狭山事件 石川さんの再審・完全無罪を
2022年
狭山パンフを読む会の同志の皆さん、狭山事件の再審、石川一雄さんの無罪判決を求め闘う皆さん! 狭山事件第3次再審請求審はいよいよ最後の年の闘いに突入しました。昨年8月29日(月)、狭山再審弁護団は鑑定人尋問を求める「事実取調請求書」を東京高裁に提出しました。東京高裁大野裁判長に鑑定人尋問を行わせる事が出来るか否かで、再審開始決定を勝ち取れるかどうかが大きく左右されます。皆さんの、今後の動きへの注目・学習、周囲知人への、更には街頭での宣伝・拡散、大野裁判長宛の要請送付等、無理無く出来る事を考え、取り組んで頂ければと思います。今年、事実調べ=鑑定人尋問が実施され、再審開始決定が行われるよう、共に願生りましょう。
★昨年9月中旬から、全国で緊急署名運動が年内20万筆を目標に取り組まれ出しました。10月28日(金)の第1次提出は10万筆を超えました。1月12日(木)の第2次提出分も10万筆を超える署名が既に集約されており、20万筆の目標は達成されました。が、2月28日(火)集約→3月6日(月)提出で第3次も予定されています。更に取組みを進め、東京高裁大野裁判長に事実調べ実施を決断させ、年内の再審開始決定へと進めたいものです。
署名用紙はこの石川早智子さんの頁からダウンロードして下さい。
★63年に24歳ででっち上げられた石川一雄さんは今月=23年1月で84歳になります。その石川一雄さんから何としても今年を勝利の年にすべく決意の「新年メッセージ」が出されています。どうぞお読み下さい。
★事実取調請求の内容は「狭山事件の再審を求める市民の会」の頁をご覧下さい。
★狭山再審の最新情勢については『解放新聞』12月15日号の主張をお読み下さい。
【2022.11.16 狭山パンフを読む会 HM様】
★狭山緊急署名第2次提出
10月28日に10万を超える個人署名が、第1次分として東京高裁に提出されました。来月、下旬に開かれる三者協議を前に第2次提出が予定されています。再び10万を超える署名を提出し、何としても事実取調べを実現させましょう。以下『解放新聞』の呼掛けl
★年末、関西での冤罪の取組み
1. 12月17日(土)14:00~
2022年度キャラバンスタート集会 「狭山事件の再審を実現し 石川さんを夜間中学へ」
会場:釜ヶ崎「ふるさとの家」
資料:500円
講演:桜井克典(ひょうご夜間中学をひろげる会)
報告:小野順子(狭山再審弁護団)
主催:狭山事件の再審を実現しよう市民のつどいin関西実行委員会
2. 12月18日(日)13:00~
「#えんざい ~『まちがい』と向き合う これからの日本の刑事手続~」
会場:二条・立命館大学朱雀
参加費:無料
プログラム:
1. ドラマ「#えんざい」
第1話 えん罪 間違った有罪判決はこうして作られた!
第2話 再審 えん罪から救われるのか?
2 .大学生による研究発表
研究発表Ⅰえん罪はなぜ起こるのか~取調べ~
研究発表Ⅱ再審は機能しているのか~再審法改正~
3 パネルディスカッション
コーディネーター:岩本計介(朝日放送)
ゲスト:西山美香(湖東記念病院事件冤罪犠牲者)
パネリスト:渕野貴生(立命館大学)、津金貴康(京都弁護士会)、笹倉香奈(甲南大学)、鴨志田祐美
主催:京都弁護士会
3. 12月25日(日)14:00~
映画「オレの記念日」自主上映会&トークショー
会場: 大国町「社会福祉法人ピースクラブ」4階ホール
参加費:1000円
上映後トークショー:
出演・桜井昌司(布川事件冤罪犠牲者)、監督・金聖雄、撮影・池田俊己カ【2022.11.16 狭山パンフを読む会 HM様】
狭山事件・無実の石川一雄さんの再審無罪判決を願う全ての皆さん!
