新治寄席に来た「よく笑う男の子」は、松本聖海(しょう)君といって、活躍中の俳優です。7月7日から始まったNHK・BSプレミアムドラマ『かすてぃら』全5話(日曜日午後10時〜)。さだ まさしの子供時代を描いたドラマで、さだまさしの親友、タモツ役を演じています。テレビで再会してください。
「狭山冤罪50年、再審無罪要求署名。」(2013/7/11)
いつも、鈴本演芸場や落語会で「待ってました!」の声をかけて戴く、東京の落語ファンのOさんから、狭山署名が届きました。私からお願いしたものではなく、ご自分のお気持ちで用紙をダウンロード(?)して、お集め戴きました。これは本当に嬉しくて、ありがたいことで、こういう広がりが、必ず狭「山」を動かします。願生りましょう!
「八中(はちなか)鈴本!」
東京上野の鈴本演芸場、八月仲席・夜の部(8/11〜20)。私が出して戴く、鈴本夏祭り。前売りチケットが、本日発売になりました。朝から次々と「とれました。確保しました。楽しみです」の連絡が入りました。えらい人気です。そんな夢の高座に上がらせて戴くのです。願生!
「ありがたや! 願生!」(2013/7/12)
東京の落語協会から、出番表(かけぶれ)を戴きました! シンプルですが、私にとっては、身のひきしまる、ありがたいものです。願生ります!
「96条、壊憲反対署名、願生ります!」(2013/7/14)
香川県の護憲連合から、「96条、改憲反対署名」の依頼が来ました。改憲発議のハードルを下げ、9条を改悪し、さらには憲兵(情報保全隊)の復活までもくろんでいる自民党。恐ろしい暴走。新社会党の機関紙「週間新社会」には「96条、壊憲NO!
(7/2号)」との見出しがありました。まさに、改憲ではなく「壊憲」。私たちは、憲法を護ってきたのではなく、「憲法に護られてきた」のです。願生ります! ご協力戴ける方は、ご連絡をくださいませ。署名用紙をお送りします。思いは形にしなければならない。形にすれば力になる。そして、具体的に行動すれば、必ず応えてくださる方が現れる。狭山署名の思わぬ広がりに勇気と元気を戴きました。まさに、いまこそ、願いに生きる、です。願生ります。
「繁昌亭昼席、こってりと。」(2013/7/16)
天満天神繁昌亭の昼席。初日は「紙入れ」、二日目は「ちりとてちん」。共に、こってりとやらせて戴きました!
繁昌亭楽屋風景。
右:伏見龍水師匠(曲ごま)、左:桂福車師匠。
「伝統の『おたび寄席』に出して戴きます。」
7月28日(日)13:30〜「夢浪漫亭 おたび寄席」。会場は大阪府堺市山之口商店街内「奥野晴明堂ホール」。番組は、「平林」・桂小梅、「おぼろの便り」・旭堂南照、「柳田格之進」・新治、「鬼あざみ清吉・島抜けの巻」・旭堂南陵。私の「柳田格之進」は、南陵先生から戴きました。その先生、師匠の前でやらせて戴きます。南陵先生のご指示とはいえ、緊張します。私の緊張ぶりも併せて、楽しみに来てください。
(ほかにも7月以降の予定を「追っかけカレンダー」にアップしました。ご覧ください。MORI)
「長野県野沢温泉村人権フェスティバル。」(2013/7/17)
狭山署名も入り口で集めて戴いて。ありがたい。長野県野沢温泉村人権フェスティバルにて。
狭山署名の机。
ありがたい! きっと力になります。願生!
お茶うけは、野沢菜
狭山署名、盛況。ありがたい、順番待ち。
「第12回山ノ内町人権フェスティバル。」(2013/7/18)
第2回に用いて戴いてから10年ぶり。狭山署名もたくさん戴き、満員のお客様(300人)。昼は、中学生もいましたが、夜は大人ばかり。こてこてのお笑い人権高座で、よく笑って戴きました。終わって、いい拍手を戴きました。10年前の担当者Sさんも来てくださり、感激の再会。「久しぶりに人権講演で、本気の拍手を聞きました」と、何よりうれしい言葉を戴きました。早朝より移動、そして90分、2ヶ所というハードな一日でしたが、解放同盟の皆さんが率先して狭山署名も取り組んで戴き、ほんまに充実したありがたい一日となりました。署名は両会場で、209筆となりました。人権センター長野と解放同盟の皆さん、本当にありがとうございます。
2年続けてお世話になった長野別院。お礼もかねて伺いました。お話、交流会をさせて戴きました。
兵戈無用(ひょうがむよう)の寄せ書き。念仏者九条の会。お釈迦様の教えは、まさに護憲。西本願寺長野別院にて。
「『大丸屋騒動』がネット販売。」(2013/7/19)
大丸屋騒動が、ネット販売されてます。「落語の蔵」にて、露の新治の「大丸屋騒動」を配信中!!去年のらくだ亭の音源です。660円です。こちらからどうぞ。
「繁昌亭、楽日。」(2013/7/21)
昨日の繁昌亭、「ちりとてちん」。マクラ快調。「あまりコテコテ、過剰もお客さんが引く」、人にも言われ、楽屋でもそんな話が出たので「肩の力を抜こう」と、ちょっと引いたらどんどんテンションが下がり、お客さんが離れてゆく。今度は焦って、力めば力むほど、汗はかくけど、言葉が届かない。なんかわからんうちに終わってしまいました。まるでアリ地獄に入り込んだような具合(ほんまに入り込んだことないけど)。自分の未熟さを思いしりました。今日の楽日。なんとかいい形で終わりたいもんです。こんなこと、入って一年目からずっと同じです。進歩あれへんなぁ。沖縄の「プロでやって下さい」のおじさんに見られんでよかった! 「護憲の灯を消すな」の思いで投票し、繁昌亭に向かっています。
「迷い、気負い、過剰、不安。」
楽日飾れました。「狼講釈」。自分とお客さんを信じて、迷わず願生りました。結果は正解! 鈴本夏祭りに向けて弾みがつきました。願生ります。私は、私の落語を精一杯すればいい。それでダメなら、それまでのこと(もの)。
「選挙結果にはガッカリですが。」(2013/7/22)
ほんまにガッカリしましたが、これが現実なら、ここから願生るしかありません。山本太郎や糸数慶子の当選、嬉しい。特に沖縄一人区、糸数当選は、この逆風の中、本当にすごいこと。それだけ沖縄では「反基地、平和への思い」が当たり前なのです。それだけの辛い歴史があるのです。それを伝えない「こちら」マスコミ。山城ヒロジを落としたのは、ほんまに残念。けど諦めたらあかん。諦めたら終わります。狭山署名が4000集まったように、必ず響いてくださる人がいるのです。思いは少しずつでも形にしてゆきましょう。いのちとくらし、平和と人権。願生!
