第8回 べっぴん寄席

2012年10月14日(日)
浜田市立周布公民館

 恒例となった、「べっぴん寄席」。今日は5:30起床、6:30出発。新大阪から新幹線で広島。バスで浜田駅前着12:30。会場に着くと、島根県雲南市から「はんどばっくの会」のお2人、江津市からもお1人が来て戴いていました。充実の2時間半。番組は、「歌謡ショー」・野々村あい(日本クラウン)、落語「井戸の茶碗」・新治、講演「竹田の子守唄について」・外川正明。外川正明先生(鳥取環境大学)の講演は、資料、映像も交え、渾身の1時間。17:00に野々村さんのマネージャー運転の車で出発。落合で外川先生が降りられ、一路大阪へ。難波着22:30。帰宅23:30。長い一日、充実の一日。べっぴんの会の皆さん、ありがとうございました。
会場のようす 外川さんの講演
(新治)

 外川正明さん、野々村あいさん、そして露の新治さん、第8回べっぴん寄席にご出演いただきありがとうございました。寄席には、何かとイベントの多い時期にもかかわらず約60名の皆さまにおいでいただき、成功のうちに終えることができました。前説を含めたお笑い人権ミニ高座と落語は、いつもながら新治さんの笑いの中に鋭い指摘をいただき納得のお話しでした。野々村あいさんの歌謡ショーでは、辛いこと、苦しいこともプラス思考で乗り越えよう。どこまでもポジティブに、笑顔で元気に、と人生のエールを送っていただきました。外川正明さんには、「竹田の子守唄」に込められた部落解放同盟改進支部女性部とそのお仲間の皆さんの「人権文化の継承と創造」をめざしてきた活動を篤くお話しいただきました。ご出演いただいたお3方をはじめ、おいでいただいた皆さまにお礼を申し上げます。そして、今回も楽しい中にチョッと人権について考えていただける寄席となりました。次回も願生ります。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

記録写真集

 お客様を待つ会場と高座。
 前説にあわせて人権ミニ高座。最初から絶好調

 野々村あいさん(日本クラウンレコード)。「初心を忘れず、いつも明るく笑顔で元気に!!」 笑顔がはじけるあいさん。良い音響設備ではありませんが、生ウタはとても迫力がありました。

 落語「井戸の茶碗」。浪人が屑屋に払い下げた仏像を、買い取った若侍が磨いていると、仏像からお金が出て来た。百文の仏像が三百両の茶碗に。そして若侍は美しい花嫁と結ばれることに。清廉潔白、正直な人たちの人情美談。今年も面白かったです。

 鳥取環境大学環境学部 教授 外川正明さん。「竹田の子守唄」が伝承されてきた竹田の改進地区の女性たちが、2002年の第6回ふしみ人権の集いを契機に、元唄や「竹田こいこい節」「竹田長持唄」を歌い続けています。それは、差別の中を生き抜き、差別のない社会をめざして子どもを育ててきた先人たちの願いや思いが込められた文化として、歌い継ぐ取り組みです。その間、部落問題の解決をめざす数多くの人たちとの出会いの輪を広げてきました。「人権文化の継承と創造」をめざす活動です。
 
お三方によるお楽しみ(プレゼント)コーナー
参加者、スタッフ、関係者一同
(べっぴんの会 山本特派員)

参加者より

 日曜日に浜田のべっぴん寄席に行ってきました。まずは、野々村あいさんの歌謡ショー。小柄で可愛らしいあいさんの、どこにパワーがあるのか、艶のある演歌にうっとり、そして、コブシとパンチの効いた迫力の演歌に感激、と、たっぷりと聴いて、会場も盛り上がりました。そして、新治師匠の落語は「井戸の茶碗」。素敵でした。あらすじもさることながら、登場人物が魅力的で(また、師匠が格好いい)。聞き終わった後味が爽やか。すっかり虜になりました。また、ぜひ聞きたいものです。外川先生の講演「竹田の子守歌」。DVDも交えてのお話は、わかりやすくて、納得のお話でした。勉強にもなりましたが、歌が歌われている背景を知って、また、この歌が好きになりました。最後に、お楽しみ抽選。カレンダー欲しかったぁ。ちなみに私の券の番号は544!・・・5百人も来てる!?朝のキリ番もニアミス。くじもニアミス。でも、べっぴん寄席は最高に楽しかったです。師匠、あいさん、外川先生、べっぴんの会の皆さん、有難うございました。【2012.10.16 島根県雲南市 SM様】


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