新ちゃんの へらへら日記  


2013年1月〜2013年3月

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2013年1月

  「明けましておめでとうございます!」(2013/1/1)

 紅白も全く見ずに、片付けをしながら大晦日は過ぎました。テレビと無縁の大晦日は初めて。去年一年、テレビはほとんど見ずに過ぎました。あの四角い画面に惹かれることが無くなりました。というより、付いてゆけません。こんな風に老いてゆくのでしょう。おかげさまで今朝も元気に目覚めました。さあ、今日から願生ります!
 去年は、鈴本に出して戴いたり、さん喬師匠の独演会や、葵落語会、らくだ亭、京都の桃山亭など、徐々にですが席亭から認められてきました。学研の本にも載りました。何より落語が楽しくなってきました。暮れの繁昌亭の八日間は、緊張と不安、喜び、充実の日々でした。
 今年は落語で、どこまでやれるか挑戦です。そして、笑いで時代と闘います。まもなく62才。いつまでやれるか、残り時間はそんなに無いと思いますが、この年でチャレンジできる身を幸せと思います。願生ります!
 時代は最悪ですが、願生ります。みなさま、心も体もお元気で! 戦争をしない国の誇りを持って、平和憲法に抱かれながら、存分に生き抜きましょう!


  「初夢!」(2013/1/2)

 寒い中お墓まいり、それがなぜか沖縄の反基地集会。その後、鈴本演芸場の高座に上がる。「仕事の電話が全く入らない」という、したこともない自虐的なマクラの途中で意識が薄れ、気がつくと楽屋で茫然と座っている。そばでトリの方(知らない人)が怒っている。どうやら高座で眠ってしまったようだ。何のネタをやったのか、何故眠ってしまったのか?そう言えば集会への途中、お酒を少し飲んだ。けどあれくらいで酔うはずはない。いったいどうしたんだ?後悔と情けなさでいっぱいになる。話を聞くと、もうろうとなりながら「ちりとてちん」をやったとのこと。手のひらもすりむいている。下がる時、こけて手をついたに違いない。「お客さんは?」「好意的。むしろ喜んでいました。(助かった!) けど楽屋から、怒声が(あかんがな)」 事務所にビデオがあるそうなので、お詫びと確認に行かなければと思いながら、二本立ての映画を見ている。(はよ行かんかい!) そんな、けったいな初夢でした。めったに夢など見ないのに。よりによってこれが初夢とは! 目覚めると頭が重くて、重くて。「こら今年もあかんか」と思うような、さい先の悪い夢でした。フロイトにでも診断してほしい! お酒は飲むなということかと思います。なんかパッとしませんなあ。ぼちぼち願生りますわ。


  「さぬき名物、あん餠雑煮」

 あん餠雑煮、最高です! もうおいしくて、おいしくて! 今朝の夢見の悪さも気になりません。


  「『週間新社会』意見広告・石川さんの思いを形に!」(2013/1/3)

 狭山差別事件の無実の被害者、石川一雄さんの年頭の言葉。じっくり読ませて戴きました。この思いに答えなければ、申し訳ありません。狭山の取り組みがどれほど解放運動、同和教育を活性化させたか。三大闘争の一つに位置付け、解放運動は前進し、皆が多くのことを学ばせて戴きました。数々の冤罪事件で、再審無罪の扉を開くことができたのは、狭山の闘いがあったればこそです。私自身多くのことを学ばせて戴きました。その狭山が50年になります。ため息も出ますが、石川さんご夫妻の不屈の闘いに、励まされます。新社会党の機関紙、週間新社会に意見広告を出さして戴きました。狭山事件と、東京独演会の告知を入れました。ささやかながら、私のできることです。「今年こそ」の思いを抱きながら日を重ねてゆきたいと思っています。願生りましょう!

  


  「なんやかんやの会!」(2013/1/4)

 1月17日(木)の「なんやかんやの会」は、すごい会です。若手の露の紫さんと私以外の三師匠、都、鶴二、南湖のお三方は、なんと「文化庁芸術祭賞の受賞者!」。そんな中にまぜて戴きました。その上、私のネタは、柳家さん喬師匠から戴いた、師匠の十八番「井戸の茶碗」。ぜひ、皆様お越しくださいませ! また、元旦から受付を開始している、3月16日(土) ワッハ上方の「第二回露の新治寄席 雀三郎・新治二人会」は、二日目にして予約20名!と好調です。ほんまにありがたいことです。徐々に、本当に徐々にですが、光が見えてきたように思います。精進致します。ご予約はホームページへ、何とぞよろしくお願いいたします。