「(自分のことは棚に上げて)北海道、福島、沖縄北海道の選挙。自民党、道県連と本部のねじれ。二枚舌。」(2013/7/23)
15万人が避難生活をする福島。自民党候補は「県内全原発廃炉」を訴え当選。再稼働には触れず。(触れられません。選挙中に再稼働というのは、なめているか、自民党候補も含めての福島の切り捨て)。結果、全国的に再稼働の自民党が圧勝。北海道の自民党候補は「農業を守る」と言い、政府はTPP推進。これを二枚舌と言うのでしょう。ただこんなわかりやすい二枚舌に、ほんまに騙されるものでしょうか? 騙されているなら気づけばいい。自ら騙されているふりをしても守りたいものがあるのでしょうか? 辛うじて沖縄だけが、「普天間基地県外移設(自民党沖縄県連)」、「辺野戸、県内移設(政府、自民党本部)」の二枚舌を許さなかった。北海道と福島の選挙に、現実を見ず、あることをないことにして、とりあえず目先の利益、今の生活に埋没する、亡国への道を感じます。それは私も同じです。放射能は「無味、無臭、無色透明、痛みもなければ、すぐに被害も出ない」。とりあえず「無いもの」にしようと、流されている私がいます。関西在住の人で「東京のものは食べない。仕事で東京へ行く時は、こちらからお弁当を持ってゆく。水も関東採取のものは飲まない。いずれ母親になりたいので」と、情報を集め、きちんと考えて対処している人がいます。「そんなことゆうてたら、生活できへん」と流される私。かつて差別語、差別表現が問題になった時「そんなこといちいち文句言われたら、もの言われへんがな」と逃げた人と同じです。これではあかんのです。
「衆参の『ねじれ』解消?」
今回の選挙。「衆参のねじれ」という言い方は、自民党側の表現だと気づきました。自民党の右傾化、政府の暴走を止めるためには「ねじれ」ていたほうがいいのです。それをあたかも不都合なもののように「ねじれ」「ねじれ解消(あるべき形に戻すイメージ)」と言うことで、自民党に有利に働くように誘導したマスコミのおもねり。新聞、とってなくてよかった。代わる言葉を見つけたらよかった。
「久しぶりの高知へ。」
久しぶりの高知へ。途中、吉野川の大歩危(おおぼけ)渓谷。土讃線車中より。(徳島県)
土佐黒潮鉄道、土佐入野駅
土佐入野駅。こちらのほうが、写真に力があるように思いますが、どうですか?
(2枚の写真の違いが、あまり分からへんのですけど・・・MORI)
「大事なことをきちんと押さえた大会!高知県黒潮町 大方あかつき館」
今日の檜舞台、大方あかつき館。すごい建物。バブルの頃の遺産?
「部落差別を無くする運動」とはっきり書かれた横幕。同和や、はたまた人権とごまかさず、ぼかさず、はっきりと目的を掲げての集会。そら気合いも入ります。このタイトルで40年。頭が下がります。
「高知県黒潮町( 佐賀町)横浜の海。」(2013/7/24)
しんどいこと、悲しいこともいっぱいあるけど、この海の変わらない美しさ。
「松本聖海(しょう)君、大活躍!」 (2013/7/26)
落語大好き少年兼、俳優の松本聖海君。新しい番組です。ぜひご覧ください。
8/4(日)21:00〜 ドラマ『二十四の瞳』(テレビ朝日)
「狭山署名、96条改悪反対署名、続々。」 (2013/7/27)
狭山署名は、一区切り。よく広げて戴きました。きちんとお願いすれば、応えてくださる方々がいっぱい。希望の灯が見えました。96条改悪反対署名も、次々と届いています。願生!
「おたび寄席、なんと465回!」 (2013/7/28)
月一回の開催として、38年9ヶ月! すごい! 出して戴き光栄!