63年5月、狭山事件発生・石川一雄さん不当逮捕から59年半、24歳だった無実の部落青年はもうじき84歳となります。74年10月、寺尾裁判長による二審・東京高裁差別無期懲役判決=確定判決から48年、最大のチャンスが来ています。77年8月、第1次再審請求申立てから45年余り、ただの1度も実施されなかった事実調べを実現できる可能性が高まっているのです。8月29日、狭山再審弁護団は、東京高裁に「事実取調請求書」を提出しました。内容については「狭山事件の再審を求める市民の会」の頁をご覧下さい。事実調べ、そして再審開始決定をさせるためには、わたしたちの声を、大きく強くし、東京高裁にぶつけていく必要があります。
★9月半ばから年内20万筆を目標に、全国で緊急署名運動が取り組まれ出しています。取組みを進め、東京高裁大野裁判長に事実調べ実施を決断させ、来年の再審開始決定へと進めたいものです。是非とも周辺に拡散し、1筆でも多くの署名を集めましょう。署名用紙はこの石川早智子さんの頁からダウンロードして下さい。また、インターネット署名も取り組まれて居ます。
★石川一雄さんから「寺尾不当判決48ヵ年を迎えてのメッセージ」が発せられてます。石川さんは「私・石川一雄が、この先、30年、50年と生きられる訳ではありませんが、調べ官の陥穽(かんせい)に落ち、無実の罪で59年間も、苦悩し、83歳の今も、冤罪を晴らす闘いの日々を送っていることを裁判官にご理解して頂き、何としても鑑定人尋問と職権鑑定をして、真実を明らかにしていただきたいと願っています。」とギリギリの気持ちを訴えています。是非全文をお読み下さい。
★石川一雄さん、石川早智子さんの新しい(10月)メッセージ動画が公開されています。
★10・31寺尾差別判決48か年糾弾!狭山再審要求中央闘争が28日(金)に東京・日比谷公園中心に取り組まれます。10:30健康広場集合、事実調べ要求緊急署名第一次集約分を東京高裁に提出★大阪では11月7日(月)に「狭山事件鑑定人尋問実現へ大阪府民集会」が開かれます。大阪の方は是非参加して下さい。
12:30~野外音楽堂、ミニコンサート(小室等他、獄友バンド)
13:00~、決起集会
14:30頃、デモ出発18:30~ PLP会館(地下鉄扇町)【2022.10.28 狭山パンフを読む会 HM様】
「狭山事件の再審を求める市民集会」速報。
「狭山パンフを読む会」のHMさんからのお報せです。今日は、東京の日比谷野外音楽堂にて「狭山事件の再審を求める市民集会」。全国から、闘っておられる人たちが集まります。狭山は動いています。石川ご夫妻も元気に参加されます。
「本日、狭山中央集会を機に、東京高裁宛ての事実調べ要求緊急署名が、個人署名10万3921筆、団体署名1024筆提出されます。」
【2022.10.28 新治】
「狭山事件の再審を求める市民集会」続報。
狭山パンフを読む会のHMさんからの中央市民集会集会のレポートが届きました。体調は良くないが、狭山中央闘争に参加すると気分が高揚する。参加者は千数百と、かつての大結集には遠く及ばないが、第3次再審請求審最終盤の熱は高い。とりわけ、9月15日に始まった事実取調べを求める緊急署名が10月26日の第1次集約で目標とした10万筆を突破したことが、参加者を奮い立たせていた。中でも石川早智子さんの喜びは大きく、「中央本部から数の報告を聞くまでは心配で眠れなかった。けど、これで安心は出来ない。何としても、年内20万筆を達成して、来年再審開始への第一歩として鑑定人尋問を勝ち取りたい。そのためには皆さんの力が必要だ。一緒に闘って欲しい。」と力強く訴えていた。
個人的には、50年余り前、信州の某高校部落解放研究会で共に狭山闘争に加わった友が、今は部落解放同盟長野市協議会の役員となり、日比谷公園に登場していた事が嬉しかった。長過ぎる闘い、早く終止符を打ちたいが、再審無罪を勝ち取るまでは止められない。
【2022.10.29 新治】
狭山パンフを読む会の同志の皆さん、狭山事件の再審、石川一雄さんの無罪判決を求め闘う皆さん!