  「寄席のご案内2件。」(2013/1/6)

 福郎師匠の、「第7回きらっと小阪寄席」に出して戴きます。2013年4月13日(土)18:00開場、18:30開演。会場「きらっとホール(近鉄河内小阪駅より、小阪商店街を北へ1分)」。出演「森乃石松、露の新治、森乃福郎」。入場料1500円(40席)。
 もうひとつは「千里朝日寄席」、吉次さんの会です。ネタ出しで、眞「時うどん」、吉次「天狗裁き」、坊枝「あみだ池」、新治「中村仲蔵 」。いずれもホームページで予約を受け付けします。どうぞよろしくお願いいたします。


  「広島県尾道市百島。」(2013/1/12)

 曹洞宗西林寺様にて、大般若法要の後、初笑い高座。「つる」、「井戸の茶碗」の2席。百島には先日、香取慎吾などスターがロケに来て、「島にこんなにいるのか」というくらい人が集まったそうです。西林寺様にも、ご詠歌の師範先生が他寺に宣伝して戴き、檀家以外の方も来られました。ありがたい、ありがたい。


  「下駄履き寄席はリーズナブル。」(2013/1/13)

 1月22日(火)19:00より、兵庫県三木市の宝寿司様にて、「下駄履き寄席」に出演します。宝寿司のお弁当に飲み物がついて2000円。飲み物は、なんと缶ビールか、ソフトドリンク。これは、お得!リーズナブル! その「下駄履き寄席」は、一門の吉次さんの会です。写真は吉次師匠ご一家。お連れ合いは、演歌歌手、秋野こぎくさん。宝の子、風子ちゃんと。お幸せに!

繁昌亭にて


  「しんごらくご日和 〜4月5日は慎悟の日〜。」(2013/1/14)

 一門の兄弟子、露の慎悟師匠の独演会「しんごらくご日和」があります。4月5日は慎悟の日というわけで、4月5日(金)繁昌亭夜席18:30開演。会場「天満天神繁昌亭」。出演は露の眞(寿限無)、桂三歩(相部屋)、タージン(漫談)、慎悟(三丁目のおもちゃ屋)(皿屋敷)。前売り2500円、当日2800円。どうぞよろしくお願いします。


  「追善公演、若干訂正。」

 3月30日(土)の露の五郎兵衛追善公演の出番ですが、1番目で私の上がり時間は、開演の18:00ちょうどです。開演に先立って前座、言わば0番目がありますが。なるべく18:00開演に間に合うようお越しくださいませ。


  「中国語落語の案内。」(2013/1/15)

 2月3日(日)、伊勢市朝熊(あさま)町のふれあい会館にて、「春節を祝う会」。朝から餃子作りなどで交流。食事会の後、昼1時頃からの出番です。ネタは中国語で「看板のピン」、日本語で「井戸の茶碗(小さな子供さんが多ければ変えます)」。参加料は無料ですが、事前申し込みが必要です。どうぞよろしくお願い致します。


  「井戸の茶碗を十八番に。」(2013/1/17)

 1月17日の繁昌亭夜席「なんやかんやの会」、お客様は100人強。寒い中、よくお越し戴きました。私は、柳家さん喬師匠から戴いた「井戸の茶碗」。おかげさまで、楽しくやれました。「中村仲蔵」、「柳田格之進」、そして「井戸の茶碗」、やっていて本当に楽しい噺です。十八番になるよう磨いてゆきます。


  「会場変更のお報せです。」(2013/1/18)

 2月10日(日)の、熊本の落語会の会場が変更になりました。「熊本市清水地域コミュニティーセンター」です。アクセスは、電鉄バス、北3、4(松崎バス停)徒歩8分。 北1、2(亀井橋バス亭)市内寄り徒歩3分。北保健福祉センター前。近所に、エキスパート(整備)、いずみや家具店。駐車場に限りがありますので、なるべくバスでお越しください。


  「吉田哲夫作品展。」(2013/1/22)

 同学(大学)の、画家、吉田哲夫作品展 (大阪府池田市、画廊ぶらんしゅ)に伺いました。今回のテーマは「渦」。「肉体のゆれ以外、出てくる言葉は僅かな感嘆詞・・・生活とは、社会とは、世界とは・・・渦巻きだ。増殖しながらつながり 、壊れて、再生する渦巻き。渦巻きの中で我々は生きる。」と、格調高く、よくわからない。ただ吉田さんが、エネルギッシュに生きていることは感じる。帰りの電車、心が軽く、リフレッシュしていることを実感。行ってよかったです。(阪急石橋駅、西出口、商店街を2分。箕面川を越えて左折。銀行の隣。優雅な建物です。)