「第4回露の新治寄席 『新治ひとり会』、8月1日より予約受付!」 (2013/7/29)
10月12日(土)の第4回新露の治寄席「新治ひとり会〜彦六・五郎兵衛・新治の噺〜」。先代林家正蔵(彦六)から、師匠五郎兵衛が受け継いだネタのうち、新治が戴いたのは「中村仲蔵」、「蛸坊主」、「雪の戸田川」の3席。その中から、「中村仲蔵」と「蛸坊主」、他1席の、3席申し上げます。ゲストは豊来家板里(太神楽曲芸)と露の眞です。会場は天満天神繁昌亭で、入場料は前売り2000円、当日2500円(当日補助席2000円)。今回は今までより会場が広く、席数も大幅に増えます。何とぞよろしくお願いいたします。
予約受付は8月1日から開始します。チケットぴあの発売も同時に始まります。今回は、チケット番号順に入場して戴く自由席制です。チケット番号「1〜15、116〜130」はぴあにありますので、早い番号をご希望の方は、そちらでお願いします。16番以降を、ホームページで受付させて戴きます。
「ナチスの手口。」 (2013/7/30)
知り合いからの転送です。とうとう本音が出てきました。こんなとんでもない連中を勝たしたのは誰や。国が亡びる。
大日本帝国憲法への復帰をこっそりと計りたい意向が滲み出ています。 ナチスの手口学んだら…憲法改正で麻生氏講演
麻生副総理は29日、都内で開かれた講演会で憲法改正について、「狂騒、狂乱の中で決めてほしくない。落ち着いた世論の上に成し遂げるべきものだ」と述べた。その上で、ドイツでかつて、最も民主的と言われたワイマール憲法下でヒトラー政権が誕生したことを挙げ、「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか。(国民が)騒がないで、納得して変わっている。喧騒(けんそう)の中で決めないでほしい」と語った。
「96条改悪反対署名。」
長野から次々と署名が届いています。斎藤洋一先生(『被差別部落の生活』・同成社、『身分差別社会の真実』・講談社現代新書の著者)が、自ら(私宛ての)返信用封筒を作り、切手を貼り、知り合いにお願いしてくださったもの。「ナチスを見習って」という麻生大臣のような人もいれば、斎藤先生のような人もいる。尊いお力添えありがとうございます。具体的に声をあげていかなければ、国家権力を牛耳っている連中に、殺されてしまいます。国と国家権力を牛耳っている連中とを分けて考え、あきらめずに願生ります! 国は大切でも自民党に殺されたくありません。写真は斎藤洋一先生の本、『被差別部落の生活』(同成社)、『身分差別社会の真実』(講談社現代新書)。もちろん他にもたくさんあります。うちにある分のみ。
「96条改悪反対署名。」 (2013/7/31)
僅か1月足らずで、もう700を越えました! ご協力ありがとうございます。狭山署名とこの署名でわかったのは、まだまだ希望はあるということです。真面目に呼び掛ければ応えてくださる方がたくさんおられる。むしろそれがほとんど。それがまとまれば、逆転できるということ。願生ります!
2013年8月
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「チケット受付開始。」 (2013/8/1)
いよいよ繁昌亭で、やらせて戴きます。第4回、露の新治寄席。2013年10月12日(土)17:30開場、18:00開演。天満天神繁昌亭。新治3席、ゲストは豊来家板里(太神楽曲芸)、露の眞(まこと)。木戸銭、前売り2000円、当日2500円。補助席は当日も2000円。チケットの番号順にご入場戴きます。
今回は、彦六〜五郎兵衛〜新治・噺と題しまして「中村仲蔵、蛸坊主」の二席と他一席を申し上げます。師匠五郎兵衛は、二代目春団治没後、先代正蔵師匠(後に彦六。稲荷町)に私淑し、いろんな噺を戴いております。その内、私は三席(蛸坊主、仲蔵、雪の戸田川)を戴きました。今回は、そのうちから二席申し上げるという趣向です。何とぞよろしくお願いいたします。ホームページから予約していただけます。
「今、話題の西脇工業高校。」 (2013/8/2)
強豪、東洋大姫路を破っての甲子園初出場。駅伝では、強豪校でしたが、ついに野球でも。地元はお祭り騒ぎ。この夏は、ひときわ暑い夏になりそうです。ビールもようけ飲むんやろなあ。
「新幹線の粋な接続。」 (2013/8/8)
新潟へ向かっています。近鉄のダイヤがちょっと変わっていて、ほんの僅かの差で乗り遅れ、それからが大変でした。なんとか東京着。「MAXとき」の粋な接続で、笑顔になりました。「接続部は通り抜けできません」て、そらそやろ。
「新潟県同和教育研究大会。」 (2013/8/9)
会場の南魚沼市民会館に、続々とお集まり戴く。キャパは1200人。申し込みは1500人。300人お断りしたという。もったいない。
会心のお笑い人権高座でした。95分、語りきりました。よくお笑い戴き、1200人が一つになった手応え。終わっての万雷の拍手。お愛想の拍手ではない力強い拍手。しかもなかなかやみません。お客席から気持ちが伝わってきて、「自分は受け入れられたんだ」と思うと、頭を下げていて、ふっと泣きそうになりました。
「ガーゼのハンカチに、水平社宣言。」
楽屋に尋ねてくださった、浄土真宗本願寺派(お西)、福勝寺の黒田ご住職から戴いたハンカチ。「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と水平社宣言の結びの言葉が。これを檀家さんらに配る心意気がすばらしいと思います。新潟の解放運動はこんな「本気」に支えられています。
「新潟県新発田市 曹洞宗宝光寺様。」 (2013/8/10)
新潟県新発田市の、曹洞宗宝光寺。朝から、施餓鬼法要の後、私の独演会。願生!
立派な山門
宝光寺本堂
宝光寺本堂。高座。落語もやります。
回廊
樹齢三百五十年の枝垂れ桜
施餓鬼法要。和尚様がズラリ!
「新潟県新発田市隣保館、祈つばなれ」
町内チラシ全戸配布。あと20分で開演。人気無し(「にんき」やないで、「ひとけ」。もっとも、「にんき」が無いから「ひとけ」も無いのかも)。外は猛暑。外も人気(ひとけ)無し。
開演3分前。昨日の1200人は、いったいなんやったんや? 願いを込めて!
つばなれ、しました。20人越え。つばなれしたので嬉しくなり、14:30から2時間、しゃべりっぱなし。狭山事件、夜間中学、「源平盛衰記」。これで終わるつもりが、ふとやりたくなって「井戸の茶碗」。2時間休みなしで願生りました! 満足!