2006年5月の申立てから16年余り、狭山事件第3次再審請求審はいよいよ最終盤に突入しました。8月29日(月)、狭山再審弁護団は鑑定人尋問を求める「事実取調請求書」を東京高裁に提出しました。9月1日(木)には三者協議も行われ、その後、弁護団と石川さんの記者会見も行われました。東京高裁大野裁判長に鑑定人尋問を行わせる事が出来るか否かで、再審開始決定を勝ち取れるかどうかが大きく左右されます。皆さんの、今後の動きへの注目・学習、周囲知人への、更には街頭での宣伝・拡散、大野裁判長宛の要請送付等、取り組んで頂ければと思います。来年、事実調べ=鑑定人尋問が実施され、再審開始決定が行われるよう、共に願生りましょう。
以下、関連記事を添付します。★石川早智子さんの頁『冤罪 狭山事件』冒頭
☆2022年9月1日第51回目の三者協議が開かれ、その後記者会見がありました。弁護団は8月29日に提出した新証拠について検察官は反論を含めて検討、また弁護団が提出した事実取り調べ請求書についても、検察官は今後、検討して意見書を提出するとしました。また、今回の三者協議でも検察官は、裁判所が開示を促した証拠開示についても検討中と述べるにとどまっています。このような検察の不正義は許せません。
その後の記者会見で石川は「弁護団から科学的な鑑定が出されているので、鑑定人尋問を行ってもらえば私の無実は明らかになるので、何としても鑑定人尋問を行ってほしい」と述べました。
闘いはこれからです。何としても鑑定人尋問を行わせ、狭山事件の再審を実現し、石川無実を勝ち取るために、支援者皆様方の更なるご支援を心からお願いいたします。
★部落解放同盟大阪府連合会の狭山頁『えん罪 狭山事件』 より2点
事実取調請求書の提出について(報告) 部落解放同盟中央本部
8月29日、弁護団は、東京高裁に新証拠と再審請求補充書とあわせて事実取調べ請求書を提出しました。
提出された新証拠は、スコップについての元科捜研技官による補充意見書2通(土砂および油脂について)、殺害方法、死体処理についての法医学者の鑑定書2通、下山第2鑑定に関わる下山鑑定人の意見書など、検察官が提出した意見書の誤りを明らかにした新証拠および、取調べ録音テープ反訳をコンピュータを用いたテキストマイニングによって分析した立命館大学教授のあらたな鑑定書等9点です。第3次再審請求で提出された新証拠は255点になりました。
弁護団は、これらの新証拠、再審請求理由補充書とあわせて、事実取調請求書を東京高裁に提出しました。事実取調請求書は、これまで提出された新証拠を作成した鑑定人の証人尋問を求めるものです。具体的には、脅迫状の筆跡・識字能力、指紋、足跡、スコップ、血液型、目撃、音声、万年筆、自白、殺害方法、死体処理について、鑑定を作成した科学者、専門家鑑定人11人の尋問を求めています。
これらの鑑定人は、コンピュータによる画像解析の専門的知見をもつ科学者、人物識別供述についての専門的知見をもつ心理学者、あるいは法医学者や元科捜研技官など、いずれも、その分野での専門家であり、その専門的知見にもとづく鑑定内容、結果と意味について、尋問をとおして直接、鑑定人から聞いて、十分に精査したうえで新証拠の評価をすべきです。また、これらの弁護団提出の鑑定に対して、検察官は反証を提出し、弁護団が再反論の新証拠を提出するなど、鑑定の評価が「争点」になっています。そして、鑑定した事項は、狭山事件の確定判決(東京高裁の無期懲役判決 1974年10月31日)があげた有罪証拠に即したものであって、新証拠によって確定判決に合理的疑いが生じているかどうか、再審を開始すべきかどうかを総合的に判断するために鑑定人尋問は不可欠です。弁護団は事実取調請求書において、こうした点を指摘し、鑑定人尋問の必要性を主張しています。
また、下山第2鑑定で鑑定資料となった被害者が事件当日に書いたペン習字浄書の文字インクと被害者のインク瓶(残存インク)からクロム元素が検出され、発見万年筆で書いた数字のインクからはクロム元素が検出されないことについて、裁判所による鑑定を請求しました。下山第2鑑定に対する検察官の批判が意味のないものであり、下山第2鑑定の結果が正当であることが第3者による蛍光X線分析で明らかになるとしています。