ポスター

渦巻きの中で生きる。


  「ワッハ新治寄席。大盛況。」(2013/1/26)

 「露の新治寄席」には、熊本、鳥取、東京と遠方から、また生野高校の同窓生もたくさん来て戴き、満員御礼。キャンセル待ちの方もお断りしなければならない嬉しい悲鳴。先ずは、一門のホープ紫さん、五郎兵衛の遺したお家芸「眼鏡屋盗人」。MCタレントとして活躍していたキャリアを捨てて咄家修行。さすがの落ち着き。千朝師匠は「一文笛」「替わり目」。文句なしの名人芸。なのに私は高座を高くしたらライトが熱く、汗かきの私にとって辛いことに。汗が気になり、紫さんよりおちつきの無い高座。「ふろしき」と、二度とやることがないと思っていた「雪の戸田川」。冷や汗かきまくりの残念な結果でしたが、おかげでいい勉強になりました。この年で人前で冷や汗をかく情けなさ、そしてかけるありがたさ。少しずつしか夢は叶いませんが、少しずつなら夢は叶います。願生ります。


  「内部(うつべ)へ。」(2013/1/27)

 三重県四日市のまだ先、内部へ向かっています。今日はお笑い人権高座。私にしかできない仕事と、誇りをもって願生ります! 四日市から乗り替えで、ナロ−ゲージ(狭軌)の近鉄内部線。初めて乗ります。四日市−内部間17分、旅気分でリフレッシュ!

  


  「熊本の落語会、時刻変更です!。」(2013/1/28)

 2月10日(日)の、熊本の落語会、会場変更に続き、時間変更です。13:30開場。14:00開演になりました。ご注意ください。ちなみに会場は、「熊本市清水地域コミュニティーセンター」。アクセスは、電鉄バス、北3、4(松崎バス停)徒歩8分。 北1、2(亀井橋バス亭)市内寄り徒歩3分。北保健福祉センター前。近所に、エキスパート(整備)、いずみや家具店。駐車場に限りがありますので、なるべくバスでお越しください。


  「速報、『第6回いかいの寄席』のご案内。」(2013/1/29)

 新治(新今里)、鶴二(巽)、喬樂(桃谷)と、生野出身の三人が、「いかいの」に集う、「いかいの寄席」。2013年4月27日(土)14:00開場、15:00開演。会場「韓国伝統喫茶タルマジ(焼肉亭高橋3階)」。場所は、桃谷商店街を疎開道路に出て南へ。勝山通りに出るまでの左側。疎開道路ですよ、疎開道路! この説明で位置が分かる人、生野検定合格や!(無いけど)。そのまま行ったら、昔はパーク劇場が(もおええ)。しかし、先日叔母の葬儀で新地公園のそばを通ったら、パレス座、あれへんねんなぁ(いつの話や!)。
 出演は、「開口一番」・呂好、「宗論」・喬樂、「禁酒関所」・新治、「ねずみ」・鶴二。木戸銭、2000円(ワンドリンク付き)。ホームページで予約受付ます。どうぞよろしくお願い致します。


  「これから。」(2013/1/30)

 先日のワッハに来て戴いた、高校の同級生からメールが来ました。

『これから(老後)は「きょういく」と「きょうよう」が大切だそうです。「きょういくところがある」「きょうようじがある」! あたしは有り余る「きょういく」と「きょうよう」で忙しくって。新ちゃんも新治師匠として目指すものがあり、願生ることができるって素晴らしいことですね! 願生ってるのを見ると、あたしも願生ろうって思います。仲間にも力を与えてるから願生ってください! よろしく(^-^)/』

 泣きそうになりました。この方は、小学校から一緒でしたが、同級生になったのは、高校に入ってから。家も近所で、先日、受付の手伝いに来ていた私の妹との再会は、半世紀ぶり! たまたまご夫婦で生野高校の同期。思いどおりいかない高座に、気落ちしていたのですが、課題がいっぱいということは、幸せな「老後」なんだと再確認させて戴きました。これから、思い切りジタバタして、無様に生きてみようと思いました。できることだけやっていたら、無様にはならない。ぼちぼちのんびりと思っていましたが、生きてる限りはバタバタしたいですね。二度とやることがないと思っていた「雪の戸田川」をやったために、冷や汗が吹き出したのなら、まさに「きょうよう」がいっぱいできたわけで、ありがたいことこの上無いのです。ただ、なまじちょっと落語でほめられたりしたので、ええかっこしたくなったのも事実。それが結局自縄自縛になり、腰の引けた高座になってしまいました。「ええかっこしたい、感心させたい、ほめてもらいたい」、いやらしいものがいっぱいありました。そんなものを忘れたとき、私も、ちょっとはほんまもんに近づけるのかもしれません。ありがたい、ありがたい。ありがとうございます!