(「つばなれ」とは、お客さんが10人以上になること。「ななつ、やっつ、ここのつ」までは「つ」が付くが、「とお」で「つ」からはなれることによる。MORI注)
「『憲法96条改悪反対』署名のご協力に感謝申し上げます。」 (2013/8/12)
憲法擁護香川県民連合からのメールを転送します。
立秋が過ぎたとはいえ、今年は何十年ぶりの猛暑が続いています。暑さに負けず、お元気で御活躍されていることと思います。
さて、過日「憲法96条改悪に反対する請願署名」をお願いしましたところ、多くの署名を取り組んでいただきました。本当にありかとうございました。8月9日事務局で集約したところ、佐賀・長崎・熊本・福岡・島根・高知・兵庫・奈良・大阪・三重・滋賀・京都・埼玉・東京・長野などから109枚545筆いただきました。この署名は8月末、憲法擁護香川県民連合が集約して、国会に提出する予定です。
安倍内閣になって一層憲法改悪へと突き進んでいますが、こんなときこそ私たちの本当の声を結集して、憲法改悪反対の意志を国会に届けなければなりません。今後も香川県民連合としても頑張ります。貴団体をはじめご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。
送付頂いた中に狭山署名が三枚ありました。石川ご夫妻に直送させて頂きましたのでご安心下さい。ありかとうございました。
「喜んでください! 1位ゲット!」 (2013/8/14)
私の『大丸屋騒動』が、「落語の蔵」からインターネットで配信されてます。ようわかりませんが、インターネットで買えます。昔なら、カセットテープで発売というところです。ぜひ、買ってお聞きください。今のところ、一位です!
落語の蔵の売上ランキング1位!
「鈴本3日目、『狼講釈』。」
「ちりとてちん」の失速で、今日は肩の力を抜いて、ありのままでいこうと思いなおし、楽屋入り。昨日のさん喬師匠の「中村仲蔵」がすごかったので、「芝居でいこう」と、「蔵丁稚」に決めました。仲蔵が五段目なので、その前の四段目をやれば、連続で来られているお客様に喜んで貰えるという算段。実は昨日、講釈ネタを考えていたら、前で一之輔師匠が「浮世床」。「うちの師匠のおはこやったなぁ」と聞いていたら、講釈が出ることに気付き、急きょ、「ちりとてちん」に変えました。そんなことがあったので、今日は初めから皆さんのネタに気をつけていました。幸い、芝居がかったものは出ずに一之輔師匠まできて、何かと思ってたら「初天神」。「よし、蔵丁稚!」と思ったけど、念のため後ろのネタをチェックしました。立て前座の、「柳家おじさん(芸名)」さんに伺うと、「小言幸兵衛に芝居口調がある」とのこと。あかんがな。それで「狼講釈」に替えました。なんとかやれましたが、ほんまに油断ができません。だから寄席は勉強になります。「ネタを増やさねば」と、去年鈴本さんに出して戴いた時にも思ったことを、思いだしています(あかんがな)。
「笑福亭笑助師匠が激励に来てくださる。感謝。」 (2013/8/16)
五日間、全てが夢のようにありがたい日々です。4日目に、林家さん二時代から私に注目して戴いてる、Yさんご夫妻。長崎でお世話になった、A先生。昔ご迷惑をおかけしたD通のWさん。昨日5日目には、福岡の川崎亭好朝さん、こいもさんご夫妻が来てくださる。役者の松本聖海君とお母さんは初日から4日間、東京の独演会の主催、Kさんはなんと5日間皆勤。複数回来られる人もたくさん。寄席はこんな熱意ある人たちに支えられています。そして『待ってました』とお声をかけてくださる方々。紙切りの二楽師匠に、私を注文して戴いた方。皆さん、お心にかけて戴き本当にありがたい。願生ります。
笑福亭笑助師匠。
春風亭一朝師匠と。
柳家甚語楼師匠と。
待って、高座の裏で先輩の咄を聞く。
母校が甲子園に初出場、隅田川馬石師匠と。
白鳥師匠と一之輔師匠。
二代目江戸家小猫師匠。
一之輔師匠、白鳥師匠。
三増紋之助師匠
「楽屋にて・・・(つづき)」 (2013/8/17)
権太楼師匠。
喬之助師匠、喬太郎師匠と。
「九日目も立ち見のお客様が!」 (2013/8/19)
お盆明けの平日、月曜日で立ち見が。ありがたい。
「鈴本演芸場、楽日。」 (2013/8/20)
この並びがすごいものだと、改めて分かってきました。後ろは元より前もすごい人ばかり。爆笑の連続で、私の出番になります。
鈴本八中の出演者。
拡大図。
白酒師匠。出番前。
扇辰師匠、左は一力さん。
鈴本演芸場近くの不忍池(しのばずのいけ)
「鈴本演芸場八月中席終わりました。」 (2013/8/21)
一生忘れられない十日間が終わりました。持ちネタの少ない私は、ネタ選びで苦労しましたが、なんとか楽日を迎えられました。不本意だったのは「ちりとてちん」と「ごんべえ狸」。どちらも、私の数少ないオハコなだけに、ガッカリするとともに「落語をなめたらあかん」ということを、痛切に思い知らされました。中入後の、さん喬師匠、権太楼師匠はネタ出し。そして、前から五席続くうちに、選択肢が狭められてきます。結局、私が最後にネタを決める立場。失速した二席は、いずれも追い詰められ「これなら、やり慣れているからなんとかしのげるだろう」と急きょかけたネタ。若い頃はそれでもなんとかなったのですが、やはり年です。準備不足が出てしまいました。けど、それもこれも結局、今の自分。今回は、私なりに精一杯のことをして臨んだので、失敗もすなおに受けとめることができます。ここから、自分の落語をどう作っていくか?楽しみになってきました。これが、独演会やホール落語ですと、ネタも決めているし、持ち時間もたっぷり。きちんと準備して、落ちつけば、ある程度の形になります。寄席が修行になるというのはまさにこのことです。稽古して、用意したネタをやらせて貰えないのです。逆にいいこともありました。「狼講釈」をやるつもりが、前で「浮世床」。講釈本を読む場面があり、やれませんでした。急きょ「ちりとてちん」に変更したのですが、そのおかげで「狼講釈」のほうは一日延びた分余裕ができ、ネタが繰れて、うまくゆきました。やはりものごとは段取り八分です。すぐうろたえてしまう私は、更に上積みしなければ勤まりません。いつか高座を楽しめるようになりたいもんです。鈴本お盆興業という、寄席の最高峰の舞台を勤めたということは、咄家として大変な経験で、幸い落語ファンの間でも好評ということは、大きな成果です。これを励みにして、また願生ります!
