第14回
あったか寄席
2010.2.28
今年も、穏やかなお天気に恵まれ、あったか寄席が無事に終わりました。開場前から、ひとり、ふたりといらして下さったお客様が、そこここで次々と固まっては、「お久しぶり!」と盛り上がり、まるで1年ぶりの同窓会!?の様。毎年、並べた座布団がどれくらい埋まるのかと、とても心配します。「お客様が少なくても寄席の意味はあるから」と思っていても、それでも1人でも多く!と願います。師匠と南陽さんと松村さんの、お三方のあたたかいお人柄がお客様を呼び、そして、いらして下さった沢山のあたたかいお客様が、さらにお客様を呼んで、お陰様で、(もしかしたらスタッフの皆んなが一番楽しんで)沢山沢山、笑いました。加茂あったか寄席は、本当に沢山の皆さんに支えられているのだと、有り難い、嬉しい寄席でした。人と人とが繋がってできている、あったか寄席が、今年もあって良かったと、心から思いました。 私事ですが、実は以前、我が家の猫が「壁の中から救出した幼猫です」との話をした時に、MORIさんから「ごんべえ狸を思い出します」と言われて以来聞いてみたかった、その落語が聞けて、さらに感激でした。
【島根県雲南市 SM特派員】
第14回「あったか寄席」。解放同盟加茂支部の人たち、はんどばっくの会、そして解放運動に思いを寄せる多くの方々。みんなの力で、今年もやれました! 遠くは、浜田市、鳥取の日野町、そして松江、邑南、江津など各地から思いを携えて駆けつけてくださる方々。大入り満員! ほんまにありがたく、嬉しいかぎりです。
番組は、まず私が少し前説をしたあと、講談「荒大名の茶の湯」・南陽、「ごんべえ狸」・新治、人権話「識字のばあちゃんたちの教育力」・松村智広、(お中入り)、トーク「スウェーデン留学記、伊賀の忍者屋敷、ちかんあかん!自分を見つめる」・全員。松村智広先生の話にも、爆笑、また爆笑! 終始、笑いの絶えない2時間半でした。【新治】
「第14回 あったか寄席」の様子を送ります。あったかと呼ぶには少し肌寒い陽気でしたが、開演直前には会場内超満員。皆さんの熱気で開場はすでにヒートアップ。開演直後は新治さんの軽妙なおしゃべり、会場内の緊張はあっという間に解け、みんなの心をわしづかみです(笑)。
「あったか寄席」準備完了 前説の新治さん 南陽さん「荒大名の茶の湯」 新治さん「ごんべえ狸」 松村智広さん「人権話」 みなさんでトーク
【島根県浜田市 MH特派員】
《うらばなし》
島根県飯南町で、焼き肉太郎の大将の手作りの見台、ひざかくしを使わせて戴き、ありがたく高座を勤め、いい気持ちで、雲南市加茂町へ来て、気がつきました。加茂町には、見台が無い!そのまま借りてきたらよかったのですが、忘れていました。私はどうでもなりますが、講談は無いと形になりません。すると、世話人の佐々木さんが「うちで作りましょう!」と言ってくださいました。家業が製材所。材料は十分にあります。南陽さんに図面を描いてもらい、当日朝には、立派な釈台が届いていました。本当にありがたいことです。加茂のあったか寄席では、こんな人たちのお支えで、ありがたく続いています。私は幸せものです。
【新治】
この度は新治師匠に、島根県飯南町の「お笑い人権高座」、そして島根県雲南市加茂町の「あったか寄席」に呼んで頂きました。ありがとうございます。どちらも本当に素晴らしいお客様に囲まれての高座、そして打ち上げ。また、色んなお話を聞かせていただいて、自分自身を見つめなおすいい機会にもなりました。
更に嬉しいことに飯南町では見台を、加茂町では釈台を用意して頂きました。どちらも手作りとは思えない素晴らしい出来。分厚い木を使って下さいましたので、いい音が気持ちよかったです。ありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしながら、精進、精進。
【講談師 旭堂南陽さん】
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