2013年2月

  「寒梅!御礼」(2013/2/1)

 2月16日(土)、東京のお江戸日本橋亭で予定している、「第一回独演会 まいどおおきに新治です」は、完売(寒梅)御礼です。当日券は残念ながらありませんので、ご了承くださいませ。こんなことになるとは夢にも思いませんでした。ありがたいことです。気合いをいれて臨みます。願生!


  「明日は久しぶりの中国語落語!」(2013/2/2)

 かなり追い詰められていますが、「きょういく」と「きょうよう」に追われていると思えばありがたい。ええかっこせんと、高座でジタバタしてきます。中国語落語のネタは「看板のピン」。サイコロは「色子」、壼皿は「骰本」、看板は「招牌」、賭博は「賭博」。いっしょや、いっしよ! ちゃうがな、元々中国語やったんや。願生ります!


  「伊勢朝熊へ。」(2013/2/3)

 伊勢朝熊の珪田院様へ。近鉄の伊勢市駅と宇治山田駅、特急停車駅が続いています。聞いてみたら、距離は600メートル! 特急停車駅間で、これより短いのは他に知りません。初めのうちは、慣れずに慌てました。


  「嵩山友好会 春節を祝う会」

 春節のご馳走、餃子と元宵(げんしょう)。元宵は、白玉団子、中にゴマ餡。夜には、巻き鮨の丸かぶり。クリスチャンなら、朝は教会。日本人は忙しい。



春節のご馳走。

 中国人留学生、残留孤児家族、中国語学習者、地域の人たち。バラバラの客層。しかし、日中友好の絆に支えられ、ありがたく勤めさせて戴きました。出囃子は、朝熊(あさま)の植木等に因んで「スーダラ節」。落語の出し物は、「看板のピン(中国語)、つる(日本語)、井戸の茶碗(日本語)」。三席とも楽しく、いいノリで勤めることができました。ありがたい! さあ、鹿児島中央駅まで大移動!


  「キビナゴで焼酎!」

 日曜でなかったらキビナゴは刺身でいけるのに、残念! けど薩摩はこれ!



 キビナゴで芋焼酎。


  「團十郎丈、好きでした。」(2013/2/4)

 口跡が悪いとか言われてましたが、あの大きさ、おおらかさは、余人をもってかえがたいものでした。成田屋。「一條大蔵卿」最高でした。残念。

  「鹿児島市民文化ホールにて。」

 鹿児島市民文化ホール。キャパ1000人、有名落語家や歌手しか出られません。こんな大ホールに出られるのは、西本願寺、鹿児島教区のおかげです。「如月忌、若婦人研修会」満席! 午前中は雅楽、舞楽の奉納。午後から、私の「お笑い人権高座」と「落語」で、持ち時間、110分! 私にとっては大仕事、願生ります!


  「滋賀県甲賀市土山町 あいの土山文化ホール。」(2013/2/6)

 お昼から、奈良少年刑務所で面接ボランティア。たっぷり2時間、話しこみました。終わって疲れがドッとこむ。なんのこっちゃ。しかし、ぶっつけの一本勝負。ごまかしは効きません。本当に疲れます。刑務所にご縁を戴き、思うのは「刑務所は罰を与えることより、人間として甦るための施設」だということです。特に高齢者、障害者の累犯は、行き場の無い社会的弱者。刑務所が最後のセーフティネットになっています。「更生」と書いて「甦る」になります。なるほどと思います。矯正施設で働く職員の献身的な努力でどれだけ犯罪者が、甦っているか! 頭が下がります。
 終わって、京都、草津経由で貴生川へ。そこから車で土山。「あいの土山文化ホール」にて、お笑い人権高座。19:35〜20:55、80分の一本勝負。寒い中来て戴いた、宝もののようなお客様。温かかった!


  「池田進先生、菩提寺浄土宗護念寺様 。」(2013/2/10)

 熊本着。新治会熊本支部長、故池田進先生のお墓へ。事務局長の村上謙二さんと池田先生が相次いで亡くなり、熊本で落語会はやりませんでした。それが、残った坂本先生、武田先生、アラモートさん、吉尾住職、皆さんのおかげで再開できることになりました。本当にありがたいことです。池田先生も喜んでくれてはると思います。けど生きていてほしかった。熊本駅に着いたらいつめ改札口で右手を高々と上げて笑顔で迎えて戴きました。思いだすとせつなくなって、涙が出ます。池田先生のお供養と思って願生ります!