「東京寝室!」 (2013/8/23)
テント師匠から電話。
テント「東京、どうでした?」
新治 「暑かったです」
テント「そうやなくて、鈴本の高座ですがな!」
新治 「無事に勤めてきました。おかげさまで好評です」
テント「お疲れさま。よかったですね。いよいよ東京進出やね。向こうに住んだら?」
新治 「いや、そういうわけには」
テント「いや、寝るとこだけでも」
新治 「はあ?寝るとこだけ?」
テント「うん、東京、寝室」
新治 「それ言いたかったんですか?」
テント「うん」
新治 「うん、て?」
「えほん寄席!」
Sさんからの情報です。
「兵庫舟」やりますよ! なんてタイミング☆
てれび絵本 「えほん寄席 『兵庫舟』」
Eテレ(NHK教育) 8月30日(金) 6:40〜6:45
落語:露の新治、イラスト:タムラフキコ
どうぞよろしくお願いします。
「大阪府の教育課程伝達講習会にて」
兵庫県のYさんからのメールです。これって思想統制ですね。
兵庫のYです。先日の大阪府での教育課程伝達講習会での話。【以下転載】
例の実教の日本史Aの教科書を採用しようとした高校が、教育委員会から「採択理由」を厳しく問われて、何度も書きなおしたが全く認可されす、あげくに「採用すれば議員が授業を見にいくかもしれませんよ」と言われた、という話。結局、その学校は他の教科書に変えたそうです。
「こんなに堂々とウソをついていいのか?(いいはずはありません)」 (2013/8/24)
ブルネイ(どこかよお知りませんが)で行われたTPP(環太平洋経済連携協定)の閣僚会議は「年内の妥結を目指し」交渉を続けることを再確認する共同声明を発表。写真は、自民党の参院選ポスター。「ウソつかない。TPP断固阻止。ぶれない」とはっきり書いてあります!(ぶれてます。阻止しようともしてません!) このポスターで通った議員は、せめて辞職して抗議すべきです。沖縄では「普天間基地県外移設」と言い、福島では「全原発廃炉」と言い切った自民党。ここまで堂々とウソをつき、それがなしくずしにひっくり返されていくと「よくぞここまでなめられたもんや」と思います。なめられる我々が悪いのでしょうが。私は次の選挙まで、このことを忘れないようにします。次の選挙まで憲法が無事であることを祈るばかりです。96条改悪反対の署名を集めて、本当によかったと思います。東京から帰ると、島根県浜田市、福岡県川崎町、大阪府寝屋川市から、署名が届いてました。ほんまにありがたいことです。
私はこれからの人生(残り時間)、落語で願生るつもりですが、落語どころではなくなる世の中が来そうで怖いのです。戦時中、禁演落語というものができたんですから。それも咄家の側からの自粛という形で。その禁演落語の中には、私が鈴本お盆興業初日に出した「紙入れ」や、権太楼師匠の「不動坊」、喜多八師匠の「二階ぞめき」、楽日のさん喬師匠の「文ちがい」も入っているのです。今席出ませんでしたが「子別れ」「居残り」「蛙茶番(一朝師匠のおはこ)」「高尾」なども。これが「昔はアホなことをした」と笑いごとになるなら本当に嬉しいのですが。とにかく平気でウソをつく政府ですから、心配なのです。
800人の会場にざっと、多分600人くらいのお客様。よくお笑い戴き、頷いてくださいました。お笑い人権高座55分。10分休憩して着替え「井戸の茶碗」。子供づれさえ最後まで残って聞いてくださる盛り上がりでした。終わって来客お二人。土居中学裁判の、反対陣営の方(私は同和教育推進の側なので、敵対している方々)。いい機会だったので、じっくり話を聞かせて戴きました。もちろん、今まで聞いていた話と真逆の意見です。内容は一部反論した点もありましたが、二人の本気さは伝わってきました。決して党派的ではなく、土居中学の同和教育への批判をいろいろと聞かせてもらいました。双方、真面目、なのにここまでこじれ、傷つく。利を得たのは誰か? これからじっくりと考えさせて戴きます。
「彦八まつり。」 (2013/8/31)
今年も生國魂神社で、上方落語協会のお祭り「彦八まつり」。今年の実行委員長は、月亭八光(はちみつ)さん。露の五郎兵衛一門の咄家屋台は恒例の「骨つり」。輪っかでビール瓶を立てる「ビール瓶立て」です。なかなか難しい! ビールが飛びかい、笑顔があふれて。お祭り、お祭り!
準備中の桂福団治一門。
おかみさんも一緒に準備中。
開会式。月亭八光実行委員長。
「骨つり」ならぬ「ビール瓶つり」。
五郎兵衛棚、大盛況!
