つくしっこ 佐野っこ

新ちゃんのお笑い子育て人権高座

2010年7月7日
島根県浜田市佐野小学校体育館



 「つくしっこ」は、つくし保育園のことです。70人のお客さん。町内人口の割りには、よくお集まり戴きました。「お笑い人権咄」と落語「相撲場風景」。相撲場は、タイムリーだと思ってやりました。よくお笑い戴き満足。ありがたい。
(新治)

 社会福祉法人さくら会「つくし保育園」、佐野自治公民館主催の「お笑い子育て人権高座」を、平成22年7月7日(水)に、佐野小学校体育館で開催いたしました。会場には70名を超える皆さんが、新治さんの登場を今か今かと待っています。
 午後7時に開演。まずは主催者を代表して、つくし保育園 長谷川園長がごあいさついたしました。続いて、地元を代表して上岡自治会長からごあいさついただきました。
長谷川園長 上岡自治会長
 そして、会場の皆さんの「新ちゃぁん!!」の呼び声で新治さん登場。第1部はお笑い子育て人権高座です。
 「子どもは宝、その宝の子はまさに地域の宝。親に願われ子は生きる、親の願いに子は生きる。背丈や髪の質,生まれた所など、その人の人格に無関係な事柄に偏見を持ち差別するなどナンセンス。それは自分に自芯(自信)がないから。自芯(自信)を持った人権を尊重する家庭での子育てが大切である。」
 
 「32代遡れば、ご先祖様は85億人。つまり、あなたと、隣に座ってるあなたのご先祖様は混ざりコクリ。それやのに差別するのはナンセンス!!」「自芯(自信)のない子育てはパイナップルの缶詰のようなもの。ペランペランのクリンクリンのスットントン」「笑うという字に見えますか?」って、新治さんの顔がチョッと怖い?今日も絶好調の新治さんです。
 笑いをこめて、人権感覚豊かな子育てをわかりやすくお話しいただきました。今、子育て真っ最中の保育園保護者には、まさに的を得たお笑い子育て人権高座でした。

新治さん登場 笑顔に見えますか
 ここでお仲入り。しかし控え室がない体育館での高座。なんと新治さんには、高座に着座いただき、お客様と見合ったままで休憩いただきました。「長い間、噺して回ってるけど、こんなん初めてやわ・・・スミマセン。

 そして2部では落語もご披露いただき、受講者はプロの話芸を堪能することができました。出し物は「相撲場風景」。マクラでは、熱演のあまり振り上げた手でマイクを叩き落すというハプニングも・・・「ちょうど人肌や、気が利いとるなぁ、お茶屋。よっぽど揺らしたんかい、お茶屋。泡たっとるで・・・こんなもん、かまうかい、フッー!! アーん、なんやこの臭いは!!! ハーッぁぁぁぁ」 会場は笑いのるつぼ。
 そしてお楽しみ。プレゼントコーナー!!

落語「相撲場風景」 お楽しみコーナー

 最後には、奈良少年刑務所詩集「空が青いから白をえらんだのです」を紹介いただき、9時15分お披楽喜をいただきました。
 後日の反省会(講師の新治さん抜きでした。ごめんなさい)では、「思いのほか(失礼な)良い高座だったので、他の保育園にも教えてあげんさい」とか「お寺の法座でやってもらってもいい噺し(もう、やっておられます、ハイ)。うちのお寺にも紹介してよ」とか、ありがたいオファーをたくさんいただきました。もちろん落語にも、多くの方から「はじめて生で落語を聞いた。想像以上に面白かった」と言っていただきました。
 蒸し暑く空間的にも音響的にも良くない体育館、しかもマイクに不備があるという最悪の条件での高座にもかかわらず、新治さんには最後まで汗だくになって厚くお話いただき、感謝いたします。ありがとうございました。願生ります。

(報告:べっぴん特派員、写真:恩田佐野小学校長)

〜うらばなし〜
 7月7日から11日にかけては、新治さんに島根県内を行ったり来たりしていただきました。浜田→旭→松江→安来→浜田と、これだけでもゆうに300kmを超えます。島根県は、こう見えても東西に広ろぉ〜いと言うか長がぁ〜い県なんです。浜田からは、隣県の県庁所在地である広島市や山口市の方が松江市より近いんです。浜田道ができた今では、もっと近くなりました。「チョッと広島へ買い物」は良くあることですが、松江市へは出張でしか(今では、それさえも減らされましたが)行くことありません。
 子育て人権高座では、報告のとおり最悪の環境の中で口演いただきました。もちろん、いつもどおりの好演でした。感謝です。ありがとうございました。
(べっぴん特派員)

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