  「在りし日 。」(2013/2/11)

 熊本の寄席はうまくゆきました。するとなおさら、池田先生と村上さんがいてくれれば、喜んでくれたのにと思います。写真は、高松で新治会全国支部会議をした時のもの。生きていてほしかったお二人とのスリーショットです。合掌。


  「夕陽シリーズ 。」


  「倉吉にて、落語会のご案内。」(2013/2/12)

 鳥取在住の桂小文吾師匠の寄席に出して戴きます。 豊田亭落語寄席。2013年4月29日(月)14:00〜と17:00〜の二回公演。会場は、豊田家住宅。出演:鳥取大学落語研究会、新治、桂勢朝、桂小文吾。木戸銭 前売り1000円、当日1200円。お近くの方は、よろしくお願いします。


  「熱弁100分!」(2013/2/15)

 今日も願生りました。滋賀県甲賀市でお笑い人権高座。今三雲駅から帰ります。帰宅は深夜。さあいよいよ明日はお江戸、願生ります。

  「東京、日本橋にて。」(2013/2/16)

 東京に池田先生の名前がひるがえりました!


  「熊本、福岡、東京! ありがたい!」(2013/2/18)

 熊本、福岡田川、東京と大成功でした。露一門のお家芸「あみだ池」につながる「つる」。実はこれが一番しんどかった。なんとかクリアできホッとしています。「つる」は絶対、前座咄ではありません。難しい咄です。もっとも、上方では旅ネタは全部前座咄(五郎兵衛)ということなので、「地獄八景」も「深山隠れ」も「三十石」も「狼講釈」も、基本的には前座咄になります。すると何が大ネタかわかりません。つまりはどんなネタも難しいのです。
 「雪の戸田川」、場所が江戸で言葉は上方。違和感を覚えた方もおられますが、師匠は「それでええ」と。ただ江戸でそれをやった時、お客様が「エッ?」と思われたら咄に集中できません。今回「エッ?」があれば、場所を上方に移すことも考えてみます。いずれにしても「二度とやることもないだろう」と思っていたネタをやれたのはよかったです。お江戸日本橋亭では、羽織を脱ぐタイミングを外してしまい、汗かきの私は「まずい! どこで脱ごうか」と考えながら咄を進めました。フト、昔、桂文治郎さんが、お紺に羽織を着せかけていたことを思いだし、アドリブでやってみました。考えてみると雪の中を旅するのですから、道中合羽を着ているだろうし、羽織を着ていたほうが自然です。次回からこの形にしようかと思います。最後、次郎兵衛が川に飛び込むのは私の勝手な変更で、師匠の型は、次郎兵衛がうなされ、船頭に起こされ「夢か?」となります。この型でもやってみたいと思います。
 「井戸の茶碗」は、さん喬師匠の形ですが、かなりくすぐりが増えました。これも賛否両論だと思います。ただかなり、私の色が出てきたかと思います。課題もいっぱい見えた、三ヶ所の独演会。やらせて戴き本当によかったと思います。お世話戴きました皆様、お運び下さった皆様、本当にありがとうございます!


  「ならまち演芸 。」(2013/2/19)

 立山センター・オーバー、インディ、川井聖子、豊来家大治朗、露の紫、新治。そして、奈良市商振会の皆様。


  「ぜひ、お越しくださいませ!」(2013/2/20)

 5月11日(土)14:00〜お笑い人権高座と落語。たっぷり!で、無料! 市民交流センターあさひ西(旧解放会館)。申し込み・電話06−6925−5621。ぜひ、ぜひ、ぜひ、ぜひ! 露の新治 拝


  「イラスト。」(2013/2/21)

 お江戸日本橋亭での落語会「まいどおおきに新治です」に来られたお客様(美大出身)から戴きました。プリントゴッコで印刷した年賀状です。ありがたいことです。ありがとうございますYさん。


  「充実の一日。」(2013/2/23)

 大阪府枚方(ひらかた)市にて、JA北河内の職員400名様。ありがたく1時間。いい流れで、お笑い人権高座を勤めさせて戴きました。終わって、JAのHさんからお昼ご飯をごちそうして戴き、枚方市駅前からバスで高槻市春日リバティへ。電車で行くと大変な距離ですが、バスなら淀川を越えてすぐ。20分で春日リバティへ到着。桂勢朝さん、太神楽曲芸の豊来家一輝(ほうらいやかずき)さんと合流し、三人で「りばてい寄席」。プログラムは、お笑い人権話(狭山事件)、〈お中入〉、「勘定板」・勢朝、「太神楽曲芸」・一輝、「つる」・新治、「南京玉すだれ」・勢朝。なかなか濃い中味でした。終わって打ち上げ。おいしいお鍋と、新潟新発田の菊水。おいしく戴き。幸せ感いっぱい!