桂福若さん父娘と。
2013年9月
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「彦八まつり2日目。」 (2013/9/1)
豊来家玉之助さんと。
、桂三四郎さんと立花家千橘師匠。
お囃子のお姉さんがた。
彦八まつり楽屋風景。
OSK未来のトップ、悠浦あやとさんと。
右は公演のチラシ(OSK SHOW in オ・セイリュウ)
曲独楽の伏見龍水さんと、奥さん(若い!)。
「大雄山最乗寺様 。」 (2013/9/2)
小田原から伊豆箱根鉄道の大雄山線で、曹洞宗最乗寺。立派な、立派すぎるお寺。今日はこちらで、お笑い人権高座。願生!
「宮城県仙台市 徳泉寺様。」 (2013/9/6)
真宗大谷派(東本願寺)、徳泉寺様。震災の被害も修復。復興支援の基地としても活躍した境内。
今日は近所の球場で、楽天の試合があり、田中(マー君)が投げるそうで、地元は沸き立っています。それはええけど、お客は来るんかいな? 開演20分前で「つばなれ」してません。鈴本効果は東京限定。関係者数人に聞きましたが無反応です。ここから願生ります! 祈る、つばなれ!
徳泉寺様本堂、高座。
おかげさまで、かなりお越し戴きました。最終的には60人ほどになり、よくお笑い戴き、盛り上げて貰いました。震災で被害を受けましたが修復もされ、立派な本堂での高座をありがたく勤めさせて戴きました。
線量計。福島から来て戴いたご住職が常に持ち歩いているもの。「汚染水処理に500億、オリンピック誘致に5000億!逆だろう。オリンピックなんか論外」と。
「同感!」(新治)
「宮城県気仙沼市 曹洞宗清凉院様。」 (2013/9/7)
この船が流れて来た!! 周りに海は見えない。いったい、どこから!
四方は山。目の当たりにすると、津波のすごさを感じます。船の下には、車が何台か埋まっているらしい。その中には人が。
ここまで津波が来たという印(青いパネルのところ)。
港の近所。この家は残った家。周りは一面の更地。昔はぎっしり建てこんでいたらしい。根こそぎやられた跡。
何にも無い。建物はすっかり津波に持っていかれて基礎だけが残っている。実際見て怖さが身に迫ってきます。
鋭角に折れ曲がったガードレール。なんという水の力。
2009年6月6日に、清凉院様でお笑い人権高座と落語をした後、打ち上げをし、そのまま泊めて戴いた民宿「なぎさ」。跡形も無く、残っているのはブロック屏のまんぼうの絵のみ。翌7日朝、海辺を散歩し、ウニをごちそうになりました。その女将さんも流され、後日海の底からお骨が発見されたそうです。合掌。
民宿なぎさの跡。跡形も無く。 | これだけが残っていました。 |
清凉院本堂の高座。準備完了です。
歓迎して戴いて、ありがたいです!
国の天然記念物、宮城県白石市小原(おばら)の材木岩。
材木岩 | 雨上がりの材木岩公園 |
「高裁前にて。狭山抗議行動に参加!。」 (2013/9/10)
東京独演会翌10日は、タイミングよく高裁前で狭山抗議行動に参加して参りました。足利事件の菅谷さん(白いシャツ)、俳優の中西和久さん(左から二人目)も来られてました。何より石川さんご夫妻の笑顔に励まされました。今日を精一杯生きて、明日につなぐ。願生ります!
石川夫妻、連帯する人たちと。左端の方は、一人芝居、俳優の中西和久さん。
「まいどおおきに露の新治です@内幸町ホール。」 (2013/9/11)
9月9日の第2回東京独演会「まいどおおきに、露の新治です」は、大入りで、次につながる盛り上がりとなりました。高校の同期生や東雲寺様の皆様、人企連の方など旧知の方々。さばの湯「ぼちぼち行こか寄席」以来の通の落語ファンの方々など多彩。終始あたたかい雰囲気で、最初の三四郎さん「時うどん」から爆笑の連続。おかげで私も肩の力を抜いて高座へあがることができました。「聞いてやろう」というお客様に支えて戴き、3席なんとか勤めることができました。反省点も色々ありますが、精一杯の準備をして臨んだので、「良くも悪くも、あれが今の私」と素直に受け入れられます。
「立ちぎれ線香」は、ちょっと長かったので、これから刈り込みます。源平で「張り扇(はりせん、たたき)の音がやかましく、耳障りだった」とご指摘を受けました。申し訳ありません。張り扇は、上方独特のもので皮で作ってあり、先端部に五円玉が仕込んであります。それでよく通る大きな音が出ます。屋外で発達した名残で、マイクの無い時代はそれで丁度よかったのですが、声より張り扇の音をよく拾うマイクの性質から、耳障りな音量になってしまいました。補聴器の方がおられたら、たまらんかったと思います。お詫び申し上げます。冷房の効き過ぎと共に、今後の課題となりました。ボリュームを張り扇に合わすと、声がよく拾えないので、張り扇の音を下げるべきです。マイクの発達した今は、五円玉は要らんのかもしれません。ご指摘戴き助かりました。
正楽師匠の紙きり(紙工術)は、まさに世界に類の無い名人芸で、私は、さん喬師匠と並んで「次の人間国宝候補」だと思います。特にリクエストに応える、応え方がすごい!鈴本演芸場でも唸りました。さん喬師匠も駆けつけて戴き、舞台袖から最後まで見守って戴きました。一席終わると、楽屋で短いアドバイスを戴く。これもありがたいことでした。
さん喬、正楽両師匠とも、昔の「学校寄席のご縁」。20年以上前、学校寄席の全盛期、看板は小南、扇橋、文朝、文蔵、円丈師匠ら。これは予算のある時で、リーズナブルな(?)学校寄席では、トリが当時若手真打の小燕枝、一朝、さん喬師匠ら、前座が今のはん治、燕路、半蔵師匠ら。色物が、正楽(当時一楽)、アダチ竜一、鏡味小仙(仙寿郎)師匠、津軽三味線の高橋竹山(竹与)。間に、色変わりで上方から、雀三郎、福郎(福三)、私の三人が関山和男先生の推薦で入れてもらっていました。思えば、此のご縁あればこそ、今や名人の方々に無理を聞いてもらえるわけで、本当にありがたいことです。
「たち切れ」は15年ぶりにやりました。独演会ででもなければやれない噺で、ワッハ上方で6回やった独演会の1回目に出しました。もう二度とやることも無い噺と思っていました。それがやれただけでも大きな喜びです。ここ数年の落語への流れは自分でも驚きます。そして今「もっと刈り込んで、「たち切れ」を十八番にしたい」と思う私に変わってきました。ほんまに人生、生きてなあきません。だんだん面白くなってきました。楽しんで、願生ってみます。東京独演会第三回は来年2月8日です。願生リます。
「夕刊フジ、掲載記事。」 (2013/9/12)
やまだりよこさんが、夕刊フジに記事を書いてくださいました。ありがたい!願生ります! おかげさまで、10/12(土)繁昌亭夜席、第四回新治寄席「一人会」のチケット予約も好調です。
(クリックで拡大)
「鳥取県鳥取市 さざんか会館。」 (2013/9/14)
しゃんしゃん傘踊りの傘! でかい!
