ももやま亭 春の陣

2017年4月30日(日)13時30分開演
京都市下京区 池坊短期大学こころホール

 昨年10月30日の「ももやま亭 復活! 秋の陣」からちょうど半年。満を持しての春の陣、前売りですでに定員いっぱい、当日のご連絡のお客さま、直接会場にいらっしゃったお客様とどうなることかと嬉しい心配でしたが、当日キャンセルのお客様もあり満員御礼で開催することができました。
 プログラムは、「つる」新幸さん、「狼講釈」 新治師匠、「太神楽曲芸」玉之助師匠、「大丸屋騒動」新治師匠(お中入り)「歌」新幸さん、「ちりとてちん」新治師匠。糸:はやしや薫子さん、お茶子:無敵亭大我さん。
 終演後には恒例の大抽選会。落語の余韻を楽しむ時間にすぐ抽選会は?との心配もありましたが、みなさん落語の余韻も抽選会の興奮もたっぷりお楽しみいただけたようでした。それぞれの番組の感想はすでにホームページにご披露いただいておりますが、大盛況のうちに終了いたしました。
 また、新治師匠と新幸さんの日記にもありましたように、お帰りの際にお客様の転倒の事故がありました。お気づきのお客様からスタッフにすぐにお知らせいただき、その間は動かないようにとしっかり付き添ってくださり、複数のお客様が同時に119番してくださいました。救急車到着まで、新治師匠は寒くないようにとかけるものを探してくださり、また、玉之助師匠はお客様の高ぶった気持ちをやさしくなだめるように話しかけていらっしゃいました。車椅子は会場のこころホールさまからお借りすることができ、救急の方つきそいで救急車へ向かう時に、玉之助師匠が再度話しかけられると、「あ、さっき獅子舞で出てた人!」とにこっとしてくださいました。心からご無事をお祈りしました。翌朝、新治師匠がお電話をしてくださり、お元気そうな声でお話しいただいたことを知り、安心いたしました。
 お客様、師匠方、会場の係員の皆様のご協力をいただき大事に至らず本当にありがたいことです。安全にご退出いただける気配りの必要性を再確認いたしました。

 ご協力いただいたアンケートによると、3名の方が落語は「今回が初めて」。運命の初生落語は新幸さんの「つる」です。しかも初落語会で新治師匠の「大丸屋騒動」も聴かれたわけで、落語にハマってくださること間違いなし、新規常連様獲得!と嬉しく思っています。
 次回開催は秋の予定です。詳細が決定いたしましたらまたご連絡させていただきます。みなさまのご来場をこころよりお待ちしております。
ももやま亭スタッフ

この地下1階がこころホールです
いっぱいのお客様 おそらく場内で最年少、無敵亭大我さん
「歌」という新作落語ではなく、本物の「歌」
新幸さん
「大丸屋騒動」新治師匠
「ちりとてちん」新治師匠
 糸:はやしや薫子さん
「ちりとてちん」
新治師匠とじっと見つめる新幸さん
長崎名物 ちりとてちん・・ではなく、カステラが山積みの抽選会  打ち上げで、席亭のお誕生日のお祝いもさせていただきました。新幸さんご協力ありがとうございました。
 席亭がこの笑顔で次回もお待ちしております。よろしくお願いいたします。


そのほかのレポート

 風邪引いて体調が万全でない状態での三席はきつかったと思います。それでも「狼講釈」はテンポ良く、「大丸屋騒動」は不気味に恐ろしく、「ちりとてちん」は弾けて滑稽に演じられて楽しかったです。新幸さんの「つる」は聞くたびに面白くなっているし、玉之助さんの大神楽 特に獅子舞は大好きなので、かんでもらったところで、厄落としができた気がしました。【2017.4.30 大阪市淀川区 MM様】
 ももやま亭みにいきました! まさか三席やるとは夢にも思わず、プログラムをみてビックリしました。一席目は「狼講釈」。講釈の部分はいつきいてもたまりません! 他の講釈も新治師匠できいてみたいとついついワガママな事を考えてしまいます。二席目は「大丸屋騒動」。まさに名演でした! 踊りの美しさ、刀を振る時の表情と仕草、これをみるだけで、京都まで来た甲斐があったなと思いました。三席目は打って変わって陽気な「ちりとてちん」。先ほどまでの悲劇が嘘なくらい笑いいっぱいの高座でした。今日は新治師匠の十八番を堪能する事ができました。
 昨日は久しぶりの三席、堪能させていただきました。次回の露新軽口噺が待ち遠しいです。例によって感想文を認めました、ご笑覧ください。【2017.5.1 京都市下京区 TM様】(TMさんのブログ「あやふや亭」はこちら)
 【ももやま亭・春の陣@四条烏丸・池坊短大こころホール】 「とみしんのブログ」 64落語会 新治さんの会「大丸屋騒動」はやっぱりすごかった!【2014.5.1 とみしん様】(とみしん様のブログ「とみしんのブログ」はこちら)