  「姫路市庄田総合センターにて、奮闘一人会。」(2013/2/24)

 朝から姫路へ。明石駅で、電車が事故のためストップ。28分遅れで姫路駅着。一便早く乗っていたので結局ジャスト。大好物の駅そば、ごぼうのかき揚げ入りを食べ、庄田総合センターへ。館長さんの娘さん(バイオリン)を芯にしたユニットのコンサートの後、お笑い人権話1時間。10分休んで、落語「つる」と「井戸の茶碗」。全てうまくゆき、今、達成感に包まれて帰っています。ありがたい!

  「梅一輪! 生野高校の校章の白梅。」(2013/2/26)

 我が家の白梅。一輪咲きました、春です! 母校生野高校の校章が白梅。校歌、登高賦にも出てきます。寒風の中、凛と咲く白梅一輪。そんなイメージで白梅が好きになり、18歳の時、天王寺の予備校の帰り、赤松の種屋で苗木を買って植えました。それからもう44年! 過ぎてみれば早いなあ。明の時代、徐渭という詩人の詩です。「吾れ年十歳にして青藤を植え 吾れ今稀年にして花甲の藤なり 〜略〜他年 吾れ古するも朽ちざるは藤なり」(自分が十歳の時、この藤を植えた。今七十歳になり、藤も還暦を迎えた。いずれ私が死んでもこの藤は朽ちることはないであろう) 今この詩がしみじみと身に染みてわかります。徐渭は科挙にも通らず不遇の時を過ごし、晩年は落ちぶれ貧窮のうちに没しました(哀しすぎる)。1595年に亡くなった人の気持ちが、梅の花を見ていると感じられてきます。人間て、あんまり変わってないのですね。生きてる間、精一杯願生ります! 

  「映画「ラブ 沖縄」3月2日(土)よりロードショー。」(2013/2/27)

 映画「ラブ沖縄@辺野古・高江・普天間」 藤本幸久監督からのお手紙です。

「安部首相が訪米、オバマ大統領に、普天間基地の辺野古移設、辺野古の海の埋め立てを約束してきました。年内には、本当にきびしい日々が始まります。沖縄の人々の思い、辺野古移設NO!オスプレイ配備NO!の願いが実現するには、もっと大きな力が必要です。ぜひご覧ください」
 3月2日(土)〜8日(金)10:30 シネ・ヌーヴォにて(大阪市営地下鉄中央線九条駅6番出入口徒歩3分、阪神九条駅2番出入口徒歩3分) 前売り1200円、当日、一般1500円です。


2013年3月

  「第20回大内・新治寄席。盛況!」(2013/3/9)

 第二十回大内・新治寄席。会場を「とらまる座」に移して開催。キャパは以前の会場より100増えて300。それがほぼ満杯! ゲストは、江戸の柳家さん喬師匠、上方の林家小染師匠の豪華版! 小染師匠は、20回中15回と最多出演です。寄席を支えて戴きました。
 番組は、「つる」・新治、「文七元結」・さん喬、(お中入り)、「上燗屋」・小染、「長短」・さん喬、「井戸の茶碗」・新治。さん喬師匠の一席目「中トリでたっぷり」とお願いしたら、いきなりの「文七元結」。これには驚き、感動。お客様も大喜び。小染師匠は、十八番「上燗屋」でこれもたっぷり、爆笑。私は「つる」・「井戸の茶碗」。さん喬師匠の前で、さん喬師匠から戴いた井戸の茶碗。緊張したけど、お客様の優しさに救われました。落語を落語としてきちんと受け止め、素直に落語の世界に入ってくださる、本当に最高のお客様が讃岐大内(おおち)にはおられます。かつて東笑会という鑑賞団体があり、米朝、志ん朝、小三治、枝雀、五郎兵衛という、そうそうたる師匠がたを招いて落語会を積み重ねてきた伝統の力がそこにあります。だからさん喬師匠も、いきなり文七をかけて下さったのです。名人芸とそれを受け止めるいいお客。幸せな空間が生まれました! 人形劇専門劇場のとらまる座としても、初の本格的な寄席。いいご縁が広がりました。
  「盛況! 綾川名物新治寄席。」(2013/3/10)