鳥取市さざんか会館、240 席!
「鳥取出身の山本玄匠さん作品展 すごい人がおられます。」 (2013/9/15)
昨日のさざんか会館での講演会に、滋賀県草津市から山本さんが来てくださり、山本玄匠さんの個展をお勧め戴きました。山本玄匠さんは鳥取出身で、現在は滋賀県に工房を持っておられます。末期胃がんと脳卒中を克服して、柿渋の染料によるアート作品を制作されています。ふるさとで個展をされていました。
山本玄匠さんのお話。「まだ完成されたものは無い。だから次の作品にチャレンジできる。寝るのが惜しい、いくら時間があっても、24時間が足らないほど楽しい。脳卒中になったおかげで、いろんな出会いがあった。」
74歳。なんと力強い生き方。座右の銘は「響き合う心、生かされる命」。作品展は鳥取銀行、とりぎん文化会館で、9月19日まで。
山本玄匠さんの生きる気迫にふれさせて戴きました。
山本玄匠さんの作品。
「奈良県橿原市久米町敬老会。」 (2013/9/16)
伏見龍水師匠と。
お江戸より三遊亭圓丸師匠。
三遊亭圓丸師匠の手拭いを戴きました。緑色が爽やかです。
「中国語のテキストから。」 (2013/9/17)
中国語のテキストの例文。和訳すると「彼の酔っぱらいぶりを見ていると、とても彼の運転する車に乗る気になりません」というのがありました。(運転させたらあかんやろ!) ひと昔前の我々の感覚です。法律は社会の意識を変えますね。悪法も同じように、じわじわ効いてきます。気をつけねば。
「太閤園淀川亭。」 (2013/9/18)
太閤園淀川亭。豊来家板里さんと二人で演芸会。関西文化研究開発機構主催。
控え室
「曹洞宗常栄寺様山門。」
太閤園から車で約3時間弱。マキノの常栄寺様に無事到着!
常栄寺様。
子供さんが作った行灯。
辺りも暗くなり・・・
常栄寺法要
行灯に灯が入りました。
「さん喬師匠独演会、たっぷり二席。」 (2013/9/20)
さん喬師匠独演会 と、上方講談南陵会「徳徳亭」の看板。(千日前トリイホール)
今から独演会。たっぷり!
文之助を襲名する雀松師匠と、作家の小佐田先生。(楽屋にて)
さん喬師匠独演会。番組は、「牛ほめ」・喬介、「子別れ(通し)」・さん喬師匠、(お中入り)、「柳田格之進」・さん喬師匠。ほんまにたっぷり。柳田格之進の途中、外の野外ライブのロックの音が。楽屋にいた者総出でマットなどで遮蔽しましたが、重低音のドラムの音がかすかにもれ聞こえます。それをものともせず集中しきった高座と客席。最高の高揚感にバレ太鼓が心地よい。演者も演者、お客もお客。すばらしい。ゆるぎない信頼感に敬意を表します。すごい場に居合わせることができ、感激しました。しかしバレ太鼓の頃には、重低音のほうもいつの間にか終わっていました。今から思いきりやってくれ!
「さん喬独演会の余韻。」 (2013/9/21)
「子別れ(通し)」と「柳田格之進」。たっぷり、おなかいっぱいというのが当たり前。なのに、そうではない。これはすごいことです。落語というものが、ここまで力を持つとは!昨日は舞台袖は重低音で大変でした。皆が、「さん喬師匠の柳田格之進を守らないと」と懸命でした。そして微塵も揺るがない芸とお客。ええ経験をさせて戴きました。師匠の落語に対する覚悟を改めて見せて戴き、その場に居合わせた幸せを感じました。柳田格之進、いつか東京でやりたい。やります。
「今日の檜舞台 福岡市壱岐南公民館。」
今日のチラシ。福岡市壱岐南公民館にて。
今日の檜舞台。椅子は200!果たして? ワクワク、ドキドキ。
開会前の映像。オープニングプレゼンテーション!
