狭山茶話会

(2015.4.29 奈良県奈良市学園前 「邂逅」)


 狭山茶話会は、23人の参加。大阪、三重、兵庫と遠方各地からお越し戴きました。逆に地元はほとんどいなくて、これからの課題ができました。中味は、よかったと思います。私がしゃべり過ぎて、皆さんの話を引き出せませんでしたが、次につながる手応えを感じました。ご参加戴きました方々、お疲れさまでございました。
【2015.4.29 新治】

幟を垂らす新治さん 入口にも幟が
新治さんあいさつ。
タイトル文字はお孫さん書。 
 
 笑いと人権を広める会代表
吉田智弥さんのあいさつ。
 茶話会の雰囲気をどうぞ。
 狭山事件の石川さんご夫妻からいただいたお茶を飲みながら、狭山事件について学習しようという「狭山茶話会」。濃いメンバーで、話の内容も深く、知らなかったことも多く勉強になりました。ゴールデンウィーク初日の「昭和の日」の昼下がり、中国料理店を借りきって、狭山差別について議論を深めるなんて、考えて見ればすごいことです。石川一雄さんが、一日も早く完全無罪を勝ち取れるように、この茶話会の運動が全国に広がることを期待します。(MORI)
 狭山茶話会、お誘いを受けて参加させていただきました。
 私は36年前に大阪に引っ越してくるまで同和教育を知らず、子供達が学校で授業を受けてくるのをそっとしといたそうがいいのではないの?くらいの考えしかなく、黒田清さんの読売新聞の窓で部落差別を知り、なんの根拠もないのに部落差別するなんて人間て愚かだなあと思ったくらいです。新治さんのHPで石川さんのことを知り、映画を見て、こんな理不尽な目にあった人がご夫婦でこんなに明るく頑張ってると涙が止まりませんでした。無知でお恥ずかしい限りですが、この年でこんなことを知ったのも新治さんのお陰と感謝です。何もできないけどミクシィやFacebookに投稿して友人に知ってもらったり、娘に話したりして少しづつですがお手伝いできたらと思っております。今日はありがとうございました。(大阪市淀川区 MM様)

 昨日の狭山茶話会ありがとうございました。学生時代、狭山差別裁判反対 !等と言っていた頃を思い出しました。その頃は「石川青年」と言っていたし、私もまだ少女でした。でも、今はほとんどかけはなれた日常生活を送っているし、こんな私が参加していいのかなあ?等と思っていかせてもらいました。
 「狭山とわたし」、うーん・・・と考えました。小学校の教員をしていた時の事を思い出しました。私と部落問題との出会い。6年生のこどもたちと部落問題学習をしていました。歴史学習のなかで、平和学習のなかで、渋染一揆の学習のなかで、また結婚差別の学習のなかで考えて行きました。クラスの中に被差別地域と言われるところから来ている子どもたちがいました。子どもたちはクラスの子にわかってもらおうと一生懸命に考えていました。「自分も差別をしてしまうかもしれない」という子がいたら、その子にどうやって話をしようかと相談し、「うちのお父さんが言ってたんやけど」と言う差別的な話が出れば頭をつき合わせて、悩みながらクラスの仲間と一生懸命に向き合っていきました。自分がクラスの友だちに対して仲間はずしをしてしまっている、そんな自分が差別はいけないと言えるのか?そういうことも含めて自分の弱さも思いも洗いざらいだしながらの学習でした。子どもたちは自分の事を語ることで仲間と繋がっていきました。そして、「部落に生まれてよかった。」と言って卒業していきました。私はその子どもたちを通して部落問題を学びました。私の教員としての根っこをつくってもらいました。そんなことを思い出すことになった茶話会でした。
 身近な人に政治や選挙の話をして行くのは難しいと言う話がありましたが、本当にそう思います。語りたい気持ちは山のようにあるのにいざとなると口が重くなってしまいます。そして、いつの間にか日常生活に埋没して思いが薄れていきます。私はそんなときあの子どもたちが勇気と希望を持って語りかけていった姿を思いおこそうと思います。話がずれてしまったかもしれませんが、中味の濃い茶話会でした。地道に取り組み続けることの大切さを感じさせてもらいました。まわりのせいにせず、自分が大事にしたいことをやっていこうと改めて思えました。難しい話をしながらも、なかなか楽しい茶話会でもありました。ありがとうございました。(2015.5.1 大阪市 KY様)

 狭山茶話会に参加させていただいた阪本です。N市に38年勤務し、この3月末で退職になりボーとしている時、KYさんからのお誘いがあり参加させていただきました。本当にありがとうございました。
 皆さんのお話から狭山裁判、石川一雄さんへの熱い思いにかなりどぎまぎしてしまいました。お話の中には、N市の情勢と重なるところが多々あると思いました。私自身の38年を突然、一気に振りかえることになりました。というより、60年を振り返ることになりました。
茨木のり子さんの詩は、今の自分に言われているように思いました。楽しく、つながりを大切に、続けていきたいと思いました。狭山茶話会に感謝です。参加して本当によかったです。ありがとうございました。(2015.5.1 大阪市大正区 SY様)


 ブラウザの「戻る」ボタンで戻って下さい。