弁護団はこれらの事実調べ、鑑定人尋問をおこなったうえで、新証拠と他の全証拠を総合的に評価し、狭山事件の再審を開始するよう求めていきます。
狭山事件においては、1977年の第1次再審請求以来、45年になりますが、一度も鑑定人尋問などの事実調べがおこなわれていません。
まだ鑑定人尋問の実施が決まったわけではありません。東京高裁が、弁護団が求める鑑定人尋問を実施するよう求める世論を大きくしていかなければなりません。全国各地で、世論を盛り上げる取り組みをすすめよう。
鑑定人尋問おこなえば無実は明らか 第51回三者協議
第51回三者協議が2022年9月1日に東京高裁でひらかれました。東京高裁第4刑事部の大野勝則裁判長と担当裁判官、東京高等検察庁の担当検察官、弁護団からは、中北事務局長、青木、竹下、高橋、小野、河村、平岡、小島、山本、近藤の各弁護士が出席しました。
事前に開かれた弁護団会議には、石川一雄さん、石川早智子さんも出席し、あいさつをおこないました。
前回の協議で裁判所が開示の検討を促したスコップ、タオル関係の証拠開示について、検察官は、まだ検討中と答えました。
弁護団は、8月29日に提出した新証拠について説明し、検察官は今後、反論をふくめて検討するとしました。また、弁護団が提出した事実取調請求書についても、検察官は今後、検討して意見書を提出するとしました。弁護団からは、検察官が7月29日付けで提出した意見書について反論を検討していると述べました。
次回の三者協議は11月下旬におこなわれる予定です。
三者協議後に、裁判所内の司法記者クラブで、弁護団と再審請求人である石川一雄さんが記者会見をおこないました。弁護団からは、狭山事件の有罪判決の構造、第3次再審における証拠開示とそれにもとづく新証拠提出の経過、事実取調請求書の概要、おもな鑑定人尋問の内容、万年筆インクについての鑑定請求について説明しました。
また、同席した石川一雄さんは、弁護団から科学的な鑑定が出されているので、鑑定人尋問をおこなってもらえばわたしの無実は明らかになるので、ぜひとも、事実調べをおこなってほしいと述べました。
当面は、弁護団が求めた鑑定人尋問および万年筆インクに関わる鑑定の実現が第1の課題です。狭山事件においては、1977年の第1次再審請求以来、45年になりますが、一度も鑑定人尋問などの事実調べがおこなわれていません。
10月31日には狭山事件の有罪判決である東京高裁の寺尾判決が出されて48年を迎えることから10月28日に東京・日比谷野音での市民集会が開催されます。そのときに、事実調べ(鑑定人尋問・鑑定)の実施を求める多くの署名を提出できるよう、全国で取り組みをすすめ世論を大きくしていきましょう。【2022.9.3 狭山パンフを読む会 HM様】
狭山事件で無実の罪を着せられた石川一雄さんが、再審を訴えるアピール。毎日新聞朝刊に、なんと見開き2ページで!
【2022.5.8 新治】
ネットで見学参加させて戴きました。石川さんご夫妻はもちろんのこと、袴田さんのお姉さん、ひで子さんも驚く程のお元気な姿、お声。冤罪被害者、国賠訴訟原告の、青木さん、西山さんの訴え。木谷明弁護士の講演は、司法の闇の数々を分かりやすく説明して戴きました。自白の強要、証拠品のねつ造。改めて意を強くしました。また、再審法改正を訴える、社民党、立憲民主党、れいわ新選組の代表アピール。識字運動、夜間中学を経て学び続ける高齢女性の連帯アピール。埼玉県で着実な活動を積み重ね、力強い広がりを見せる市民運動。学ぶこといっぱいの、中味の濃い集会でした。学習から行動へ。できることをやらねばと、思わせて戴いた集会でした。
【2022/2/20 新治】
狭山事件の石川さんが83才になられました。お元気ですが、ご高齢です。一日も早く、見えない手錠を外せるようご支援をお願いします。ユーチューブで、お二人のこえを聞いて戴けます。ぜひ、よろしくお願い致します。
【2022/2/16 新治】