「時代に取り残される。」 (2013/9/22)
駅の売店に並ぶ週刊誌。表紙を飾る人たちが全員わかりません。初めての経験です。「あまちゃん」、「半沢直樹」はタイトルしか知りません。米寿を迎える母に「おもしろいで」と言われ、堺まさとと言われても「まさあき」が頭に浮かびました。ちょっと前までは、テレビを見ないために努力が要りました。今は自然にテレビを見ない日が続いています。新聞は読まなくなって20年以上。映画も何年も見ていません。それでも車内吊りの週刊誌の広告で「話題」はだいたいわかりました。最近、それもわからなくなってきました。そんな自分を「おもしろいかも」と思っていましたが、この頃少し不安になってきました。昼の仕事で話した固有名詞が、夜の高座で出てきません。まだまだ頭も体も元気と思っていましたが「老い」は確実に進んでいます。そんなことを考えていたらJR環状線を反対回りに乗っていました。
「大阪府泉佐野市 極楽寺お彼岸法要。」 (2013/9/23)
今日は早起きして、阪和線日根野駅へ。極楽寺の法要の後、お話と落語で90分お時間をいただきました。高校生のお嬢さんがたも混じる満堂の檀家様。よくお笑い戴き、気持ちよく勤め、調子にのって「中村仲蔵」の一席。ほとんどの方は歌舞伎をご存知ない方でしたが、丁寧に説明させて戴き、よく聞いて戴きました。終わって、勘九郎襲名の芝居で「山崎街道」を見た方が、感激の面持ちでほめて戴きました。
極楽寺ご本堂。
お彼岸寄席。
ご本堂。
「大阪府東大阪市 大乗寺彼岸寄席。」
極楽寺様のお彼岸法要の後、日根野から放出まで移動。東大阪の大乗寺様へ。17回続いた彼岸寄席。残念ながら大乗寺福本ご住職、病気入院のため不在でしたが、息子さんはじめご家族、総代さんたちの力でいい寄席ができました。番組は、「つる」・紫、「曲ごま」・龍水、「狼講釈」・新治。ご住職の回復をみんなで祈りました。
彼岸寄席開演、露の紫「つる」。
「大乗寺彼岸寄席で嬉しかったこと。」
今までは、お客は、檀家さんと近所の人、それにご住職のご縁の方々。ところが昨日は、明らかに「落語ファン」の姿が見られました。落語会として、認知されてきたのです。そのほとんどは、ホームページを見ての参加。ありがたい、ありがたい。
「大乗寺福本憲応ご住職が亡くなりました。」 (2013/9/25)
彼岸寄席の翌日、突然の訃報。19日に入院して6日目の24日。あまりにも早すぎます。入院前日の18日にはこんなメール(返信)を戴いてます。
福本です。メールありがとうございます。
はげまし(毛も薄くなってきましたが・・・)のお言葉、新治さんのお心遣い、ただただ感謝です。ありがとうございます。願生ります。新治さんも無理しませんように!
祝杯を楽しみにしていますので!
「はげまし」は最後のジョーク。「祝杯」というのは、私が今禁酒をしていて、ご住職が退院したら解禁にしようという話です。10月12日の繁昌亭独演会にも予約を戴いていて、その打ち上げに来て戴き「祝杯」を挙げるつもりでした。
福本ご住職は、ハンセン病療養者など反差別の運動、日の丸・君が代問題など反戦、平和の運動にも仏教徒として積極的に参加。彼岸寄席も、法話の時間に私がお笑い人権高座を勤めたのがきっかけです。父の葬儀には宗派を越えてお導師をお願いし、二人で「浄め塩のない葬儀」を実現しました。今年の十三回忌には、元気に自分で車を運転して来て戴きました。私の落語の追っかけでもあり、京都の亀岡や鳥取まで来てくださいました。初孫が授かり、還暦のお祝いをしたばかりです。息子さんも副住職としてりっぱになられました。これからがほんまに、楽しい人生なのに、なんと言っていいかわかりません。ただただお念仏をお唱えするだけです。南無阿弥陀仏
合掌
「命と形」
形あるものはいずれ壊れて無くなります。命もいつか終わります。けど、壊れるのは形があるから、死ぬのは生きてるから。言葉遊びのようですが、そう思って、生きてる間(生かしてもろてる間)、なるべく願生ろうと思います。
「こんな写真が出てきました。」 (2013/9/26)
昔の写真です。篤志面接員を勤める奈良少年刑務所にて、所長さん、刑務官と。なんか、晴れて出所!に見えます。
「ありがとうございます。完売になりました!」 (2013/9/27)
10月12日(土)の繁昌亭夜席、新治寄席「露の新治ひとり会」。ありがとうございます! おかげさまで完売となりました。以後は、キャンセル待ちの受付けとさせて戴きます。キャンセルが出なかった場合は、補助席(パイプ椅子)のご案内にさせて戴きます。大乗寺彼岸寄席同様、落語ファンの方々が少しずつ増えてきました。本当にありがたく、嬉しいかぎりです。願生ります!
「仮通夜、お通夜、ご葬儀、全て参列できました。」 (2013/9/28)
大乗寺ご住職、福本憲応さん、お見送りできました。三日続けて会いました。最後、もう一度お顔を触らせてもらいました。冷たかったけど張りのある頬でした。考えたら握手も顔を触ったのも初めてです。喪主の息子さんが立派に挨拶をされた時、霊柩車の扉が閉まる時、涙が出ました。いつかは、福本さんとも再会します。福本さんは、本当にかけがえの無い人でした。亡くなってみて、つくづく思います。東大阪九条の会代表も勤めていました。おかげで宗教界から共産党、新左翼までが共闘できたそうです。すごいのは、そんなことを一つもひけらかさず、にこにこしてたことです。体も心も大きな人です。「人の値打ちは棺桶のフタをして初めてわかる。」実感しています。