第二回　夢☆露の新治寄席

～さん喬・新治二人会～

２０１０年５月２１日
天満天神繁昌亭

　第二回　夢☆露の新治寄席。番組は、「鉄砲勇助」露の雅、「ごんべえ狸」・新治、「幾代餅」・柳家さん喬、（お仲入り）、「しめこみ」・さん喬、「大丸屋騒動」・新治。残念ながら、私は「ごんべえ狸」でつまずき、「大丸屋騒動」で落ちを間違うという不出来。それにひきかえ、さん喬師匠はさすがの高座。絶品の「幾代餅」。楽屋、舞台袖、関係者、繁昌亭にいた全ての人が惹き付けられました。私の不出来も含め、やってよかった新治寄席でした。お支え戴きました皆様に心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました！　今日からまた願生ります！

（新治）


天満天神繁昌亭	入口

開演前の会場	「鉄砲勇助」・露の雅


「ごんべえ狸」・新治	「幾代餅」・さん喬

「しめこみ」・さん喬	「大丸屋騒動」・新治

手拭い投げ	打ち上げ

　開演の３０分前に開場しましたが、すぐに一階席は満席状態。新治さんのファンはもちろん、さん喬師匠の熱烈なファンも大勢駆けつけていただきました。
　開口一番は露の雅（みやび）、「鉄砲勇介」でご機嫌を伺います。女流落語家が多い露の一門、これからの活躍が期待されます。続いて新治さん。いつも大受けのまくらから「ごんべえ狸」へ。上方でも演る人が少ない、めずらしいネタです。お客さんもよく受けていました。つづいて「待ってました！」の掛け声で、柳家さん喬師匠の登場。館内満席のお客さんが。さん喬師匠の噺に聞き入りました。中入りのあとは、さん喬師匠が再び登場、「しめこみ」の一席。間抜けな泥棒の噺で、場内は笑いの渦に。そしてトリは新治さんで、「大丸屋騒動」。たくさんの人が名刀で殺されていく話ですが、五郎兵衛師匠ゆずりのネタだそうで、お元気だったころの五郎兵衛を思い出された人も多かったかもしれません。
　最後は出演者により、手拭を投げて御披楽喜となりました。　打ち上げの様子も、チラっとご覧いただきましょう。