 会場は550人のお客さんで満席。私が38歳の時から始まった寄席です。よく続いたものです。泉さん夫妻、大方さんと私の四人で始めました。いろんな芸人さん、多数の世話人さん、藤井町長さん、議員さん、そしてお客様、本当にありがたい、ありがたいです。物事がうまくいかないのは大概自分の責任ですが、うまくいくときは多数の人たちの支えがあってのことだと実感しました。13:30開演の寄席に、朝9時から集まって準備して戴く。スタッフのまかないのうどんが100玉。その係が5人。もうお祭り気分です。今年は、去年に引き続き柳家さん喬師匠、上方からは永年この寄席を支えて戴いた林家小染師匠にお越しいただき、盛り上がりました。トリは私が「井戸の茶碗」。前日大内でさん喬師匠に聞いて戴き、ご指導もして戴きました。自分ではかなりうまくゆきました。二日間で850人の方が我々三人の落語で笑い、涙してくださったのです。お世話戴いた皆様に深く深く感謝申し上げます。【こちらに報告があります。】

  「三三さんが全国全県ツアーを! 」(2013/3/11)

 柳家 三三さんが、47都道府県を47日間でまわるそうです。お近くへ来た節には、ぜひ行かれてください。なかなかできることではありません。その勇気と行動力に拍手!(柳家三三さんのホームページ)


  「驚き! 」(2013/3/12)

 整理をしてたら、昔のチラシが出てきました。文福、新次(当時は新治ではなく、新「次」でした)二人会。開口一番は、文福師匠の一番弟子、桂茶がまさん。確かこれが初舞台。すると25年以上前です。驚くのは木戸銭。なんと2200円。奈良労音主催で、労音会員割引で2000円。それで、ならまちセンター300が満杯! 一昨日の綾川新治寄席は、さん喬師匠、小染師匠で???円。お得!


  「同級生がスカイダイビング 」

 高校の同級生、おさななじみのKCさんが、スカイダイビングにチャレンジしました。夢やったそうです。昔から行動的な人やったですが、よおやるわ! 私はお金をもろてもいやです。映像見ただけでも、あそこが痛くなりました。けど、夢をかなえるて素敵なことです。おめでとう! 拍手! ちなみに、一番高い4200メートルコースやったそうです。ひえー、ひえいざんよりまだ高い! しかし気持ちよさそう! 以下、届いたメールです。
  グアムで空を飛んできました。
  ネットにアップされましたのでよろしければご覧ください。


  「さん喬師匠が芸術選奨受賞!」(2013/3/13)

 柳家さん喬師匠が、2012年度の芸術選奨文部科学大臣賞の大衆芸能部門を受賞されました。もう一人は谷村新司! すごい! 嬉しい! おめでたい!


  「奈良少年刑務所若草理容所。」(2013/3/19)

 奈良少年刑務所で面接に行きました。門を入るとき、おじさんが後ろからついてきて「散髪」と一言。聞いてみたら、近所の方で刑務所内の散髪屋へ行くとのこと。「へえ〜、外来もいけんのかいな」と、面接が終わってから寄って見ました。塀の中に理容室があるのは知っていましたが、外来も可能とは! 早速、理容を利用。カット、顔ぞり、シャンプーで1000円。更正指導の一環で技術を習得した受刑者が、丁寧にやってくれます。ありがたい。そら近所のおっちゃん来るわ! 終わった人が、皆丁寧にお礼を言って帰って行かれます。いい光景です。監視の係員がいなければ、明るい普通の散髪屋さんです。犯罪は刑罰で無くすことはできません。犯罪を犯さないですむ社会を目指すしかありません。再犯率を少しでも下げるため、奈良少年刑務所若草理容所はあります。それは即、社会を安全にすることにつながります。刑務所はまさに、更正、一文字にして「甦」、人間が甦る施設です。ここで働く人たちの優しさにいつも心打たれます。これからちょいちょい通います。


  「お墓詣りに行ってきました。」(2013/3/20)

 お彼岸のお中日。お墓詣りに行きました。駐車場は満杯。皆さん、ちゃんとされています。お墓の雑草を取り、お花のお水を換え、お線香をあげ、みんなで般若心経をお唱えしました。お墓詣りができるありがたさをかみしめながら。次来るのはお盆。「また元気に来ますから」と親父に挨拶。


  「ライトピア梅まつり。」(2013/3/22)

