第23回 あったか寄席
2019.3.3 
島根県雲南市
加茂教育集会所

 去る3月3日(日)に、恒例のあったか寄席が開催されました。回を重ねること23回、多くのスタッフの活躍で、今回も無事に開催できました。当日はあいにくの空模様でしたが、沢山の方にお越し頂き、第23回あったか寄席の開始です。

 口開けは新治さんと新幸さんによるギター漫談?で会場を暖めます。

 続いて元鳥取環境大学名誉教授の外川正幸さんの講演。出雲の阿国から始まる歌舞伎の世界のお話し、以前は被差別側であったものが、少しづつ見直されて現代に繋がるというお話しを、非常に優しい口調で説明して頂きました。

 前半を終えて中入りの前に、当日3月3日と言うこともあり、大正11年3月3日、全国水平社創立大会に宣言された水平社宣言を、スタッフが手書きをして大判に貼り合わせたという労作を前に、会場全員で朗読しました。

 中入り後は、新治さんの落語から。知ったかぶりの和尚が医者から訪ねられた言葉を適当に返し、後から小僧に聞いて回らせるが、誰も彼も知ったかぶりをする「転失気」、初めて聞く噺でしたが軽妙な語り口で会場は一気に笑いの壺に。

 続いて新幸さんの「時うどん」よく知られた噺ですが、新幸さんらしい話しぶりであっという間に時間が過ぎてしまいます。本人曰く、「4時間ちょっと掛けて来て、出番は20分!」まぁ終わってまた4時間ちょっと掛けてお帰りになったわけですが・・・

 落語2題が終わったところで、キビートさんのジャグリング&マジックショー。お手玉や帽子を使ったトスジャグリング、ロープマジック、お札のマジック、水晶玉を使ったコンタクトジャグリングと続いて、最後の大技、豊来家幸輝の土瓶の曲、見事なバランスで、会場はハラハラドキドキ、素晴らしい芸を拝見できました。

 大トリは再び新治さん。外題は「抜け雀」。こちらも新治さんの噺としては初めて聞く噺でしたが、宿屋の亭主と絵師の掛け合い、亭主と女将さんの掛け合いもおもしろ可笑しく、サゲにかかって、フリが良く効いて会場は万雷の拍手でした。

 最後のお楽しみ抽選会の前に、新幸さんのリベンジタイム。お得意のギターで小ネタをひねり出した後は、会場全員で「上を向いて歩こう」の大合唱、盛り上がりっぱなしです。

 合唱の後はお楽しみ抽選会、手ぬぐいや、サイン入り色紙、スタッフ手作りのストラップなど、当たった人は大喜び。お越し頂いた皆さんは大満足で帰路につかれたことと思います。

 会場の片付けを終えて、ささやかな打ち上げ。翌日の都合でその日のうちに帰らないといけないということで、慌ただしくも楽しい打ち上げとなりました。

 今回も内容の濃いあったか寄席でした。お越し頂いたお客様、スタッフ、出演者の方々皆さん本当にありがとうございました。この様子はブログでも紹介していますのでそちらもどうぞ。(第23回あったか寄席)
【2019.3.5 島根県雲南市 MH様】



【2019.3.5 島根県浜田市 べっぴん様】


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