 三重県伊賀市「ライトピアおおやまだ」にて、「梅まつり」。幼児からお年寄りまで200人以上で満員のお客様。番組は、「パペット落語 立体西遊記」・鶴笑、「井戸の茶碗」・新治、「マジック」・マジック中島&ヒロミ。鶴笑師匠の立体西遊記に、会場はいきなりわきたちました! 練りに練った凝縮されたネタが次々と炸裂! 大爆笑に次ぐ大爆笑。興奮のるつぼと化しました。昨日来られたお客様は得をしました。私の記憶では過去14年間で、横山ホットブラザーズと並ぶ最高の盛り上がり! おかげで、お客様が完全に舞台に集中し、後から出た私が「井戸の茶碗」などという笑いの少ない噺を、梅まつりで初めてやることができました。小さな子供までぐずらず、ちゃんと聞いてくれました。驚きです。そしてマジック中島師匠が華麗なるネタの数々で、またまた大ウケ! 見事にトリを勤めて戴きました。昨日は、人権イベントを越え、どこへ出しても恥ずかしくない素晴らしい演芸会でした。無料のお客様ということで、ざわついた余興の演芸会と考えていましたが、積み重ねの中で、お客様も変わってきていたのです。支えて戴きました全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございます! 地元のかたは元より、ありがたい遠来の参加者。滋賀県草津から、大阪から、伊勢市から! お支え戴き、ありがとうございます!

ライトピアおおやまだ

楽屋にて、準備万端の鶴笑師匠。


  「切り絵の新治。」(2013/3/25)

 笑福亭鶴笑師作、切り絵・露の新治。横顔の切り絵はありますが、正面からの切り絵はお見事! ありがとうございます!


  「第二回露の新治寄席。」(2013/3/25)

 3月23日(土)の、第二回露の新治寄席。残念ながらワッハ上方でやるのはこれが最後。今更ながら、橋下維新に怒りを覚えます。公務員バッシングと、人権・文化切り捨て。あげくにカジノ? ええかげんにせえ。という中、大入りで迎えた第二回。盛り上がりました。落語に向き合うことが増えた成果が徐々に出てきたと思います。演題は、「上燗屋」・雀太さん、「帯久」・雀三郎師匠、「兵庫舟」、「井戸の茶碗」・新治。「兵庫舟」は、五郎兵衛の型。最後、かまぼこ屋が芝居かかりになります。「井戸の茶碗」は、さん喬師匠の型。ただ、受けたい一心で「くすぐり、小ネタ」を入れたら、さん喬師匠とは似て非なるものになってしまいました。また整理します。この調子で、次回6月29日(土)トリイホール、14:00〜 満員御礼を願って願生ります!
 次回ゲストのテント師匠も楽屋に顔を出して頂き、楽屋見舞いを戴き恐縮。中入しゃぎりの力強い笛は、よね吉さんです。さすが! 実はよね吉さんとは初対面。雀三郎師匠にお稽古のお願いに来られ、そのままお手伝い戴きました。



二番太鼓。桂雀太さん。桂あおばさんの男前二人。



雀三郎師匠、サイン中。



木を入れる桂よね吉さん。



テント師匠、打ち上げ後のサービスカット。


  「テント師匠からのお部屋見舞い!」(2013/3/27)

 ワッハ上方露の新治寄席の続報。テント師匠からお部屋見舞いを戴きました。打ち上げに使うようにと。「うちあげ ようきなかしまし娘」と記されています。ありがとうございます!


  「立花亭落語会。」(2013/3/29)

 自ら受け付けと開口一番を勤める露の団四郎師匠。弟子の団姫さんとお手伝いの、桂咲之輔さん。

 開演しました。尼崎、立花亭落語会。今まで受け付けをしていたと思ったら、もう高座へ。大活躍の団四郎師匠。ネタは、つるの改作の「だちょう」! 「首長鳥のおんがダーッと来てビタッと止まった。後へさしてめんがチョー!」

 番組は、「だちょう(つる改作)」・団四郎、「鯛」・団姫、「中村仲蔵」・新治、「高津の富」・団四郎。満員御礼!


  「阪急淡路から、富田解放会館へ。」(2013/3/30)

 今日3月30日は、師匠五郎兵衛の亡くなって四年目祥月命日です。夜には繁昌亭で一門の追善落語会があります。それに先立ち、高槻市富田解放会館(人権文化センター)で、お笑い人権高座。100人弱のお集まりでしたが、ありがたく元気に勤めさせて戴きました。よく笑って戴き絶好調。さあ繁昌亭へ。

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